一
127
一駒 沢 大学経 済学論 集
第
29
巻第3
・4
合 併 号一
128
一大 学カ リ キ ュ ラム 改革に関 連 する芳 香 料 事 業会 計 ・損 害保険 会 計 (中 原)
オ デッセイ はなぜヒットしたのか
●消燹者 のニーズ(要求〕
一自 分と寡 擦(仲 聞 )の皀ず な o時代の トレ ンド(流 行 ) 一セダンか らRV 章への穫 行
●葛 晶 貫 ・富性 能
: li 墾 劉
一
129
一駒沢
大
学 経 済学 論 集第
29
巻 第3
・4
合 併号商 掌 科 「 研 究 基 礎 」
貫周 査 活 動 報 告 書
(提 出 期 隈 :平 成 9 年 5 月 z9日 )
ク ラ ス ・チ ーム 名 ; 商 字秘 1年 組 班 構 成 メ ンバ ーの 氏 名 と 字 籍 番 号 ;
氏 名 : / 書
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氏 名 : / 書
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弐 名 : / 書 置 査 活 動 日 二 皿 成 年 月 ∈… ( 唱日)
贋 査 話 動 時 間 : 午 而 ・午 競 時 分 か ら 午 舸 ・午 復 時 分 ま で 眉 査堵 所 (主 に 脚 1 活 動 壱 行 な っ た 場 所)
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● 葦 目 的 (何を 目的と した 躙 葦 な の か ) ;
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調査 方 法 (との よ う な 調 査 方 法 を 採 用 し た か ) :
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調 査 帽 告 (餌 奮 の 結 果 の ま と め ) 1
一
13
〔ト大 学カ リ キュ ラ ム 改革に 関連 す る芳
香
料事業
会 計 ・損 害保 険 会 計 (中 原)9
,芳 香 料 事 業 会 計
に つ い て(
1
) 現代
産業 事 情
につ い てカ リ キ ュ ラム 改 革の 一環 として, 駒 澤
大 学経 済学 部 第 2
部で は,「
現 代産業
事 情」
という
講 座 を平 成ユ0 年
度よ り発 足 させ た 。 こ の 講 座 は , 専 任 教 員の ひ と りが 企 画 者で あ り,科 目担 当 者 と して , 全責
任 を もっ て 科 目を ま と め ,現 代 産 業の ひ とつ を紹 介 して よ うという
講座 で あ る。 講 義は , 科 目担 当 者の も とで , 科 目担 当 者の 依 頼に よ る , 紹 介 する べ き業 界の 専 門 家3
人が講 義 担 当 者 と な る。1
名 あ た り4
コ マ 。 講義
担当者
の資格
は, 業 界の 専 門 家 で あ れば 学 歴 ・職歴 ・学 位 の有 無 を問わ ない 。 科 目 と して の すべ て の責
任 は , 科 目担 当 者が負 う
。 こ の 科 目「
現代
産 業事
情」
の 運営
に あた っ て , 運営 委 員
会が設 置 され るこ とに な っ た が , こ の委 員
に は第 2
部 改革 委
員会
の委
員 全員
で あ たる こ とに なっ て お り,
筆
者も
こ の 科 目の 運営 委
員 と なっ た。 そ して, この科
目は , 半 期 す なわ ちセ メ ス ター制 を と るの で ,
半 年
間で 完 了 す る が , こ の数 年
の科
目担 当 者 ス ケ ジュ ー ル は , 初め に予 定 してお くこ とに な り,筆
者 も また , こ の ス ケ ジュ ー ル に入 る こ とに な っ た。
(
2
) 芳 香 料 事 業 の こ とこ こ で
私
がこ の科
目「
現代
産業事 情」
で どん な産業
を紹
介 しよ う か と考
え た と きに , ま ず 考 え に浮 か ん だ の が 「芳 香
料事
業」
で あ っ た。 平 成8 年度
(
1996
年 度 )に イ ギ リス に在 外
研修
で滞 在
した ときに ,以前
か ら興 味が あっ た イ ギ リ ス の ポ プ リや ハ ーブ にか か わ る ガ ー デニ ン グを調
査 す るの に イ ギ リス 各 地の庭 園 を ま わ っ た こ と も , そ の 発 想 の 起 点 に な っ た と思 わ れ る 。
い ま ひ とつ の 発 想 と して は ,
「 損 害
保 険事 業」
と 「環境 機
器事 業
」 の 紹介
である 。
多年
にわ た っ て損 害 保 険 会 社
の社 員
の会計 教育
を担 当
し た関 係上 ,損
害 保 険 会 杜 大手
各 社の 役 職者
に知 りあい が多
く, この 講 座 の 講義
担 当 を依
頼 し やす
い だ ろ うとい う可能
性 を考
えた わけで ある。 しか し, こ の 損 害 保 険 とい う事 業 は ,経 済 学 部の カ リキ ュ ラム の 中に すで に
「
保険
論 」 とい う科 目が 一131
一駒沢 大学経 済学論 集 第
29
巻第3
・4
合 併号既 設 さ れ て お り, 中 学 や高 校 の カ リ キ ュ ラ ム に お い て も,保 険 事 業 の紹 介は 広 く
行
わ れて い る とこ ろ か ら, あ ま りこ れ を紹介
す る科
目 を新設
す る必要性
は 是 認 で きない 。 また , 環
境
機器事 業
につ い て は,筆 者
が 日本社 会 関連
会 計 学 会 会 長 をつ と め て い る関 係 か ら, 環境
保 全 機 器 の利 用事
業や製 造事
業 に知 りあい が多
い の で , こ れ を と りあ げる の は 容 易だ と考 え
られ た。 しか し, これ らの 機 器は 開発 が今 後 に期 待 され る もの が
多
い 。以 上 の よ
う
な理由
か ら,現 在
の と こ ろ「 芳香 料事 業 」
が「 現代
産業事情 」
の 講 座が
筆
者 の担 当 す る候補
と な る科
目 と考
え ら れ る。で は , 芳 香 料
事
業 とはい か な る内 容 を持
つ事
業なの か。ま
ず 芳 香 料
とは , い か な る内 容
をも
つも
の か , か ら考 え
な けれ ばな らない 。
「
香 り」 に 関 す る文 化 は , わ が国 を含 む ア ジ ア の 文 化 と欧 米 の それ とで は, 共 通 点 もあ る が , か な り異
な っ た発 達を し た と も考
え ら れ る。 わが 国で は ,「
香 り」
の 文 化は,華
道や茶
道 と共に, 「香 」
ない し 「香 道」
と して,第
2
次 大 戦 末 まで 上 層 階 級の 問 で もて はや さ れ て きた もの と考 え られ る。 主 と して東
南 ない し南 ア ジア で採 取
され た香 木
が珍
重 さ れ ,使
用 さ れ た と思わ れる 。 食 料 につ い て も, あ ま り獣 肉に
偏
重 し な か っ たわ が 国で は ,「
こ しょう
」 な どハ ーブ に相等
す る香料
を欧 米 ほ ど必 要 と しな かっ た た め か ,「
芳 香 料 」は 主に 上層 階級
の た め の もの とな っ た よう
で ある。現 在の わ が 国で の
「
芳香
料 事 業 」 は, 従っ て , 欧米
を源流 とす る ポ プリ ・ハ ー ブ な どの芳 香 料 事 業が そ の主 流 を占め て い る と 言 っ て もい い よ うな情 況
で あ る。 欧
米
の よう
な, ポ プリ やハ ー ブの専 門小 売 店
はほ とん どみ か け ない が , デパ ー トや観
光地 で ポ プ リ ・ハ ー ブの 売 り場 をみ つ ける こ と は決 して 珍しい こ とで は ない 。 ほ と ん どの デパ ー トや ス ーパ ー にその 種の売 り場 は存
在
する よう
に なっ て い る 。 専 門 卸 売店
も多
く,芳 香料
の現 在
流行
の ガ ーデ ニ ング と も結 びつ い た製 造 卸 そ して小 売 を兼 営 する とこ ろ も大 都
市
近郊
の各
地 に ある 。芳 香 料 の , 特に ポ プ リ やハ ー ブ につ い て の利 用 術 を教 える教 室 も主 に大 都
市
の各
地 の カ ル チ ャ ー ・セ ン ター な どにある。 ア ロ マ テ ラ ピ ー とい わ れ る よ一
132
一大学カ リ キ ュ ラ ム 改 革に 関連 する芳香 料 事 業 会計 ・損 害 保 険 会 計 (中 原 ) うな芳
香
料 を薬 品 と して使
い , 医療
保 健 用 に利 用す る 技 術 を教
える とこ ろ も ある。以
E
, こ れ ら はす べ て 欧 米か らの 輸入 原料 ない し輸入技術 に よ る もの で あ る。 わが 国独 自
の芳 香
料お よ び そ の 利用技
術 に 関する事
業 とい え ば, 「香 道」
や そ の
材 料
で ある「 香 木」
に 関す
るも
の で あ り, ポ プ リやハ ー ブ とい っ た欧
米 原産 の そ れ と 比 較す る と , わ が 国に お い て は , きわ め て限 定 さ れ た もの と な っ て い る。こ うい っ た
事 業
が , ほ とん ど中小 零細 企業で ある 中で あ る程 度 以上 の 規模
の 近
代
的企 業の 形態
を と るの は, 例 えば, イ ギ リス の カ ル ペ ッ パ ー と提 携 し た上 場 企 業 の 明治 製糖
など が ある。従
っ て , この事 業
の会 計
とな る と, 零細
企業
の多
くは ,特 に把 握
しに くい 。 上 場企業の そ れ は , そ の 事 業だけの 会
計
が独 立 して公 表 開 示 され る わ けで は ない の で , その 実 態は今
後
の 調 査 を待つ 外は な い 。(3)
「
芳 香 料 事 業 会 計」
の 講 義 カ リキュ ラ ム 試 案講 義カ リ キ ュ ラム に つ い て は , 半 期
1
セ メ ス ター は15
回分あ るの で , 試 案 を次の よ うに,後
で 訂正 する こ と も含 め て作 成 して み た。第 1
回オ リエ ン テ ー シ ョ ン 第
2
回芳
香 料 製 造 業の 紹 介 (1)第 3
回芳
香料
製 造業
の 紹介
く2
)第 4
回芳 香料 製造 業
の 紹介( 3
) 第5
回 芳 香 料 製 造 業の 紹 介(4)第 6
回芳香 料
販 売業
の紹 介
(1)第 7
回芳香 料 販 売 業
の紹 介
(2
)第 8
回芳 香料
販売
業の 紹 介(3
) 第9
回芳 香
料 販 売業
の紹
介(4) 第10
回 芳 香 料 利 用 技 術 の 教 育 (1)第 11 回 芳 香 料 利 用技 術
の教 育
(2)一 芳
香
料事
業の 紹 介 一 そ の経
営 につ い て一 そ の 組
織
につ い て一 その
技 術
につ い て一 その他 につ い て 一 デ パ ー ト に つ い て 一 ス ーパ ー につ い て
専 門
店
につ い て その他一 ポ プ リ教 育
一 ハ ー ブ
教 育
一
133
一第
12
回第 13
回 第14
回第 15
回駒 沢大 学 経済学 論 集 第
29
巻 第3
・4
合 併 号 芳 香 料 利 用 技 術の 教 育(3
) 一 ア ロ マ テ ラ ピ ー芳 香 料 利
用技 術
の教 育
(4
)ア ロ マ テ ラ ピ ー
芳
香
料 事 業 会 計 につ い て 一 テ ス トー10
.損 害 保 険 会 計
に つ い て損
害
保 険 会 社 が その営 業
活動
を行 う
た め に欠
くこ とが でき
ない活
動 に会計
活動
が ある。 企業
, と く に損害
保険会
社 の 会 計 活 動 は , 資金管 理, 保 険 料 徴 収,予 算 策 定
,損
益計 算
な ど に分
けら れ る。損 益
計 算
は会計 活 動
の もっ と も重 要 な活 動で ある。 損 害 保 険 会 杜の経 営 活動
の 主 な 目的
は会 社
の利益
をあげ るこ とで あ り, 従 っ て会 計 活 動の 目 的は その 利
益
を計 算
す る事
で ある。 従っ て, 会計 部
門で企業
活動
の すべ て につ い て把 握
で きる会 計 シ ス テ ム が 企 業の すべ て の領
域 に つ い て 確立 さ れ て い る こ と が必 要で ある 。11
.損 害 保 険 会 計 序 説
11
−1
損 害 保 険 会 計 の 意 義11
−1
−1
損 害 保 険損 害 保 険 会 社 (non −
iife
insurance
company )は,多 数
の 個人 や法
人 と損 害 保 険契 約
を結
び , こ うい っ た保 険 契約 者
か ら保 険 料 を受
け取 っ て, 保 険事 故
が 発 生 した こ とを主た る業務
とす る。損 害
保 険 会 社は ま た , こ の 業 務 と関 連 して 他の 保 険会
社等
(以 下 ,保 険 者とい う) の た めに 損 害 保 険事 業
に属
する 取 引の代 理 人 と なる こ と もある。 また他の 保険 者
と再保 険
の交
換 も行 う
。 そ して ま た損 害 保 険 会 社 は受取
っ た 保 険料
や会社
財 産の管
理 ・運 用の 業 務 も付随 業
と して行
っ て い る。11
−1
−2
損 害 保 険 会 計 (non −life
insurance
accounting )多 くの 業 種 の 企 業で は , 商 品な い し サ ー ビ ス の 給
付
と引き換 え に代 価 を支 払う
の で,一