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老年歯科補綴学講座

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Academic year: 2024

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(1)

老年歯科補綴学講座   

プロフィール   

1. 教室員と主研究テーマ   

教    授    櫻井    薫    ストレス緩和のためのチューイング時間の検討 

無歯顎者における口腔内状況がストレス緩和に及ぼす影響  准 教 授    上田  貴之    二酸化チタンコーティングの安全性試験 

咀嚼運動が自律神経に及ぼす影響について  義歯床下粘膜の血流変化について 

石崎    憲    義歯床による床下粘膜への機械的刺激除去後の床下粘膜上皮の感覚細胞の応答  講    師    大神浩一郎    病院・介護老人保健施設職員の口腔清掃に対する認識 

象牙質知覚過敏症治療剤による根面齲蝕の予防システム構築 

口腔粘膜上皮の抗菌ペプチドディフェンシンの発現に影響を与える因子の検討  助    教    竜    正大    義歯洗浄剤の微生物に対する抗菌作用の経時的比較 

抗菌性機能水のバイオフィルム増殖抑制効果 

要介護者に対する口腔清掃介入必要度をスクリーニングする基準の設定  高野  智史    ジルコニアセラミックスの表面処理が疲労強度に及ぼす影響 

表面処理が純チタンの疲労強度に与える影響 

太田    緑    習慣性咀嚼側のみでの咀嚼が自律神経に及ぼす影響について  和田    健    Ce-TZP/Al2O3ナノ複合体を用いた口蓋板の装着感と味覚への影響 

レジデント  内山    宙    ラット初代継代培養骨芽細胞を用いた光活性化チタン表面の多機能性の細胞生  物学的評価 

織田  聖子    義歯に付着した口腔内微生物に対する抗菌性機能水(バイオショット®)の除  菌効果 

小泉ちあき    N-acetyl cysteine(NAC)水溶液は誤嚥性肺炎の発症抑制につながる口腔咽頭部  粘膜組織への細菌感染予防外用薬として有用であるかどうか 

菊地  愛貴    咀嚼能力および咬合状態の違いがチューイングによるストレス緩和効果に及ぼ  す影響 

中西  康輔    咀嚼能力および咬合状態の違いがチューイングによるストレス緩和効果に及ぼ  す影響 

青木  俊憲    咀嚼能力および咬合状態の違いがチューイングによるストレス緩和効果に及ぼ  す影響 

齋藤  佑太    咀嚼能力および咬合状態の違いがチューイングによるストレス緩和効果に及ぼ  す影響 

大学院生    田嶋さやか    舌清掃後の舌背における微生物数の変化 

小畑  朋邦    二酸化チタンコーティング義歯の口腔内における防汚効果の評価  鈴木    薫    純チタングレード2およびグレード4の疲労特性の比較 

萩尾  美樹    鼻咽腔閉鎖機能不全症例における CT データを利用した顎義歯製作の試み  久保慶太郎    アタッチメントフィーメールに軟質裏装材を応用したインプラントオーバーデ 

ンチャーの維持力に及ぼす理工学的因子の検討 

堀部  耕広    地域在住高齢者に対する咀嚼機能低下とフレイルとの関連について  石田  晃裕    咀嚼運動が唾液と皮膚のSIgA、 hBD-2発現量に与える影響 

根津  裕一    Lactococcus lactis H61(AGEX61)経口投与による低代謝回転型骨粗鬆症マウス  の骨形成能と抜歯窩の治癒への影響 

西宮  文香    咀嚼時間に及ぼす因子の検討 

専 攻 生    中澤  正博    骨芽細胞増殖を活性化させるチタンアパタイトナノコーティング    

2. 成果の概要   

1)  二酸化チタンコーティングを施した床用レジンの口腔粘膜への安全性の検討 

(2)

本研究は、義歯に二酸化チタンコーティングを施すことで、簡便に清掃可能な義歯に改質する方法につ いて、その生物学的安全性の検討を行ったものである。臨床で頻用されている床用アクリルレジンに二酸 化チタンおよびプライマーのコーティングを行い、床用アクリルレジンとの生体適合性の比較を行った。 

口腔粘膜炎症試験、感作性試験および皮内試験を ISO10993-10 に準拠して行い、評価は反応の程度を点数 化した。肉眼において紅斑と浮腫の程度で 0〜4 点、また顕微鏡下において上皮と結合組織の反応の観察 を行った。 

二酸化チタンコーティングを施した床用レジンの評価点数は 0 または 1 以下となり、刺激作用が検出さ れなかった。よって、エアブラシを用いたスプレー法による二酸化チタンコーティングを施した 床用レジ ンは、組織為害性や感作性を持たず、口腔粘膜および皮膚に対する良好な生体適合性を有するこ とが明ら かとなった。 

 

Gerodontology, published online (doi: 10.1111/ger.12204), 2015   

2)  抗酸化アミノ酸誘導体を用いた、PMMA レジンの口腔粘膜に対する細胞為害性の予防効果の検討  本研究は、PMMA レジンの口腔粘膜細胞への影響を検証するとともに抗酸化アミノ酸誘導体で ある N-ア セチルシステイン(NAC)を用いた細胞為害性の予防効果を検証したものである。細胞培養液に NA C 含有も しくは非含有の常温重合 PMMA レジン重合体を7日間浸漬し、得られた溶出培養液でラットおよ びヒト口 腔粘膜細胞を1日培養後、細胞為害性および溶出液の化学的評価を行った。レジン溶出液で培養 した細胞 は、通常培養したものより接着細胞数の減少、細胞膜の破壊および酸化ストレスレベルの上昇を 示し、溶 出液からはホルムアルデヒドが検出された。一方 NAC 含有レジン溶出液で培養したものではこれらの為害 作用が軽減され、溶 出液は抗酸化能 を示し、ホルム アルデヒドの 検出量も減少し た。その結果、PMM A レ ジン溶出液は口腔粘膜細胞に対し、細胞構成要素の破壊および酸化ストレスの増加を示し、これ らの為害 作用は重合体への NAC 添加により軽減することが検証された。 

 

Acta Odontologica Scandinavia. 73(8):616-25,2015   

3)  ジルコニア口蓋板装着による装着感と味覚閾値への影響 

本研究は、アクリリックレジン、ジルコニア、コバルトクロム合金で製作した口蓋板を健常者 に装着さ せ、装着感と味覚閾値への影響を比較することで、ジルコニアを義歯床口蓋部に応用することの 有益性を 検討することである。 

被験者に対 して、レ ジン口蓋 板、ジル コニア 口蓋板、 金属口蓋 板を製作 し、口蓋 板装着 時の感覚 評価

(100mm-VAS:発音の容易さ 、嚥下の容易 さ、温度の感じ 方、金属味、 異物感、装着 時の重量感、食   品 付着感、総合的な装着感)と、味覚閾値(全口腔法:甘味、塩味、酸味、苦味、旨味)の測定を行った。 

その結果、ジルコニア口蓋板は味覚閾値への影響がなく、金属口蓋板よりも金属味、食品付着 感が少な く、レジン口蓋板よりも異物感が少なく、発音が容易で、総合的な装着感が高いことが明らかとなった。 

     

Journal of Prosthodontic Research, published online (doi:10.1016/j.jpor.2016.02.005), 2016   

3. 学外共同研究   

担 当 者   研 究 課 題 

学 外 研 究施設 

研 究 施 設  所 在 地   責 任 者  

櫻井  薫  高齢者の口腔機能の維持・向上法に 関する研究 

国立長寿医療セン

ター  大府市  角  保徳 

櫻井  薫  高齢入院患者の口腔機能低下に対す る口腔管理の意義 

東京医科歯科大学  大学院医歯学総合 研究科  高齢者歯 科学分野 

東京都 

文京区  水口  俊介 

上田  貴之  インプラントオーバーデンチャーの 長期経過に関する研究 

ベルン大学歯学部  補綴科 

Bern,  Switzerl and 

R. Mericske-  Stern 

(3)

担 当 者   研 究 課 題 

学 外 研 究施設 

研 究 施 設  所 在 地   責 任 者  

上田  貴之  高齢者の口腔機能の維持・向上法に 関する研究 

国立長寿医療セン

ター  大府市  角  保徳 

上田  貴之  高齢入院患者の口腔機能低下に対す る口腔管理の意義 

東京医科歯科大学  大学院医歯学総合 研究科  高齢者歯 科学分野 

東京都 

文京区  水口  俊介 

竜  正大  CAD/CAM を用いた総義歯製作法に関 する研究 

バーゼル大学歯学 部補綴科 

Basel,  Switzerl and 

C.P.Marinello 

竜  正大  高齢者の口腔機能の維持・向上法に 関する研究 

国立長寿医療セン

ター  大府市  角  保徳   

4. 科学研究費補助金・各種補助金   

研 究 代 表者  研 究 課 題  研 究 費  科 研 費の場合は種別も記載 

櫻井  薫  高齢者の口腔機能の維持・向上法に関する研究  長寿医療研究開発費  上田  貴之  義歯の二酸化チタンコーティングの口腔内での防

汚効果と床用レジン物性への影響の評価 

文部科学省科学研究費補助金・

基盤研究(C)  竜  正大  要介護者に対する効果的な舌の清掃法と清掃時間

についての検討 

文部科学省科学研究費補助金・

若手研究(B)  髙野  智史  異なる焼結状態で切削加工したナノ ZR の疲労耐久

性 

文部科学省科学研究費補助金・

若手研究(B)   

5. 研究活動の特記すべき事項   

受賞 

受 賞 者 名  年 月 日   賞 名   テ ー マ   学 会 ・ 団体名 

堀部  耕広  2015. 6.13  最優秀ポスター 賞 

地域在住後期高齢者における低 栄養と咀嚼機能低下および嚥下 機能低下との関連 

日本老年歯科医学 会 

西宮  紘子  2015.11.29  優秀口演賞 

N-アセチルシステインは PMMA レジンの口腔粘膜上皮細胞に対 する細胞為害性を消去する 

日本補綴歯科学会 東京支部 

 

学術学会に相当しない団体が開催するセミナー・研究会・カンファレンス等における発表・講演 

講 演 者   年 月 日   演 題   会 合 の 名称  開 催 地  

櫻井  薫  2015. 7.16  有床義歯とブラキシズム特にク レンチングについて 

北海道大学大学院歯学研

究科セミナー  札幌市 

(4)

櫻井  薫  2015. 7.23  有床義歯とブラキシズム特にク

レンチングについて  鶴見大学補綴科講演会  鶴見市  櫻井  薫  2015.10.11  IDS2015  &  BPS  善歯会  川口市 

櫻井  薫  2016. 2.21 

THE SOFT LINING-軟質リラ イン の 本 質-   「 義歯 の軟 質リ ラ イ ンは"逃げ“なのか」 

出版記念スペシャルトーク LIVE 

バイッテクグローバルジ ャパン 

東京都  品川区 

櫻井  薫  2016. 2.28  すれ違い咬合に対するアプ ロー

チ  福岡県歯科医師会  福岡市 

櫻井  薫  2016. 3. 6  すれ違い咬合に対するアプ ロー

チ  善歯会  川口市 

上田  貴之  2015. 7. 4  有床義歯の印象採得を再考しよ う 

東京歯科大学同窓会新潟

県支部  新発田市 

上田  貴之  2016. 2.21 

THE SOFT LINING-軟質リラ イン の 本 質-   「 義歯 の軟 質リ ラ イ ンは"逃げ“なのか」 

出版記念スペシャルトーク LIVE 

バイッテクグローバルジ ャパン 

東京都  品川区 

石崎  憲  2015.12. 7  口腔がん治療の均てん化を目指

して  日本大学歯学部特別講演  東京都 

文京区 

石崎  憲  2016. 2. 5  顎顔面補綴治療における他科と の連携 

文部科学省がんプロフェ ッショナル養成基盤推進 プラン 

東京都  文京区 

大神浩一郎  2016. 2.21 

THE SOFT LINING-軟質リラ イン の 本 質-   「 義歯 の軟 質リ ラ イ ンは"逃げ“なのか」 

出版記念スペシャルトーク LIVE 

バイッテクグローバルジ ャパン 

東京都  品川区 

 

6. 教育講演等教育に関する業績、活動   

教育ワークショップ・FD 研修 

講 演 者   年 月 日   ワ ー ク ショップ名  役 割   開 催 地  

上田  貴之  2015. 4.18 

歯科医師国家試験問題等の現状 把握のための教員のオンライ ン・テスト 

参加者  東京都 

千代田区 

上田  貴之  2015. 

9.26-27 

第 33 回東京歯科大学カリキュラ

ムワーク研修ショップ  タスクフォース  東京都  千代田区 

石崎  憲  2015. 4.25 

歯科医師国家試験問題等の現状 把握のための教員のオンライ ン・テスト 

参加者  東京都 

千代田区 

(5)

大神浩一郎  2015. 4.18 

歯科医師国家試験問題等の現状 把握のための教員のオンライ ン・テスト 

参加者  東京都 

千代田区 

竜    正大  2015.10. 3  第 16 回試験問題作成ワークショ

ップ  参 加 者  東 京 都  

千 代 田 区 

髙野  智史  2015. 4.18 

歯科医師国家試験問題等の現状 把握のための教員のオンライ ン・テスト 

参加者  東京都 

千代田区 

和田  健  2015. 4.25 

歯科医師国家試験問題等の現状 把握のための教員のオンライ ン・テスト 

参加者  東京都 

千代田区 

和田  健  2015. 4.26 

第 13 回試験問題作成に関するワ ークショップ(CBT アドバン ス) 

参加者  東京都 

千代田区 

和田  健  2015. 

9.26-27 

第 33 回東京歯科大学カリキュラ

ムワーク研修ショップ  参加者  東京都 

千代田区 

太田  緑  2015. 4.18 

歯科医師国家試験問題等の現状 把握のための教員のオンライ ン・テスト 

参加者  東京都 

千代田区 

太田  緑  2015. 4.26 

第 13 回試験問題作成に関するワ ークショップ(CBT アドバン ス) 

参加者  東京都 

千代田区   

共用試験 

氏 名   年 月 日   種 別   役 割   開 催 地  

大神浩一郎  2015. 

7.3-4 

平成 27 年度北海道大学 

第 4 学年 OSCE  外部評価者  札幌市 

大神浩一郎  2016. 

2.27-28 

平成 27 年度東京歯科大学 

第 4 学年 OSCE  評価者  東京都 

千代田区 

竜  正大  2016. 

2.27-28 

平成 27 年度東京歯科大学 

第 4 学年 OSCE  評価者  東京都 

千代田区 

髙野  智史  2016. 

2.27-28 

平成 27 年度東京歯科大学       

第 4 学年 OSCE  器材係  東京都 

千代田区 

和田  健  2016. 

2.27-28 

平成 27 年度東京歯科大学 

第 4 学年 OSCE  器材係  東京都 

千代田区 

太田  緑  2016. 

2.27-28 

平成 27 年度東京歯科大学 

第 4 学年 OSCE  器材係  東京都 

千代田区   

他の大学・研究機関等における学生・大学院生を対象とする講義 

担 当 者 名  年 月 日   テ ー マ ・演題  大 学 ・ 機関  所 在 地  

櫻井  薫  2015. 5.22  顎間関係の記録  鶴見大学歯学部  鶴見市 

(6)

櫻井  薫  2015. 6.25  義歯における安定と均衡  九州大学大学院  博多市  櫻井  薫  2015. 7.17  Complete denture stability  広島大学大学院  広島市   

7. 社会的貢献・社会に対する活動   

医学の啓蒙を目的とする講演会(市民を対象とするもの) 

講 演 者   年 月 日   演 題   講 演 会 名  開 催 地  

髙野  智史  2015. 6.20  知って得する !? 

最新 ! 入れ歯の話 

第4回東京歯科大学千葉

病院ロビーレクチャー  千葉市   

参照

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