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⑸ 法 の

ドキュメント内 憲法の概念について (ページ 31-36)

ラン クに ある 基本 的な 諸制 定法 によ って 規定 され てい るこ とは あり うる

。換 言す れば

、法 的意 味の

﹃経 済憲 法﹄ につ いて 語る こと がで きる か否 かを 確定 しよ うと する 場合 に問 題と なる のは

﹃形 式的

﹄憲 法で はな く、

﹃実 質的

﹄憲 法な ので ある

。 実質 的経 済的 憲法 とは

、経 済的 な財 貨・ 労働 力・ 事業 の秩 序を

、統 一的 な、 ある いは いず れに せよ お互 い同 士が 相互 に 規定 しあ う最 上級 の法 規に よっ て、 自覚 的か つ明 瞭に 規律 する ひと つの シス テム であ る。 この よう なシ ステ ムが 形成 され るの は、 とり わけ

、政 治的

・社 会的 有機 体の 内部 で、 経済 の本 来的

・機 能的 意義 が把 握さ れ、 経済 が合 理的 な格 率に 従う 相対 的に は自 律的 なま とま りと して

、一 定の 法的 基本 形態 で規 律づ けら れる 場合 であ る。 こう した

﹃経 済国 家﹄ にお いて は、 所有 権秩 序、 財貨 の生 産・ 分配 シス テム

、生 産力

・生 産手 段の 投入 シス テム

、企 業の 経済 的な 処分 能力 の範 囲・ 限 界、 経済 的な 集団 およ び団 体の 種類

・構 造・ 有効 性、 従属 労働 に従 事す る人 々の 法的 地位

、経 済活 動に 対す る国 家の 作用 の程 度と 限界 とい った 諸事 項が

、実 質的 経済 憲法 でカ バー され る本 質的 な領 域で

( )

ある

﹂。

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フー バー のい う﹁ 形式 的意 味の 経済 憲法

﹂と は、 以上 のよ うな

﹁実 質的 意味 の経 済憲 法﹂ が﹁ 形式 的意 味の 憲 法﹂ のな かに 盛り 込ま れた もの

、す なわ ち、 憲法 典中 の経 済原 則に 関す る諸 規定 であ る。

﹁憲 法典 が、 経済 的な 財 貨・ 労働 力・ 事業 の法 的秩 序を 規定 する 諸原 則を 完全 に受 容す るこ と、 ある いは その 主要 なも のを 受容 する こと は あり うる

。そ の場 合に は、 それ によ って

、形 式的 経済 憲法 が成 立

( )

する

﹂。

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法の 内容 に着 目し た﹁ 経済 憲法

﹂の 観念 は、 今日 のド イツ の実 定法 学に も受 け継 がれ てい る。 その 例示 とし

て、 標準 的な 教科 書の 一つ とし て版 を重 ねて いる フロ ッチ ャー の﹃ 経済 憲法 およ び経 済行 政法

・第 五版

﹄の 冒頭 部 分に ある 概念 の説 明を みて み

( )

よう

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フロ ッチ ャー によ れば

、出 発点 とな る上 位概 念は

﹁経 済法

W i r t s c h a f t s r e c h t

で ある

。﹁ 経済 法は

、経 済過 程の 全体 およ び個 人の 経済 活動 に直 接作 用す る法 規を 包括 する

﹂。

﹁経 済法

﹂は

、さ らに

﹁公 経済 法﹂

ö f f e n t l i c h e s W i r t -s c h a f t s r e c h t

と﹁ 私経 済法

p r i v a t e s W i r t s c h a f t s r e c h t

に 分類 され る。 その うち

﹁公 経済 法は

、経 済過 程お よび 個 人の 経済 活動 に直 接作 用を 及ぼ し、 その 際に

、す べて の人 に対 して では なく

、高 権的 権力 の担 当者 に対 して のみ 権 利を 付与 し義 務を 課す 法規 を包 括す る﹂

。フ ロッ チャ ーに よれ ば、

﹁公 経済 法﹂ には 憲法 と行 政法 が含 まれ るこ と、 すな わち

、﹁ 公経 済法

﹂が

﹁経 済憲 法﹂ と﹁ 経済 行政 法﹂ から 構成 され るこ とに は広 く見 解の 一致 があ る。 しか し、 個別 的に いか なる 法素 材が

﹁経 済憲 法﹂ に属 し、 いか なる 法素 材が

﹁経 済行 政法

﹂に 属す るの かを 明確 に識 別す る こと はで きな い。

﹁他 の多 くの 法分 野と は異 なっ て、 経済 憲法 と経 済行 政法 の基 本知 につ いて は、 これ まで 両者 の 確固 たる 序列

K a n o n

が 提示 され るこ とは なか った

﹂。 フロ ッチ ャー 自身 は、 入門 書の 性質 上、 核心 問題 に焦 点を し ぼる とし て、

﹁経 済憲 法と して は、 国家 と経 済と の関 係、 なら びに 基本 法と ヨー ロッ パ共 同体 設立 条約 に規 定さ れ た経 済活 動の 保護 を取 り扱 い、 経済 行政 法と して は、 広義 の営 業法

、な らび に︵ 国内 とヨ ーロ ッパ の︶ 補助 金法 を 取り 扱う

﹂と 述べ てい る。

この よう に、

﹁経 済憲 法﹂ は、 まず は内 容に よっ て他 の法 規範 から 識別 され る﹁ 実質 的概 念﹂ であ る。 しか し、 ヴァ イマ ル憲 法は

、﹁ ドイ ツ人 の基 本権 およ び基 本義 務﹂ と題 する 憲法 第二 篇の 第六 章﹁ 経済 生活

﹂の 章に お いて

、一 五一 条か ら一 六五 条ま で、 経済 原則 関係 の諸 規定 に実 に一 五

条を 割い てい た

( )

ため

、ヴ ァイ マル 憲法 時代

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に﹁ 経済 憲法

﹂と して 念頭 に置 かれ てい たの は、

﹁形 式的 意味 の憲 法﹂ に盛 り込 まれ た﹁ 実質 的意 味の 経済 憲法

﹂ とし ての ヴァ イマ ル憲 法一 五一 条以 下で あ

( )

った

。ド イツ 基本 法の 場合 にも

、そ の制 定当 初は

、そ もそ も基 本法 には

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﹁経 済憲 法﹂ が含 まれ るか とい う問 題提 起が なさ れ、 また 今日 では

、基 本法 およ びE U法 の経 済活 動関 係の 諸条 項 が、

﹁経 済憲 法﹂ の名 称で 一括 され るの が一 般的 なよ うで ある

。 たと えば

、上 述の よう にフ ロッ チャ ーも そう であ るが

、シ ュミ ット

・ア スマ ンと シ

ッホ を編 者と する

﹃行 政法 各論

・第 一四 版﹄ で﹁ 公経 済法

﹂の 章を 担当 する ペー ター

・ミ ヒャ エル

・フ ーバ ーも

、次 のよ うに 述べ て、

﹁経 済 憲法

﹂と は、 ドイ ツ基 本法 とE U法 に含 まれ る経 済原 則に 関す る諸 規範 であ ると して いる

︵傍 線は 本稿 筆者

。︶

﹁し たが って

、公 権力 の担 当者 に対 して

、経 済生 活を 形成 しこ れに 影響 を及 ぼす 観点 から

、特 別の 権利 義務 を認 める 法 規の 総体 を、 公経 済法 とよ ぶこ とが でき る。 これ には

、E Uと ドイ ツの 経済 憲法 およ び経 済行 政法 とい う部 分領 域が 包括 され る。 経済 憲法 と経 済行 政法 を厳 密に 区別 する こと はで きな いと して も、 経済 憲法 が、 EU の第 一次 法レ ベル また はド イツ 基本 法レ ベル で、 経済 政策 およ び経 済行 政の 基盤 を規 律す るも ので ある のに 対し て、 経済 行政 法は

、行 政の 任務 と権 限、 およ び経 済過 程に 参加 する 人の 公法 上の 権利 義務 を設 定し

、制 限し

、廃 棄す るこ とに よっ て、 公的 機関 が危 険の 防止 や経 済過 程の 分配

・指 導・ 促進 を目 的と して 作用 を及 ぼす 諸法 規を 包括

( )

する

﹂。

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この よう に、 現代 ドイ ツの 法学 では

、﹁ 形式 的意 味の 憲法

﹂の 一部 分が

﹁経 済憲 法﹂ と理 解さ れて いる とい って よい

。し かし

、憲 法典 やE U法 の諸 規定 のど れを

﹁経 済憲 法﹂ とし て識 別し 一括 する かは

、個 々の 条項 の内 容解 釈 抜き には 定ま らな い。 その 意味 では

、﹁ 経済 憲法

﹂の 概念 は依 然と して

﹁実 質的

﹂な ので

( )

ある

40

25

F. Ha rt un g,

De ut sc he Ve rf as su ng sg es ch ic ht ev om 15 .J ah rh un de rt bi sz ur Ge ge nw ar t, 9. Au fl ., 19 69 . /

Ch . -F. Me ng er ,D eu ts ch eV er fa ss un gs ge sc hi ch te de rN eu ze it , 5. Au fl ., 19 86 . /

26

=

= =

20

/ /

40

=

=

=

27

寿 Z ip pe li us /W ur te nb er ge r, De ut s -c 28 he sS ta at sr ec ht ,3 2. Au fl ., 20 08 P. Ba du ra ,S ta at sr ec ht ,4 .A uf l. ,2 01 0

K ul tu rv er fa ss un g Ku lt ur st aa t

P. Ba du ra ,W ir ts ch af ts ve rf as su ng un dW ir ts ch af ts ve rw al tu ng ,3 .A uf l. ,2 00 8, S. 6.

29

Vg l. E. R. Hu be r, Wi rt sc ha ft sv er wa lt un gs re ch t, ,2 .A uf l. ,1 95 3, S. 21 . 30

E. R. Hu be r, aa O. ,S .2 3.

31

E. R. Hu be r, aa O. ,S .2 3f .

32

E. R. Hu be r, aa O. ,S .1 8, S. 48 .

33

E. R. Hu be r, aa O. ,S .2 7f .

34

E. R. Hu be r, aa O. ,S .2 8. 35

ドキュメント内 憲法の概念について (ページ 31-36)

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