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Academic year: 2024

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第1学年 国語科学習指導案

指導者 A.K 1 単元名 じゅんじょをかんがえよう

2 単元について

(1)単元観

本単元は,学習指導要領第1学年および第2学年「C 読むこと」の②内容「イ時間的な順序,事柄 の順序を考えながら内容の大体を読むこと」と「B 書くこと」の①内容「イ自分の考えが明確になる ように,事柄の順序に沿って簡単な構成を考えること」「ウ語と語や文と文との続き方に注意しなが ら,つながりのある文や文章を書くこと」を受けて設定されたものである。同じ型の文章構成を繰り 返して内容を読み取るための説明文教材の学習と,文章構成に重点をおいた作文の学習を通して,事 項の順序を意識して読んだり書いたりして,主に基礎的な論理的思考力を育成することを意図した単 元である。

第一教材『はたらくじどう車』は,児童が日常目にする自動車のはたらきや仕組みについてわかり やすく叙述した説明文である。自動車には色々なはたらきをしているものがあり,それらは使い道に 合わせてつくられていることを頭括型でまとめている。

その例として,『はたらくじどう車』の題名にふさわしい4つの自動車が登場する。取り上げられ るのは,人を運ぶための車としてバス,特別な物を運ぶ車としてコンクリートミキサー車,工事現場 で仕事をする特別なつくりの車としてショベルカー,不慮の事件事故に備えた特殊な車としてポンプ 車である。どの車も日常生活で児童が何度か見聞きしたことのある車で,関心を持って学習を進めら れると思われる。

本教材は各段落が,①使い道②つくり③はたらき方という事柄の順序をたどって,論理的なものの 見方や考え方を育てるようになっている。そして,同じ型の文章や接続語「ですから」を繰り返し使 うことで,音読にリズムが生まれ,楽しく音読できる文章となっている。また,本文の内容に合った 写真が適切な箇所に使用されているので,文と写真が一体化されていて,この時期の児童にも興味を もちながら,読み進めることができる内容となっている。

第二教材『のりもののことをしらせよう』は『はたらくじどう車』で学んだ説明の仕方を生かして,

乗り物の説明文を書くことをねらいとしている。これまでの自分の経験を思い出しながら,知らせた い乗り物について,名前や使い道,つくり,はたらき方を順序に気をつけて文章に書くための教材で ある。

前単元『しらせたいことをかきましょう』では,したことや見たことを時間的な順序を追って作文 を書く学習してきた。ここでは,書こうとする題材に必要な事柄とそうでないものを区別して,事柄 の順序を考えて書く学習を進める。第一教材で学習した基本の文型を活用し,主語と述語を正しく使 って文を書くことや,文と文をつなぐ「ですから」の言葉のはたらきを活かし,相手にわかりやすい 説明文が書けるようにする。

本単元は,読むこと,書くことの両方の学習活動を通し,低学年の指導事項として重要な「時間的 な順序,事柄の順序」についての読み取りを確実に行い,説明的文章の基礎的な力を育んでいくこと で,ほかの単元や教科でも役立つ国語力を育むことが期待される単元である。

(2)

(2)児童の実態

本学級は,男子15名女子16名,合計31名で,全体的に活発な子どもが多い。特に男の子達 がとても元気である。しかし,授業に受け身だったり,分かっていても手をあげなかったりする児 童もいる。

国語の学習に対して,アンケートによると,文章を読んだり書いたりすることが楽しいと感じて いる児童が多い。読み聞かせも,好きである。しかし,自分で本を読むことに対しては,「好き」

と「あまり好きでない」とが半々である。

普段の様子を見ると,話を聞くことは苦手である。しかし,「好き」と「どちらかといえば好き」

も含めると3分の2が,好きだと感じている。上手な聞き方ができていないようである。話すこと に対しては,3分の2近くが好きではないと思っている。授業中は,自分の意見を積極的に発表し たり,人前で楽しそうに話したりしているが,話している内容には自信がないようだ。2学期にな って,朝の会で5○スピーチ(文章5つ)を始めた。夏休みの思い出については,どの児童も意外 とスラスラ言うことができた。しかし,気持ちや感じたことを様々な言葉で表現することは難しい ようである。作文を書くことにはあまり抵抗はない児童が多いが,内容は豊富ではなく個人差があ る。

本単元を学習することにあって,以下のような実態調査を行った。

1 はたらくくるまをみたことがありますか。

ある 27名 ない 4名

2 しっている,みたことがあるというくるまはどれですか。

○バス 28名 ○キャリアカー 8名

○コンクリートミキサー車 13名 ○きゅうきゅう車 28名

○ショベルカー 24名 ○トラック 29名

○ポンプ車 15名 ○たくはい車 12名

○はしご車 19名 ○パトカー 28名

○ロードローラー 7名 ○ゆうびん車 23名

3 そのほかにしっているくるま(はたらくくるま)があったらかきましょう。

○タクシー 8名 ○ようちえんバス 1名

○ごみしゅうしゅう車 2名 ○しょうぼう車 1名

○ダンプカー 1名 ○ピザのバイク 1名

○2だんバス 1名

4 あなたはバスにのったことがありますか。

ある 28名 ない 3名

5 バスには,ほかのくるまについていないものがたくさんあります。あなたはどんなものをしって いますか。。

○2だんバス 6名 ○ひとをたくさんのせられる 2名

○とまるボタンがある 6名 ○いすがたくさん 1名

○じどうドア 4名 ○ガイドがいる 1名

○アナウンスがある 2名 ○マイクがある 1名

(3)

○タイヤがおおきい 2名

6 バスは,どのようなことにきをつけてはたらいているのでしょう。

○じこをおこさないように 11名 ○みちをまちがえないではしる 1名

○ひとがちゃんとのったかみる 3名 ○くるまにぶつからないように 1名

○しんごうをまもる 1名

7 コンクリートミキサー車やショベルカーは,どんなときにつかうじどうしゃでしょうか

○コンクリートミキサー車

・どうろをつくる 3名 ・コンクリートをまぜる 1名

・コンクリートをはこぶ 2名 ・こうじをする 1名

○シャベルカー

・こうじをする 2名 ・つちをもったりする 1名

・つちをほったりする 2名 ・あなをほる 1名

・いえをつくる 1名

8 ポンプ車にはほかのくるまについていないものがたくさんあります。しっていることをかきまし ょう。

○ホース 5名 ○ひをけす 1名 ○タンク 1名

○はしご 1名 ○サイレン 1名 ○ポンプ 1名

○しょうかき 1名

〈考察〉

上記の結果からもわかるように,「はたらくじどう車」について,ほとんどの児童が「見たことが ある」「知っている。」と答えている。「見たことがない。」と思った4名も,具体的に車の名前を聞 くと数種類は出すことができた。生活に中で目にすることが多い,バスや救急車,トラック,パトカ ーは,ほとんどの児童が「見たことがある。」と答えている。

しかし,今,学校のグラウンドで体育館の工事のためにたくさんのトラックやショベルカーがある のに,全員が「見たことがある。」とは感じないことからも,児童は見ているようで見ていないこと が分かる。

また,働く車の仕組みや仕事の様子も意外と知らず,色々な車について漠然としか見ていないことが 分かった。

(3)指導観

本単元でねらいとしていることは,順序について考えながら文章を読んだり書いたりする力を育 てることである。そのためには第一教材の『はたらくじどう車』の読みの学習を,第二教材につな げ,乗り物についての文章を書く時に生かすことができるようにしなければならない。

そこで,『はたらくじどう車』の読み取りにおいて,仮説1をふまえ,読み取ったことを絵本に して,友達や家族に教えることを最大のテーマにした。目的意識や相手意識をもって取り組むこと によって,学習への意欲をもてるだろうと考えた。

そのために,まず教材に興味をもたせるために写真を準備し,イメージを膨らませることによっ

(4)

て,意欲的に読みながら学習を進められるようにしたい。そして「はたらくじどう車」を学ぶ上で,

色々な自動車の使い道を知って,「すごいなあ。」「もっと調べたい。」という意識を持たせ,進ん で読書をしようとする児童を増やせるようにしたい。また,主述の明確な文の仕組みに気づかせ,

説明文の短い文の構成を学習させたい。

また仮説2をふまえ,どの段落も「使い道」,「つくり」,「はたらき方」という,同じ順序で書 かれているということに気づかせながら,内容の読み取りをしていきたい。また,気づかせると共 に,書かれている具体的な内容を理解することが大切である。学習への関心・意欲や興味を高める ためにも,一つ一つの言葉の意味を確認することは欠かせない。そこで,児童が,初めて聞いた言 葉の意味が難しいと思われるものについては,児童に生活経験を想起させられるような例等で解説 し,深く読み取らせていきたい。また,経験の少ないことについては絵本や写真などを用意するこ とによって,よりイメージしやすくし,理解できるようにしたい。「はたらくじどう車」の様子が 頭に思い描けるように,何度も音読をさせたい。さらに「使い道」,「つくり」,「はたらき方」を 個別のものとして捉えるのではなく,関連づけて捉えることができるようにし,「ですから」とい う言葉と常に結びつけながら読み取っていきたたい。

仮説3をふまえ,第一教材『はたらくじどう車』の「使い道」,「つくり」,「はたらき方」の要 点を押さえて作った絵本を,友達同士で発表の場を設定することによって,豊かさが増すと考える。

第二教材『のりもののことをしらせよう』では,自分の書きたい乗り物を選び,自分の選んだ乗り 物について,順序に気をつけて書いた作文を友達と読み合い,交流し合うことで,生きてはたらく 言語力として児童の中に定着するものと考える。

児童に知らなかったことを知った驚きや喜び,もっと知りたいという知的探求心などを大切に学 習を進め,論理的な思考力を育て,説明文を読む楽しさを味わわせ,満足感や達成感につなげてい きたい。

3 目標

関心・意欲・態度 ・はたらく車に関心を持ったり写真と関連させたりビデオを見たりしながら,

意欲的に文章を読もうとする。

・経験を思い出し,進んで作文を書こうとする。

話す・聞く ・自分の体験や文章から読み取ったことを話したり,友達の話を聞いたりする ことができる。

書く ・文のまとまりに気をつけながら,正しく書くことができる。

・乗り物を見たり乗ったりした経験を思い出しながら,その乗り物のことをわ かりやすく作文に書くことができる。

読む ・自動車の仕組みや働きに気をつけ,事柄の順序を考えながら内容の大体 を読むことができる。

言語 ・主語と述語の照応に気をつけて書いたり読んだりすることができる。

4 指導計画(24時間扱い)

教材 過程 学 習 活 動 支援(○) と 評価(◎)

・身の回りのはたらくじどう車につ ○生活経験を話し合わせながら,はたらく車につ いて思い出し,どんなじどう車が いて想起させる。

(5)

見 あったか発表し合い関心をもつ。 ○家の回りにある車やはたらく車に関心を持ち,

・『はたらくじどう車』について話 学習へ意欲を持つことができるようにする。

通 し合い,全文を読んであらましを つかむ。

す ・新出漢字や片仮名の正しい読み方 ○正しい読み方や書き方を理解させる。

や書き方を理解して,全文を読め ◎はたらくじどう車についての興味や関心,学習

(4) るようにする。 への意欲が持てたか。

・第一段落の内容を読み取り,学習 ○前文の部分であることを理解させ,学習のめあ は のめあてをつかみワークシートに てをつかまえる。

書く。 ○使い道については,「何のために」「何をする

た ための」などの補助発問をしながら使い道を押

深 さえる。

ら ・第二段落を読み,バスの使い道, ○「ですから」という言葉に気づかせ,使い道と つくり,はたらき方を読み取り, つくりの関係を読み取らせる。

く め ワークシートに書く。 ○使い道,つくり,はたらき方を意識しながらワ ークシートに書く活動を取り入れ順序性を意識 じ ・第三段落を読み,コンクリートミ させながら読み取りをさせていく。

る キサー車の使い道,つくり,はた ○「ですから」や「また」という言葉の使われて ど らき方を読み取り,ワークシート いる前後を繰り返し音読させることにより,使 に書く。(本時4/6) い道を知り,意識して文章を書くことができる

う (6) ようにする。

・第四段落を読み,ショベルカーの ○てすりやつりかわ,生コンクリートや消火栓な 車 使い道,つくり,はたらき方を読 ど理解しにくいものについては写真や映像など

み取り,ワークシートに書く。 を提示する。

◎それぞれの車についてのはたらき方を読み取り

・第五段落を読み,ポンプ車の使い ワークシートに書くことができたか。

道,つくり,はたらき方を読み取 り,ワークシートに書く。

ま ・教材の四つの自動車についてまと ○4つの自動車のワークシートを利用して,絵本 め,自動車の便利なところについ にさせる。

と て話し合ったりして,絵本を完成 させる。

め ・「□には,いろいろなものがあり ○共通課題を設定し,学習したことをもとに「で ます。」の文の型を練習する。 すから」や「また」を使った文を練習させる。

る ・『くわしくする ことば』の学習

(3) をする。

・新出漢字の正しい読み方や書き方 ○正しい読み方や書き方を確認させる。

見 を練習する。

・乗り物に乗った経験を話し合う。 ○友達の話を聞かせることで,乗り物に乗ったこ の 通 ・三つの観点が,作文の中にどのよ とを書いて知らせようという意欲をもたせる。

(6)

り うに書かれているか確かめる。

も す ・「てんぼうれっ車」を視写する。 ○マス目を正しく使って視写をさせる。

の (3)

の ・乗り物を見たり見学したりしたこ ◎自分の経験を作文に書いてみんなに知らせよう こ 深 とを思い出し,話し合う中で,自 という意欲が持てたか。

と 分の書きたい乗り物を選ぶ。 ○事柄の順序や語と語,文と文の続き方に気をつ を め ・自分の選んだ乗り物について,三 けさせる。

し つの観点に基づいて順序に気をつ ◎三つの観点に基づき,事柄の順序や語と語,文 ら る けて作文を書く。 と文の続き方に気をつけて書けたか。

せ ・書いた作文を読み直す。

よ (5)

う ま ひ ・推敲した作文を絵と共に丁寧に書 ○互いに作文を読み合い,表現の良いところを見

と ろ く。 つけさせる。

め げ ・書いた作文を読み合ったり話し合 ◎片仮名,長音や撥音,助詞などに気をつけて正 る る ったりして学習のまとめをする。 しく丁寧に書くことができたか。

(3)

5 本時の学習 (7/24時間)

(1)目標

関心・意欲・態度 ・コンクリートミキサー車の使い道,つくり,はたらき方に興味を持ち,自 分の考え方を進んで書くことができる。

読む ・コンクリートミキサー車の使い道,つくり,はたらき方をそれぞれ関連を させながら,叙述に即して正しく読み取ることができる。

言語 ・「ですから」の使い方を理解することができる。

(2)展開

時配 学 習 活 動 と 内 容 支援(○) と 評価(◎)

1 1 前時の学習を想起する。 ○掲示物を見ながら前時の学習を想起する。

・バスの使い道,つくり,はたらきと

ワークシートに書いたことを想起す ◎前時で学習したことを想起することができた

る。 か。

5 2 全文を音読する。 ○主語と述語の関係に気をつけて,ゆっくり,は

・一斉読み っきりと音読させる。

・一人読み

1 3 本時の学習のめあてを確認する。

コンクリートミキサー車を,えほんにして,みんなにおしえよう。

・前時と同様, 絵本作りのために文章

(7)

を使い道,はたらきに分けて読み取っ ていくことを確認する。

3 4 第3段落を音読する。 ○本時の学習のめあてを意識させながら,主語と

・一人読み 述語の関係に気をつけて,ゆっくり,はっきり

・指名読み と音読させる。

10 6 コンクリートミキサー車の使い道,つ ○どこに線を引いてよいか分からない児童や使い くり,はたらきを読み取る。 道,つくり,はたらきの違いが分からない児童

・使い道,つくり,はたらきに分けて, には,「何のための車か」「どんなものがつい それぞれ1本線,波線,2本線を引く。 ているか」「はたらいているときはどんなこと

をするのか」などの補助発問をしながら,個別 指導する。

・第2段落を思い出し,「ですから」で, ○使い道とつくりをつなげる言葉が「ですから」

使い道とつくりが結ばれていることか であることを確認させる。

を想起する。 ◎使い道,つくり,はたらきに分けて,正しく線 が引くことができたか。

4 ・使い道,つくり,はたらきをそれぞれ ○できていない児童も,友達の発表を聞いて理解 発表しながら,確認する。 させる。

○補助資料の写真に着目させ,理解を深めさせる。

2 5 コンクリートミキサー車のビデオを見 ○使い道,つくり,はたらきに注目しながら見る

る。 ように声をかける。

10 7 使い道,つくり,はたらきをそれぞれ ○思うように書き進められない児童には,ヒント ワークシートに書く。 を与え,個別指導をする。

8 8 書いた文章を,発表する。 ◎コンクリートミキサー車の使い道,つくり,は

・コンクリートミキサー車の使い道,つ たらきを読み取り,その関係を理解することが くり,はたらきに分けて,発表する。 できたか。

1 9 次時の学習のめあてを確認する。

・次時はショベルカーについて,まとめる ことを確認する。

(8)

(3)板書計画

はたらくじどう車

コンクリートミキサー車を

えほんでおしえよう。

つかいかた

なまコンクリートをはこぶ。

ですから

つくり

大きなミキサーをのせる。

はたらき

ミキサーをぐるぐるまわしながら

はしる。

コンクリートミキサー車

の写真

参照

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