2020 年度 第 1 回 一橋大本番レベル模試 (2020 年 7 月 26 日実施)
採点基準 世界史
※ 以下の加点ポイントは目安です(加点ポイントは< >でくくり、得点として+2,または+1を付けている)。 実際は個々の答案の状況に応じて採点しています。
※ 学習の成果を少しでも拾いたいため、部分点はできるだけ与える方向で採点していますが、実際の入試では 同じ扱いとは限りません。完全な答案を目指して、しっかり復習しましょう!
Ⅰ ゲルマン人が西ヨーロッパで果たした役割 (配点 50点)
※ 6行目に入っている答案を採点対象とする。
※ 16行目に入っていない答案は、加点ポイントを満たしていても満点にしない。(以上同)
問1 2点 ※「問」はなくても可。Ⅲも同。ただし,「1」を書いていなければ1点のみ。
問2 48点満点
<1.4世紀後半>
① 民族名:ゲルマン人,ゲルマン民族など…2点
② フン人が(ヨーロッパへ)侵攻したこと…2点
③ 東ゴート人がフン人に征服されたこと…2点
④ 西ゴート人がフン人の圧迫を受けたこと…2点
⑤ (④を機に)①の大移動が起こったこと…2点
⑥ ⑤が4世紀後半から始まったこと…2点
⑦ ⑥は西ゴート人の移動から始まったこと…2点
※「西ゴート人がローマ帝国に保護を求めた」なども可
⑧ ⑤がローマ帝国が東西に分裂する要因(背景)となったこと…2点
<2.5世紀>
① 西ゴート人が建国したこと…2点
※「西ゴート王国の建国」なども可 以下同
② ヴァンダル人が建国したこと…2点
③ ブルグンド人が建国したこと…2点
④ アングロ=サクソン人が建国したこと…2点
⑤ 西ローマ帝国が滅亡したこと…2点
⑥ ⑤が476年であること…2点
⑦ 西ローマ帝国を滅ぼしたのがゲルマン人(オドアケル)であること…2点
⑧ 東ゴート人が建国したこと…2点
⑨ 東ゴート王国を建てたのがテオドリックであること…2点
⑩ ランゴバルド(ロンバルド)人が建国したこと…2点
⑪ ゲルマン人が政治的に西ヨーロッパを混乱させたこと…2点
<3.宗教に関わること>
① ゲルマン人がアリウス派を信仰していたこと…2点
② アリウス派が異端であること…2点
③ アリウス派を信仰するゲルマン人がローマ教会と対立したこと…2点
④ ローマ教会はアタナシウス派(三位一体説・カトリック)を信仰していたこと…2点
⑤ ゲルマン人が宗教的に(西ヨーロッパを)混乱させたこと…2点
<4.フランク王国>
① フランク人が建国したこと…2点
② フランク王国を建てたのがクローヴィスであること…2点
③ フランク王国(クローヴィス)がアタナシウス派に改宗したこと…2点
④ フランク王国(メロヴィング朝)がローマ教会の支持を受けたこと…2点
※①~④は<2. 5世紀>の流れで述べても可
⑤ カール=マルテルが活躍したこと…2点
⑥ ピピン(3世・小ピピン)が活躍したこと…2点
⑦ カール大帝(シャルルマーニュ・カール1世)が活躍したこと…2点
⑧ ⑦がザクセン人を征服して(北ドイツに)カトリックを広めたこと…2点
※「⑦が西ヨーロッパの大部分を支配した」ことを述べても可
⑨ カールが戴冠したこと…2点
⑩ ⑨が800年であること…2点
※「⑨を行ったのは(教皇)レオ3世」[⑨により「西ローマ帝国」が復活した]なども可
⑪ ゲルマン人が西ヨーロッパを(一時的に)再統一したこと…2点
⑫ ゲルマン人がローマ=カトリック教会を保護したこと…2点
<5.論理構成点>(=上記加点ポイントの他に、論理展開を意識している答案に与えるプラスアルファの点。
論述問題の解答は、単に歴史用語をつなげればいいというわけではないことを受験者に理解してほしいため に設けている。解答欄の右上欄外に,+1または+2を付けている。加点されない場合は数字なし。以下同)
① <1><2><4>がバランスよく書けていること…2点
② ゲルマン人とキリスト教(アリウス派かアタナシウス派)の関係が明記されていること…2点
Ⅱ イギリスを中心とする近現代の国際関係 (配点 50点)
<1.1850~80年代>
① クリミア戦争が起こったこと…2点
② イギリスが①でオスマン帝国を支援したこと…2点
③ ①でイギリス(オスマン帝国)がロシアに勝利したこと…2点
④ ③の結果,(イギリスが)ロシアの南下政策を抑えたこと…2点
⑤ 露土戦争(ロシア=トルコ戦争)が起こったこと…2点
⑥ ロシアが⑤で勝利したこと…2点
⑦ サン=ステファノ条約が結ばれたこと…2点
⑧ ロシアが⑦でバルカン半島に勢力を広げたこと…2点
⑨ イギリスが⑦に反発したこと…2点
⑩ ベルリン会議が開かれた(ベルリン条約が結ばれた)こと…2点
⑪ ⑩でロシアがイギリスに抑えられたこと…2点
※「ロシアの南下政策が失敗した」なども可
⑫ ⑩にディズレーリが出席したこと…2点
⑬ ロシアがウズベク3ハン国を征服したこと…2点
※ヒヴァ=ハン国・ブハラ=ハン国・コーカンド=ハン国のうち,1カ国の名のみも可
⑭ イギリスがアフガニスタン(アフガン王国)を保護国化したこと…2点
⑮ ⑭は第2次アフガン(アフガニスタン)戦争の結果であること…2点
※「第1次」「第3次」は不可
<2.1890~1900年頃まで>
① (ロシアとフランスが)露仏同盟を結んだこと…2点
② ロシアがシベリア鉄道を建設したこと…2点
③ ロシアが満州を占領(東北地方に駐留)したこと…2点
④ ⑯が義和団事件の後であること…2点
⑤ イギリスが日英同盟を結んだこと…2点
⑥ ⑤はロシアに対抗するためであったこと…2点
⑦ ドイツが世界政策(新航路政策)を掲げたこと…2点
⑧ ⑦はヴィルヘルム2世が行ったこと…2点
⑨ ドイツが3B政策を進めたこと…2点
⑩ 3B政策の内容:ベルリン・ビザンティウム・バグダードを結ぶ…2点
⑪ イギリスが3C政策を進めたこと…2点
⑫ 3C政策の内容:カルカッタ・カイロ・ケープタウン)を結ぶ…2点
⑬ イギリスとドイツの建艦競争が起こったこと…2点
<3.日露戦争頃~第一次世界大戦勃発まで>
① イギリスとフランスが英仏協商を結んだこと…2点
② イギリスが日露戦争で日本を支援したこと…2点
③ イギリスとロシアが英露協商を結んだこと…2点
④ 三国協商が成立したこと…2点
※「イギリス・フランス・ロシアが協力関係になった」なども可
⑤ ④はドイツに対抗するためであったこと…2点
⑥ サライェヴォ事件が起こったこと…2点
※「第一次世界大戦が起こった」なども可
⑦ 第一次世界大戦が同盟国と連合国(協商国)の戦いであること…2点
⑧ 同盟国:ドイツ・オーストリア・オスマン帝国・ブルガリア…2点
※「ドイツ」のみでも可
⑨ 連合国(協商国):イギリス・フランス・ロシア・セルビア・日本など…2点
※「イギリス中心」なども可
<4.論理構成点>
① <1><2><3>がバランスよく書けていること…2点 ※<3>は少なめでも可
② 前半はイギリスとロシアの対立,後半はイギリス中心のドイツとの対立が明記されていること…2点
Ⅲ 清朝の統治体制 (配点 50点) 問1 2点 弁髪 可
問2 48点満点
<1.内政と漢人の取り扱い>
① 儒学(儒教)を重視したこと…2点
② 学者を優遇(学術を奨励)したこと…2点
③ 大編纂事業を行ったこと…2点
④ ③の具体例:『康熙字典』『古今図書集成』『四庫全書』…いくつ書いても2点
⑤ 科挙(殿試)を実施したこと…2点
⑥ 明の内閣を継承したこと…2点
⑦ 明の六部を継承したこと…2点
⑧ 満漢併用制(満漢偶数官制)を採用したこと…2点
⑨ ⑧は(中央の)主要職を満州人(女真人)と漢人を同数任命すること…2点
⑩ 軍機処が設置されたこと…2点
⑪ ⑩は雍正帝が設置したこと…2点
※「⑩はジュンガル討伐の際に設置された」なども可
⑫ ⑩が政治・軍事の最高機関になったこと…2点
⑬ (漢人に)辮髪を強制したこと…2点
⑭ 文字の獄を実施したこと…2点
※「禁書を実施した」ことを述べても可
⑮ ⑭は反満・反清的な文字や思想を統制するものであること…2点
⑯ 満州八旗を編制したこと…2点
⑰ 蒙古八旗を編制したこと…2点
⑱ 漢軍八旗(または緑営)を編制したこと…2点
⑲ ⑱は漢人によって編制されたこと…2点
<2.外征と征服地の取り扱い>
① 台湾を征服したこと…2点
② ①を直轄地として統治したこと…2点
③ モンゴルを征服したこと…2点
※内モンゴル,チャハル(部),外モンゴル,ハルハ(部) いずれか1つでも可
④ 青海を征服したこと…2点
⑤ チベットを征服したこと…2点
⑥ 東トルキスタンを征服したこと…2点
※「ジュンガルを滅ぼした」「回部を制圧した」なども可
⑦ ⑥を新疆と名付けたこと…2点
⑧ ③~⑦を藩部としたこと…2点
⑨ 藩部を理藩院が統轄したこと…2点
⑩ 藩部には自治が認められたこと…2点
⑪ モンゴルの王侯が存続したこと…2点
⑫ チベットのダライ=ラマが存続したこと…2点
⑬ 新疆のウイグル人のベグ(ベク)が存続したこと…2点
⑭ チベット仏教の信仰が認められたこと…2点
⑮ イスラーム教の信仰が認められたこと…2点
<3.論理構成点>
① <1><2>がバランスよく書けていること…2点
② 清朝独自の政策が明記されていること…2点
※満漢併用制,八旗の編制,軍機処,理藩院のうち3つ以上正しく述べている場合加点する
以上