• 検索結果がありません。

その他の機器

ドキュメント内 視聴覚教育の基礎 (ページ 77-80)

VTRか

第4節 その他の機器

ag 1項 録音機器

 音声を専門に収録する機器の代表は,オーディオカセットテT プレコーダ である。高い音質を要求する音楽の世界の要請を受けて発達してきたため,

語学教育用の用途には十分な音質が得られる。もちろん,得られる音質は,

録音設備に左右される。教材テープの録音には,防音設備のある録音室で,

なるべく高晶質のマイクロフォンとテープレコーダ(テープデッキ)を使うこ       一69一

とが望ましい。

 ダビングや編集用に,カセットが2本入るようになっている機種も市販さ れている。さらに,たくさんコピ・一一を作るための高速ダビング装置もある。

これを使えば,1本のマスターテープから,同時に数本のコピーを高速で作 ることができる。

 オーディオの世界にもデジタル化の波が押し寄せてきている。コンパクト ディスク(CD)は,極めて短期間でレコードに取って代わってしまった。録 音機器について言えば,デジタル仕様のテープレコーダにDAT(digital audio taperecorder)がある。さらに,ミニディスク(MD)と呼ばれる2.5イ ンチの光磁気ディスク(1枚で最長74分録音可)を録音媒体に用いるレコー ダも登場してきた。これらの録音機器は,CDなみの音質を実現しており,

デジタルであるためダビングしても音質の劣化がないという利点もある。

第2項 LL(ランゲージラボラトリ)

 LLは,オーディオリンガル法が盛んだったころに競って整備された。伝 統的なLしでは,学習者は各々ついたてによって囲われたブースの中に入

り,教卓から流されるテープなどの音声をヘッドフォンで聞いて,聴き取り や発音の練習などをする。教師は,必要に癒じて,各々の学習者の練習状況 をモニターしたり,一人一人または複数の学習者にマイクを通して話しか け,個別指導などを行うこともできる。

 オーディオリンガル法の褒退とともに,このLしも近年大きな変貌を遂げ てきている。第1に,従来,視聴覚教室と呼ばれてきたものとの融合であ る。これによって,VTRやレーザーディスクプレーヤなどの機器がLしに 組み込まれ,ビデオが視聴できるようになった。第2に,LL装置のコン

ピュータ化である。コンピュータ化の度合いはさまざまで,操作車をコン ピュータを遍して制御できるようにしたものから,学習者車にまでコン ピュータを置き,いわゆるCAI教室の機能を取り込んだものまである。さ       一70一

らに,学習者同士を隔絶していたブースは取り払われる傾向にある。これ は,鰯別学習だけでなく,コミュニケーション練習を含む教室活動への展開 をも可能にする。

 このように,LLは, AV機能, CAI機能を取り込んでハイテク化,多 機能化が進んでいるが,これはあくまでもハードウェアの話である。この3 機能を有機的に連携させ,莫大な設備投資に見合う教育的効果をあげられる かどうかは,ソフトウェア(教材)と教師のテクニックにかかっている。現状 では,こうした条件を満たすソフトウェアはほとんどない状態であるし,こ うした機器の融合体を使いこなすことのできる教師も少ないであろう。ま た,まったく別の視点から言うと,このような形態の教室が本当に教育上の 必要性から設計されたものなのかどうかは,そもそも疑わしい。Lしのよう な語学教育爾の機器ぐらいは,メーカーが先行するのではなく,語学教師側 が中心となって発想したものに基づいて設計されるようにしたいものであ

る。

71

ドキュメント内 視聴覚教育の基礎 (ページ 77-80)

関連したドキュメント