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90   _ _ −   ヽ,_ ・一   ■アメリカ  90  

13 14 15  

戒 J茂    歳  歳  

賃料:日本の子供と母親一回牒比較一   総務庁青少年対策本筋    10  11  

歳    歳  

88   問 屋 昭 雄   

以上の資料からも解釈できるように,お母さんは厳しいのに.も関わら   ず,お母さんのようになりたくないという反応は,時代の変化とともに,  

必ずしも,家庭にいて,家事に忙しく立ち働いてこいる姿が,子どもには,  

よい印象として潜像していないことである。したがって,お母さんと色々  

なことを話したり,何か困ったときに相談したり,自分のことを分かって  

貰っていない,お母さんを尊敬していないという反応となっていることで   ある。家庭像の変容過程にあることもあるのであろうが,核家族化して,  

親の干渉を忌避する子どもの増加現象が生起していることの証でもあるで  

あろう。にもかかわらず,毎日接している母親を尊敬できないという状況  

ほ問題であり,その解決策が求められていることは当然としても,母親自  

身が,子どものモデルになるような生き方をすることを忘れ,ひたすら,  

子どもの学校の成雇往こ.−・喜一・憂する社会情勢に.も問題はあるのであろう。  

筆者は,親子の対話の不足ということを問題としたいのである。筆名の調  

査によると,親子の対話が極度に少なくなっている。学校が終われば,家  

に帰っても,あたふたと食事をすると,塾に行かせるといった異状状態で   は,親子がゆっくりと対話をするゆとり・時間ほなくなってしまっている   のである。対扇とは,人間相互が,心を開いて話し合い,一つの結論を出   し,互いに納得し,倍額関係も深まり∴精神的にも安定することにならな   ければならないのである。   

このことは父親についてもいえることである。つまり,父親は,仕事に   忙しく,子どもにかまってやれない状況の反映であり,忙しさにかまけ  

て,ことばだけで対応することが多ぐなり,そのことが,「子どもあつかい   せず,一人前の人間とみとめてほしい」,「進学・進路問題の相談にのって   はしい」という反応の結果になっているのである。子どもの自立というこ  

とを視野に入れて,親離れ,自立心,自我の目覚めといったことの配慮  

は,子どもの発達段階に即してしなければならないことである。確かに.仕   事から早く帰って貰いたい,話しかけたらちゃんと答えて貫いたい,たま  

には外に食べに連れて行って欲しい,休みにはどこか連れて行って欲し  

い,私の欲しいものを買ってほしい,等の反応は何時の時代にもあること   

青少年育成に関する実証的・理論的研究   89  

である。   

以上のことは,日本の子どもが親を信頼していないことになる。子ゼも   に余りにも過大な期待を持ちすぎ,子どもを潰している状況を筆者も見た  

ことがあり,教師として何もできなかった虚無感を持ったことを想起する。   

「父親に望むこと」を学年ごとに分析した結果が下記の表である。  

2    3    4    5   

休みの日にはどこ  わたしのほしいも  一緒に   キャンプ,ハイキ  早く   小学5年生   かへ連れていって  のは買ってほしい  遊んでほL・い  ンクやつりに連わ  

はLい   ていてほしい   

71.8タ     64.2%    62.3%    61.7%    52.4%   

わたしのほしいも  休みの日にはどこ  あまり口出しをし  外に食べに連わて  キャンプ,ハイキ  

中学2年生   のは買ってほしい  かへ連れていって  てほしくない  いってはしい  ングやつりに連れ  

ほしい   ていて少しい  

53.5%   47.8%    43.9%    36.7%    31.0%   

あまりロ出Lをし  わたしのほしいも  子どもあつかいせ  話Lかけたらちゃんと答えてはしい   てほしくない  のは買ってほしい  ず,一人前の人間  

高校2年生   としてみとめてほ   

Lい  

43.9%    43.7%   22.0%    20.5%   

資料:第1回くもん子とも調査基本報告畜・父と子のコミュニケ・−ショソ,くもん子ども研究所  

子供が父親に望むこと(学年別)  

キャンプ辱に慮れ   

てほってほい、  

触法を   

敵えてほい、  

進撃遭粍間祖の紹   鋏にのりてはしい   薫性の友だちの拍   鮫にのってはしい   私のほしいものは   買ってはしい   もっと夜に  

いてほしい   一人前の人間とし   てみとめてほしい   あ量り口出し   

してはしくない   早く州って  

さてほしい   出しかけたらら▼  

んと答えてほしい   外に食べに連れて   行ってほしい  

世の中の事々廷し て聞かせてほしい   人生について  

敵えてはしい  

・一緒に   遮人でほしい   休みにはどこか連   れてほってほしい  

資料:第1回くもん子ども調査基本額沓魯・父と子のコミュニケーション.  

くもん子ども研究所   

岡 屋 昭 雄   90  

次に,青少年の自己世代観,「成人世代の青少年世代観」の推測,親世代観   を取り上げる。「何を考えているのかわからない」が多いのが気になる。こ  

れも現代の持つ病根である,と把捉する力がいいのであろうか。  

青少年世代の「成人世代の青少年世代朝」の推測  

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ノ/  

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仙H・・、、R.;、、、、、、。..、_,.5、、、6.9、、  、、  6.7ヽ、\6.7、、、  

資朋:地域社会における青少年の世代間交流体験の  

慧鋭と淡路速成の方向を探る蝿萱研究   裾伊広志記念肘偲  

青少年世代の親世代勧   る   

闇   朋   ㈹  

軸安⁚叱して   いる   

佃招瞞的  

∽ 囲叫川畑が 2   

ある   

加里H托   

㊥汁余に㈹釦   心がある  

00夢が付い  

両肌Hがお  

帥㍍いやり  小十.・川  

一いず る い  

何‖労勝丁  

貸羽:地域は仝におtナる守少年の世代偏交洗休機の  

忠良と簸丘達成の方向を探る姐空所究  

(ゆ伊胚忠記念財虎   

青少年育成に関する実証的・理論的研究   91  

次に∴友達との話題,友人との話題の(日米・男女別),遊びの内容,遊び   の体験の有無と回数,友達と週に何日くらい遊んだか,を統計があるので  

取り上げる。日本とアメリカの比較を通して,色々な問題点が透けて見え  

るのであるが,−・番の問題点は,人間形成に.資するという視野があるか,  

ないかがとりわけ重要である。  

友人との話題(日米・男女別)  

%  

日   本   アメリカ  

男 性    女 性    男 性    女 性    同学年の人がはとんどである  65.7    76.1    50.8    47.3    同じゼミや研究室の人が多い  37.1    33.2    19.1    15.6    同じクラブ・サークルの人が  

多い    60小4    522    268    18日1   

同じ大学でない人が多い    39.6    35.1    25.5    26.6    異性が含まれる    73.9    74.7    73.2    77.8    勉強のことをよく話す    37.5    50.5    37.5    49.7    レジャーのことをよく話す    80.9    90.4    48.8    54.4    異性のことをよく話す    75.7    82.2    63.0    58.1    政治・社会問題について  

よく話す    325    232    375    46.4    人生観,世界観などについて       49小5   

よく話す   591    52,1    65.2    悩み事をつつみかくさず  

うちあける    50…2    671    63.0    85ノ3   

(注) 日本の数字は「はい」と答えた人の比率である。  

アメリカの数字は複数回答の結果である。  

資料:第12回『大学生のアルバイト調査』 91年9月 ㈱学生援護会  

友達との話題(小学生3〜6年生)  

(複数回答)   (%)  

マンガのこと    29.9   

集めているもの(ケシゴム,シー・ルなど)のこと    22.1   

テレビゲー・ム(ファミコンなど)のこと    24.6   

テレビのこと    38.5   

アイドルやタレント,スポーツ選手のこと    25.0   

友だちのこと    54.3   

勉強のこと    22.5   

その他,わからない,無回答    6.5   

資料:小学生の生活とテレビ調査,昭和62年   NHK放送文化調査研究所世論調査部   

岡 屋 昭 雄   92  

友達との話題(高校′主:)  

0   20   10   60   80   1CO(%)  

も1   鼎   

テレ ビやラシアオ■  

の番l且のこと 

主佐   王者   

フ ァ 7 シ ヲ ン   

公   望    う  ∫つ  さ  よ舌   

7 ′レ ノヾ イ ト    ス.  丁′  −−  ソ   

字書交の タ ラ ■デ    先   生    央む   強   攻亡痴・やテレ ビの  

タレ ン ト.. スポ  

ー・・ソ遊子   コンビュー・・ターー  

・や機械lニつヽヽ ̄ぐ  

旅   行   

J卑   塩   

シ お ン ビ ン グ   

テ レ ヒ ̄  

■■アン・7シ■−や本,.趣味の地忘鼓  

し・=フーー ドやテーフ′■  

ト ランープ■なとのウノー,ムや  

お も ちゃ  

テレ ヒ:ケ −■乙.  

おしゃ・一ヾ.り  

自義三尊  

一kらノしこ、す一−ヾこりl′=■レ、  

野球、サッカー⊃土・どポー   ノしi】生しヾ  

おlこ.二小一つ こ  

なわとこ′、 =ブ■ムと乙′   

青少年育成に関する実証的・理論的研究  

遊びの体験の有無と回数  

93   

⊂):最頻値(%)  

1度もない  1−2皮  何 回 か  時々ある  しょっちゅう あ る   

高いところからとびおりる  ㊤  243  202  8一4  167   

よその子とどこかへ遊びに  毎週  28 8  16 7  102    95   

子どもだけでデバーートなと  垣⊃  230  151    79    75   

年のちがう子と鬼ごっこ  ㊤  254    87    7.1   

暗くなるまで遊んで叱られた  ㊤  206    9 7    6 0    82   

カエルや虫をつかまえる  ㊤  162  109   

87    7小9   

友 と 秘密の楊を も つ  〔亘∋  173    94    6 0    8 6   

草の上をごろごろころがる  毎週  218  105   

4.1    49    知 ら な い 子 と 遊ぶ  毎司  25−4    4 9    23    38    年のちがう子と野球やソフト  ㊤  177    60    4.9    71    みんなで遠くにサイクリング  垣⊃  166    49    4 5    3 8   

花 や草を つんで遊ぶ  の  147   

68    34    19   

朕 や 足 を 折 る  恒⊃   

49    00    04    0.q    資料:子どもの校外生活に関する研究.昭和61年 ㈲伊康忠記念財団  

以上のことからも分明の如く,友達との話題が漫画のことであったり,  

集めているものであったり,テレビゲームのことであったり,友達のこと   であったり等,勉強のことが意外と少ないのに驚くとともに,子ども達の   話題の範囲が狭いことをどのように拡大して行くのか,が今後問題となる  

であろう。それと同時に,同学年としか遊ばない子どもの多いことも視野  

に.入れておく必要があるであろう。つまり,子どもの生活から山野を駆け   巡って遊びに熱中する体験もなくなりつつあることである。異学年の子ど  

もと遊ばなくなったことは,子ども社会の規則,人間相互の伝承文化の伝  

達ができにくくなったことにもなるのである。したがって,ちょっとした  

ことで精神的な打撃を受けやすい体質をもつことにもなり,人間としての   つきあい方を知らない子どもが増加することにも連続するのである。何よ  

りも,地域の文化,自然の懐に入りつつ,その地域の風土,風景を全身に.  

浴びるように感じる機会を失っているとも把握できるであろう。   

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