①事前に障害の程度等についての情報があれば、情報 収集を行い、必要な物品等の準備を行う。
②検査着を着用する場合は、ボタンや紐で留める検査 着はできるだけ避け、ワンピースタイプ等簡単に着 脱できるものを準備する。検査着の着脱の際は、必 要に応じて介助を行う。
③検査をスムーズに行うため、事前に検査の経験の有 無を確認する。必要に応じて検査の内容や検査の流 れ等の説明を行い、不安の軽減を図る。
④聴力障害のある場合、普段のコミュニケーション方 法(手話、筆談、読唇等)を伝えてもらい、個々に 応じた方法でコミュニケーションを図る。
⑤検査前に検査担当者と上肢障害の有無や程度、聴覚 障害の有無、程度について情報共有を図る。
⑥長時間同一体位となる検査の場合は、疼痛が出現す ることもあるため、バスタオル等を使用し、苦痛の 軽減を図る。
⑦必要に応じて、臥床の際や起き上がる際に介助を行 う。
⑧食事の際、必要に応じて滑りにくい食器や持ち手つ きのコップ等を準備する。
⑨全体的に疲労しやすい方が多く、必要に応じて車椅 子等使用する。
⑩辛い受診経験から、不安や抵抗感が強い場合もある ため、気配りしながら関わりを行う。
⑪個人差はあるが、人目を気にする方もいる。検査間 の移動や待合においては、時間や動線、場所に配慮 して案内する。
⑫病気に対する知識を深め、社会的背景を理解し、顧 慮的態度で接することが大切である。
[田中敬子、久下智佳]
臨床現場における諸問題
看
護の要点
4
Ⅻ
キーワード
補聴器に関する資料
1. 一 般 社 団 法 人 日 本 耳 鼻 咽 喉 科 学 会 ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.jibika.or.jp
補聴器のやさしい解説:
http://www.jibika.or.jp/citizens/hochouki/yasasii.
html
補聴器相談医名簿:
http://www.jibika.or.jp/members/nintei/
hochouki/hochouki.html
2. 一 般 社 団 法 人 日 本 補 聴 器 工 業 会 ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.hochouki.com
3. 公 益 財 団 法 人 テ ク ノ エ イ ド 協 会 ホ ー ム ペ ー ジ:http://www.techno-aids.or.jp
認定補聴器専門店一覧:
https://www5.techno-aids.or.jp/shop/map.php
4. 特定非営利活動法人 日本補聴器技能者協会ホーム ページ:http://www.npo-jhita.org
あなたの街の認定補聴器技能者: http://www.npo-jhita.org/tech/
5. 一般社団法人日本補聴器販売店協会: http://www.jhida.org
スマートフォンのソフト
音声文字変換ソフト Android: Google playTM iPhone:SiriTM
音声翻訳ソフト VoiceTraTM
[田山二朗]
臨床現場における諸問題
Ⅻ 5 聴覚障害者支援資料
補聴器購入の流れ
耳鼻咽喉科医師の診察 耳鼻咽喉科医師のチェック
*1 補聴器相談医を受診し補聴器装用の適応があるかどうか判断してもらう
*2 「補聴器適合に関する情報提供書」は医療費控除を受けるための必要書類になる
*3 補聴器購入は認定補聴器技能者(*4)のいる認定補聴器専門店で
補聴器適合に関する情報提供書
*1 *2
認定補聴器技能者
*4補聴器選択 補聴器試用 補聴器購入 補聴器再調整
認定補聴器専門店
*3補聴器購入
93
Ⅻ
臨床現場における諸問題聴覚障害者支援資料 5
ポイント
キーワード
ノルトライン=ヴェストファーレン州、ハンブルク、サリドマイド胎芽症外来センター、代替治療
● Lenz博士がサリドマイド胎芽症の診断・診療に尽力し、活躍した二都市はノルトライン=
ヴェストファーレン州とハンブルクである
● 今日でもドイツにおけるサリドマイド胎芽症被害者の診療はこの地で継続されており、
前者はケルン近郊のDr. Becker Rhein-Sieg-Klinik(以下、Dr.Becker-Klinikと略す)
で、後者はThalidomide Clinic Hamburg (Contergansprechstunde Hamburg: 以下、Klinik Hamburg Eilbekと略す)である
● Dr.Becker-Klinik では、2017年9月にサリドマイド胎芽症外来センターを開設した。
月曜から木曜日の外来通院クリニックである。鍼灸、プールでの水治療、足の指圧、ス リングテーブルなど代替治療と、水曜日ケルン大学での心理療法コンサルテーションが 特徴である
● Klinik Hamburg Eilbekは2013年に開設し、通常の障害評価治療の他に、代替治療 としてヨガやピラティスの指導を行っている
Ⅳ 内
サリドマイド胎芽症(以下、サ症)研究班スタッフ は、2016年8月、「サリドマイド胎芽病患者の健康、
生活実態の諸問題に関する研究班」として、2018 年9月にはそれを継承した「サリドマイド胎芽症患 者の健康、生活実態の把握及び支援基盤の構築研究 班」としてドイツや英国を訪れた。特に、ドイツで は数多くのサ症の被害者を集中的に診療している2 施設を訪れることができた1, 2)。一つは、ノルトライ ン=ヴェストファーレン (Nordrhein-Westfalen) 州 のサ症者が最も多いドイツ中部で診療を続けている Dr. Becker Rhein-Sieg-Klinikであり、もう一つはド イツ北部のハンブルク (Hamburg) でサ症者の包括的 医 療 を 実 践 し て い るThalidomide Clinic Hamburg (Contergansprechstunde Hamburg) である。いずれ も、サ症者をサポートする為、熱心に診療を行ってお り、わが国のサ症診療にも役立つと考え、2施設にお ける診療内容を紹介する。