第3章 横浜におけるこれからの取組 …9
2 防犯に対する市民意識
防犯に対する市民意識に関して、防犯活動に参加する市民を対象としたアンケート調査を行った。
■調査概要
目 的 「よこはま安全・安心プラン」の改訂にあたり、今現在の市民の方々が地域活動に 積極的に参加していく方法や日ごろから感じている防犯に関する意識を探り、プラ ンをより実態を踏まえたものとする。
対 象 地域で防犯活動に参加する市民、計
790
名 内 容 回答者属性 日常生活における犯罪に対する意識
地域の防犯活動に対する考え
方 法 各地域活動団体を通じてアンケート調査票を配布し、郵送回収した。
期 間 締め切り:平成
29
年3月15
日(水)回収状況 回収件数: 420票、回収率:53.2%
1 回答者の属性
【性 別】 【年 代】
68.3%
30.5%
1.2%
男性 女性 不明
1.7%
16.2%
23.6%
57.1%
1.4%
~
30
代40
~50
代60
代~70
代~ 不明【居住期間】
4.0 10.2
15.7
21.9 21.7
11.7
6.0 5.5 3.3 0%
10%
20%
30%
【活動期間】
43.1
36.2
5.0 3.3 1.0 0.7
10.7 0%
10%
20%
30%
40%
50%
【住まい】
73.3
18.3
2.9 3.8 1.7
0%
20%
40%
60%
80%
【職 業】
12.1 9.0
20.5
0.0
47.9
6.9 3.6
0%
20%
40%
60%
2 身近な環境での犯罪の状況について
(1) 身近で発生する犯罪について、どのようにお感じですか?(一つに○を付けてください)
16.4
51.2
30.2
2.1
28.3
42.1
28.1
1.5
26.2
41.4
30.1
2.3
25.3
35.5
38.4
0.4
52.8
22.7
22.9
0% 20% 40% 60%
増え続けている
変わらない
減ってきている
不明
H28年度 H25年度 H23年度 H20年度 H17年度
(2) 身近な空間で犯罪に巻き込まれる不安を感じる場所はどこですか?(二つに○を付けて下さい)
26.2 41.9
46.2 6.7
24.0 13.1
29.3 5.2
29.8 40.9 40.4 10.6
25.4 7.1
32.3 4.7
23.9
43.9 38.6 8.9
25.8 10.1
31.3 6.0
29.7
47.3 41.4 8.9
23.6 8.7
28.2 6.2
36.3 48.7 38.8 11.7
21.5 5.9
23.2
5.0
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%
自分の住まい 身近な近所の道路
身近な公園や広場
近くの学校やその周辺 買い物に行く商店街や最寄り駅
周辺
スーパーや大規模な店舗
駐車場、駐輪場 その他
H28年度 H25年度 H23年度 H20年度 H17年度
(3) 身近な犯罪を減らしていくために必要な手だては何だと思いますか?(二つに○を付けて下さい)
17.6
56.2
30.2
17.1
32.9
39.5
2.9 19.7
53.9
30.3
14.3
31.8
33.5
2.0 16.5
60.0
37.1
16.5
34.6
27.4
2.9 21.2
63.3
42.7
14.4
36.1
20.0
1.9 20.5
71.8
42.4
13.8
31.4
13.5
3.8
0% 20% 40% 60% 80%
防犯住宅の普及、自宅での防犯 対策
防犯パトロール等の防犯活動
警察のパトロールや取り締まり
道路や公園などの防犯性
防犯灯等のまちの照明設備
防犯カメラ
その他
H28年度 H25年度 H23年度 H20年度 H17年度
全ての年度において、「防犯パト ロール等の防犯活動」が最も高く なっている。
また、経年で比較すると、「防犯 カメラ」と回答した割合は上昇の 傾向にあり、防犯カメラの設置が 犯罪の減少に必要だと考える人が 増加していることが伺える。
平成
28
年度では、「身近な公園 や広場」と回答した割合が最も高 く、46.2%となった。次いで、
「身 近な近所の道路」で41.9%、
「駐 車場、駐輪場」で29.3%となった。
また、「近くの学校やその周辺」
と回答した割合は、平成
28
年度で 最も低くなり、6.7%であった。平成
28
年度では、「変わらない」と回答した割合が最も高く、51.2%
となった。次いで、「減ってきてい る」が
30.2%となった。
「変わらない」は平成
17
年度に22.7%であったが、平成 28
年度では
51.2%となり、調査を重ねるご
とに上昇している。
(4) 身近で発生する可能性が高いと思う犯罪は次のうちどれですか?(三つに○を付けて下さい)
66.9 3.1
12.9
48.6 18.8
18.3 1.7
33.1 9.5 8.6
71.0 5.7
78.1 2.2
8.1
53.0 19.7
26.1 1.5
31.8 6.4
6.4
61.3 1.5
73.0 2.3
12.2
52.6 24.5
29.1 2.3
29.7 4.9
10.5
53.0 1.9
82.0 1.5
6.8
43.5 38.6 33.8 5.5
26.1 6.6
11.0
43.3 3.0
90.5 1.4
5.6
32.0 34.5
38.2 2.9
32.5 6.1
12.2
42.7
1.6
0% 20% 40% 60% 80% 100%
空き巣や忍び込みなど
すりや置き引きなど
万引きなど
自転車、バイクの盗難
自動車の盗難、車上荒らしなど
ひったくりや暴行など
殺人や強盗など
悪質商法など
女性が被害者となる犯罪
子どもが被害者となる犯罪
高齢者が被害者となる犯罪
その他
H28年度 H25年度 H23年度 H20年度 H17年度
(5) ご自宅ではどのような防犯対策を行っていますか?(行っているものすべてに○を付けて下さい)
53.6 17.6
46.2 15.7
29.3 31.4 9.5
19.3 11.2 5.7
29.3 30.2
54.3 8.6
54.4 17.7
48.5 14.3
26.1 30.0 8.1
20.7
27.6 32.3
56.2 3.7
57.9 13.2
52.2 16.5
28.2 31.3 6.8
27.6
31.5 34.0
56.3 6.4
58.0 16.6
62.4 15.5
35.9 36.7 5.3
32.1
30.6 44.4
63.1 8.5
51.3 10.4
56.4 16.3
30.0 31.1 4.3
37.0
33.4 43.3
58.5 11.0
玄関ドアの改善
防犯ガラス、防犯フィルム
周囲からの死角解消
窓の格子の強化
踏み台の撤去
センサーライト、防犯ブザー
セキュリティ会社
啓発チラシ、ステッカー
防犯カメラの設置
ダミー防犯カメラの設置 家族内での情報交換、子どもの
指導
ご近所での協力
家の周りの管理、清掃
その他
H28年度 H25年度 H23年度 H20年度 H17年度
平成
28
年度では、「家の周 りの管理、清掃」と回答した 割合が最も高く、54.3%であ った。次いで、「玄関ドアの改 善」が53.6%、「周囲からの
死角解消」が46.2%となった。
経年で比較すると、多くの 項目の割合が低下若しくは前 回調査と同様の結果となった が、「セキュリティ会社」と回 答した割合は、調査を重ねる ごとに上昇している。
また、その他の意見として、
「家を留守にする際、室内の 灯りを点 けたままにする」、
「窓の施錠を二重にする」等 の意見が挙げられた。
「空き巣や忍び込みなど」
と回答した割合は、平成
17
年 度では90.5%であったが、平
成28
年度では66.9%となっ
た。また、平成
25
年度までは、いずれの年代も「空き巣や忍 び込みなど」の割合が最も高 くなっていたが、平成
28
年度 では「高齢者が被害者となる 犯 罪 」 の 割 合 が 最 も 高く 、71.0%となった。
3 地域のつながりや防犯活動について
(1) お住まいの地域のご近所付き合いや地域の連帯感についてどのようにお感じですか?
(一つに○を付けてください)
44.0
32.1
20.7
1.7
2.9
48.3
31.5
16.5
0.7
1.7
47.4
30.5
17.7
2.3
2.1
49.9
29.7
16.8
1.9
1.7
47.7
31.4
16.8
0.4
3.7
0% 20% 40% 60%
地域がまとまっていて良好
一部の人とは付き合う
ご近所とあいさつ程度
ご近所同士の顔がわからない
不明
H28年度 H25年度 H23年度 H20年度 H17年度
(2) お住まいの地域の防犯活動や地域の防犯に対する意識についてどのようにお感じですか?
(一つに○を付けて下さい)
15.0
54.0
27.6
0.7
3.1 14.8
51.5
27.8
1.2
2.0 12.8
56.1
28.5
1.0
1.6 12.3
56.5
26.5
1.7
3.0 11.7
54.6
29.1
1.4
3.2
0% 20% 40% 60%
十分活発、意識も高い
活発だが、もっと意識を高めるべ き
形式的な活動、意識も低い
活動は行われていない
不明
H28年度 H25年度 H23年度 H20年度 H17年度
いずれの年度においても、「活 発だが、もっと意識を高めるべ き」と回答した割合が最も高く、
全ての年度で
50%を超えている。
また、「十分活発、意識も高い」
という回答は
15.0%となり、調査
を重ねるごとに微増している。一方で、「形式的な活動、意識 も低い」と回答した割合は、いず れの年度においても約
30%とな
った。平成
28
年度では、「地域がまとま っていて良好」と回答した割合は、44.0%で最も高く、次いで「一部の
人とは付き合う」が32.1%、
「ご近 所とあいさつ程度」が20.7%となっ
た。(3) 地域における防犯活動に参加しようと思った理由は何ですか?(二つに○を付けて下さい)
37.1
14.3
18.1
22.4
55.5
18.1
13.8
36.0
10.8
21.2
20.0
50.2
17.7
13.5 31.5
13.4
26.6
18.8
54.0
16.3
13.2 24.8
14.4
30.6
18.0
59.9
14.4
15.9 21.7
14.5
44.0
18.0
50.4
10.4
19.0
0% 20% 40% 60% 80%
ご近所や知人の勧誘
区役所や警察の講演会に参加して
犯罪が増えている不安感
活動を聞いた、見た
地域の役に立ちたい
時間に余裕があった
その他
H28年度 H25年度 H23年度 H20年度 H17年度
(4) 地域における防犯活動に参加して問題に感じることは何ですか?(三つに○を付けて下さい)
16.9
32.1
4.3
29.5
37.9
48.3
14.5
15.2
1.4
3.1
6.9
27.9
9.3 18.5
26.4
3.9
26.6
34.7
45.8
15.5
20.0
1.2
2.5
4.2
23.6
8.1 20.8
35.1
5.2
28.7
33.6
30.1
16.7
19.6
1.4
3.9
28.2
10.9 22.9
33.3
5.3
23.6
30.6
30.6
14.4
23.4
2.1
5.1
30.1
12.3
30.9
27.1
6.8
26.8
33.9
19.6
15.8
21.0
1.1
5.6
27.8
17.1 活動中の危険への不安感
活動のマンネリ化
活動の進め方で意見不一致
活動への参加時間が持てない
地域に活動が知られていない
地域への加入呼びかけが断られ る
地域に活動趣旨が理解されない
地域の環境改善に協力が得られ ない
参加への家族(周囲)の理解が得 られない
活動に伴う自己負担が多い
活動のPRをする場がない
問題に感じることは特にない
その他
H28年度 H25年度 H23年度 H20年度 H17年度
平成
28
年度では、「地域への加 入呼びかけが断られる」と回答し た割合が48.3%で最も高く、次い
で「地域に活動が知られていな い」が37.9%、
「活動のマンネリ 化」が32.1%となった。
「問題に感じることは特にな い」と回答した割合は、平成
25
年度から増加し、27.9%となっ た。平成
28
年度では、「地域の役 に立ちたい」と回答した割合が55.5%で最も高く、次いで「ご
近所や知人の勧誘」が37.1%、
「 活 動 を 聞 い た 、 見 た 」 が
22.4%となった。
経年で比較すると、「犯罪が 増えている不安感」の割合は低 下しているが、「ご近所や知人 の勧誘」、「活動を聞いた、見 た」、「時間に余裕があった」は 上昇している。
また、その他の意見として、
「自治会役員になったから」等 の意見が挙げられた。
設問(
4
)『防犯活動での問題』では「地域への加入呼びかけが 断られる」が最も多く問題であ ると回答されています。
一方、設問(
3
)『地域防犯活動 参加理由』では「ご近所や知人 の勧誘」という回答が二番目に 多く、皆さんたくさんの人に、活動を呼びかけていることが 伺えます。
(5) 地域における防犯活動に参加してよかったことは何ですか?(二つに○を付けてください)
53.1
8.6
31.2
22.4
48.3
22.6
3.1
59.1
6.7
32.0
19.5
46.3
17.7
2.5
53.0
6.8
37.1
23.7
44.1
18.8
2.7
53.5
6.4
32.3
27.6
48.0
20.0
2.1
54.0
7.2
40.9
24.4
45.4
14.9
4.3
0% 20% 40% 60% 80%
ご近所付き合いが良好になった
犯罪の不安が減った
自分や家族の防犯意識が高 まった
地域に役立っている満足感
自分のまちを知ることができた
生活の楽しみが増えた
その他
H28年度 H25年度 H23年度 H20年度 H17年度
(6) 地域の防犯力を向上させていくために必要な考え方のうち、重要と思われるものは何ですか?
(一つに○を付けて下さい)
43.3
34.0
21.2
0.5
1.4
43.1
25.9
25.1
0.5
1.2
34.4
34.4
26.2
2.5
2.5
33.8
35.5
26.8
1.1
3.0
32.1
36.3
28.7
0.2
1.8
0% 20% 40% 60%
一人ひとりの意識向上
地域一丸となった取組
警察や行政と一体の取組
NPO、企業の努力
その他
H28年度 H25年度 H23年度 H20年度 H17年度
平成
28
年度では、「一人ひと りの意識向上」と回答した割合が
43.3%で最も高く、次いで
「地域一丸となった取組」が
34.0%、「警察や行政と一体の
取組」が21.2%となった。
経年で比較すると、「一人ひ とりの意識の向上」は調査を重 ね る ご と に 上昇 し て いる が 、
「警察や行政と一体の取組」は 低下している。
平成
28
年度では、「ご近所付 き合いが良好になった」と回答 し た 割合 が53.1% で最も 高
く、次いで「自分のまちを知る ことができた」が48.3%、
「自 分や家族の防犯意識が高まっ た」が31.2%となった。
その他の意見として、「子ど もにとって危険な場所が見え るようになった」等の意見が挙 げられた。
(7) 市内の刑法犯認知件数は、ここ数年減少傾向にあり、平成 16
年中(74,667件)のピーク時の ピーク時の30%に減少しましたが、このような傾向をご存知でしたか?
48.6%
37.6%
13.8%
知っている 知らない 不明
(8) 平成 25
年度時点と比べ、地域の防犯活動で変化したことはどのようなことかご記入ください。(新しい取組、意識の変化、犯罪不安の状況等)
■良くなった点 (主な回答内容の要旨抜粋)
防犯に対する意識の変 化について
・防犯に対する意識が向上し、日頃から何かと防犯犯罪への抑止を考 えることが多くなった。
・パトロールへの参加が多くなった。子供達への見守り回数が増えた。
・徐々にではあるが、パトロールなどの協力者が増えつつある。
・従来はなかった独自の広報誌を取り入れたことで、住民の防犯意識 向上の一助になったのではないかと思う。
・地域の人達に御苦労様と言われるとやりがいを感じる。散歩にもな り、健康維持にもつながるので継続したい。
・パトロールに参加して地域の防犯状況に感心が高くなった。
近隣とのコミュニケー ションについて
・住民同士でコミュニケーションをとることで、不審者の情報等を共 有できるようになった。
・地域向けのメール配信等により、身近に迫っている危険を早く知る ことが出来るようになった。情報を得ることで、防犯活動に参加し よう、と感じる方も増えるのではないか。
・地域の方々と顔見知りになり、気軽に挨拶をするようになった。ま た、何かあれば声がかけられるようになった。
・1人暮らしの高齢者に対し、声をかけたり等の配慮を行う事で、高 齢者の方が安心感を持っているように思う。
刑法犯認知件数が、ピーク
時の
30%に減少していること
を、「知っている」と回答した のは