自己契約・特定契約の保険料の合計額が、それぞれ総取扱保険料の50%を超える場合、当 該代理店は「自己代理店」または「特定契約取扱代理店」に該当し、代理店登録の取消しや所 属保険会社との代理店委託契約の解除等、処分・措置を受けることになります。
また、自己契約・特定契約の保険料の合計額が、それぞれ総取扱保険料の30%を超える場 合は、所属保険会社と連携のうえ、速やかに比率を改善する必要があります。
4-7 自己契約・特定契約の管理
募集コンプライアンスガイド 72
(ア)自己契約の判定基準等
自己契約比率(「自己代理店」の該当・非該当を判定する比率)は、直近の2事業年度に取り 扱った保険料(全種目)の1事業年度あたりの平均額で算出します。
この結果、50%を超える場合は、 「自己代理店」に該当し、代理店登録の取消し等の行政処 分を受けることとなります。 (保険業法第307条)
また、上記のほかに、自己契約比率が30%を超える場合は、所属保険会社と連携のうえ、
速やかに比率を改善する必要があります。 (監督指針Ⅱ-4-2-2(6)③)
(イ)特定契約の判定基準等
特定契約比率(「特定契約取扱代理店」の該当・非該当を判定する比率)は、直近の1事業年 度に取り扱った保険料(全種目)の合計額をもって算出します。
この結果、50%を超える場合は、 「特定契約取扱代理店」に該当し、所属保険会社との代理 店委託契約の解除等、措置を受けることになります。
また、自己契約と同様に、特定契約比率が30%を超える場合は、所属保険会社と連携のう え、速やかに比率を改善する必要があります。 (監督指針Ⅱ-4-2-2(6)③)
(ウ)比率算出にあたっての補足事項
乗合代理店が自己契約または特定契約の比率を算出する場合は、全ての所属保険会社で取り 扱った保険料が算出の対象となります。
なお、次の①~③のすべての条件を充足する契約については、自己契約または特定契約から 除外することができます。
<自己契約比率の算出方法>
直近2事業年度の自己契約保険料 直近2事業年度の総取扱保険料
(注)算出基準日は、代理店の事業年度末(個人代理店は12月末)です。
自己契約比率 = ×100
<特定契約比率の算出方法>
直近1事業年度の特定契約保険料 直近1事業年度の総取扱保険料
(注1)算出基準日は、代理店の事業年度末(個人代理店は12月末)です。
(注2)1996年(平成8年)3月31日以前に代理店登録を行った代理店で、かつ、同年4月1日~2001 年(平成13年)3月31日までの間に損害保険代理店制度に基づく種別変更を行わなかった代理店につ いては、当分の間、以下の計算で算出します。(監督指針Ⅱ-4―2-2(6)②)
・対象契約は、火災保険、自動車保険および傷害保険契約(医療費用保険および介護費用保険を含む)とす る。
・特定契約の割合は、各特定者個々で特定契約の割合を計算し、そのうち最も高い割合を特定契約の割合と する。
特定契約比率 = ×100
① 保険契約者に被保険利益がないこと
② 保険料は被保険者が負担していること
③ 保険契約者となるやむを得ない事情があること
73 募集コンプライアンスガイド
(3)具体的な対応
自己契約・特定契約の比率については、代理店の経営に影響が及ぶ事項ですので、日頃から代理 店自身で主体的に管理することが重要です。
所属保険会社とも連携のうえ、自己契約・特定契約の比率を適切に把握・管理し、いずれの比率 も常に30%以下となるよう努めてください。なお、所属保険会社でも、点検・監査等により確認 しています。
自己契約・特定契約の関係
○個人代理店の場合(例)
○法人代理店の場合(例)
参考
<自己契約>
<特定契約>
(生計を共にしていない)
<特定契約>
店主の勤務先
代理店の店主
店主の配偶者
店主の子
(生計を共にしていない)
店主の父
配偶者の父
<自己契約>
<特定契約>
B法人 出資比率 55%
<特定契約>
C法人 役職員の兼務先 A法人
出資比率 10%
法人代理店
役職員(兼務なし)
役職員(兼務あり) 退職後3年未満 の出身者を含む
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