その他の動き
• 武雄市 MY 図書館
• 三重県立図書館
• 兵庫県洲本市図書館
• 静岡県立中央図書館
• 札幌市立中央図書館
• 東京都立中央図書館
• 有田川町立図書館
その他の動き
その他の動き (1) (1)
• iPad でいつでも利用できる図書館、佐賀県武雄市が
実証実験 (2011/4/13 http://bit.ly/hpb0i7)
– 市が著作権を有する図書や著作権保護期間が終了した著 作物
– 慶応義塾大学との共同プロジェクトとして実施し、武雄市 MY図書館名誉館長に中村伊知哉慶応義塾大学大学院教 授が、名誉副館長に菊池尚人慶応義塾大学大学院准教授 が就任
2013/6/1 中部図書館情報学会
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図書館独自で電子書籍構築 図書館独自で電子書籍構築
• 慶應義塾大学
– 電子学術書利用実験プロジェクト
• 秋田県立図書館
– 作家・小松左京直筆未公開資料
• 田原市図書館 – 愛知大学
– お散歩e本
2013/6/1 中部図書館情報学会
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国立国会図書館電子化資料の配信 国立国会図書館電子化資料の配信
• 「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会 議」平成23年9月1日決定
– 国会図書館からの送信サービスについてはデジタル化資 料の利活用方法の一環として、一定の条件下により実施す ること
– 電子書籍市場に対してその形成、発展を阻害しないことや、
著作者、出版者の利益を不当に害さないことに留意をして 行うこと
– 送信サービスの将来のあるべき姿を十分に見据えた上で、
関係者の合意を踏まえ、可能な範囲から早急にサービスを 実施するなど戦略的な取組が重要であること
2013/6/1 中部図書館情報学会
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まとめ まとめ
2012
2012 著作権法改正 著作権法改正
• 国立国会図書館の電子化資料が図書館等に配信可 能となった (2013/1 施行 )
– 送信対象機関:「図書館等」
→現行の図書館間貸出と同様の登録手続きを想定
– 送信対象資料:「絶版等資料」
→事前に送信対象資料リストを公表
– 提供方法
閲覧:「図書館等において公衆に提示する」ため「自動公衆送信」
2013/6/1 中部図書館情報学会
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「公共図書館における電子図書館推進
「公共図書館における電子図書館推進 のための留意点」
のための留意点」
• 日本電子出版協会 (JEPA) (2012/10/18)
• 概要
1. 検討対象の図書館 – 公共、大学、学校など 2. 検討対象の電子出版物
– CD-ROM, ローカル、自前で電子化
3. 著作権
4. データ保存 – 配信業者から入手、自前で電子化
5. 館内閲覧
– 冊子体と同じ程度のプリントアウトは許される – デジタルコピーは制限される
2013/6/1 中部図書館情報学会
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「公共図書館における電子図書館推進
「公共図書館における電子図書館推進 のための留意点」
のための留意点」
• 概要 ( つづき )
6. 館外閲覧
– ネット配信については詳細な取り決めが必要 – パッケージや読書端末についても同様
– デジタルコピーは禁止
– プリントアウトは禁止(司書の管理下にない)
7. 同時閲覧者数
– 1 人/1 冊なら冊子体と同等
– サイトライセンスは公共図書館では利用者数が多いので注意が 必要
8. 他館からの利用
– 原則できない
2013/6/1 中部図書館情報学会
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「公共図書館における電子図書館推進
「公共図書館における電子図書館推進 のための留意点」
のための留意点」
• 概要 ( つづき )
9. 図書館への販売価格
– 個人価格とは異なる
– 固定価格または従量料金制 – 貸出回数制限も検討
10. 契約期限
– 契約期限がある
11. ユーザからの利用料の徴収
– ありえない (図書館の否定)
考察 考察 (1) (1)
• 図書館における電子書籍利用のための課題
– コンテンツ
• 図書館向けコンテンツが足りない
• みんなが読みたいのは小説
• XML/EPUB は立ち上がるのに時間がかかる
• ただし PDF コンテンツは多数ある
– 技術・デバイス
• 貸し出しモデル (DRM) に対応する必要
2013/6/1 中部図書館情報学会
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考察 考察 (2) (2)
• 図書館における電子書籍利用のための課題
– 出版社と流通業者
• 図書館に流すことに対する警戒心?
• 貸し出しモデルの理解
• 実は図書館は電子書籍が立ち上がるための起爆剤?
– 新刊書を図書館に – 2 冊目は電子書籍で
– OPAC
• OPAC に入っていないと見つからない
• 流通業者が MARC データを提供する必要
2013/6/1 中部図書館情報学会
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考察 考察 (3) (3)
• 電子書籍の今後の問題点
– 電子書籍は蔵書なのか
• ライセンスであるから蔵書とはいえない
• 大学図書館の電子ジャーナルと同じ関係
– 出版社・ベンダーのコントロールが強い
• HarperCollins 社の例
• いずれセーフティネットが必要となる – アーカイブ
– 書協などとの協定
– 閲覧情報管理
• どんな情報を集め、誰が管理するのか基準が必要
2013/6/1 中部図書館情報学会
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考察 考察 (4) (4)
• 大規模電子化の成果利用
– Google Book
• New York Public Library では OPAC から検索可
• 今のところ日本の書籍が少ない
– Internet Archive
• Boston Public Library などでは積極的に利用
– 国立国会図書館
• 「絶版本を公共図書館にデータ配信」
– 朝日 2011/4/27 朝刊
考察 考察 (5) (5)
• 公共図書館はどうすべきか
– まだ時期ではない
– ある程度の量のコンテンツがないと利用者が振り向かない
• 出版デジタル機構?
– 図書館界全体で出版社と話し合いが必要
– 自館コンテンツの公開には公共サーバを利用すべき
• Internet Archive (書籍、動画)
• Flckr (画像)