認知心理学
(Cognitive Psychology)
授業時間 春AB 火曜日 3,4時限 原田 悦子
担当教員
履修年次 2 単位数 2.0
人の行動は、外的刺激を知覚・理解・評価し、意思決定する内的な認知過程に依存しており
,その過程は感情・意識状態、主体の経験・記憶・知識により大きく変化する。こうした認知 機能を知る方法論と基礎知識を学ぶ。
授業概要
受講対象者
人が「わかる」「思う」「学ぶ」「感じる」とはどういうことなのでしょうか?これを認知心理学では
『人の頭の中で生じる情報処理の過程と制約』という視点からとらえようとしています.つまり, 人間の知覚・理解・学習・意思決定・コミュニケーションにせまる,学際領域「認知科学」の一 分野です.そこでは「コンピュータをメタファとして利用」しながら,人の「心の動きを支える仕組 み」をモデル化し,それを主体的に批判することにより,さらに新しいモデルを作り出していきま す.こうした機能主義,モデル志向な,人の「心の理」をとらえようとする試みについて概説し,こ れまでの成果を学ぶと共に,その問題点も共に考えていきます.
授業内容
毎回の授業内容に関する質問・コメント,授業への積極的関与を加味し,学期末の筆記試験に より単位認定を行います.自発的実験参加による加点も検討します.
評価方法
特になし.
教科書
随時指定します.
参考書
講義は,受講生と講師(教員)が協働して作り上げていくものです.受講生の皆さんの積極的か つ主体的な参加・関与を希望します.
備考
授業計画
※授業の進行により,計画を変更する場合があります.
1. 認知心理学とは何か:認知心理学と認知科学とコンピュータ,そして脳 2. 情報の流れとしての認知:多段階記憶とパタン認識
3. 情報の流れとしての認知:注意
4. 情報処理プログラムとしての認知:自然言語処理 5. 情報処理プログラムとしての認知:問題解決 6. 情報DBとしての認知:意味記憶と知識表象 7. 情報DBとしての認知:知識表象と知識獲得
8. 環境との相互作用としての認知:状況的認識論,アフォーダンス 9. 環境との相互作用としての認知:認知工学,コミュニケーション 10. まとめ:環境,情報,脳・身体の相互作用をいかにとらえるか