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− 2008 年 製品紹介−

ドキュメント内 電業社64.book (ページ 42-48)

電業社機械 Vol.33 No.1(2009) ここで活躍しています

ここで活躍しています 電業社機械 Vol.33 No.1(2009)

 1−3 青森県東青地域県民局 堤川消流雪ポンプ場  ⑴ 概要

 青森県青森市内を流れる堤川から取水し、約600m先 の吐出し槽へ送水され、配水ポンプにて各融水先へ送水 される。今回、取水ポンプ1号機を納入した。現在、2 号機を施工中であり、今季から供用開始される(図4)。

 ⑵ 特徴

 海水の混入が予想されるため、材質はインペラが SCS14、スリーブと主軸がSUS316である。

 ⑶ 仕様

 口径500mm両吸込渦巻ポンプ×2台(電動機駆動)

 23.22m3/min×9.0m×55kW×750min–1  1−4  沖縄県農林水産部中部農林土木事務所

与勝2期地区揚水機場  ⑴ 概要

 地下ダムから6台の井戸取水ポンプにて当機場の貯水 槽(吸水槽)へ取水された農業用水を、ファームポンド へポンプ2台で揚水する。県営事業として施工される初 めての設備である(図5)。

 ⑵ 特徴

 一般住宅地の中に機場があるため、ポンプ室内に吸音 パネルを貼り付け騒音を軽減しており、ポンプ場は景観 に配慮されている(図6)。また、ポンプはフライホイー ルを装着しており、落雷の多い地域における非常停電時 のポンプ急停止に備えている。

 ⑶ 仕様

 口径150mm横軸多段渦巻ポンプ×2台(電動機駆動)

 3.12m3/min×82m×75kW×1,750min–1  1−5 柏原市国分市場 第1雨水ポンプ場  ⑴ 概要

 大阪府柏原市の国分排水区には、1982年8月の豪雨 被害を契機に、総排水量90m3/minの国分市場第1雨水 ポンプ場が建設された。今回、排水能力を140m3/minに 増強させる目的で、2台の排水ポンプを増設し、2008 年10月に供用開始された。

 ⑵ 特徴

 今回増設した2台のポンプの内、1台はコラム式水中 ポンプ、残りの1台は着脱式水中ポンプで、何れも電動 機が地下吸水槽内の水中に設置している構造であること から、運転中の振動・騒音は小さく、上屋が省略された コンパクトなポンプ場となっている(図7)。

図4 ポンプ設置状況

図5 ポンプ設置状況

図6 ポンプ場外観

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 地上部には、2台のポンプそれぞれを中心で吊上げ、

吊下げ作業が可能となるよう、走行レールに曲線部分を 有したメンテナンス用手動式門型クレーンを設置してい る。

 ⑶ 仕様

 口径500mmコラム式水中斜流ポンプ×1台  39.6m3/min×10.8m×110kW×1,200min–1  口径300mm着脱式水中ポンプ×1台  10.2m3/min×11.0m×30kW×1,200min‒1

 1−6  石油資源開発株式会社 秋田鉱業所殿向け横 型3連往復プランジャーポンプ

 ⑴ 概要

 秋田鉱業所 由利原鉱場殿へ、坑廃水圧入ポンプを2 台納入した。由利原油ガス田は、秋田市から南方50km の鳥海山の北麓、由利高原に位置しており、1976年に 掘削した試掘井「由利原SK-1」の成功により誕生した鉱 場である。

 ⑵ 特徴

 納入したポンプは、油ガス田より生産後に発生した坑 廃水を地下へ圧入還元するためのポンプで、坑廃水(油 田水)の液質は腐食性があり、耐食性を考慮し接液部の 主要材質は、SUS316系を使用している。また、プラン ジャーの材質は耐海水セラミックのコーティングの特殊 仕様で、他プラントの同用途ポンプで実績があり信頼性 があるのも特徴である(図8)。

 ⑶ 仕様

 ¡坑廃水圧入ポンプ

   1 3/4̋×4̋横型3連往復プランジャーポンプ×2台

(電動機駆動)

  8.34m3/h×19MPaG×55kW×1,500min–1  1−7  東京電力株式会社 福島第一原子力発電所

5号機向け復水器連続洗浄装置ボール循環 ポンプ

 ⑴ 概要

 発電所向け復水器潤滑水細管ラインにスポンジボール を移送し、細管内部の清掃を行う設備用のポンプであり、

既設洗浄装置の老朽化、能力増強のため、2008年3月 に6台納入をした。

 ⑵ 特徴

 納入したポンプは、流体(海水)にスポンジボールが 入るため、そのスポンジボールに損傷を与えない構造と なっている。同用途のポンプを近年は東京電力株式会社 殿、東北電力株式会社殿にも納入している。それはすべ て他社既納品からの更新で、当社製ポンプがその信頼性、

性能について評価され採用されたものである。

 ⑶ 仕様

 口径125mm×125mm片吸込渦巻ポンプ×6台  110m3/h×17m×11kW×1,500min–1

 2.送風機

 2−1 岩手県盛岡地方振興局土木部 北山トンネル  ⑴ 概要

 本工事は、一般国道455号北山トンネルに換気設備を 設置した。

図7 ポンプ場外観 図8 ポンプ外観

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 ⑵ 特徴

 本トンネル換気設備は、抗口の周辺環境と交通事情に 配慮し、上り線のみに設置。計測機器では、通常設置さ れる煙霧透過率測定装置(VI計)を設置せず一酸化炭素 濃度測定装置(CO計)および風向風速測定装置(AV計)

の2つのみで制御している。高効率型ジェットファンを 採用し、高効率羽根車などの採用により電動機入力値の 低減を実現させた(ジェットファン効率は特記仕様書の 65%に対し、工場試験で3台の平均値が大幅に上回った

(図9))。

 ⑶ 仕様

 口径1,030mmジェットファン(高効率型)×3台  25m3/s×30m/s×25kW×1,500mm‒1

 2−2  日本下水道事業団 渡良瀬川上流流域下水道 秋山川浄化センター

 ⑴ 概要

 本センターは栃木県南西部に位置し、万葉集に詠わ れる秋山川や旗川に育まれた佐野市を処理区域とし、首 都圏整備法に基づくモデル定住圏として発展が著しい 地区でもある。秋山川の清流を復活するため、旧佐野市 が1971年に下水道工事を着手し、1993年には栃木県が 下水道を整備する渡良瀬上流流域下水道事業に着手し、

1994年に共用を開始した。

 今回工事は水処理設備の増設と既設設備の老朽化に伴 い、ブロワ2台の更新工事を行った(図10)。

 ⑵ 特徴

 本センターには片吸込多段ターボブロワ4台が設置さ れており、本工事ではブロワ3台を撤去、2台を更新し た。更新の2台については、既設3台分の仕様を満たせ るように風量と動力のアップを図った。また既設は集中 給油装置であったが、危険分散のため今回工事で個別給 油方式に変更した。あわせてオイルミスト対策として、

ミストセパレータシステム(MSS-α)を採用すること により環境対策も行った。

 ⑶ 仕様

 口径300×250mm片吸込多段ターボブロワ×2台  85m3/min×70.66kPa×140kW×3,000min‒1  2−3 大阪府堺市 泉北下水処理場  ⑴ 概要

 本設備はエアレーションによる下水の高度処理を行う ための設備である。

 歯車増速式単段ターボブロワは、2系反応タンクに送 風するもので、床盤上にブロワ本体、歯車増速機、強制 潤滑装置を取付けた構造とする。風量制御は、インレッ トベーンにより行う。

 ⑵ 特徴

 設備の環境対策や電動機絶縁低下防止のため、ミスト セパレータシステム(MSS-α)を採用した。逆止弁に はエア・アシスト型省エネ逆止弁(AAチェッキ弁)を 採用することにより運用面での省エネ化も考慮された設 備である(図11、図12)。

図9 ジェットファン

図 10 送風機設備外観

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 ⑶ 仕様

 口径400×350mm片吸込高速単段ターボブロワ×2台  154m3/min×46kPa×170kW×14,452min‒1

 2−4  中国地方整備局鳥取河川国道事務所 用瀬第2トンネル

 ⑴ 概要

 中国横断自動車道姫路鳥取線は、鳥取県鳥取市〜兵庫 県姫路市に至る延長約86kmの高速自動車国道で、沿線 地域の産業、経済、生活、文化の発展を図ることを目的 として計画している。その内、2009年3月に開通した 智頭IC〜河原IC間15km区間のトンネル換気設備は、智 頭用瀬(口径1,250mmジェットファン×8台)、用瀬 第一(口径1,530mmジェットファン×3台)、用瀬第

二(口径1,530mmジェットファン×9台)、用瀬第三

(口径1,250mmジェットファン×3台)、高津原(口径 1,030mmジェットファン×2台)の5トンネル有り、

智頭用瀬トンネル以外の4トンネルを当社が受注してお り、その中でも一番規模の大きいトンネル換気設備(延 長:2,827m)が用瀬第2トンネルである(図13)。

 姫路鳥取線の開通により、鳥取市内〜大阪市内の所要 時間が約3時間20分から約2時間30分と、約50分短縮 された。

 ⑵ 特徴

  す べ て の ジ ェ ッ ト フ ァ ン に 振 動 セ ン サ を 取 付 け、

ジェットファンの保全方式として、一般的に用いられた 時間基準方式に対して状態基準方式を採用している。

 ジェットファンの点検時に振動値を監査路から計測す ることにより異常の早期発見が可能である。また、その 推移を分析することにより、以後の進行を予測した適切 な保全が可能となる。

 ⑶ 仕様

 口径1,530mmジェットファン(高効率型)×9台  55m3/s×30m/s×50kW×1,200min–1

 2−5 中国南京 化学プラント向け燃焼装置  ⑴ 概要

 石油化学プラントなどで発生した廃液を処理する液中 燃焼装置に使用される(図14)。

 ⑵ 特徴

 羽根車を直列2段(背面合せ)に配置した構造となっ 図 11 ミストセパレータシステム(MSS- α)

図 12 エア・アシスト型省エネ逆止弁(AA チェッキ)

図 13 ジェットファン

ここで活躍しています 電業社機械 Vol.33 No.1(2009)

ており、ケーシングは1段目で昇圧された流体を2段目 で吸込、さらに2段目で昇圧する構造となっている。各 段間はガラスクロスパッキンでシールでされている。

 ⑶ 仕様

 #15番片吸込2段送風機  896m3/min×35.5kPa×850kW

図 14 送風機外観

電業社機械 Vol.33 No.1(2009) 海外で活躍する電業社のブロワ

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