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おわりに

ドキュメント内 コンテクスト検索エンジンにおける (ページ 98-103)

本論文ではコンテクスト検索エンジンにおけるタグを活用した知見共有システムを提案 した.付与した知見タグから Word2Vec によって類義語を取得し,拡張タグとして付与し た.さらに,検索結果が存在しなかった場合,入力したクエリから Word2Vec で取得した 類義語を拡張クエリとして再検索を可能とした.また,アウェアネスの導入によってリアル タイムに知見タグを共有し,検索・参考にすることを可能とした.提案手法の有効性を検証 するため,タグ・クエリの拡張の有効性,アウェアネスの有効性の二つの観点から評価実験 を行った.

タグ・クエリの拡張に関する評価実験では,「拡張タグなし/拡張クエリなし」と「拡張タ グあり/拡張クエリなし」の条件における検索件数の累計について両側t検定を行った結果,

有意差が認められた.この結果から,拡張タグはData Jacket 検索システムの検索件数の 向上に有効であることを示した.

アウェアネスに関する評価実験では,共有情報ありとなしの条件における検索回数につ いて両側t検定を行った結果,アウェアネスが存在すると実験協力者はクエリを多く入力す る傾向にあるということを示した.また,発見された知見を分析した結果,他の実験協力者 が発見した知見を利用して新たな知見を発見するパターンが全ての実験グループにおいて 観測された.これらの結果より,アウェアネスは新たな知見発見の手掛かりとなることを示 した.今後,ユーザのパーソナリティと提案システムの効果の関係を分析することで,効果 的なグループ構成に関する知見などが得られる可能性があると考える.

大量のデータが蓄積される今日において,どのデータが有用であるかを判断することは 重要である.本論文で提案した,知見を共有可能なコンテクスト検索エンジンは,知見を共 有することで有用なアイテムを効率的に見つけることが可能となるため,データ市場にお いて,今まで発見することのできなかったデータの関係性や知見の獲得によって,有用なデ ータの発見などへの貢献が期待できる.

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謝辞

本研究を行うにあたって,指導教員である高間康史教授に終始親切に御指導,御助言をい ただきましたことを心より感謝いたします.また,貴重な御指導,御助言をいただいた山口 亨教授,小町守准教授,横山昌平准教授にも深く感謝いたします.そして,日頃より助言や 相談,実験にご協力していただきました高間研究室の皆様にもこの場を借りてお礼申し上 げます.

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