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その他の生活支援

ドキュメント内 神奈川県子どもの貧困対策推進計画 (ページ 51-69)

第4章 課題解決に向けた具体的な取組み

6 その他の生活支援

(1) 妊娠期からの切れ目のない支

援等 1 市町村母子保健事業の支援 【H27 新規】

(2) 住宅支援

1 子育てに適する公営住宅の特例入居の実施

2 公営住宅への多子世帯等の応募にあたっての優遇措置等 の実施

3 母子・父子・寡婦福祉資金貸付金(住宅資金・転宅資金)

4 住居確保給付金の支給 【H27 新規】

51 1 保護者の生活支援

(1) 保護者の自立支援

○ 複合的な課題を抱える生活困窮者に対し、生活困窮者自立支援法に基づく自立相談支援事 業において包括的な支援を行うとともに、必要に応じ適切な関係機関につなぎます。

○ 子育てと就業の両立など、ひとり親世帯が抱える様々な課題に対応し、生活支援や就業支援 を行います。一時的に家事援助、保育等のサービスが必要となった際に、家庭生活支援員の 派遣等により児童の世話等を行うことで、ひとり親世帯が安心して子育てをしながら生活するこ とができる環境整備を図ります。

[本県の取組み]

1-(1)-1 生活困窮者自立促進支援 【H27 新規】

経済的に困窮し、最低限度の生活を維持することができなくなるおそれのある方に対し、生 活困窮状態からの早期脱却と地域での自立を促進するための相談支援を県所管域(町村域)

で実施します。

1-(1)-2 生活困窮世帯の子どもの健全育成に対する支援 《一部再掲》

生活保護世帯を中心とした生活困窮世帯の子どもの生きる力が育まれることを目指し、子ども が、将来に夢や希望をもち、社会の担い手となるよう、支援を展開しています。

○ 子ども支援員の配置

生活困窮世帯の子どもが健全に育成される環境整備を行うことを目的に、子どもの福祉や教 育に関する専門的知識や経験を有する人材を子ども支援員として、保健福祉事務所に配置し ます。

1-(1)-3 ひとり親家庭等日常生活支援事業 母子世帯等にヘルパー(家庭生活支援員)を派遣し、生活援助を行っています。

【派遣事由】

食事や身の回りの世話、住居の清掃、生活必需品の買い物、医療機関への連絡など

【窓口】市:市福祉事務所、町村:県保健福祉事務所

1-(1)-4 女性就業支援事業

育児等を理由に就業を断念、あるいは離職せざるを得ない女性を支援するため、「かながわ総 合しごと館スマイルワーク」のひとつであるマザーズハローワーク横浜[横浜市西区]内において 国と連携し、相談事業を実施しています。

あわせて、就職のための面接を受けようとする女性を対象に、県事業として無料でスーツの貸 出を行うとともに、キャリア形成に資するセミナーを別途実施しています。

また、仕事と子育て等を両立する働き方のひとつとしての起業を支援するため、セミナー等を実 施しています。

1-(1)-5 ワーキングマザー両立応援事業

仕事と家庭の両立を希望する女性労働者を対象にした個別カウンセリングやセミナーを実施し ています。

①ワーキングマザー両立応援カウンセリング

両立に対する負担や不安感を軽減するための個別カウンセリングを実施しています。

(H26 は、横浜・川崎・県央・湘南・ハローワーク川崎の5会場で実施。)

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②ワーキングマザー両立応援セミナー

時間管理や、職場・家庭におけるコミュニケーション術などをテーマとしたセミナーを実施し ています。

1-(1)-6 ひとり親家庭等医療費助成事業

市町村が実施主体となり、ひとり親世帯等の世帯員が病気等で受診した場合に窓口で支払う 保険診療の自己負担分を助成するものです。ただし、子どもの年齢制限や所得制限等がありま す。

【窓口】各市町村

1-(1)-7 小児医療費助成事業

市町村が実施主体となり、他の公費負担制度に該当しない場合の小児医療費の自己負担分 を給付する事業です。

ただし、子どもの年齢制限や所得制限等があります。

【窓口】各市町村

1-(1)-8 小児慢性特定疾病医療費助成制度

原則 18 歳未満で、慢性疾患にかかっていることにより長期にわたり療養を必要とする児童の 入院・通院にかかる医療費の自己負担分の全部又は一部を国・県で負担しています。

(所得に応じて自己負担額が異なります。)

【対象疾患群】

悪性新生物(がん)、慢性腎疾患、慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、内分泌疾患、膠原病、糖 尿病、先天性代謝異常、血友病等血液疾患・免疫疾患、、神経・筋疾患、慢性消化器疾患

【窓口】政令市、中核市、各県保健福祉事務所

1-(1)-9 母子福祉資金、父子福祉資金、寡婦福祉資金貸付金

配偶者がなく、現に児童を扶養している方等に対して、無利子又は低利で各種資金の貸付を 行っています。

①修学資金、②就学支度資金、③修業資金、④技能習得資金、⑤生活資金、⑥医療介護資 金、⑦住宅資金、⑧転宅資金、⑨就職支度資金、⑩事業開始資金、⑪事業継続資金、⑫結 婚資金

④ 修業資金

事業を開始し、又は就職するために必要な知識、技能を習得するために必要な資金

【貸付限度額】 月額 68,000 円

運転免許取得の場合、460,000 円

④技能習得資金

生計を安定させるため、必要な知識、技能を習得するために必要な資金

【貸付限度額】 月額 68,000 円

運転免許取得の場合、460,000 円 一括貸付 816,000 円

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【相談窓口】

① 地球市民かながわプラザ・相談室(横浜市栄区)

② 川崎市民センター県民の声・相談室(川崎市幸区) ※法律相談は未実施

③ 県央地域県政総合センター県民の声・相談室(厚木市)

【対応言語】 (※相談窓口により対応言語は異なります。)

英語、中国語、韓国・朝鮮語、スペイン語、ポルトガル語、タガログ語、タイ語

⑤生活資金

知識技能を修得する間、医療又は介護を受けている間、母子世帯になって間もない間(7 年未満)、失業中のいずれかの期間に生活を安定させるために必要な資金

【貸付限度額】

・知識技能を修得する間 月額 141,000 円(生計維持者でない場合は 69,000 円)

・医療又は介護を受けている間 月額 103,000 円(生計維持者でない場合は 69,000 円)

・母子世帯になって間もない間 月額 103,000 円(生計維持者でない場合は 69,000 円)

・失業中 月額 103,000 円(生計維持者でない場合は 69,000 円)

⑥医療介護資金

医療又は介護を受けるために必要な資金(1 年以内に限る)

【貸付限度額】

・医療 340,000 円

(特に経済的に困難な場合 480,000 円)

・介護 500,000 円

⑦住宅資金

住宅を建設し、購入し、補修し、保全し、改築し又は増築するために必要な資金

【貸付限度額】 1,500,000 円

(特別な場合 2,000,000 円)

⑧転宅資金

住居を移転するために必要な資金

【貸付限度額】 260,000 円

⑨就職支度資金

就職するために必要な被服等の資金

【貸付限度額】 100,000 円 (車購入の場合 320,000 円)

⑩事業開始資金

事業を開始するのに必要な設備、機械、材料等の購入資金

【貸付限度額】 2,830,000 円

1-(1)-10 外国籍県民相談事業(一般・法律)

県内に在住在勤する外国籍の人々が、言語や文化、習慣等の違いにより生じる生活上の諸問 題を解決するために適切な助言を行い、必要な生活情報の提供を行っています。

また、災害発生時には、多言語による臨時相談窓口を開設し、適切な助言や必要な生活情報 を提供します。

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(2) 保育等の確保

○ 就労希望等により保育を必要とする全ての子育て家庭のニーズに対応するため「待機児童解 消加速化プラン」により、平成 29 年度末までに待機児童解消を目指して、保育所の整備等の 取組を推進します。また、「放課後子ども総合プラン」に基づき、一体型を中心とした放課後児 童クラブと放課後子ども教室の計画的な整備を推進します。

○ ひとり親世帯の子どもの保育等を確保するため、保育所や放課後児童クラブ等にて、ひとり 親世帯への特別の配慮を行います。

[本県の取組み]

1-(2)-1 保育所の整備等

保育所による保育を希望する全ての家族が公的な保育サービスを利用できるよう、市町村と 連携し、保育所等の整備や保育士の確保、育成などに取り組みます。

1-(2)-2 子育て短期支援事業への支援

保護者が病気などの理由により、家庭で養育が一時的に困難になった児童を児童養護施 設等で保護を行う子育て短期支援事業を実施する市町村への支援を行います。

1-(2)-3 放課後児童クラブの設置・運営に対する支援

保護者が就労等により昼間家庭にいない小学生等が、放課後や長期休暇を安心して仲間 と遊び、生活できる場を提供し、児童の健康管理や遊びを通じて、その健全な育成を図る「放 課後児童クラブ」の設置・運営を行う市町村に対し支援を行います。

(3) 保護者の健康確保

○ 全ての乳児のいる家庭を訪問することにより、子育てに関する情報の提供並びに乳児及びそ の保護者の心身の状態及び養育環境の把握を行うほか、養育についての相談、助言等を行い ます。

○ また、乳児家庭全戸訪問等により把握した保護者の養育を支援することが特に必要と認めら れる児童や、出産後の養育について出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊 婦等に対し、その養育が適切に行われるよう、当該児童等の居宅において、養育に関する相談、

指導、助言等を行います。

[本県の取組み]

1-(3)-1 乳児家庭全戸訪問事業への支援

生後4か月までの乳児のいる全ての家庭を訪問し、子育て支援に関する情報提供や養育環 境等の把握を行うとともに、養育に関する相談・助言等を実施する市町村職員等のスキルアッ プを図るための研修を行います。

1-(3)-2 養育支援訪問事業への支援

乳児家庭全戸訪問事業の実施結果等により、養育支援を特に必要とする家庭を訪問し、養 育に関する指導・助言を実施する市町村職員等のスキルアップを図るための研修を行います。

ドキュメント内 神奈川県子どもの貧困対策推進計画 (ページ 51-69)

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