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観光客誘致 道路整備事業 線形 (道路整備事業) 線形 (観光客誘致)

奈良県

大阪府

滋賀県

図2

近畿府県の「交易収支」(除く、大阪府)(H12年)

▲ 10,000

▲ 8,000

▲ 6,000

▲ 4,000

▲ 2,000 0 2,000 4,000 6,000 8,000

福井県 京都府 滋賀県 兵庫県 奈良県 和歌山県

府  県 額(億円)

・ 「県内自給率」が高い、あるいは、「移輸出率」が高い府県の「交易収支」は黒字 傾向にある。

・ 大阪府は、「移輸出率」は低いが、近畿府県の中で「府内自給率」がトップと高く

(=「移輸入額」が少ない)、「交易収支」が黒字となっている。

・ 滋賀県は、奈良県よりも「県内自給率」が低く、自県でまかなえない原材料等の

「移輸入」は多いが、奈良県より「移輸出率」が高いことより、他府県へ原材料提 供や加工による付加価値の「移輸出」が多く、「交易収支」が黒字となっている。

・ 奈良県は、「県内自給率」が低いことより、自県でまかなえない原材料等の「移 輸入」が多く、また「移輸出率」も低いことより、他府県への原材料提供や加工に よる付加価値の「移輸出」が少なく、「交易収支」が▲8,758億円の赤字とな っている。

3 今後の課題

・ これまで奈良県の課題として、「県内自給率」の低さにより、生産過程において必要 な原材料等や最終的に消費される財などが、県内で不足していることととらえた。

・ さらに、最終消費について検討すると、奈良県民は、県外就業率が29.3%と全国 で一番高く(平成17年国勢調査)、平成16年度には、県外から8,734億円の雇用者 報酬(下記 表4)を得ている一方で、県外への消費流出が非常に高いと推測される。

・ この県外に流出している消費を県内に取り戻せば、今回試算した「県内消費増加」の とおり、1,000億円の県内消費増加により、県内に1,480億円の経済波及効果 と28億円の税収が生まれると想定される。

表4 奈良県民の「県内活動による雇用者報酬」と「県外からの雇用者報酬」

(単位:百万円、%) 年  度 

項  目

金 額 構成比 金 額 構成比 金 額 構成比 金 額 構成比 金 額 構成比

3,188,873 100% 3,112,396 100% 3,014,213 100% 2,950,566 100% 2,886,943 100%

  県内での雇用者報酬 2,142,599 67% 2,111,930 68% 2,056,462 68% 2,034,950 69% 2,013,507 70%

  県外からの雇用者報酬 1,046,274 33% 1,000,466 32% 957,751 32% 915,616 31% 873,436 30%

平成16年度

雇用者報酬

平成12年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度

(出典:平成16年度奈良県県民経済計算)

・ これまでの検討により、今後の奈良県の課題として、

① 原材料等が県内でまかなえるためにも、企業誘致の推進を図り、 「県内 自給率」を高める。

② また、県外への消費流出を県内に取り戻すため、商業拠点等を整備す る。

③ これにより、県内の「経済波及効果」の向上を図り、県経済を活性化

する。

4.あ と が き

産業連関表による事業効果の算定がその効果を発揮するのは、規模の大きい新規事業採 択の可否の判断基準として経済波及効果を検討する場合である。また、その事業と他の事 業のどちらを採択するかといった場合にも役立つ。

産業連関表による算定の際には、客観性とそれを確保するための検証が不可欠である。

事業に着手したいがために、事業の効果を過大に見積もったり、波及効果の範囲を意図 的に大きくすることで、経済波及効果を膨らますといった行為が横行することになっては、

せっかくの経済波及効果試算システムが意味をなさないものとなってしまう危険性があ る。

そのような点に注意を払った上で、事業実施等にあたっての経済波及効果分析に本報告 書において検討したシステムを活用いただければ幸いである。

【 参考文献等】

タ イ ト ル 作 成 者 発行年月 青森県における観光消費の経済波及

効果 青森県観光推進課 平成

17

3

つくばエクスプレス沿線開発による 千葉県経済への経済波及効果

マネジメントスクエア所収

ちばぎん総合研究所 平成

17

10

月号 コンベンションによる経済効果測定

ハンドブック

日本コングレス・コンベンショ

ン・ビューロー(JCCB) 平成

8

5

月 観光地の経済効果推計マニュアル

(社)日本観光協会

平成

11

3

月 平成

12

年(2000年)三重県地域間産業

連関表 三重県政策部統計室 平成

18

3

追 録

試算上の条件 ①奈良県の小売年間販売額が1,000億円増加し、

大阪府が1,000億円減少したと仮定

②全国の地方消費税額は18年2月~19年1月ベース

(2兆6,236億円)

奈良県の小売年間販売額 奈良県の全国シェア 奈良県の地方消費税 H18年2月~H19年1月

(単位:百万円) (単位:%) (単位:百万円)

現    状 1,217,432 0.8433597 22,127 1,000億増加後 1,317,432 0.8788671 23,059 増加額 100,000 0.0355074 932

県内消費が1,000億円増加した場合の地方消費税の増加額

1,000億円の消費の増加

9億3,200万円の地方消費税収の増加

◎他府県に流出している消費を県内に取り戻すと・・・・

奈 良

京都

大阪 兵庫

和歌山

滋賀

※奈良県の小売年間販売額の出典:H14年商業統計調査

「県外消費」の一部を「県 内消費」に変えていただく だけで、県税収が増加し、

県の抱える様々な問題の 解決に利用できる金額が

増加します。

県外消費

県外消費

県外から「消費1,000億円」を取り 戻した場合の「県内小売年間販売額」

0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000 1,400,000

現状 増加後

(百万円)

1兆2,174億円 1兆3,174億円

1,000億円

(8.2%)

県内消費増加分

ドキュメント内 投資効果測定ワーキンググループ報告書 (ページ 70-80)

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