総合⼯事業者(ゼネコン)
下請代金の支払等に関する 8 つのルール
下請代金が適正に支払われなければ下請負人の経営の安定が阻害されるばかりでなく、ひいては それが手抜き工事、労災事故等を誘発し、建設工事の適正な施工の確保が困難になりかねません。
建設業法や建設産業における生産システム合理化指針等では、工事の適正な施工と下請負人の 保護を目的として、下請代金の支払に関する規定を設けています。
ルール3(有償支給の資材代金の回収時期)
下請工事に必要な資材を注文者が有償支給した場合は、正当な理由がある場合を除き、当該資材の代金を下請代金の支払期 日前に下請負人に支払わせてはなりません。
※建設産業における生産システム合理化指針「第4(2)代金支払等の適正化」
※建設業法第24条の3
※建設産業における生産システム合理化指針「第4(2)代金支払等の適正化」
※建設産業における生産システム合理化指針「第4(2)代金支払等の適正化」
※建設業の下請取引に関する不公正な取引方法の認定基準「9.早期決済について」
ルール4(検査及び引渡し)
下請工事の完成を確認するための検査は、工事完成の通知を受けた日から20日以内に行い、かつ、検査後に下請負人が引渡 しを申し出たときは、直ちに工事目的物の引渡しを受けなければなりません。
・建設業法第24条の4
・建設業の下請取引に関する不公正な取引方法の認定基準「1.検査期間について」「2.工事目的物の引取りについて」 93
ルール5(下請代金の支払期日)
注文者から請負代金の出来高払又は竣工払を受けたときは、その支払の対象となった工事を施工した下請負人に対して、相当 する下請代金を1ヵ月以内に支払わなければなりません。
※建設業法第24条の3
※建設業法令遵守ガイドライン「9.支払留保」
※建設業の下請取引に関する不公正な取引方法の認定基準「3.注文者から支払を受けた場合の下請代金の支払について」
ルール6(特定建設業者に係る下請代金の支払期日の特例)
特定建設業者は、下請負人(特定建設業者又は資本金額が4,000万円以上の法人を除く。)からの引渡し申出日から起算して50 日以内に下請代金を支払わなければなりません。
※建設業法第24条の5
※建設業法令遵守ガイドライン「9.支払留保」
※建設業の下請取引に関する不公正な取引方法の認定基準「4.特定建設業者の下請代金の支払について」
ルール7(割引困難な手形による支払の禁止)
特定建設業者は、下請代金の支払を一般の金融機関による割引を受けることが困難と認められる手形により行ってはいけませ ん。
※建設業法第24条の5第3項
※建設業法令遵守ガイドライン「10.長期手形」
※建設産業における生産システム合理化指針「第4(2)代金支払等の適正化」
※建設業の下請取引に関する不公正な取引方法の認定基準「5.交付手形の制限について」
ルール8(赤伝処理)
赤伝処理を行う場合には、元請負人と下請負人双方の協議・合意が必要であるとともに、元請負人は、その内容や差引額の算 定根拠等について見積条件や契約書に明示しなければなりません。
・建設業法第18条、第19条、第19条の3、第20条第3項
・建設業法令遵守ガイドライン「7.赤伝処理」
7-2 下請代金の適正な支払い(2)
94
下請代金の支払期日 (建設業法第24条の3第1項、第24条の5第1項)
出来高払 又は 竣 工 払
発 注 者 元請負人 ( 特 定建設業者 )
出来高払 又は 竣 工 払
一次下請負人
(資本金4,000万円以 上の一般建設業者等)
一次下請負人
(特定建設業者)
一次下請負人
(資本金4,000万円未 満の一般建設業者等)
二次下請負人
(資本金4,000万円未 満の一般建設業者等)
二次下請負人
発注者から支払を受けた 日から1ヶ月以内
①発注者から支払を受け た日から1ヶ月以内
②下請負人からの引渡し 申し出日から起算して 50日以内
のどちらか早い方で支払 発注者から支払を受けた 日から1ヶ月以内
①発注者から支払を受け た日から1ヶ月以内
②下請負人からの引渡し 申し出日から起算して 50日以内
のどちらか早い方で支払
発注者から支払を受けた 日から1ヶ月以内
二次下請負人
発注者から支払を受けた 日から1ヶ月以内