明せよ.
演習:日本の携帯電話会社について調査し列挙せよ.さらに,調査した携帯電話会社から,
組込みOSSを採用した携帯電話を生産しているものを調査し,その携帯電話会社名と携帯電 話のモデル名を列挙せよ.
14.3 その他の問題
組込みOSSを扱う上での問題点としては,以下のものが挙げられる.
• 技術者の不足
• 品質上の問題
• サポートの問題
• 多数のバージョンが存在することに対する依存性の問題
• ライセンスの問題
技術者の不足,品質上の問題,サポートの問題については,既に紹介した通りである.そ の他にも,組込みOSSを扱う上での問題として,依存性の問題やライセンス上の問題がある.
まず,組込みOSSに限らず,OSSについて考えた場合,OSSは常にバージョンアップを通し て魅力的品質が向上する.また,OSS開発では,開発者のみがソースコードを書き換えるだ けではなく,ときにはユーザも開発者としてソースコードを書き換えることも可能である.す なわち,ユーザは開発者にもなり,開発者はユーザにもなるという状態にある.これは,異 なるバージョンのOSSで,それぞれの機能が似ていても,ソースコードレベルでは全く別の 振る舞いをするOSSである可能性もあり,同じ内容であるにも関わらず互換性の無い改変が 行われてしまうと,数種類のバージョンが出来てしまうことになる.このような複数のバー ジョンの存在する可能性は,ユーザだけではなく開発者にとっても非常に大きな問題となる.
また,ライセンス上の問題から,組込みOSSの採用を見送っているケースも少なくない.
これまでにも扱ってきたが,OSSには様々なライセンス形態が存在する.そのライセンス内 容については,商用製品として利用することが難しいケースもある.特に,利用し改変した ソースコードの公開を義務付けるものになると,企業機密的な内容も公開せざるを得なくな り,企業にとっては納期短縮やコスト削減のために利用したOSSが,逆に納期に間に合わず コスト超過に陥ってしまう側面もある.
演習:OSSを,組込み製品,ソリューション製品,パッケージソフトウェア等に利用する 際における利点・欠点および注意すべき点について,レポートとしてまとめよ.
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謝辞
本テキストは,IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の第3回OSSモデルカリキュラム 導入実証事業の一環として作成されたものである.
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参考文献
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[17] (1)IT-用語辞典(http://e-words.jp/w/e-business.html)