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一方で,出資法 による金利規制 では,金利が年29.2%を超 える と刑事罰が科せ られ る。 そのため, この上限金利 を超 えない ように してい る。 この ように,利息制限法の 制限金利以上で出資法の上限金利以下の金利 をグ レー ゾーン金利 といい,大半のサ ラ 金業者はこの区間の金利で営業 している。

(参消費者金融の大手5社の総 口座数は,1,114万2,325口 (2001年時)であ り,口座は 1人 1口となってい るので,大手5社だけで も延べ1,100万人以上 が利用 していること にな る。また,「む じん くん」な どの無人契約機 も登場 し,気軽 に無担保でお金を借 り られ るようになっている。そ して この気軽 さをアピールするために,テレビ

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の連 日 放送,無人契約機の増加な どを積極的に行 っている。

また,サ ラ金業者 は これ らの貸付資金の大半 を,銀行や生命保険会社な どか ら年2%

前後 の低金利で借 り入れている。銀行は一般の企業,特 に中小零細企業な どに対 して は貸 し渋 りを行 っている一方,増収増益 を続 け るサラ金業者 に対 しては融資 の拡大 を 行 っている。

この ように,潤沢な貸付資金 を極めて低 コス トで調達する事 がで き,年20%を大 き く超 える高金利で貸付けを行 っている。 したが って,調達 コス トと貸 出金利の間に大 幅な利鞘が生 じ,貸せば貸すほどサラ金業者は儲 かる状況になっている。

(丑このため,少 々の貸倒 れが起 こった として も,高金利が吸収 して しまうので,刺 用者 の支払能力を無視 した過剰融資が横行 している。サラ金業者 は,貸金業規制法 に 関す る金融庁の事務ガイ ドラインによ り,無担保融資を行 う場合は,1業者あた り50万 円または年収の1割 を超 えて貸付けを行 ってはな らない ことになっている。 しか し,最 近は このガ イ ドラインを無視 して貸付けを行 う大手サラ金業者 もある。

貸金業規制法や割賦販売法で,サラ金業者の過剰融資 .過剰与信が禁止されてい る

レポー ト添 削指導 に関す る事例報 告 143

が,全 く守 られていない。その理 由は,利息制限法 と同様で,罰則がないか らである。

④ さらに貸金の取立てにも問題 があ る。サラ金業者 は前述の通 り,利益を大 き くす るために過剰融資 を行 っている。そ して,サラ金業者は最大限の利益 を確保 するため, 貸倒 れを最小限に しなければな らない。サラ金業者の場合は,無担保 で貸付 けを行 っ ているので,返済が滞 った場合,債権者にプレッシャーをかけるために,過酷な催促 ・ 取立てを頻繁に行 う。

(コメン ト) ①③ は規制,②④ は経営実態の話題である。 ここは節 を分 けた方が判 りやす い。

(修正後 :丸数字は筆者)

(2)消費者金融の規制 と実態

①サラ金業者は この不況下,増収増益 を続けている。その原動力 となっているのが, 高金利であ る。大半のサ ラ金業者 は,年20%以上の高金利で営業を行 ってい る。実 は

このサラ金業者の金利は,利息制限法の制限金利 (年15‑20%)に違反する違法金利 であ る。 しか し,利息制限法には罰則がないため,業者は これを遵守 していない。一 方で,出資法 による金利規制では,金利が年29.2%を超 える と刑事罰が科せ られる。

そのため, この上限金利を超 えない ようにしている。 この ように,利息制限法の制限 金利以上で出資法の上限金利以下 の金利 をグ レーゾーン金利 といい,大半のサ ラ金業 者は この区間の金利で営業 している。

(丑また,仮 に少 々の貸倒 れが起 こった として も,高金利が吸収 して しまうので,刺 用者の支払能力を無視 した過剰融資が横行 している。サラ金業者は,貸金業規制法 に 関す る金融庁の事務ガイ ドラインにより,無担保融資を行 う場合は,1業者あた り50万 円または年収の1割 を超えて貸付 けを行 ってはな らない ことになっている。 しか し,最 近は このガ イ ドラインを無視 して貸付けを行 う大手サ ラ金業者 もあ る。貸金業規制法 や割賦販売法で,サラ金業者の過剰融資 ・過剰与信が禁止 されてい るが,全 く守 られ ていない。その理 由は,利息制限法 と同様で,罰則がないか らである。

(3)消費者金融の経営実態

(∋消費者金融の大手5社の総 口座数は,1,114万2,325口 (2001年時)であ り,口座 は1人 1口 となっているので,大手5社だけで も延べ1,100万人以上 が利用 しているこ とになる。 また,「む じん くん」な どの無人契約機 も登場 し,気軽 に無担保でお金を借 りられるようになっている。そ して この気軽 さをアピールするために,テレビ

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の連 日放送,無人契約機の増加な どを積極的に行 っている。

また,サ ラ金業者 はこれ らの貸付資金の大半 を,銀行や生命保険会社な どか ら年 2

%前後の低金利で借 り入れてい る。銀行は一般 の企業 ,特 に中小零細企業な どに対 し ては貸 し渋 りを行 っている一万,増収増益 を続 けるサ ラ金業者 に対 しては融資の拡大 を行 っている。

この ように,潤沢な貸付資金 を極めて低 コス トで調達す る事がで き,年20%を大 き

く超 える高金利で貸付けを行 っている。 したが って,調達 コス トと貸 出金利の問に大 幅な利鞘が生 じ,貸せば貸すほどサラ金業者は儲 かる状況にな っている。

④ さ らに貸金の取立てにも問題 がある。サ ラ金業者は前述の通 り,利益 を大 き くす るために過剰融資 を行 っている。サ ラ金業者は最大限の利益 を確保 す るため,貸倒 れ を最小限に しなければな らない。サ ラ金業者の場合は,無担保 で貸付 けを行 っている ので,返済が滞 った場合,債権者 にプ レッシ ャーをかけ るために,過酷な催促 ・取立 てを頻繁に行 う。

(20)論 旨はわか りやすいか

(修 正 前) サンプルが十分大 き く,正 し く,注意 して抽 出されている条件下で も誤謬 は 起 こる。 この誤謬 とい うのは大昔 か らあ るもので,統計資料の中には どうして も現 れ て くる傾向があ るのだが, もっ ともらしい多 くの数字 に紛れて姿 を隠 しているのであ 旦L それは,BがAに続いて起 こるな ら,AはBの原因であるとする誤謬である. また, A ・Bどち らも原因ではな くて,両方 とも何か第三の要 因の結果である と認識で きてい ない という場合 もあ る。因果関係 について誤謬 を犯 さないように,そ してまた事実で ない多 くの こ とを事実 として信 じ込 まないように,相関関係の説 明を読むにはかな り 気をつけて読 む ことが必要である。

(コメン ト) 文章の順序が問題。「誤謬」の実態がわか らないままに説 明を聞かされるので, 混乱する。

(修 正 後) サンプルが十分大 き く,正 しく,注意 して抽 出されている条件下で も誤謬 は 起 こる。それは,BがAに続 いて起 こるな ら,AはBの原因であ る とす る誤謬であ る。

また,A・Bどち らも原因ではな くて,両方 とも何か第三の要因の結果である と認識 で きていない とい う場合 もあ る。 この誤謬 とい うのは大昔 か らあ るもので,統計資料 の 中には どうして も現れて くる傾 向があるのだが, もっ ともらしい多 くの数字 に紛れて 姿を隠 しているのである。因果関係について誤謬 を犯 さない ように,そ してまた事実 でない多 くの ことを事実 として信 じ込 まないように,相関関係の説 明を読むにはかな

り気をつけて読む ことが必要である。

(21)文脈は論理的か

(修 正 前) この ような,二極化の波の中で,企業 は,雇用行動 を変 えざ るを得ない。 そ うしなければ,グローバル化,競争的環境 を生 き残れないか らである。労働者 に とっ て も事態は深刻で,中核的労働者 と単純使い捨 て労働者の問に大 きな亀裂が生 じて き ている。

この ように,若者 の不安定就労が増加 している最大の原因は,1990年代のニ ューエ コノミーの進展 にある。現在の 日本では,同一企業内で,オール ドエコノミー とニ ュー エコノミーが共存 している。中高年 はオール ドエコノミー型の雇用が維持 されている

レポー ト添 削指導 に関す る事例報 告 145

が,ニ ューエコノミーの進行による労働の二極化 に晒 される若者は,正社員 とフ リー ター とに二極分解 して しま う。これによ り,経済の構造転換の中で,企業内でのニ ュー エコノミー浸透のスピー ドが世代間で異なって しまっている.

(コメン ト) ここではキーワー ドであ る 「ニ ューエ コノミー」 と 「オール ドエコノミー」

の定義が全 くなされていない。

(修 正 後) この ような二極化 の波の中で,企業は,雇用行動を変えざ るを得ない。そ う しなければ,グローバル化 ,競争的環境 を生 き残れないか らである.労働者 に とって も事態は深刻で,中核的労働者 と単純使い捨て労働者 の間に大 きな亀裂が生 じて きて いる。

雇用の二極化は,世代の問題 として も捉 えることがで きる。現在 の 日本では,同一 企業 内で,オール ドエコノミー とニ ューエコノ ミーが共存 している040代以上の労働 者の多 くは 「オール ドエコノミー」の世界に生 きてい る。 つま り, 日本の高度成長期 の大量生産 ・大量消費時代 には典型的であ った,労働者が単純な労働 か ら始 めて徐 々 に仕事能力をつけ,管理職や専門職 に昇進 してい くタイプの雇用が,終身雇用や年功 序列の見直 しはあ るものの維持 されている。一万,30代までの若者 たちは,二極化の 影響 を直接受け,専門的 ・中核的労働者 と単純労働者へ と二極化 している。

若者の不安定就労が増加 している最大の原因は,1990年代のニ ューエコノミーの進 展にある。 しかも,経済の構造転換の中で,企業内でのニューエコノミー浸透のスピー ドが世代間で異な って しまってい るo この ような,ニ ューエ コノミーの進展の世代 間 のずれが, さまざまな問題 を引 き起 こし, 日本ではフ リー ターの出現 と増大 として現 れている。そ して,労働の二極化 に晒 される若者 は,正社員 と単純労働者であるフ リー

タ‑ とに二極分解 して しまう。

(修 正 前) 現在,農業はほ とん ど利益を得 られない産業 となってお り,農民は困窮 して いる。 このため,何 らかの改善策 を図 らな くてはな らない。関 (2005)によれば,先 進技術を用 いて農業の生産性を上 げる一方で,工業化 と都市化 を通 して大量の農業人 口を非農業産業 に移転 させ ることが必要である。そのためにも,現在の状態 を改善 し, 農民にも移動の 自由や,社会保障な どの面における差別 をな くす必要がある。

(コメン ト) 農民困窮の改善策 として生産性 向上 と人 口移転が必要, と述べなが ら,その ために現状改善が必要, とい うのは 目的 と手段 が逆である。 また,社会保障は生産性

とも人口移転 とも無関係であ り, この文脈では無意味。

(修 正 後) 現在,農業はほ とん ど利益 を得 られない産業 とな ってお り,農民は困窮 して いる. このため,何 らかの改善策 を図 らな くてはな らない。関 (2005)によれば,先 進技術を用 いて農業の生産性 を上 げる一方で,工業化 と都市化 を通 して大量の農業人 口を非農業産業 に移転 させ るこ とが必要である。そのために も,農民が 自由に都会 に 移動 し,農業か ら離れて仕事がで きるよう,現在の農民 と都市の人間 とを分 けた戸籍

ドキュメント内 レポー ト添削指導 に関する事例報告 (ページ 40-62)

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