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「変形ラングレーの問題」

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Academic year: 2023

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(1)

1









 









 

 

右の図で, の大きさを 求めなさい。













  









図



 



の外心をとり,

とする。円周角と中心角の 関係より,

 ……

① ここで,線分の延長と円の交点をとすると 



, 



よって,△



は正三角形となり,

 ……

② また,△はの二等辺三角形であるから

        ……③



において  



また,△



の内角と外角の性質により 

 ……

③,④より,△において ,また  共通……⑤

②,⑤から,    △△

よって  



    

また,△



において



であるから 



したがって   

「変形ラングレーの問題」

以下の2つの問題の左側は,私が「山脇の超数学No25」(2020年11月),「同No26」(同12月)で,

ラングレーの問題

として取り上げた問題である。イギリスの数学者ラングレー(1851~1933)によ って,1922年にこの問題が発表されてから今年でちょうど100周年にあたる。今回は,ラングレーの問 題と同じ四角形(以前取り上げたときは三角形だったが,今回は切り取って四角形にしてある)であり ながら,問う角度を変えている「変形ラングレーの問題」〔右側の(2)の問題〕に取り組んでみたい。

この問題では,まず以下のような平面幾何の性質を利用した解法が考えられる。だが,問う角度を変えら れると「ラングレーの問題」で使用した方法が使えなくなるから不思議である。ここでは,三角形ABCの 外接円の中心,すなわち外心を取るところから始まる。60°という角度があるので正三角形を作りやすいか らである。続いて「ラングレー」と同じく二等辺三角形を見つけて,未知の角をどんどん求めていく。

(2)

2



 



 



 



 





図

図



としても一般性を失わない。

また,右の図のように辺の長さを与える

で正弦定理より,

  

  

  

   だから,

  ……

  

  ……

次に,△で正弦定理より, 

  

  

を代入して, 

   ,  ところが,  

 ……    式変形すると, 

   ,  ゆえに, …… 

,より,  

  

  ……

さらに,△で正弦定理より, 





  …… 

今,図のように,頂点,より線分とそれぞれ,をなすように直線を 引き,その交点をとすると,

で正弦定理を適用すると, 

  

  

   () 

よって, , これとより, 

これにより,共通,,から,△△

したがって, 

逆に,このとき,,が同値となり,より,

のとき,となり,,となり,

点と点は一致する。 以上より,     

  



山脇の超数学講座 № 37

さて次に,今回も以前にも試みたような「三角関数を用いた解」を紹介したい。とにかく「正弦定理」を 駆使する。(*)の等式についてはかなり有名な関係で,この

cos

版が「山脇の超数学No25」の証明で使わ れた。最後の

D

D’

の同一性については工夫を要する。「円周角の定理の逆」の証明などに使われる手法 である。 これで「補助線を引かなくても角度が求められる方法」を考案したことになるが,もう少し簡潔 にできないかを今後の探究課題としたい。

参照

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