2015年8月12日
14,054 2.9 13,510 3.4 94.5 12.6(注1)期末基準価額は分配金込み、騰落率は期首比です。
(注2)ベンチマーク(バークレイズ・グローバル・アグリゲート・インデックス(除く日本、円ベース、ヘッジ付き))は、
2005年11月15日を10,000として指数化しております。
(注3)債券組入比率にはコマーシャル・ペーパーを含みます。
(注4)債券先物比率は買建比率-売建比率。
(注5)本ファンドはマザーファンドを組入れますので、債券組入比率、債券先物比率は、実質比率を記載しております。
■最近5期の運用実績
決 算 期 基 準 価 額
(分 配 落) ベンチマーク 債券組入
比 率 債券先物
比 率 純 資 産 総 額 税 込
分 配 金 期 中
騰 落 率 期 中
騰 落 率
円 円 % % % % 百万円
6期(2011年8月12日)
11,564 0 2.7 11,662 3.0 96.5 16.0 11,1347期(2012年8月13日)
12,466 0 7.8 12,314 5.6 109.1 6.1 7,7788期(2013年8月12日)
12,784 0 2.6 12,396 0.7 98.3△10.1
13,0429期(2014年8月12日)
13,653 0 6.8 13,062 5.4 95.3△24.4
13,95710期(2015年8月12日)
14,054 0 2.9 13,510 3.4 94.5 12.6 21,021(注1)基準価額の騰落率は分配金込み。
(注2)ベンチマーク(バークレイズ・グローバル・アグリゲート・インデックス(除く日本、円ベース、ヘッジ付き))は、
2005年11月15日を10,000として指数化しております。
(注3)債券組入比率にはコマーシャル・ペーパーを含みます。
(注4)債券先物比率は買建比率-売建比率。
(注5)本ファンドはマザーファンドを組入れますので、債券組入比率、債券先物比率は、実質比率を記載しております。
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GS 外国債券コア・ファンド(少人数私募)
運用経過
■基準価額等の推移について(2014年8月13日~2015年8月12日)
(注1)ベンチマークはバークレイズ・グローバル・アグリゲート・インデックス(除く日本、円ベース、ヘッジ付き)です。
(注2)分配金再投資基準価額は、収益分配金(税引前)を分配時に再投資したものとみなして計算したもので、ファンド運用の 実質的なパフォーマンスを示すものです。
(注3)実際のファンドにおいては、分配金を再投資するかどうかについては、お客さまがご利用のコースにより異なり、また、
ファンドの購入価額により課税条件も異なるため、お客さまの損益の状況を示すものではない点にご留意ください。
(注4)分配金再投資基準価額、ベンチマークは、期首の基準価額を起点として指数化しています。
■基準価額の主な変動要因
本ファンドの基準価額は、期首の13,653円から401円上昇し、期末には14,054円となりました。
上昇要因
主要投資対象である米国や英国などの国債利回りが低下(価格は上昇)したことや、保有する債券な どからの利息収入が、基準価額の主な上昇要因となりました。
下落要因
為替ヘッジに伴うヘッジコストなどが、基準価額の下落要因となりました。
0 100 200 300 400 500 600
13,000 13,300 13,600 13,900 14,200 14,500 14,800
14/10 14/12 15/2 15/4 15/6
(億円) (円)
14/8
(期首) 15/8
(期末)(年/月)
第10期首:13,653円 第10期末:14,054円
(期中にお支払いした分配金:0円)
騰落率:+2.94%(分配金再投資ベース)
純資産総額(右軸) 基準価額(左軸)
分配金再投資基準価額(左軸) ベンチマーク(左軸)
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GS 外国債券コア・ファンド(少人数私募)
■投資環境について
<海外債券市場>
当期は、主要先進国の10年国債利回りは概ね低下しました。
米国では、期初から2015年1月にかけては、2014年9月の小売売上高が市場予想を下回ったことや原 油価格の下落がインフレ率の下押し圧力になるとの見通しなどを背景に、米国債の利回りは低下基調と なりました。2月以降は、1月の雇用統計が良好な結果となったことや3月下旬には原油価格が反発し 堅調な推移となったこと、4月の住宅着工件数などの概ね良好な経済指標を受けて、年内の利上げ観測 が高まったことなどから、利回りは上昇する展開となりました。7月後半以降は、原油価格の下落を受 けインフレ見通しが後退したことや、4-6月期の雇用コスト指数が過去最低の伸び率となったことを 受けて早期利上げ観測が後退したことなどを背景に利回りは低下し、結局、前期末を下回る水準で期を 終えました。
ユーロ圏では、9月にECB(欧州中央銀行)が市場予想を上回る追加緩和に踏み切ったことや、そ の後、域内経済を牽引してきたドイツの経済成長見通しが下方修正され、中核国において成長鈍化が懸 念されるなか、ECBが国債も購入対象に含めた量的緩和に着手するとの観測が高まったことなどから、
ドイツ国債の利回りは期の中盤まで低下基調での推移となりました。期の終盤に入り、利回りの低下が 行き過ぎとの見方や原油価格の反発に加え、4月のユーロ圏CPI(消費者物価指数)速報値が5ヵ月 ぶりにマイナス圏を脱するなど、ユーロ圏経済に改善の兆しが見られインフレ期待が上昇したことなど を受け利回りが上昇しました。期末にかけては、ギリシャ債務問題についての支援協議の行き詰まった 局面で需要が高まったことや、7月のユーロ圏CPIが前月と同水準にとどまったことを受けて、EC Bによる量的金融緩和の継続の可能性が高まったとの見方が広がったことなどから利回りは低下し、結 局、前期末を下回る水準で期を終えました。
<外国為替市場>
外国為替市場では、期の前半は、堅調な米国経済指標が発表され、FRB(米連邦準備制度理事会)
による早期利上げ観測の高まりに加え、足元の原油価格の下落が同国経済全体にとっては好材料視され ていることなどを背景に米ドルが買われ、対円で大幅な上昇となりました。特に、日本銀行が予想外の 追加金融緩和に踏み切ったことを受け、10月末から11月にかけて円安米ドル高が進行しました。期の後 半も、米雇用関連統計や住宅指標などの経済指標が堅調な結果となったことや、イエレンFRB議長に よるタカ派(財政重視)的な発言などを受けて、年内利上げ観測が高まり対円で上昇基調となりました。
6月には黒田日銀総裁の円安けん制と見られる発言などを背景に下落する局面もありましたが、期を通 じては対円で上昇する結果となりました。
ユーロについては、期の序盤は、日本銀行が予想外の追加金融緩和に踏み切ったことなどを背景に対 円で上昇しました。期の中盤は、ECBによる国債の買い取りを含めた量的金融緩和の実施や、それに 伴い短期金利がマイナスまで低下したことなどを背景に対円で下落しました。期の終盤は、4月のユー ロ圏CPIなど欧州経済に改善の兆しが見られたことや、6月にドラギECB総裁がユーロ圏の景気回 復の兆候に言及したことなどを背景に上昇し、期を通じては対円で上昇する結果となりました。
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GS 外国債券コア・ファンド(少人数私募)
■ポートフォリオについて
<本ファンド>
GS 外国債券コア・マザーファンドの組入れを高位に維持することにより、日本を除く世界各国の 国債、国際機関債、政府関係機関債、社債、モーゲージ証券、アセットバック証券等に投資し、安定し た収益の確保と信託財産の着実な成長を目指して運用を行いました。
<本マザーファンド>
債券
期首における主要なポジションは、国別配分戦略における米国債のアンダーウェイトに対するドイツ 国債のオーバーウェイトや、ドイツ国債のアンダーウェイトに対するスペインやイタリア国債のオー バーウェイト、セクター配分戦略における非政府系モーゲージ証券や投資適格社債のオーバーウェイト などでした。
期末時点では、国別配分戦略におけるドイツ国債のオーバーウェイトに対する米国債のアンダーウェ イトや、セクター配分戦略における社債のオーバーウェイトや政府系モーゲージ証券のアンダーウェイ トなどが主要なポジションとなっています。
通貨
期首においては、米ドルやノルウェー・クローネをオーバーウェイトとする一方、スウェーデン・ク ローナやスイス・フランをアンダーウェイトとしました。期末においては、米ドルやスウェーデン・ク ローナなどをオーバーウェイトとする一方、カナダ・ドルやニュージーランド・ドルなどをアンダー ウェイトとしています。
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GS 外国債券コア・ファンド(少人数私募)
■ベンチマークとの差異について
<当期の基準価額とベンチマークの対比(騰落率)>
(注)基準価額の騰落率は収益分配金(税引前)を分配時に再投資したものとみなして計算したものです。
当期の本ファンドのパフォーマンス(分配金再投資ベース)は+2.94%となり、ベンチマーク
(+3.43%)を下回りました。
当期においては国別配分戦略、通貨配分戦略がプラス寄与となる一方で、デュレーション戦略、セク ター配分戦略、個別銘柄選択がマイナス寄与となりました。国別配分戦略では、カナダのオーバーウェ イトに対する米国のアンダーウェイトや、英国のオーバーウェイトに対する米国のアンダーウェイトな どがプラス寄与となりました。通貨配分戦略では、期初から10月にかけて米ドルのオーバーウェイトに 対するカナダ・ドルのアンダーウェイトなどがプラス寄与となりました。デュレーション戦略では、米 国の短期化ポジションなどがマイナス寄与となりました。セクター配分戦略では、社債のオーバーウェ イトやモーゲージ証券のアンダーウェイトなどがマイナス寄与となりました。個別銘柄選択では、国債 金利スワップや、エマージング市場債券の銘柄選択などが、マイナス寄与となりました。
■分配金について
収益分配金(1万口当たり、税引前)については、分配方針および基準価額の水準などを勘案し、当 期の分配は行わないこととしました。収益分配金に充てなかった収益については、信託財産内に留保し、
運用の基本方針に基づいて運用を行います。
2.94%
3.43%
0.00 1.00 2.00 3.00 4.00
本ファンド ベンチマーク
(%)
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