/etc/hosts
をいじってみようとしたら、シンボリックリンクになってました。しかもroot
権限でも書き込み不可になっています。
root@vm1:/export/home/dancer# ls -l /etc/hosts
lrwxrwxrwx 1 root root 12 Mar 19 08:15 /etc/hosts -> ./inet/hosts root@vm1:/export/home/dancer# ls -l /etc/inet/hosts -l
-r--r--r-- 1 root sys 1078 Apr 6 10:28 /etc/inet/hosts
気をとりなおして、
/etc/apt/sources.list
に適当にソースを追加します。deb-src http://cdn.debian.or.jp/debian unstable main contrib non-free
apt-listbugs
が存在しないみたいなので、ビルドしてみようと思います。まず、なぜだか
racc, rdtool
が足りないのでビルドしてインストールします。無事にapt-listbugs
自体もビルドで きたので、意気揚々とインストールしてみます。*39Debianのパッケージとは異なり、SUNWsshdu, SUNWsshdrなどのパッケージになっています。見た感じはalienで作成されている パッケージのようです。
root@vm1:/tmp/apt-listbugs-0.0.88# debi
Selecting previously deselected package apt-listbugs.
(Reading database ... 27441 files and directories currently installed.) Unpacking apt-listbugs (from apt-listbugs_0.0.88_all.deb) ...
dpkg: dependency problems prevent configuration of apt-listbugs:
apt-listbugs depends on ruby (>= 1.8); however:
Package ruby is not installed.
apt-listbugs depends on libruby1.8 (>= 1.8.5); however:
Version of libruby1.8 on system is 1.8.4-1nexenta1.3.
apt-listbugs depends on libdpkg-ruby1.8 (>= 0.3.2); however:
Package libdpkg-ruby1.8 is not installed.
apt-listbugs depends on libgettext-ruby1.8; however:
Package libgettext-ruby1.8 is not installed.
apt-listbugs depends on libxml-parser-ruby1.8; however:
Package libxml-parser-ruby1.8 is not installed.
apt-listbugs depends on libhttp-access2-ruby1.8 (>= 2.0.6); however:
Package libhttp-access2-ruby1.8 is not installed.
dpkg: error processing apt-listbugs (--install):
dependency problems - leaving unconfigured Errors were encountered while processing:
apt-listbugs debi: debpkg -i failed
残念、いくつかエラーがあるようです。
ruby
自体が古いというエラーや、いくつかのライブラリが足りないという エラーがでています。解決できそうな問題も、解決できなさそうな問題もあります。先は長いか?
16.7 まとめ
今回は
Nexenta Core Platform
をとりあえず仮想マシンにインストールしてみました。いろいろとDebian
GNU/Linux
と違う部分があったので、今後どのように開発がすすむのか、気になります。あんどきゅめんてっど でびあん
2008
年夏号17 GIS on Debian GNU/Linux!
清野 陽一
17.1 はじめに
17.1.1
社会的整備の進展•
国際情勢–
地図情報を電子化して扱おうという試みは1960
年代ごろから始まっています。当初は研究目的でした。–
メインフレーム上ではなく、ワークステーションやパーソナルコンピュータの発達に伴い、1980
年代頃か らこれらのコンピュータ上で動かせるシステムが普及し始めました。–
後述する地上観測衛星(ランドサット衛星1
号機の打ち上げは1972
年)やスペースシャトルの運用によ り、リモートセンシングなどの活用が1970
年代より行われるようになりました。•
日本国内–
行政サイド日本においては、国土に関する数値情報の電子化
「平成
7
年1
月の阪神・淡路大震災の反省等をきっかけに、政府において、GIS
に関する本格的な取 組が始まった。」(国土地理院GIS
*40による)→国を挙げての政策実施。
2002
年の小泉内閣における「e-Japan
重点計画-2002
」の重点政策のうち、4
番目の「行政の情報化及び公共分野における情報通信技術の活用の推進」においてGIS
の推進が盛り込ま れる。ex)
国土地理院の数値地図(CD-ROM
版)
は平成9(1997)
年頃から整備されるようになってきてい ます。–
建設サイド∗ CAD(Computer Aided Design)
の普及∗
電子納品・標準化∗
建設省・国土交通省の後押し17.1.2
個人レベル• Google Earth
、NASA World Wind
などの無料かつ高性能なデスクトップ地図ビューワーの登場→
”Google Earth
ショック”
• Google Map
などのWeb
マッピングサイト→
MashUp
が流行→空間情報を個人が扱う時代になった
*40http://www.gsi.go.jp/GIS/whatisgis.html
17.2 GIS とは
17.2.1
定義•
国土地理院*41の説明地理情報システム(
GIS
:Geographic Information System
)は、地理的位置を手がかりに、位置に関す る情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判 断を可能にする技術です。• GIS
ポータルサイト*42の説明GIS
(Geographic Information System
:地理情報システム)とは、位置や空間に関する様々な情報を、コ ンピュータを用いて重ね合わせ、情報の分析・解析をおこなったり、情報を視覚的に表示させるシステム です。元々は専門的な分野での利用が一般的でしたが、最近では、私たちの生活の中での身近な利用へと、その活用範囲が広がってきています。
•
国土交通省国土計画局*43 の説明位置や空間に関する情報をもったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示できる高 度な分析や迅速な判断を可能にする技術です。
• ESRI
ジャパン社*44の説明GIS
とは、Geographic Information System
の略で、広義には「実世界を空間的に管理することにより、より合理的な意思決定を行おうとするアプローチ全般」を意味しますが、狭義には、「空間情報を作成、加 工、管理、分析、表現、共有するための情報テクノロジ」を意味します。
•
インフォマティクス社*45の説明GIS
とは、Geographical Information Systems
(地理情報システム)の略で地図上に様々な情報を重ね合 わせて表示・編集したり、分析するシステムのことをいいます。”GIS”
と”GPS”
の違いってわかる?混同している人を良く見かけます。
GPS
とは”Global Positioning System”
の略です。全地球測位システム、汎地球測位システムの事です。アメリカの衛星システムや元軍事用として使われています。
カーナビとか携帯電話に入っているものです。
17.2.2
大別して2
タイプ•
管理系GIS
–
統合型・全庁型商用製品が主流。ラージスケール指向。分析もできます。
→
ESRI
社ArcGIS
、インフォマティクス社のSIS
、MapInfo
社のMapInfo
などです。→実際、助成金などでお金がある人は、個人研究者でも導入する人は多いようです。
→その場合、操作方法を知っていることで就職時のアドバンテージにもなるようです。
–
表示系:Google Earth
、Google Map
みたいなものです。∗ mapserver:WebGIS
サーバ*46∗ ka-Map
*47*41http://www.gsi.go.jp/GIS/whatisgis.html
*42http://www.gis.go.jp/contents/about/whatis/index.html
*43http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/gis/aboutgis/index.html
*44http://www.esrij.com/whatisgis/gis/index.shtml
*45http://www.informatix.co.jp/sis/aboutgis/aboutgis.html
*46http://mapserver.gis.umn.edu/
*47http://ka-map.maptools.org/
– CAD
との関係設計・測量・建設・土木・防災と密接に連携します。
→境目が曖昧になってきています
→