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大阪樟蔭女子大学 15 基準3 教育課程(教育目的

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(1)

基準3 教育課程(教育目的、教育内容、学習量、教育評価等)

【3-1 教育目的が教育課程や教育方法等に十分反映されていること。】

(1)3-1の事実の説明(現状)

3-1-① 建学の精神・大学の基本理念及び学生のニーズや社会的需要に基づき、学部、

学科又は課程、研究科又は専攻ごとの教育目的が設定され。学則等に定められ、かつ公表 されているか。

本学園の建学の精神は、基準 1 にあげた「『高い知性』と『豊かな情操』を兼ね備えた 社会に貢献できる女性の育成をめざす。」である。また、大学全体としての教育目的は、大 学学則第1条に「広く一般学科に関する知識を授くると共に、深く専門の学術技芸を教授 研究して知性を磨き女性としての豊かなる情操と高き品性を養成する」と明記されている。

一方、産業界は、現代社会の技術進歩に対応したジェネリック・スキルと各分野におけ る高度な知識・技能を身につけた即戦力となる人材の育成を大学に求めている。

本学では、建学の精神・教育の基本理念をもとに学生のニーズや社会的需要に鑑み、教 育目的・目標を学科ごとに学則上で定め、それらをホームページ上で公表している。なお、

本学では教育内容という点から見て、独立性が高い学科が多く、学部を単位とした教育目 的・目標は設定していない。各学科の教育目的・目標を以下に示す。

[学芸学部]

〈国文学科〉

日本の言語・文学・歴史・書に関する高度な知識を教授することにより、日本文化に対 する造詣を深め、豊かな情操を涵養する。日本文化を継承・創造・発信する能力を以って 社会で活躍する人材の育成を目的とする。

〈英米文学科〉

英語圏の文化・文学・語学についての国際的な視点をもった教養を与え、将来社会で活 躍するための実践的な英語力を兼ね備えた人材の育成を目的とする。

〈日本文化史学科〉(平成 19(2007)年度より募集停止)

日本文化の特質を歴史的に理解し、異文化に共感できる知性と教養を身に付けるととも に、自律的に判断・行動し、地域や社会の発展に寄与できる人材の育成を目的とする。

〈食物栄養学科〉

健康をキーワードに、医療を中心とした現場で栄養教育や指導ができる管理栄養士の育 成、ならびに、食を中心とした正しい健康情報を広く国民に教育指導できる人材の育成を 目的とする。

〈被服学科〉

服飾・化粧を中心に、よそおいに関する幅広い専門的知識や技能、豊かな感性を養い、

ファッション関連産業で活躍し得る人材の育成を目的とする。

〈インテリアデザイン学科〉

自然・街・建築・インテリア空間・モノ、これらの調和を総合的に学び、現代社会の生

(2)

活環境を、理論・造形・マネジメントの各面で提案できる人材の育成を目的とする。

〈ライフプランニング学科〉

現代に生きる女性がその人生において経験するライフ・イベントに対処するために必要 な知識と技能を養い、家庭と職場の双方において必要とされる人材の育成を目的とする。

[心理学部]

〈臨床心理学科〉

人の個性を深く理解し、家庭や社会における諸問題に、心理学および臨床心理学の専門 的知識と技能によって適切な対処・支援ができる人材を育成する。

〈発達教育心理学科〉

生涯発達・生涯教育の視点に基づき、人の一生を誕生から死に至るまでのあらゆる段階 で深く理解し、支援ができる人材の育成を目的とする

〈ビジネス心理学科〉

心理学の専門的知識と応用力を備え、ビジネス社会の健全な発展と、そこに働く個人の 可能性の追求やメンタルヘルスの向上に貢献できる人材の育成を目的とする。

[児童学部]

〈児童学科〉

子どもを様々な角度から見つめることができ、教育、文化、福祉、保健、心理に関する 専門的知識及び技能を兼ね備えた子どもの専門家として、社会に貢献できる人材の育成を 目的とする。

[人間科学部](平成 21(2009)年度より募集停止。心理学科、児童学科は、平成 21(2009) 年度より心理学部、児童学部に改組)

〈人間社会学科〉(平成 19(2007)年度より募集停止)

自立して活躍できる女性、情報処理能力に長けたリーダーとなる女性の育成を目的とし て、現代社会に対する高い適応能力と世の中の真実を見極める判断能力を養成する。

3-1-② 教育目的の達成のために、課程別の教育課程の編成方針が適切に設定されて いるか。

教育目的に基づき、全学的方針のもと、次の 6本の柱を軸に学士課程を編成 している 。 (1)教養教育と専門教育の有機的連携

教養教育と専門教育を対置するのではなく両者の調和を図っている。具体的には、教養 領域の科目を専門領域の科目と 4年間並行して配置し、1~4年次まで履修可能としている。

(2)セメスター制の採用

本学では、春学期、秋学期のセメスター制を採用しているが、この制度により、短期集 中して教育効果を高めること、留学等が容易になり大学の国際化を促進すること、春学期 末卒業を可能にすることにより学生の選択の幅を広げること、といった成果をあげている。

(3)

(3)少人数教育の重視

本学は開学当初より少人数教育を重視している。目的は丁寧に指導することにより、学 生の能力を最大限に引き出し、つまずきを最小限に抑えることである。

(4)基礎的能力の養成

基礎的能力を習得させるため、1、2年次段階で、英語運用能力、情報処理能力、運動能 力の三つを重点的に教育している。具体的には、「Communicative English」、「情報と人 間」、「運動と健康」といった科目を、必修科目としている。

(5) 学科の教育目的に沿った専攻科目の編成

学科専攻科目については各学科の教育目的に沿った編成を行う。

(6)所属学科を越えた科目履修と副専攻制度

所属学科以外の指定専攻科目、一部の資格科目を修得した場合、30単位以内で卒業に必 要な単位として認めている。これにより、それぞれの興味・目的に応じた幅広い学びを可 能としている。さらに、特定の履修テーマごとに規定の単位を修得した者に副専攻を認定 する「副専攻制度」を平成 21(2009)年度入学生から導入している。

副専攻は各学科の専攻科目を「異文化理解専攻」「生活経済専攻」「生活デザイン専攻」

など特定の履修テーマごとに配置し、テーマ科目群から 15 単位以上を修得した者に副専 攻を認定し、卒業時に「副専攻修了証書」を授与することとしている。

こうした学士課程の編成方針のもとに、各学科はそれぞれの教育目的・目標に照らして 必要と考えられる科目を集め、以下のように学科ごとの教育課程を編成している。各学科 は「教養教育科目」と「学科専攻科目」および「資格取得に必要な科目」に区分される授 業科目をおいている。

さらに「学科専攻科目」については、「基礎科目」、「基幹科目」、「発展科目」、「関連科 目」の 4つの科目群に区分される。卒業要件は、必修科目の単位を含み、教養教育科目 32 単位以上、学科専攻科目 62単位以上、合計 124単位以上の単位の修得を求めている。

大学院人間科学研究科では臨床心理学専攻および人間栄養学専攻を設置し、以下の方針 のもと修士課程を編成している。

〈臨床心理学専攻〉

人間や心の問題に関する高度な知識や技能を養うことを目的として、心理臨床の職業に 携わる人材の総合力の育成を目的とし、必修科目群として臨床心理にかかる理論・演習・

実習科目、選択必修科目群として心理学および関連領域の特論、さらに修士 論文指導のた めの研究演習を配置する。

〈人間栄養学専攻〉

臨床的に、より高度な専門知識と技能を持った管理栄養士の養成と、食品関係産業等の 職に関する研究に携わる人材の養成を目的とし、「研究基礎科目」「研究展開科目」「研究実 習科目」「研究演習科目」を配置する。

(4)

3-1-③ 教育目的が教育方法等に十分反映されているか。

〈教養教育〉

全学共通の教養教育カリキュラムにおいては次のような教育の 取り組みを行 っている 。 外国語教育、情報教育科目などの基礎科目を 1年次中心に配当し、小人数による実践的 教育で基礎的なスキル能力の向上をめざす。特に英語教育はタスク学習を採り入れた実践 的英語力の養成プログラムが効果をあげている。

また「人間と健康」、「人間存在の探求」、「人間の文化と歴史」、「人間と社会」、「人間と 自然」、「総合科目」といった科目群を配置し、広く教養を身につけるよう配慮している。

伝統の日本文化を、『本物の芸術に触れさせる』ことで理解させることをコンセプトに した「日本文化塾・芸術と鑑賞」は、一流の文化・伝統芸能の担い手を招き、解説と実演 を行っており、「情操の涵養」を図る取り組みと位置づけている。

[学芸学部]

〈国文学科〉

高度な知識の教授、豊かな情操の涵養、日本文化を継承・創造・発信する能力の育成と いった教育目標を達成するため、学内外の実習を含め、できるだけ具体的で体や心を使う 授業を多く取り入れるようにつとめている。双方向的な演習形式の授業を多く設定し、他 人の発表を聞き、自分の意見を述べ、創造性、発信力を養うような方法を採用している。

〈英米文学科〉

実践的な英語力を身につけるため、段階ごとに小さな目標を設定した「英語コミュニケ ーション力強化プログラム」を用意する。学生各自に個人カルテを作成、多読・語彙力の 目標値を定め、きめ細かな指導をする。

国際的な視点をもたせるため、講義・演習により多面的な理解をめざす。英語落語の実 践や、日本文化を英語でプレゼンテーションする授業は、日本伝統文化への理解を深め、

英語で日本文化を表現・発信する力と国際的教養を身につけさせることをねらっている。

〈日本文化史学科〉(平成19(2007)年度より募集停止)

実習科目では、体験・実践型の授業を展開している。講義形式の授業においても学外授 業を行い、現場に臨んで、より実体験に基づいて講義内容が理解できるよう配慮している。

さらに、講義や実習で修得した内容を踏まえて、実際に学生自らが調査・研究に携わりレ ポート作成する総合研究という選択必修科目を設定している。

〈食物栄養学科〉

本学科の教育目的は、「健康をキーワードに、医療を中心とした現場で栄養教育や指導 ができる管理栄養士の育成、ならびに、食を中心とした正しい健康情報を広く国民に教育 指導できる人材の育成を目的とする。」であり、講義による基礎知識の教授に加え、学内外 での実習・実験により応用力を身につけさせる。そのために設備を整備充実するとともに 学外実習の協力施設とは緊密な協議体制をとり密度の高い実習を行っている。

〈被服学科〉

被服学科のキーワードは「よそおい」であり、それを総合的に教授することを理念とし ている。被服学、化粧学の二専攻を設けており、それぞれに高い専門的な知識、教養、技

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術が身に付くカリキュラムが組まれているが、いずれに所属していても学科の科目全てが 選択受講可能であり、広範なスタンスで「よそおい(装い、粧い)」を学べる。

〈インテリアデザイン学科〉

人・モノ・空間のあり方を考察し、空間デザインの理論や技術を総合的に学ぶ。1 年次 はインテリアの基礎能力を養い、2 年次では実践的なスキルを培うため理論と演習をバラ ンスよく学び、資格関連科目も開講される。3年次からは「住環境デザイン 」「インテリア 造形」「生活演出デザイン」「景観演習デザイン」の4領域に分かれて課題に取り組み、少 人数教育で専門性を高める。4年次は学習の集大成として卒業論文・卒業制作に取り組む。

〈ライフプランニング学科〉

家庭と職場の双方において必要とされる人材の育成のため、座学だけではなく「現場に 学ぶ」機会の提供も行っている。豊富な企業経験を持つ客員教授、学外講師を招き、社会 で働くものの気概や女性のキャリア、ビジネスあるいは地域での活動の実際についての講 義を開いている。学外授業の機会をできるだけ多く提供することによって、教科書からは 得られない現場の実態を知ること、そこから自分で「発見」することを体験させている。

[心理学部]

〈臨床心理学科〉

心理学の基礎知識を幅広く獲得することを目的とし、講義によって体系的に臨床心理学 の諸理論を教授するとともに、心理療法、心理査定など、学部レベルを超えた臨床実習を 通して理論と臨床実践力との統合を図る。実習科目では、体験・実践型の授業を展開し、

現場に臨んで、より実体験に基づいた理解ができるよう配慮する。卒業論文を 4年間の教 育課程の集大成と位置づけ、第3学年時よりゼミで少人数教育を行い、論理的思考力、情 報収集・分析力、問題解決能力を修得させている。

〈発達教育心理学科〉

生涯発達・生涯教育の視点から、人のライフサイクルについての特徴を把握できるよう に発達教育にかかる領域の心理学発展科目群 が多数準備されている。また教育学と心理学 の知見を学び、対話と支援ができる人材を育成できるよう教職に関する科目も配置されて いる。実習科目では、体験・実践型の授業を展開している。第3学年時よりゼミで少人数 教育を行い、卒業論文に向けて情報収集・分析力、問題解決能力を修得させている。

〈ビジネス心理学科〉

心理学を専門分野としながら企業を中心とした組織で活躍しうる 人材の育成を目標と している。マーケティング遂行に関する基礎科目群、人事管理、精神保健など組織運営に 関する科目群、ビジネスにおける実務能力を育成する科目群を配置している。体験・実践 型の授業を展開し、実体験に基づいて内容が理解できるよう配慮する。少人数教育を行っ て、論理的思考力、情報収集・分析力、問題解決能力を修得させる。

[児童学部]

〈児童学科〉

子どもを様々な角度から見つめることができ、教育、文化、福祉、保健、心理に関する 専門的知識及び技能に関連する科目について 、講義科目、演習科目、実習科目などのタイ

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プで授業が展開されている。また、学外で行われる教育実習や保育実習がある。

[人間科学部](平成21(2009)年度より募集停止。心理学科、児童学科は、平成 21(2009) 年度より心理学部、児童学部に改組)

〈人間社会学科〉(平成19(2007)年度より募集停止)

各科目はその性格に応じて講述、見学、実習等を取り入れてその特色を表している。学 生の理論的な理解を補うために、プリントの配布、板書の工夫、ビデオ・スライドの上映、

ゲストスピーカーの講演等多様な試みを行っている。

(2)3-1の自己評価

本学では学園の建学の精神、大学の基本理念に基づき、大学ならびに学科ごとの教育目 的を、学則として適切に定めており、学外に対してはホームページを通じて公開している。

教育課程の編成方針は建学の精神、大学の使命を達成するための全学的な位置づけの中 で、「教養教育と専門教育の有機的連携」、「セメスター制の採用」、「少人数教育の重視」、

「基礎的能力の養成」、「学科の教育目的に沿った専攻科目の編成」「所属学科を越えた科目 履修と副専攻制度」という 6本の柱のもとに設定されている。学士教育課程 、教養教育課 程、各学科の専門教育課程、資格取得のための科目群など、各々の目的に応じて科目を配 置し、かつそれらを有機的に関連づけており、適切に定められていると判断している。

各学科、各科目の教育方法は教育目的を達成するため効率的で的確であると考えるもの を採用している。人的資源、資金、施設、時間割編成等さまざまな制約のある中で、法令、

指導を遵守し最善を尽くして高い水準を維持していると評価できる。

教育目的の学内への周知に関しては、自己点検作業の機会には、あらためて教職員の意 識にのぼるものであるが、日常的に、学生を含めた大学の全構成員にさらに浸透させてい く必要がある。また、社会的要請や学生のニーズは変化が激しく、数次にわたる改組並び にカリキュラム改正を通して対応を図ってはいるが、ともすれば後追いになりがちなこと も否定できない。

(3)3-1の改善・向上方策(将来計画)

教育目的の学内への周知に関しては、学園の建学の精神、大学の基本理念同様、あらゆ る機会、メディアを通じて、大学構成員に対し常に意識すべく求めていく。

社会的要請や学生のニーズをくみ取った教育課程の見直しは継続的・恒常的に行われる 必要があり、本学では平成 21(2009)年4月から人間科学部を改組転換し心理学部、児童学 部を開設した。さらに、平成 22(2010)年度には学芸学部を中心に学科、専攻の見直し が実施される予定である。これらの改組を契機に、教育課程をよりわかりやすく、かつ学 習効率の高いものに改善し、結果として質の高い教育を行うことで、社会に貢献する本学 の姿勢をさらに強めることをめざしている。

(7)

【3-2 教育課程の編成方針に即して、体系的かつ適切に教育課程が設定されているこ と。】

(1)3-2の事実の説明(現状)

3-2-① 教育課程が体系的 に編成され、その内容が適切であるか。

本学の教育課程には、以下の三つの科目群がある。

・「教養教育科目」(32単位以上、1~4年次に配当)

・「学科専攻科目」(62単位以上、1~4年次に配当)

・「資格取得に必要な科目」(任意、原則として 2年次以降に配当)

これら三つの科目群は、それぞれについて体系的にカリキュラムが編成されている。履 修にあたっては、「教養教育科目」から 32単位以上、所属学科の「学科専攻科目」から 62 単位以上、それら以外の科目を含めて合計 124単位以上の修得を卒業要件としている。

また、他学科の学科専攻科目のうち指定された科目の履修を認め、他学科履修科目およ び教職課程等資格取得のために履修した科目の一部について 30 単位を上限に卒業要件単 位として認めている。平成 21(2009)年度からは、副専攻制度(特定の履修テーマごと に規定の単位を履修することにより認定)も導入し、幅広い学びを提供している。

なお、教養教育と専門教育の有機的連携をはかるため、教養領域の科目を専門領域の科 目と 4年間並行して設置し、1年次から 4年次まで履修可能としている。

各学科の教育課程編成の状況は以下の通りである。

【教養教育科目】(全学共通)

教養教育と専門教育の調和を図るため教養教育科目を学科専攻科目と並置し、全学年で 履修可能としている。「共通基礎科目」として、〈導入教育〉、〈外国語教育〉、〈情報教育〉

の3つの科目群を設置し、主に 1年次、2年次に必修科目を配置している。それ以外に「人 間と健康」、「人間存在の探求」、「人間の文化と歴史」、「人間と社会」、「人間と自然」、「総 合科目」の6領域の科目群を配置し、全学年で自由に選択することができる。

【専門教育科目】

[学芸学部]

〈国文学科〉

「国語・国文学専攻」(日本語・日本文学コース、書道コース)、「歴史文化専攻」の 2 専攻からなっている。初年次教育に特に力点を置いている。学年進行とともに内容を深く 狭く絞っていき、最終的に卒業論文・卒業制作につなげる教育を行っている。「基礎科目」

(1年次)、「基幹科目」(2年次)、「発展科目」(3、4年次)に割り当てている。

〈英米文学科〉

「英米文化・文学コース」、「英語学コース」、「英語実践コース」の 3コースを設け、学 生の興味・進路に合わせた履修ができるように工夫している。「基礎科目」(1、2 年次)、

「基幹科目」(2、3年次)、「発展科目」(3、4年次)に割り当てている。

(8)

〈日本文化史学科〉(平成19(2007)年度より募集停止)

「基礎科目」、「基幹科目」、「発展科目」、「関連科目」の 4つに区分し、段階的・発展的 に学べるよう配置している。「発展科目」においては、「女性史・ジェンダー」、「地域歴史」、

「日本文化」、「比較文化」の4分野に分類している。

〈食物栄養学科〉

「管理栄養士専攻」、「食物栄養専攻」の 2専攻を設けている。それぞれ資格養成の指定 基準に則ったカリキュラム編成である。いずれの専攻も「学科基礎」、「生理」、「栄養」、「食 品」、「栄養教育」、「給食経営管理」、「保健衛生」、「ゼミ」、「関連科目」の 9領域からなる。

〈被服学科〉

「被服学専攻」、「化粧学専攻」の 2専攻からなり、自由な履修が可能となっている。「基 礎科目」、「基幹科目」、「発展科目」、「教職関連科目」を置く。講義科目から実習・実験科 目へ、すなわち理論から実践へと授業展開が行われるよう配置している。近年は資格取得 にも力を入れている。

〈インテリアデザイン学科〉

カリキュラム編成の特徴としては、1、2年次より専攻科目を多く履修させることで、学 生の意欲に応えるとともに、自らの特性を理解するように仕向けている。3 年次以降はゼ ミに所属するとともに、「住環境デザイン」、「インテリア造形」、「生活演出デザイン」、「景 観演出デザイン」の4領域のもとに、専門的な知識とスキルの習得を目的としている。

〈ライフプランニング学科〉

「ビジネス」と「生活」の両方に役立つ知識が身につくように 、専攻科目を「学科基礎」、

「家庭・地域領域」、「家計領域」、「生活環境領域」、「生活調査領域」、「フード領域」、「フ ァッション領域」、「インテリア領域」、「生活文化領域」、「ビジネス領域 」、「キャリアデザ イン領域」、「ゼミ」の 12グループに分け、自由に選択できるようになっている。

[心理学部]

心理学部共通の導入科目として「学部基礎科目」6科目 10単位を必修科目として1年次 に配置している。「学部基幹科目」(2 年次配当)は、各専門分野の基礎的な知識や能力を 修得することを目的として 12 科目を配置している。精神保健福祉士関連の科目は「学部 関連科目」として1~4年次に配当している。

〈臨床心理学科〉

臨床心理の専門領域を「臨床心理学科発展科目」として 2~4 年次に配置し、より専門 性の高い知識や能力を身につけさせる。3、4 年次配当の「演習」「卒業論文」において学 習の深化、総まとめとする。

〈発達教育心理学科〉

発達教育にかかる専門領域を「発達教育心理学科発展科目」として 2~4年次に配置し、

より専門性の高い知識や能力を身につけさせる。3、4 年次配当の「演習」「卒業論文」に おいて学習の総まとめとする。教員免許取得のための科目を「教職関連科目」として 2、3 年次に配当している。

〈ビジネス心理学科〉

ビジネス心理の専門領域を「ビジネス心理学科発展科目」として 2~4 年次に配置し、

(9)

基礎的な理論や技術を基に、より専門性の高い知識や能力を身につけさせる。3・4年次配 当の「演習」「卒業論文」において学習の深化、総まとめとする。

[児童学部]

〈児童学科〉

「基礎科目」(1年次)、「基幹科目」(1、2年次)、「領域発展科目」(2年次以降)、「卒業 論文演習」(3、4 年次)から構成されている。「基礎科目」は児童学科で学ぶための基礎、

「基幹科目」は乳幼児、児童に関わる各専門領域の基礎をそれぞれ学ぶ。「領域発展科目」

は、3領域からなっており、各学問領域における専門的な知識の習得をめざし ている。

[人間科学部](平成21(2009)年度より募集停止。心理学科、児童学科は、平成 21(2009) 年度より心理学部、児童学部に改組)

〈人間社会学科〉(平成19(2007)年度より募集停止)

本学科が包摂する領域の広さに鑑み、「学科基礎科目」で幅広い視野と基礎知識を教授し たうえで、年次進行に伴い、「学科基幹科目」、「学科発展科目」へと進む体制を取っている。

3-2-② 教育課程の編成方針に即した授業科目、授業の内容となっているか。

各学科の授業科目、授業内容についての状況は以下の通りである。

【教養教育科目】

「共通基礎科目」のうち、〈導入教育〉においては、少人数の「教養ゼミナール」にお いて大学の学びの基礎となる「読む」、「書く」、「調べる」、「発表する」能力を積極的に育 成している。また、「樟蔭の窓」という授業では、樟蔭学園の建学の精神に始まり、どのよ うな歴史を歩んできたか、そして現在の大学がどのような使命を持っているかといったテ ーマを扱っている。「共通基礎科目」の〈外国語教育〉、〈情報教育〉および「人間と健康」

領域においては、全学的に行っている基礎的能力(リテラシー)教育として、1、2年次に

「Communicative English」、「Comprehensive English」、「情報と人間」、「情報処理基礎」、

「運動と健康」を必修科目として課している。それ以外の領域については、領域にふさわ しい科目をバランスよく配置している。

【専門教育科目】

[学芸学部]

〈国文学科〉

重点を置いている初年次教育に関しては、演習、講読、講義、実習形式の授業を原則と して必修科目化し、学科の全体像が把握でき、かつ導入的な内容に限定しながら運営して いる。2 年次に関しては、各コースともに専門の基礎とすべき内容を中心に、必修ないし 選択必修科目とし、3、4年次はより専門的かつ発展的な内容の科目を配置している。

〈英米文学科〉

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1 年次においては基礎的な力を固めるための科目、2 年次には知識を広げる科目を置い ている。3 年次では 3コースに分かれて専門性を高めるとともに、卒業後の進路や興味に そってゼミを選ぶ。4年次では学習の集大成としての卒業論文に取り組む。

〈日本文化史学科〉(平成 19(2007)年度より募集停止)

歴史や文化に対する興味・関心を多角的な視点から学ぶべく、日本史に加え、外国史、

考古学に関する授業を開講している。また、美術・芸能などの分野史の授業も開講してい る。学科の特色として、学外授業など実体験型授業を重視し、多数開講している。

〈食物栄養学科〉

「学科基礎科目」に「食物栄養基礎演習」「化学」「生物学」を配置し、専門教育への導 入と基礎力の養成を図っている。各領域の科目群では、それぞれ講義科目と学内での実習、

学外での実習を配置し、基礎的な知識の習得と実践による理解を促進している。4 年次に 配当した「演習」「卒業論文」によりこれまでの学びを深め、4年間の総まとめとする。

〈被服学科〉

1 年次については、春期に導入教育を中心に行い、秋期には具体的な研究分野を知るべ く科目を配置している。全体として、講義科目から実習・実験科目、すなわち理論から実 践へと授業展開がおこなわれるよう配慮している。コース別に履修ができるようになって いる。資格志向に対応し衣料管理士一級を取得するためのカリキュラムを導入している。

〈インテリアデザイン学科〉

建築・インテリアに関わる幅広い領域の知識を提供すべく科目を配置している。また、

社会において即戦力となる学生を育成すべく、CADなどコンピュータによる情報処理教 育にも力を入れている。

〈ライフプランニング学科〉

1 年次では、学科で学ぶ主要な領域を横断的に網羅し、4 年間の学びの見取り図を提供 する科目および、社会科学的なものの見方、考え方を身につけさせる科目を提供している。

2~3年次では、「ビジネス」「家庭経済」「ホスピタリティ」という三つの柱に沿った応用・

発展的な科目群を設置し、専門性を深めさせる。4年次は演習、卒業論文を中心に 4年間 の学びのまとめをおこなう。

[心理学部]

〈臨床心理学科〉

多領域にわたる心理学の体系的理解の上に臨床心理学の諸理論を学ぶため、発達心理学、

社会心理学、知覚心理学などの基礎的な領域と障害児(者)心理学、深層心理学、心理療法 論などの応用的領域の双方に配慮した科目構成をとる。心理療法実習、投映法実習など、

実習科目を通して理論と臨床実践力との統合を図る。学生自らが調査・研究に携わりレポ ートを作成することを重視し、卒業論文に向けて、第3年次よりゼミで少人数教育を行い、

論理的思考力、情報収集・分析力、問題解決能力を修得できるようにしている。

〈発達教育心理学科〉

生涯発達・生涯教育の視点から、人のライフサイクルについての特徴を把握できるよう に発展科目群(発達教育心理学、人格・感情の生涯発達など)が多く準備されている。また

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教育学と心理学の知見を学び、人間への造詣を深め(音楽心理学、芸術心理学など)、さら には、対話と支援ができる人材を育成できるよう教職に関する科目も配置されている。

〈ビジネス心理学科〉

心理学を専門分野としながら企業を中心とした組織で活躍しうる能力を持つ人材の育成 を目標としている。マーケティングに関する基礎科目(消費と広告の心理学、マーケティ ング論など)、人事管理、精神保健など組織運営に関する科目(人と組織など)、実務能力 を育成する科目(ビジネス データ解析実習など)を配置している。また心理学と職業との 関連を理解するための科目として講義科目「心理学の現場」を開講している(学部基幹科 目)。これは大学において心理学を学び、企業、臨床、福祉などの現場で活躍する人材を講 師として招く授業であり、児童施設、少年鑑別所などへの学外授業も実施する。

[児童学部]

〈児童学科〉

乳幼児・児童についての幅広い知識・技能と深い専門性を身につけるため、基礎から発 展まで階層的な科目を配置している。基礎科目には、基本的知識を学び、学問的アプロー チの方法を身につける科目を置いている。基幹科目としては、心理学、教育 学、文化学、

保健学、福祉学など、乳幼児・児童についての各専門領域の基礎的知識を学ぶとともに、

子どもと関わるための各種スキルを学ぶ科目が配置されている。領域発展科目としては各 専門領域での理解をさらに深めることのできる科目が配置されている。

[人間科学部](平成21(2009)年度より募集停止。心理学科、児童学科は、平成 21(2009) 年度より心理学部、児童学部に改組)

〈人間社会学科〉(平成19(2007)年度より募集停止)

1 年次には、学習や調査の方法、レポート作成といった技術的な力をつけ、考える力を 養成する科目を置いている。本学科の特徴として、「現場主義」を掲げ、フィールドワーク を中心とした調査実習を積極的に採用している。また、収集したデータの整理や調査結果 の分析に関わる科目も多数配置し、情報処理能力、情報分析能力の育成に努めている。

3-2-③ 年間学事予定、授業期間が明示されており、適切に運営されているか。

年間学事予定、授業期間については「学年暦」として教務委員会を中心に原案を作成し、

他の委員会、教授会での調整審議を経て決定の後、学生、教職員に明示されており、その 運営についても適切におこなわれている。

年間の授業期間は、大学設置基準第二十二条に従い、35週にわたり設定している。学期 は 2学期制であり、春期は 4 月 1 日から 9 月 30日まで、秋期は 10月 1 日から翌年 3月 31 日までである。また、各授業科目の授業期間は各学期とも 15週を確保しており、別途 補講期間、集中講義期間を設けている。各科目の授業回数は学期ごとに 15 回とし、休講 については理由の如何に関わらず補講を実施し、授業回数の確保に努めている。

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学年暦は「学生便覧」等の印刷物に掲載して学生、教職員に配布するほか、「ホームペ ージ」に掲載している。加えて学生に対しては、新入生のみならず在学生についても、年 度当初にオリエンテーション期間を設けて、学科ごと、学年ごとにガイダンスを実施し、

年間行事予定、授業期間について周知を図るとともに履修に関わる指導を行っている。

3-2-④ 単位の認定、進級及び卒業・修了の要件が適切に定められ、厳正に適用され ているか。

教育・学習の評価については学則第 8条に定められ、厳正に適用されている。試験の方 法、受験資格等について、また評価の基準、通知方法等については「学生便覧」、「講義要 項」に記載し、学生に周知を図っている。

具体的には、教育・学習の評価は、授業への出席(授業回数の 2/3 以上)を前提とし、

試験及び平素の成績によるものとし、試験は、学期内にその履修した科目について筆記、

口述、論文等の方法によって行う。成績の評価基準は次の通りで、合格の場合単位を認定 する(平成 18年度以降の基準)。各授業の評価方法については、年度はじめ に配布される 講義要項に、すべての授業について明示しており、かつ授業内で周知徹底している。

100~90点 S 合 格

89~80点 A 合 格

79~70点 B 合 格

69~60点 C 合 格

59~ 0点 D 不合格

卒業の要件は、学則に定めており(学則第 4条から第 10条)、この規定に則り教授会に おいて卒業判定を行っている。各学部の修業年限は 4 年とし、8 年を超えることはできな い。本学に 4 年以上在学し、学部・学科ごとに定める必修科目を含み教養教育科目 32 単 位以上、学科専攻科目 62単位以上、合計 124単位以上を修得することとしている。

大学院(修士課程)における単位の認定、修了の要件等の定めおよび運用についても、

学部とほぼ同様である。本大学院に 2年以上在学し、臨床心理学専攻にあっては 32単位、

人間栄養学専攻にあっては 30 単位以上を修得し、必要な研究指導を受けた上、学位論文 または研究課題の審査および最終試験に合格することを課程修了の要件としている。

3-2-⑤ 履修登録単位数の上限の適切な設定など、単位制度の実質を保つための工夫 が行われているか。

年次別履修科目の上限設定(CAP制)については、各年次にわたって適切に授業科目 を履修するための仕組みとして、平成21(2009)年度より制度化、実施している。

また、GPA制度を導入・活用し、奨学金の採用、年度ごとの成績優秀者の選考、卒業 時の学科代表の選考等に利用している。

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3-2-⑥ 教育内容・方法に、特色ある工夫がなされているか。

本学では各学科ともに、実習、演習を重視しており、それぞれ教科内容との整合性を保 ちつつ様々な工夫がなされている。

たとえば、日本文化史学科では文化史実習(日本文化史実習)といった実習科目を開講 し、文楽や弥生の織物、点字など、実際に体験しながら学んでいる。

英米文学科で開講されている「英語落語」はプロの落語家を講師として迎え、学生が英 語落語を人前で演じられるまで学ぶもので、日本人が不得意な感情表現や発表能力がおの ずと身につく実にユニークな授業となっている。

また、「イングリッシュ・フォー・キッズ」は児童英語教育を学び、併設の幼稚園で実 地が行われる、学科の枠組みを越えた発想の授業である。同じく「英語で学ぶ日本文化」

は日本文化を発信するために英語での表現を実際に触れ学んでいく科目である。

被服学科の「ファッションインターンシップ」による企業での実習は、学生の作品が実 際の商品となる成果をあげた。神戸ファッション美術館での「ファッションミュージアム スタディー」、18世紀当時の衣服を復元するプロジェクトなども特色ある取り組みである。

心理学部の「心理学の現場」は病院、相談機関、企業の人事部門、調査会社、あるいは 科学捜査研究所など、心理学を専門としている職業人をゲストスピーカーとして招き、オ ムニバス形式で講義を実施するものである。学問の社会的有用さを理解し、職業選択にも 役立つ科目であると考えられる。

3-2-⑦ 通信教育等。

本学では、通信教育を行っていない。

(2)3-2の自己評価

本学における教育課程は建学の精神、大学の使命をふまえ、各学科の目的・目標に沿っ て体系的に編成されており、それに即して授業科目・内容が設定され、適切に運営されて いる。年間学事予定、授業期間、さらに単位の認定、卒業・修了の要件は大学設置基準を 遵守して定められ、公開された上で厳正に適用されている。また単位制度の実質を保つた め、履修登録単位数の上限が設定され、GPA評価の活用が計られている。各学科では教 育内容・方法に独自の工夫をこらし、特色のある授業が展開されている。

総じて、教育課程の設定は適切であると評価している。

(3)3-2の改善・向上方策(将来計画)

大学は、大学をとりまく社会的環境の変化に速やかに対応しなけらばならず、その意味 で教育課程は継続的に点検され、改良されていくべきだと考えている。本学では学内運営 組織、教育組織の各レベルで常に検討され、審議が続けられており、今後も引き続きこの 体制を維持していく。

GPA制度、CAP制度、セメスター制度など、すでに導入済みの制度については、今

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後、より有効に活用して行くための手直しが課題となる。GPA評価を活用した、学業不 振者への適切な指導、CAP制度の上限単位のあり方の検討などがそれに当たる。

各学科における教育内容・方法の改善は、質の高い教育の提供という視点から極めて重 要であり、継続してとりあげていく。

【3-3 教育目的の達成状況を点検・評価するための努力が行われていること 】

(1)3-3の事実の説明(現状)

3-3-① 学生の学習状況・資格取得・就職状況の調査、学生の意識調査、就業先の企 業アンケートなどにより、教育目的の達成状況を点検・評価するための努力が行われてい るか。

全体として実態、状況がよく把握され、情報が各部署、教員の間で共有されていると言 える。

「学生の学習状況」については、履修登録、単位修得等の情報は、修学支援課において すべてコンピュータ管理され、必要に応じて教務委員会、各学科に提供される仕組みにな っている。「資格取得」についても同様に、毎年教授会への報告がなされている。「就職状 況の調査」については、キャリアセンターが適宜、学生に対して調査を行っており、具体 的な就職先、業種別データ等が資料化され、教授会に報告されている。

「学生の意識調査」は、これまでに幾度かおこなわれているが、最近のものとしては、

平成 19(2007)年 4 月の「学生の就職に関する意識調査」があげられる。この調査の結果、

本学の学生の特徴として「意欲があり、人と接することに前向きな反面、視野が狭く将来 の自分を見据えた行動実績につながっていない」ということが明らかになった。この知見 を踏まえ、総合的人間力の醸成を目標にジェネリック・スキル教育を導入することになっ た(詳細は「特記事項」の「現代教育ニーズ取組支援プログラム」を参照)。

こういった調査の結果は、学科や各種委員会において、教育目的の達成という観点から、

現在実施している教育の取り組みへの評価に利用され、常に改善への検討が行われている。

例えば、就職に関するデータは、学科が目的として掲げる人材養成の実現を測る指標にな るものであるし、資格取得者や国家試験合格者の状況をもとに試験対策講座の設置やカリ キュラムそのものの改訂にも取り組んできた実績がある。

(2)3-3の自己評価

これらのデータを利用し、教育目的の達成状況を点検・評価しているという点では評価 できる。一方で、その利用は課題限定的な傾向があり、計画的に、あるいは継続的、定期 的に点検・評価し、改善をおこなうという仕組みが確立しているとまでは言えない。すな わち、各種調査の実施から点検・評価にいたる過程がシステムとして整備されていないこ とが問題である。

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(3)3-3の改善・向上方策(将来計画)

教育目的の達成状況を点検・評価するために、どのような調査をすべきか、また、その ためにどのようなデータが必要か、ということを改めて整理する必要がある。今回の認証 評価、継続して行っている自己点検・評価作業の中で、本件の位置づけを行い、計画的、

継続的な資料収集をめざしていく。そのためには、自己点検・評価委員会が主導して、各 部 署 へ の 情 報 提 供 の 要 請 を 行 っ て い くた め の シ ス テ ム を 構 築 す る必 要 が あ る が 、 平 成

21(2009)年度中に検討する。

【基準3の自己評価】

大学をとりまく環境は激変している。本学もその影響を受け、まったなしの自己改革に とりくんではいるが、その成果が直ちに現れるという状況ではない。

大学の教育目的・目標、各課程、各学科の教育目的・目標は建学の精神と基本理念に基 づき、適切に設定され、公開されている。教育課程はそれに従って編成され、諸規定、諸 制度も整備されて適切に機能している。

教育目的の達成状況の点検・評価も実施され、データの蓄積がなされているが、分析・

応用面では細分化された資料の統合的解釈に改善すべき点が残されている。

本学は開学以来一貫して教育内容と環境の充実を図ってきたが、それは新分野の開拓と それにともなった学部、学科の新設、さらに改組転換によって行われてきた。それにより、

規模と比較して組織の複雑化が進行している。いずれかの部分に問題が現れた場合、その 原因を局所的に求めてその部分に改善策を探るのが常であったが、弥縫策に頼っていては 問題の本質を見逃すおそれがある。様々な点検・評価活動によって収集された貴重な情報 を統合し、高い視野から全学規模の分析と対策につとめることが、遠回りのようであって も、最終的には本学が抱える諸問題の解決につながると考えている。

【基準3の改善・向上方策(将来計画)】

激動する社会の中で大学が独自の地位を占め、貢献し続けるためには不断の努力と自己 変革が不可欠である。建学の精神と大学の使命を守りながら、教育目的と目標は時代と社 会の要請に応じて柔軟に見直していく。

平成 21(2009)年度に改組設置された心理学部、児童学部は、その目的を達成すべく内容

の充実を推進していく。平成22(2010)年度の改組をめざす学芸学部は「半歩先をゆく」本 学の伝統を継承し、新たな創出の可能性を追求する。

本学は平成 13(2001)年度来、常に改革の過程にあり、様々な新しい制度が導 入され所期 の成果を収めつつあるが、それに安住すれば、社会の後塵を拝し、やがては「半歩遅れる」

ことになりかねない。大学は 90 年の間に拡大した組織の隅々まで神経を行き届かせ、各 部署、すべての構成員からの情報収集につとめ、それを総合的視点で分析し、全体の行く 先を定めなくてはならない。その大局的方針を受け、大学は合意を形成して意思統一を図 りながら着実に改革を推進していく。

参照

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