(1)検討方法
ごみ種類別の資源化内容、排出状況等について、下記判断基準により期待されるごみ 減量効果、資源化促進効果について検討しました。
〔ごみ減量効果〕
評価 評価基準 対象品目など
◎
自らの取組により減量できるごみ が多く排出されている。
生ごみ(堆肥化、水切り)
古紙類(拠点回収の利用)(行政が関与しないもの)
○
自らの取組により減量できるごみ が排出されている。
家具、電化製品など(物を大事にする。長く使う。)
容器包装ごみ、びん・かん、ペットボトル
(詰め替え容器等の利用)
△ 減量できるものは多くない。不法 投棄が懸念される。
陶磁器類など(割れると使えない。不法投棄しやすい)
〔資源化促進効果〕
評価 評価基準 対象品目など
◎
自らの取組により資源化促進でき るごみが多く排出されている。
古紙類(資源化収集の利用、集団回収の利 用)(行政が関与するもの)
○ 自らの取組により再資源化できる ごみが排出されている。
容器包装ごみ、びん・かん、ペットボトル(資源化収集の利用)
△ 再資源化できるものは多くない。
不法投棄が懸念される。
乾電池など(少量で、不法投棄しやすい)
資料5
第3回審議会資料(2014/12/19)
資料5-2
(2)検討結果
ごみ種類別の検討結果は、図表1に示すとおりです。
燃やせるごみは、排出量が多く、減量や分別徹底できるものが多く排出されているた め、ごみ減量や資源化促進の効果は期待大です。
次に、排出量が少ないものの、雑多なものが対象である小型及び複雑ごみは、有料化 によるごみ減量、資源化徹底の効果が期待できます。
さらに、資源ごみは、燃やせるごみに次いで排出量の多いごみであり、古紙類等は、
集団回収の活用や店頭回収の利用等が可能であるため、有料化による資源化促進効果が 期待できます。ただし、プラスチック製容器は7品目限定としているなど、すでに、分 別徹底に配慮済であるため、大きな効果は期待できません。
なお、大型ごみについては、物を大事にするなどによるごみ減量効果が期待できます。
その他、埋立ごみや有害ごみは排出量が少なく、自家処理が困難であるなど、有料化 によるごみ減量や資源化促進の大きな効果は期待できません。
(3)有効性のまとめ
有料化の導入が最も有効なごみ種類は、ごみ減量と資源化促進に有効性が高い「燃や せるごみ」です。次いで、「大型ごみ」、「小型及び複雑ごみ」、「資源ごみ(紙類)」、
さらに、「資源ごみ(びん・かん)」、「資源ごみ(プラスチック製容器)」、「埋立 ごみ」、「有害ごみ」と続きます。「資源ごみ(紙類)」は、ごみ減量効果は、他の資 源ごみと同等であると考えますが、集団回収を活用した資源化促進に大きな期待があり、
副次的な効果も期待できるため、中位の有効性としました。
なお、いずれのごみ種類についても「負担の公平性」は必要であり、そのため有料化 の導入は、一定の効果があると考えられます。
◆図表2 検討結果の総括
ごみ種類 ごみ減量 資源化促進 有効性
燃やせるごみ
◎ ◎ 大
埋立ごみ
△ △ 小
小型及び複雑ごみ
○ ○ 中
有害ごみ
△ △ 小
資源ごみ
びん・かん
△ ○ 小
プラスチック製容器
△ △ 小
布類・紙類
△ ◎ 中
大型ごみ
○ - 中
※ごみ減量と資源化促進の記号は、(1)検討方法によります。
資料5
第3回審議会資料(2014/12/19)
資料5-3
◆図表1 有料化によるごみ減量、資源化促進効果の評価結果(ごみ種類別)
ごみ種類 排出 割合
有料化により期待される効果 ごみ
減量
資源化
促進 説 明 等
燃やせるごみ 83%
◎ ◎
ごみ排出量が多く、資源化可能なものが3割 程度、減量対象である生ごみが4割程度占め ており、ごみ減量や資源化促進効果は、期待 大です。
埋立ごみ 3%
△ △
ガラス、陶磁器類は、自家処理困難であり、
減量効果は期待できません。
不法投棄など、不適切に処理されることが懸 念されます。
小型及び複雑ごみ
4%
○ ○
雑多なものが対象で、缶類などの混入が想定 されるなど、ごみ減量や資源化徹底の効果が 期待できます。有害ごみ
△ △
有害ごみは、自家処理困難であるため、減量 効果は期待小です。また、対象品目が明確で あり、資源化徹底の効果も小です。
不法投棄など、不適切に処理されることが懸 念されます。
資 源 ご み
びん・かん
△ ○
リターナブル容器の利用によりごみ減量に 取り組めますが、大きな効果は期待できませ ん。
びん・かんのうち、アルミ缶やリターナブル びんは、団体回収や店頭回収により、資源化 可能で、行政コストの削減が期待できます。
プラスチック
製容器 10%
△ △
リターナブル容器の利用によりごみ減量に 取り組めますが、大きな効果は期待できませ ん。
プラスチック容器のうち、食品トレイは店頭 回収により、資源化可能ですが、その他は自 らによる資源化は困難です。
布類・紙類
△ ◎
飲料用紙パックは、リターナブル容器の利用 によりごみ減量に取り組めますが、大きな効 果は期待できません。
団体回収により資源化可能で、行政コストの 削減が期待できます。
大型ごみ ※1
○ -
物を大事にし、リユースするなどによる減量 効果が期待できます。
他のごみ種類に混入しにくいため、資源化徹 底の効果は期待できません。
※
1.排出割合は、平成 23 年度排出量による。大型ごみの割合は、小型及び複雑ごみ、有害ごみに 含む。
2.団体回収は、行政が関与せずに資源化されるものですが、扱いが排出量に含まれるため、「ご み減量」とはせず、「資源化促進」と位置づけました。
資料5
第3回審議会資料(2014/12/19)
資料5-4