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共同研究 半七捕物帳 (四)

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Academic year: 2021

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(1)

−1− 浜田雄介・市地英・本田逸朗・栗田卓・河津澄江・高橋昭男・小山恭平   共同研究   半七捕物帳(四)

 

         

浜田雄介

「雪達磨」小考

    

市地

 

「柳原堤の女」小考

  

本田逸朗

「三つの声」小考

   

栗田

 

「ズウフラ怪談」小考

 

河津澄江

「大阪屋花鳥」小考

  

高橋昭男

「大森の鶏」小考

   

小山恭平

共同研究

 

半七捕物帳(四)

(2)

成蹊人文研究   第二十二号(二〇一四)           る。 り、 問題意識は第一回の序に記した通りである。   版『 が、 め、 に、 た。 は、 で、 む。 や、 た。 が、 は、 た。 て、 が、 請されるのかもしれない。   る。 は「 し、 く。 し、 る。 調 し、 く。 で、 金( 24・1009 る。 に、 姿 む。 し、 す。 し、 る。 が、 よ、 の多くがなぜか消え去ってしまうのが少し悲しい。   が、 し、 る。 原則として本文の引用は岡本綺堂 『半七捕物帳』 (三) 新装版』 (光文社、 )、 』( 』( 社、 た。 や結末に触れている。

(3)

−3− 浜田雄介・市地英・本田逸朗・栗田卓・河津澄江・高橋昭男・小山恭平   共同研究   半七捕物帳(四)   「雪達磨」小考         れ、 い。 は、 く、 り、 ば〝 る。 は、 である「雪達磨」にどのような作用を持たせ、 どのような要素によっ て成り立っているのか、考察していきたい。   「雪達磨」 の初出誌は不明、 初刊は大正十二年七月発行新作社版 『半 り、 る。 (1 版『 の、 る。 り、 姿 る。 きには異同があるが、詳しくは後述したい。   る。 り。 し、 た。 た。 日、 隅、 六、 れ、 る。 が、 の、 調 査、 元・ た。 れ、 め、 る。 て、 い、 た。 果、 宿 宿 る。 で、 宿 と、 た。 し、 る。 が、 る。 の、 い。 し、 郎、 衛、 衛、 門、 り、 た。 で、

(4)

成蹊人文研究   第二十二号(二〇一四) た。 次、 が、 ろ、 た。 し、 た。 際、 り、 見してしまったのだった。贋金遣いは皆法の通り磔刑となった。   読者の目線   「雪達磨」の冒頭は、 次のような読者に対する断り書きから始まる。   に、 ば、 に、 い。 て、 が、 に、 惑いを惹き起こす場合がないとは限らない。   これらの物語について こういう不審をいだく人のあることを屡々 聴いた。 (各傍線は稿者による)   「 は、 は「 きに書いた通 (2 」、 春陽堂版では「上巻のはしがきに書いた通 (3 」と、 せ、 る。 (4 た、 は、 で「 り、 降「 語について」に変更され、その後統一されている。   は、 の「 (( と、 の「 は、 る「 に、 寄せる狙いがあったと考えられる。   は、 る。 き、 て、 のである。   し、 る。 れ、 る。 は、 て、

(5)

−(− 浜田雄介・市地英・本田逸朗・栗田卓・河津澄江・高橋昭男・小山恭平   共同研究   半七捕物帳(四) る。 で、 る。 間、 い。 て、 し、 る。 は、 り、 して活躍する姿を読者が見物する探偵物語なのである。   し、 る。 る展開ではないのである。   は、 えである。 て、 上、 い。彼の死因には何かの秘密がまつわっている 【一章】   が、 る。 ていく過程でも、   て、 些っとも想像が付かなかった。 【二章】 それにしても 甚右衛門を誰が殺したのか それはまだ判らなかっ た。 【三章】 ら、 殺そうとも 所詮は同じ罪であるものの、 【四章】 (各傍線は稿者による) とあって、ずっと殺人・死体隠蔽事件のつもりで捜査している。   が、 は、 り、 る。 り、 も、 に、 ている。   が、 〝予想外〟の要素のひとつである。 談話筆記   次に「雪達磨」の談話筆記の特徴について考えてみたい。

(6)

成蹊人文研究   第二十二号(二〇一四)   は、 る「 る。 面( 末( 説( る。 は、 し、 浮き彫りになっていく場合が多 (6   め、 が、 登場するのは、一章の「わたし」の読者に対する断り書きの最後に 「これはわたくしの縄張り内ですから、 威張って話せますよ」 と、 半七老人が笑いながら話し出したのは、左の昔の話である。 と述べる一文のみである。   「 は、 ま、 れ、 る。 り、 り、 ているのである。   は、 理・ が功を奏しながらも、実情とズレが生じる場面にもいえる。   き、 る。 て、 いものを買うにも、 とかく暖簾の古い店をえらむ癖」があるから、 「馬 喰町の近所で最も名高い小間物屋」 に行った、 としているが、 後になっ に、 る。 上、 が、 の「 も、 で、 は、 段の必然性がなかったのである。   る。 が、 い。 い。 く、 る。 者、 七の〝予想外〟がここでは描かれている。   「 は、 調 る。 た、 て、 公( いるわけではないという〝予想外〟を引き起こしている。

(7)

−7− 浜田雄介・市地英・本田逸朗・栗田卓・河津澄江・高橋昭男・小山恭平   共同研究   半七捕物帳(四) 犯人と半七の推理   と、 は、 に、 す。 は、 に、 が、 になると示唆している。   る。 であり、もう一人は錺職人の豊吉である。   く。 半七は信濃屋の番頭に甚右衛門の生活について聞き込みをし、 「田 え、 に甚右衛門と贋金遣いを結びつける。   は、 が、 り、 て、 た。 て、 遣いの一味の一人だと見当をつける。   が、 は、 し、 た。 が、 る。 た。 些細な働きかけが犯罪の痕跡として半七の目に留まるのである。   し、 し、 姿 は、 姿 る。 い「 が、 し、 いることで、犯人の心の動きが読み取れるようになっている。 雪達磨   では、 殺人事件とは無関係であるのに関わらず、 中心的な謎となっ に、 ろうか。   絵『   廿   (7 のように雪を積んで達磨の形にしたものであった。 「雪達磨」には は、 も、 た。 が、 眼をむいて座禅をくんでいた。 れ、 ず、

(8)

成蹊人文研究   第二十二号(二〇一四) て、 る。 める人々の心が表わされているのである。   が、 て、 で、 る。 に、 く、 が、 隠蔽にかかる。 この行動は、 結局は悪事をして堂々としていられない、 素人くさい自信のなさから発露している。 で、 は秘密に 付してしまいたいと思った。 主人の九郎右衛門も なんだか不安 なので、 これもそこらまで送っ てゆく振りをして後から出て云った。 が、 達磨をつくった。 (各傍線は稿者による) 」「 」「 」「 く一日でも後れて」といったはっきりしない言葉で、 「バレたくない」 る。 く、 く、 動にとらわれる。   り、 と、 る。 時、 は「 」「 」「 のである。   ら、 は、 や、 が死んだ、不安や焦りが形になったものだったといえるだろう。   を「 ら、 件性がなかったと発覚する〝予想外〟と、 主人公の推理を越えて人々 た〝 〟。 の〝 は、 調 り、 の〝 る。 ち、 は、 や、 り、

参照

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 当社の連結子会社である株式会社 GSユアサは、トルコ共和国にある持分法適用関連会社である Inci GS Yuasa Aku Sanayi ve Ticaret

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