除数について 除数について
矩形分布・・・分布の半幅を
√3で割る.
三角分布・・・分布の半幅を
√6で割る.
この値のことを除数という
校正証明書から引用する場合,分布は正規分布とし,
例: B タイプの不確かさ 例: B タイプの不確かさ
標準器の校正の不確かさに相当する メスシリン
• 標準器の校正の不確かさに相当する,メスシリン
ダーの校正の不確かさは,校正証明書より,3.0mL. また 校正証明書を用いる場合 確率分布は正規
また,校正証明書を用いる場合,確率分布は正規 分布である.
• 温度による効果は 温度を測定している温度計が
• 温度による効果は,温度を測定している温度計が
最小目盛り1℃のデジタル温度計を用いているため,
±0.5℃で温度が分からない.
±0.5℃で温度が分からない.
±0 5℃の範囲内では どこでも同じ確率で現れるので
±0.5℃の範囲内では,どこでも同じ確率で現れるので,
矩形分布を仮定
例: B タイプの不確かさ 例: B タイプの不確かさ
• 標準器の校正の不確かさは校正証明書から値を得 るため 正規分布である またその時の除数は2で るため,正規分布である.またその時の除数は2で ある.
• 温度による効果は,矩形分布を仮定しているので、
除数は√3 除数は√3.
バジェットシート バジェットシート
記号 不確かさ要因 値 確率分布 除数 標準不確か 感度係数 標準不確かさ 記号 不確かさ要因 値
+ 確率分布 除数 標準不確か
さ 感度係数 標準不確かさ
(測定量の単 位)
uR 繰返し性測定測定の 1.138mL --- 1
標準器の校正 3.0
us 標準器の校正の不確かさ mL3.0 正規分布規分布 2
uT 温度による効果 0.5℃ 矩形分布 √3
uT 効果 ℃ 矩形分布 √3
uc( ) 合成標準不確か
さ 正規分布
U 拡張不確かさ 正規分布 (k=2)
用語について 用語について
計測標準フォーラム 計測標準フォ ラム
計量標準等トレーサビリティ導入に 関する調査研究
WG2関する調査研究
WG2制作:(独)産業技術総合研究所 計測標準研究部門 物性統計科 応用統計研究室 田中秀幸
不確かさに関する用語 不確かさに関する用語
JIS Z 8103-2000:計測用語より引用
•
標準不確かさ・・・標準偏差で表される,測定
JIS Z 8103 2000:計測用語より引用
表 結果の不確かさ
•
合成標準不確かさ・・・いくつかの他の量の値 から求められる測定の結果の標準不確かさ.
各量の変化に応じて測定結果がどれだけ変 各量の変化に応じて測定結果がどれだけ変 わるかによって重み付けした,分散又は他の 量との共分散の和の平方根に等しい
量との共分散の和の平方根に等しい.
不確かさに関する用語 不確かさに関する用語
JIS Z 8103-2000:計測用語より引用
拡張不確かさ 合理的に測定量に結びつ
JIS Z 8103 2000:計測用語より引用
•
拡張不確かさ・・・合理的に測定量に結びつ
けられ得る値の分布の大部分を含むと期待
される区間を定める量.
不確かさの表現 不確かさの表現
確 さ
れら ばら きを不確かさ要因
これらのばらつきを標準偏差で表す.
不確かさ要因 不確かさ要因
不確かさ要因
確
合不確かさ要因 不確かさ要因
合成
一般的に校正証明書には
拡張不確かさ
拡張不確かさを記載する.拡張不確かさ
例:標準不確かさ 例:標準不確かさ
• 標準不確かさは,標準偏差で表されている.
• このバジェットシートでは,「値」を「除数」で割ること によって,標準偏差を求めることが出来る.
バジェットシート バジェットシート
確率分布 除数 標準不確か 感度係数 標準不確かさ 記号 不確かさ要因 値
+
確率分布 除数 標準不確か
さ 感度係数 標準不確かさ
(測定量の単 位)
uR 繰返し性測定測定の 1.138mL --- 1 1.138 mL
標準器の校正 3.0
us 標準器の校正の不確かさ mL3.0 正規分布規分布 2 1.5 mL
uT 温度による効果 0.5℃ 矩形分布 √3 0.2887 ℃
uT 効果 ℃ 矩形分布 √3 0.2887 ℃
uc( ) 合成標準不確
かさ 正規分布
U 拡張不確かさ 正規分布 (k=2)
不確かさの合成と拡張 不確かさの合成と拡張
計測標準フォーラム 計測標準フォ ラム
計量標準等トレーサビリティ導入に 関する調査研究
WG2関する調査研究
WG2制作:(独)産業技術総合研究所 計測標準研究部門 物性統計科 応用統計研究室 田中秀幸
目的 目的
記号 不確かさ要因 値 確率分布 除数 標準不確かさ 感度係数 標準不確かさ
(測定量 単
+ (測定量の単
位)
uc( ) 合成標準不確
かさ 正規分布
かさ
U 拡張不確かさ 正規分布 (k=2) (k 2)
A,Bタイプの評価法を用いて算出した値から拡張不確かさを求める
不確かさ要因の単位 不確かさ要因の単位
不確かさの要因には,実際に行っている測定と同じ単位で 表されるものと,異なる単位で表されているものがある.
例:金属棒の長さ測定
同じ単位で評価された要因 異なる単位で評価された要因 測定の繰り返し
測定の繰り返し
マイクロメータの校正の 不確かさ
温度変化による影響
単位 mm 単位 ℃
不確かさ 単位:mm 単位:℃
異なる単位で表されているものはその測定量の単位 に変換しなければならない!
温度による金属棒の長さの不確かさ(mm)
これが感度係数!
温度による金属棒の長さの不確かさ(mm)
=熱膨張係数(℃-1)×金属棒の長さ(mm)×温度の影響(℃)
感度係数 感度係数
記号 不確か
さ要因 値
+ 確率分布 除数 標準不確かさ 感度係数 標準不確かさ
(測定量の単位)
さ要因 +
2 131 ℃ 1.46 2.131×1.46 2.131 ℃
mm/℃ =3.111 mm
求めた感度係数を書き
れる 値が 標準不確かさと感度係数を掛け 入れる.元々の値が測
定量と同じ次元の場合 は を書き入れる
標準不確かさと感度係数を掛け 合わせた値を入れる.これに
よって 測定量の次元に変換さ は1を書き入れる. よって,測定量の次元に変換さ
れた標準不確かさが求められる.
例:感度係数 例:感度係数
• 繰返し性と標準の不確かさは測定量の単位と同じである この計測における 温度を体積に変換する感度係数は 繰返し性と標準の不確かさは測定量の単位と同じである から感度係数は1.
• この計測における,温度を体積に変換する感度係数は,
体膨張率・・・ある物質が,1℃温度が変化するとどのくらい 膨張するかを割合で表した値.
液体の体積・・・体膨張率はどのくらい膨張するかを表した割 液体の体積・・・体膨張率はどのくらい膨張するかを表した割
合である.この測定で用いられている液体は,633.5 mL であったので その液体の体積を体膨張率にかけることに であったので,その液体の体積を体膨張率にかけることに よって,633.5 mLの液体の膨張量が算出される.
例:感度係数 例:感度係数
• この液体の体膨張率・・・5.23×10-3 ℃-1
• この液体の体積・・・633.5 mL
感度係数
5 235 23× ×
1010 33 ℃℃ 11× ×
633 5 L633 5 L感度係数・・・
5.235.23× ×
1010--3 3 ℃℃--11× ×
633.5 mL633.5 mL=
=
3.313 mL/3.313 mL/℃℃バジェットシート バジェットシート
除数 標準不確か 感度係数 標準不確かさ 記号 不確かさ要因 値
+ 確率分布 除数 標準不確か
さ 感度係数 標準不確かさ
(測定量の単 位)
uR 繰返し性測定測定の 1.138mL --- 1 1.138mL 1 1.138mL
標準器の校正 3.0
規分布 1.5 1.5
us 標準器の校正の不確かさ mL3.0 正規分布 2 mL.5 1 mL.5 uT 温度による効果 0.5℃ 矩形分布 √3 0.2887℃ 3.313℃ 0.9564
uT 効果 ℃ 矩形分布 √3 ℃ mL/℃ mL
uc( ) 合成標準不確か
さ 正規分布
U 拡張不確かさ 正規分布 (k=2)
不確かさの合成 不確かさの合成
標準不確かさはすべて標準偏差で表されている 標準不確かさはすべて標準偏差で表されている.
標準偏差を合成するときには二乗和の平方根を用いる.
各標準不確かさを合成し合成標準不確かさ 各標準不確かさを合成し合成標準不確かさ を求めるには標準不確かさを二乗し,足しあ わせ 平方根を取る
わせ,平方根を取る.
n 2
∑
21 i
c x
i
u u
=
=
∑
不確かさの合成 不確かさの合成
記号 不確かさ要 値 確率分布 除数 標準不確かさ 感度係数 標準不確かさ 記号 不確かさ要
因 値
+ 確率分布 除数 標準不確かさ 感度係数 標準不確かさ
(測定量の単位)
1 234 1.234 2.126 1 397 1.397 0.4610
ucc( )( ) 合成標準不 正規分布 2 865
確かさ 2.865
U 拡張不確か
さ 正規分布
(k 2)
さ (k=2)
もし,このような標準不確かさが得られているとするならば,ここに,
もし,このような標準不確かさが得られているとするならば,ここに,
測定量の単位に変換した標準不確かさの二乗和の平方根を書き入 れる.これが合成標準不確かさとなる.
中心極限定理 中心極限定理
標準不確かさを合成した合成標準
不確かさの分布は正規分布に近づく.
+
+ これを中心極限定理と呼ぶ
+
実際に見てみよう
標準偏差が合成標準不確かさとなる 測定結果の分布は 標準偏差が合成標準不確かさとなる,測定結果の分布は,
中心極限定理によって正規分布していると見なせる.
拡張不確かさ 拡張不確かさ
合成標準不確かさは、標準 許容差などでは ほぼこの中にすべ
合成標準不確かさは、標準 偏差として表されている.
許容差などでは,ほぼこの中にすべ ての値が入る、と言う範囲で示す.
ばらつきの平均値で 合成標準不確かさで示された範囲に ばらつきの平均値で
表されている.
合成標準不確かさで示された範囲に は約68%のものしか含まれない.
この数を包含係数と言 合成標準 確 さ 中心 合成標準不確かさを2倍すれば
この数を包含係数と言 い,kで表す.(k=2)
合成標準不確かさは,中心 極限定理により正規分布し
ると見做 る
合成標準不確かさを2倍すれば 約95%が含まれ,
今までと同じような値になる ていると見做せる. 今までと同じような値になる.