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これまでの取組と課題

ドキュメント内 第 3 章 分野別施策 (ページ 37-41)

妊婦面接の案内チラシ

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1)( )は10代の若年妊婦 出典:母子保健推進協議会資料

受けることが できた 77.0%

受けることが できなかった

7.9%

どちらとも言え ない 14.9%

無回答 0.2%

■図表3-6-1 妊娠届出数と特定妊婦数

イ 妊婦の喫煙者は 1.7%

子どもの成長に伴って母親の喫煙率も増加しています。母親の健康のためだけ でなく、たばこの害を受けやすい子どもの受動喫煙を防ぐためにも、対策の強化が 求められます。

■図表3-6-2 妊産婦の喫煙率(妊娠時および乳幼児健診時)

ウ 産後直後の指導・ケアを受けることができなかった等の産婦は 25%

出産後退院してからの1か月程度で、助産師や保健師などからの指導・ケアは、

「受けることができなかった」「どちらとも言えない」と答えた産婦が約 25%

いました。すべての産婦に十分な支援が届くようにすることが重要です。

■図表3-6-3 産後直後のケアへの満足

26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 全妊娠届出数 (人) 6,887 6,751 6,460 6,672 特定妊婦の数 (人) 378 (57) 412 (59) 497 (52) 457 (38)

特定妊婦の割合 (%) 5.48 (0.82) 6.10 (0.87) 7.69 (0.80) 6.84(0.57)

妊娠時 4か月 1歳6か月 3歳

母親の喫煙率 1.7% 2.4% 4.1% 6.5%

1日あたりの喫煙本数 8 本 10 本 10 本 11 本

出典:すこやか親子21アンケート

出典:すこやか親子21アンケート

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 しつけのし過ぎがあった

感情的に叩いた 乳幼児だけを家に残して外出した 長時間食事を与えなかった 感情的な言葉で怒鳴った 子どもの口をふさいだ 子どもを激しく揺さぶった いずれにも該当しない 無回答

4か月児 1歳6か月児 3歳児

0 1,000 2,000 3,000 18時より前

18時台 19時台 20時台 21時台 22時台 23時台 24時以降 無回答

1歳6か月児 3歳児

エ 感情的に怒鳴った経験のある親は子どもの成長に伴い上昇

子ども(乳幼児)を感情的にたたいた、感情的な言葉で怒鳴ったことのある親は、

子どもの年齢が上がるにつれて増加しています。

これは、子どもの成長に伴って自我が芽ばえ、育児のストレスが増すことが ひとつの要因と考えられます。ストレスが過剰になると虐待に発展する場合も あるため、親がゆとりをもって育児ができる環境を整えていく必要があります。

■図表3-6-4 育児の状況

オ 幼児の就寝時間は 21 時台が最も多い

1歳6か月児、3歳児ともに 21 時台に就寝する子どもが最も多くなっており、

中には 22 時台以降となる子どももみられます。共働き世帯の増加など、ライフ スタイルの変化によりやむを得ない一面もありますが、就寝時間が遅くなると、

起床時間が遅くなったり、睡眠時間が短くなる傾向があり、子どもの健やかな 成長発達に影響を与える可能性があります。

就寝時間を始めとした望ましい乳幼児の生活習慣について、わかりやすく発信 していく必要があります。

■図表3-6-5 就寝時間

出典:すこやか親子21アンケート

出典:すこやか親子21アンケート

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カ 朝食を欠食する生徒が一定数みられる(中学1年生)

朝食を欠食する生徒が一定数見受けられます。朝食を摂らないと、身体がだるい、

意欲がわかないなど、心身の不調の原因になることがあります。

■図表3-6-6 朝食の摂取状況

キ 親が朝食を欠食する家庭は子どもの欠食率も高い

親が朝食を欠食する(いつも食べない・食べない方が多い・食べる方が多い)

ことがある場合、子どもも同様に欠食する傾向があるため、親への啓発が必要です。

■図表3-6-7 保護者の朝食摂取状況別、子どもの朝食欠食の割合

ク 発達障がい児や医療的ケア児への支援の充実が必要

子どもの発達に不安を感じる保護者が少なくないことから、乳幼児期から学童期へと つながる切れ目ない支援体制の推進が必要です。

医療の発達により、気管切開や経管栄養などの医療を受けながら、地域で生活 する子どもが年々増加しており、より細やかな支援が求められています。

子どもの発育・発達の偏りや疾患により、保護者が育てにくさを感じたり、

孤立することがないよう、周囲が育児困難のサインに気づき、継続して支援する ことが必要です。

出典:平成29年度中学1年生の食生活の実態調査

23%

3%

0% 5% 10% 15% 20% 25%

親は食べる方が多い・食べない ほうが多い・いつも食べない

親はいつも食べる

出典:平成30年子どもの生活実態に関するアンケート調査 全体 (241)

男性 (122)

女性 (116)

82.8 88.8

6.6 6.0

6.6

1.7 2.5

2.6 1.6 0.9 (%)

85.9 6.2 4.1

2.5 1.2 (%)

(1)妊娠・出産・育児へとつながる切れ目ない支援の推進

○妊娠の可能性がある場合、胎児や母体の異常を早期に発見し適切に対応する ためにも、早めの医療機関受診が重要です。妊娠届や母子保健サービスの紹介 とあわせて普及啓発します。

○出産、育児支援のスタートとなる妊娠届出時の妊婦面接では、妊娠中の健康管理や 出産準備など様々な相談に対応し、妊婦の不安の解消に取り組みます。

○父親の育児参加をさらに推進するため、夫婦で子育てする大切さや産後のサポートの 必要性、父親の育児休業制度の啓発などを行います。

○育児不安が強くなりやすい出産直後の母親の身体的、心理的不安を軽減するため、

産後ケアを充実します。

○生後5か月未満の乳児のいるすべての家庭を助産師、保健師が訪問し、乳児と 母親の健康状態や養育環境を把握して、子育て情報の提供や育児相談を行う、

すこやか赤ちゃん訪問事業を実施します。また、母親に産後うつスクリーニング を実施し、必要に応じて保健師が継続して相談・支援を行います。

○育児学級や子育てグループ、育児相談などを通して子どもの成長に伴って変化 する母親の悩みを解消し、孤立を防ぎます。

○ICTを活用した情報提供、きずなメールの内容をさらに充実させ、妊娠、出産、

育児に関する情報をタイムリーに提供します。

○安心して妊娠、出産、育児ができるよう、母子保健施策と子育て施策がそれぞれ 役割分担、情報共有しながら、必要な支援を一体的に提供できるよう、子育て 世代包括支援センターの機能を整備します。

ドキュメント内 第 3 章 分野別施策 (ページ 37-41)

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