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犬及び猫の返還や譲渡の機会を拡大させるため、平成21年1月に熊本県動物愛護 管理ホームページを開設し、積極的な情報発信を行っています。

また、各保健所における収容施設の収容能力を勘案しながら、犬や猫の収容期間を 延長するとともに、動物に負担がかからないよう、平成20年度から平成21年度に かけて収容施設にエアコンを設置しました。

第1次計画では、熊本市を除く地域において平成29年度までに譲渡率(*1)、返還 率(*2)を倍増させることを目指しており、以下のとおり、平成24年度(平成25年 3月31日)時点で犬猫ともに既に目標値を達成しています。

H18年度 H24年度 H29年度 目標値

H24年度時点 での達成状況

譲渡率(熊本市 を除く地域)

4.2% 22.1% 8.6% 達成

0.3% 2.5% 0.6% 達成

犬猫

合計 2.8% 12.2% 5.6% 達成 返還率(同上) 5.4% 14.5% 10.8% 達成

*1 譲渡率・・・譲渡頭数÷(捕獲頭数+所有者からの引取り頭数+所有者不明の引取り頭数―返還頭数)×100

*2 返還率・・・返還頭数÷(捕獲頭数+所有者不明の引取り頭数)×100 動物愛護管理ホームページアクセス数

66,032 75,136

193,254

80,847

16,105 6,261

6,737 5,503

0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000

H21 H22 H23 H24

年度

年間アクセス数 月間平均

31

●取組状況

犬及び猫の返還や譲渡の機会を拡大させるため、平成21年1月に熊本県動物愛護 管理ホームページを開設し、積極的な情報発信を行っています。

また、各保健所における収容施設の収容能力を勘案しながら、犬や猫の収容期間を 延長するとともに、動物に負担がかからないよう、平成20年度から平成21年度に かけて収容施設にエアコンを設置しました。

第1次計画では、熊本市を除く地域において平成29年度までに譲渡率(*1)、返還 率(*2)を倍増させることを目指しており、以下のとおり、平成24年度(平成25年 3月31日)時点で犬猫ともに既に目標値を達成しています。

H18年度 H24年度 H29年度 目標値

H24年度時点 での達成状況

譲渡率(熊本市 を除く地域)

4.2% 22.1% 8.6% 達成

0.3% 2.5% 0.6% 達成

犬猫

合計 2.8% 12.2% 5.6% 達成 返還率(同上) 5.4% 14.5% 10.8% 達成

*1 譲渡率・・・譲渡頭数÷(捕獲頭数+所有者からの引取り頭数+所有者不明の引取り頭数―返還頭数)×100

*2 返還率・・・返還頭数÷(捕獲頭数+所有者不明の引取り頭数)×100 動物愛護管理ホームページアクセス数

66,032 75,136

193,254

80,847

16,105 6,261

6,737 5,503

0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000

H21 H22 H23 H24

年度

年間アクセス数 月間平均

●課題

第1次計画において、平成29年度までに譲渡率及び返還率の倍増を目指すことと していましたが、平成24年度時点で目標を達成しているため、新たな目標設定を行 うこととします。また、犬と猫の譲渡率に差があることから、犬・猫別々の新たな目 標設定を行うこととします。

今後は、犬はもとより猫の更なる譲渡の機会を増加させていくとともに、譲受け希 望者に対する講習会を充実させ、動物の適正飼養に向けた支援を強化していく必要が あります。

第2 対策

(譲渡及び返還の推進)

・ 熊本県動物愛護管理ホームページを活用し、迷子犬猫や譲渡犬猫の情報など、動 物愛護に関する情報を発信します。

・ 迷子犬猫や譲渡犬猫に関する、各市町村や保健所間の情報の共有化を進めます。

・ 犬や猫の譲り受け希望者のリストアップや定期的な譲渡会を行ったり、動物愛護 団体等のボランティアと協力することで、譲渡推進のための仕組みづくりを進めま す。

(譲受け希望者に対する適正飼養に向けた支援強化)

・ 譲受け希望者に対する講習会を行い、動物に関する正しい知識の習得を支援しま す。

【数値目標】

・ 平成35年度までに犬の譲渡率を40%、猫の譲渡率を10%、犬の返還率を2 5%に向上させることを目指します。また、熊本市においても、譲渡、返還のさら なる増加を図ります。

H18年度 H24年度 平成35年度 目標値 譲渡率(熊本市

を除く地域)

4.2% 22.1% 40%

0.3% 2.5% 10%

返還率(同上) 5.4% 14.5% 25%

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第1 現状と課題

○動物に対する考え方

動物が好きな人や嫌いな人、動物に興味がある人や興味がない人等、動物に対して 抱く感情は様々です。こうした状況のなかで、人と動物とが共生できる環境にするた めに、異なる価値観を持つ人々との相互理解に努めることが求められています。

○動物の遺棄、虐待の発生

全国において、動物の遺棄、殺傷、ネグレクト(飼養放棄)の事案が生じています。

平成24年の動物愛護管理法改正により、虐待の具体的事例が明記され、遺棄や虐待 の罰則が強化されました。

みだりに、

・給餌若しくは給水をやめること

・酷使すること

・健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束することによって衰弱させること

・病気や怪我の状態で適切な保護を行わないこと

・排泄物の堆積した施設や他の愛護動物の死体が放置された施設で飼養すること 等

(罰則)

動物の遺棄:100万円以下の罰金

動物の虐待:2年以下の懲役又は200万円以下の罰金

○人と動物の共通感染症の発生

動物を感染源とする疾病は、狂犬病をはじめとして世界各地に数多く存在し、相当 数の発生事例が報告されています。

狂犬病においても、日本は狂犬病が発生していない希少な国のひとつですが、海外 では多くの国で流行しています。

第4節 県民に関わる課題と対策

虐待の具体的事例と罰則について(動物愛護管理法第44条)

情報板

●取組状況

各地域において、毎年9月の動物愛護月間に行う動物愛護に関するイベントでは、

動物愛護児童図画作品の展示や表彰、パンフレットやチラシの配布、インターネット や新聞等を活用し、終生飼養や法令遵守に向けた啓発事業を進めてきました。

地域 内容

熊本市 第30回動物愛護フェスティバル2013

有明 有明地域動物愛護祭(どうぶつ・愛・ありあけ2013)

山鹿 動物愛護図画作品表彰式、ふれあい方教室 菊池 第27回動物愛護祭

御船 動物慰霊祭、犬のしつけ方教室 宇城 うきうき動物愛護フェスタ

八代 動物愛護図画作品表彰式、ふれあい方教室 水俣 水俣・芦北地域動物愛護祭

人吉 動物フェスタ2013 天草 動物愛護祭

また、犬による咬傷事故の減少等を目的として、小学生等を対象に犬とのふれあい 方教室を開催しています。

平成25年度動物愛護月間を中心とした行事

犬のしつけ方教室 動物愛護児童図画表彰

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35 35

4 4

3

6

11

156 149

418

825

625

0 100 200 300 400 500 600 700 800 900

H20 H21 H22 H23 H24

年度

0 2 4 6 8 10 12

開催回数 参加人数 ふれあい方教室開催状況

ふれあい方教室の様子

※熊本市を除く

一方、人と動物の共通感染症の発生を予防し、万が一発生したときに無用な不安や パニックに陥ることなく、冷静な対処が図れるよう、人と動物の共通感染症に関する 知識の普及啓発を推進しました。

平成23年度には、熊本県狂犬病(疑い)発生時対応マニュアルを策定し、平成2 4年度から施行しました。また、平成25年度には、狂犬病予防対策の重要性を確認 するとともに、県内で狂犬病が発生した場合に備え、各保健所及び関係機関が連携し て具体的対応が取れるよう机上訓練を実施しました。

●課題

動物の愛護・管理に係る施策を効果的に推進するためには、動物を飼っていない人 も含めた全ての県民の愛護・管理に関する意識を高め、県民と行政とが一体となって 取り組んでいくことが大切です。

なお、県民同士が、動物に関してそれぞれ異なる考え方や立場を理解し、尊重し、

動物を飼っている人も飼っていない人も、同じように動物の終生飼養の責務や適切な 飼養、虐待防止等正しい知識を持つことが求められます。

また、教育現場においては、命の大切さや感染症予防の啓発等を行う必要がありま す。

そして、狂犬病が長期間発生していない日本においても、狂犬病発生時にパニック を起こさないための迅速、適切、組織的な対応が求められます。

熊本県狂犬病(疑い)発生時対応マニュアルにより、平常時における狂犬病予防対 策の重要性や発生時の対応体制を各保健所及び関係機関で確認し、共有する必要があ ります。

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第2 対策

(県民への普及啓発と問題解決)

・ 動物愛護月間など様々な機会を通じて、動物を飼う際の飼い主の責務や飼い方な ど動物の愛護・管理に関しての情報発信等を行い、県民の関心を高めます。

・ 集合住宅や住宅密集地での犬及び猫の飼養方法など地域内の問題解決については、

市町村と連携して技術的な助言等の支援を行います。

・ 飼い主不明の猫に関する地域の取組事例の紹介などを通じて、問題解決のための 地域の取組みを支援します。

・ 不幸な犬や猫が増えたり、地域住民の迷惑になる可能性があることから、飼い主 不明の犬及び猫への無責任な餌やりについて防止啓発を行います。

・ 動物の遺棄・虐待防止について周知啓発を行います。

(教育現場への普及啓発)

・ 幼児や年少者が、動物の生理や特徴を理解するとともに、動物等との誤った接し 方で咬傷事故等を起こすことがないよう、学校や幼稚園等と連携し、犬等とのふれ あい方教室など普及啓発事業を実施します。

・ 教職員や保護者、児童とがともに参加できるプログラムを作成し、家族や地域、

学校全体で動物の愛護・管理の理解を促進するための効果的な普及啓発を進めます。

(人と動物の共通感染症防止)

・ 県獣医師会や学校、PTA等と協力し、人と動物の共通感染症に関する正しい知 識の普及啓発を行います。

・ 人と動物の共通感染症対策事業(*)等を通して、教育現場と連携し、予防啓発を 行います。

・ 国の動物検疫所や他の都道府県の関係機関と連携し、輸入動物に係る人と動物の 共通感染症についての普及啓発等に努めます。

* 共通感染症対策事業…各学校において、学校飼育動物の感染症検査を行い、併せて問題点に関する指導を行う事業

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