1
研 究 論 文1
UDC :691 ;69.
025 :69.
059.
22 日本 建 築 学 会構 造 系論 文 報 告 集 第 356 号・
昭 和 60 年 10 月合
成 高 分 子
系床仕
上
材料
の
よ
ご れ
の
評 価 指 標
お
よ
び
評価 方 法
の
提示
合
成
高
分 子
系床仕
上材
料
の よ ごれ の評
価
方法
に関
する研 究 (
その3
)
正 会 員 正 会員 正 会 員小
馬
吉
野
場
岡
英
哲
*浩
** 丹** *1.
は じめ に 前報 (その 1 )1)で は,
本研 究 全 体の 目的,
範囲,
方 法を述べ る と ともに,
床の よご れの実 情 調査 , お よびよ ご れ実地試 験の結 果を報 告 し,
前 報 (その 2)2} では,
合成 高分子系床仕上材 料に関 し て,
実 際と類 似し た よご れ を 短時 間に試 料に賦 与で き るよご れ促 進 試 験 機 を設 計・
試作し た結果を報 告し た。 本報告で は,
よ ご れ促 進 試 験 機の よ り一
層の妥 当 性の 検 討を行っ た後,
合 成 高 分 子 系 床 仕 上 材 料の よ ご れの評 価 方 法を検討し た結 果を述べ る。 な お,
本 報 告の一
部の 概要は 日本建 築 学 会 大 会に発 表し て い る3 ]。
2.
本研 究の目的 と方 法 本研究の 目的は,
設計・
試 作し たよご れ促 進 試 験 機の よ り一
層の妥 当性を検討し た後,
合 成 高 分子系 床 仕 上 材 料の よ ご れの 評 価 指 標 な らびに評 価 方 法 を 提 示す ること に あ り,
具 体 的には以 下の手 順お よび方 法で研究を進め るこ と とし た。1
) 材 質,
色 相,
表 面 性 状などに多 様 性 をも た せ た合 成 高 分 子 系 床 仕 上 材 料の実 地よ ご れ試料な らびに促 進よ ご れ試料 を作 成する。
2) 作 成し た 各々 の試 料につ き, 官 能検査に よ り よ ご れ感 覚 尺 度を構 成しつ ぎに未よごれ試料との色差 を 求め る。
3
) よ ご れ感 覚 尺 度,
色 差, 試 料 を媒体と し て, よ ご れ を表示す る物 理 量とし て の平 均 色 差お よびよ ご れ 促進試験 機の より一
層の妥 当性 を検 討す る。
4
)作 成 し た実 地 よご れ試 料につ き , 官 能 検 査に よ り よ こ’
れ評 価 尺 度 を構 成 する。
5> よ ごれ評 価 尺 度と平 均 色 差の対 応か ら,
よごれの 評 価指標を求め,
さ らに よごれ促 進 試 験 機 を用い て 合 成 高 分 子系 床仕上材料の よ ご れ を評 価 する方 法 を 提 示 する。
3.
合 成 高 分 子 系 床 仕 上 材 料の よごれ を表 示 する物 理 量お よび よ ご れ促 進 試験機のより一
層の妥 当性 の 検 討 3,
1
よ ご れ 試料の作 成 3.
Ll
実地 よご れ試 料の作 成前報 (その 1)1] で実 地よごれ試料を作 成するた めの よごれ実地試 験 場 所とし て の
一
般 性が確 認 された東京工 業 大 学 緑ケ 丘 1号 館 1階 正面ロ ビー
に,
24個の合 成 高 分 子系床 仕上材 料 を 敷 き並べ て使 用に供し た。
床 仕 上材 料の仕 様は表
一
1に示し たとお り で,前報 (そ の 2 )2切 場 合と比 較し て, 材質, 色 相,
表 面 性 状に よ 皐 東 京工業 大 学 助教 授・
工 博 牌 フジタ工業・
工修 ¥ * * 東 京 工業 大 学 名誉 教 授,
日本工業 大 学 教 授・
工 博 (曙和59年12月 4日原稿 受理 日,
討 論 期 限 昭M61 年 1月末日〉 表一
1 床 仕上材料の概 要 試 料 名一
般名称 主材料 表面 形 状 よこさ ない伏態の 妻面の色 〔マ ン セ ル表 示 }一
丁 ア ス ファ儿 ト タイ ルアスフ
ァ
ル ト 平 滑 瓣2の地「こ2虫黙
纏
の 2 ゴ ム タ イ ル 台 成ゴ 厶 平 滑 10R7!3の 地に2.
5Y8/3 の しま模 傑 3 ビニル タ イ 儿 塩 化ビニ
ル 凹 凸 有 り 5Y7/2の に2.
5yR7 !3 の虫 くい 模 様 4 ビニルアスベ ストタ イ儿 塩 化ビニ
ル・
「 アスペ ス ト 1 平 滑 N6 5 ビニル アスペ ス トタイ 儿 塩 化 ビ ニル・
ア スベス ト 平 滑 5Y8〆2 6.
.
一
ゴ 厶 タ イ ル 合成ゴ ム 平 滑 10GY7 !4の地 に10GY8 /3 の しま 模 様 7 ビニル ア スペ ス トタ イ儿笋
默
1
平 滑 10YR7/2 8詑 三 几 ア スベ ス トタイル 塩化ビニ儿
・
ア スベス ト.
平 滑 2.
5YB /3の 地 に 蛎 の し ま 模 檬 9 ビ.
ニル シー
ト塩 化ビこル 平 骨 5G6!3の地に5GB バ の しま 槙 襟 10一
ト ビニル シー
ト 塩化ビニ儿 平 滑 10R4 /19の 地 に7.
5R7/B のし ま 模 様 11 ビニル タ イ ル 塩化ビニル 凹 凸 有 り 7.
55/3の地にN3 の虫 くい 模 檬 12 テ ラゾー
タ イ ル エポ キシ・
大理石 平 滑 N6 の地にN3の大理石 13 テラゾー
タイ ル ポリエステル・
大 理 石 平 膚 N9 の地 に闇 の大 理石 451
一
− ビニル アスベ ス ト ダ イ 儿一
一
F
:砺_
卜 一一
塩化ビニル・
アスベス ト.
.
塩化ビニル.
平 滑一
平 滑 7.
5YR6!4の地に 拍M 旭一
のす じ捜撮 10YR5 /2の 地 に10YR8 /2 の しま 槙 様 16ビ
ニ
ル シー
ト.
塩 化ビニル 平 滑『
10yR42 7,
5YR6/4 のま だ ら 模 様 781
1 匕ニルア ス ベ ストタ イル
ー
一
ビニ
ル アスペ スト タ イ 儿 塩 化ビニル」
ア スペス トー
塩 化ビニル・
ア スベス ト 平滑一一一
平 滑 7.
5YR8 !2の 地 に悶9の 虫 くい 模 撞一
一
7.
5R5!10の 地 に 旧9.
の 虫 くい 模 檬 τ9 ビニ
ル ア スペ ス ト タ イ 儿塩 化 ビニル・
アスペス ト 平滑 5¥8/1 20 ゴ 厶 タ イ 儿 含 成ゴ ム一
『
平滑 2.
5Y8!4の地に5B5!2の し ま 模 榛 21 ビニル タイル 塩 化ビニ儿 平 滑 77.
.
5GB95GB4!2・
7.
5GE7 /3・
/6のまだ ら模 様 22 ビニル タイ ル 塩 化ビニル 凹 凸 有 り 2’
鮒 4の地騒
〜
認
餐
23 ビニル タ イ ル1塩 化ビニル 平 滑 N6 24 ビニル タイ ル 塩 化ビニル 平 滑 10Y8〆2一
9
り
一
層の多 様 性 をもた せ て い る。
1個
の 試料の大き さは 15cm ×15 cm で,
未よ ご れ試 料との 色 差 が一
定になっ た と み な せ る54
日間よ ご し た.
後採 取 し,
容易に除 去で き る程 度の よ ご し 因子は簡単な 水 洗いお よび布拭き で除 去した後,
試 料 端 部の不 規則な 欠 損や傷を隠す た めに, マ ンセ ル表 示N5 ,
幅2.
5cm
の紙を 試料周 辺にて ん付 し,
実 地よ ごれ試料とした。 3.
1.
2 促 進よ ご れ試料の作成前 報 (そ の 2 )2〕で設 計
・
試 作 した よご れ促 進 試験 機 を用い て表一
1に示 した床 仕 上 材 料の促 進よご れ試料を 作 成し た。 す な わ ち 写真一1
に示 す よごし機の 回転箱内 に大き さ’
15cm ×15cm
の試 料 を 固 定 し,
鋼 球,
パ ステ ル, カー
ボ ラン ダムを 混 入し た後 3分 間 回 転し て試料を よご し,
つ ぎにあ らい機を用い て試 料 表 面に付 着してい る余 分な物質を除去 し た後,
3.
1と同 様に試 料 周 辺に紙 をてん付 し,
促進 よご れ試 料とし た。
(よ ご れ促進試 験 機に関 する詳 細は前 報 (その2
)2噛 参 照され た い。> 3.
2 よ ごれ感 覚尺度の構成 3.
2.
1 官 能 検査手 法の選定 実 地 よご れ試料と促進よ ご れ試料の よご れの程 度を視 覚 的 観 点か ら定 量化す る手 法 として,
、
前 報 (その2
}2) で適 用の妥 当 性が 証 明 さ れ た順 位 法を選 定し た。
3.
2.
2 検 査 試料官 能 検 査に用いる試 料とし て
,
図Tl に示 す よご れ試 料と朱よご れ試 料との文寸か らなる検 査 試 料を作 成した。
個数は実 地よ ごれ試 料,
促 進よ ご れ試料各々 につ き24 個 計48個で ある。3,
2.
3 検 査 員そ の他検査 員
1
は成 人男 子 20人で,
検 査は ほ ぽ一
様な 照度分 布 (床面で の平 均 照 度が約1301x>を有す る実験 室で行 うこと と し,
検 査 員が床 上に置かれ た試料群を立位の状 態で ほ ぼ真上か ら見て, 未 よご れ試 料と比 較し た場合の よ ご れ試料の よ ごれ の程 度の大きい順に床上に並べ る方 法 と し た。
な お検 査は実 地 よご れ試料群と促進よ ごれ 試 料群に 分 け て行うこと とし た。 写真一
1 よ ご れ促 進 試 験 機の 概 要「
Flll
=[
刄
謂
蘢
当
A:
よこれ試 料 8:
未よ こ れ 試 料・
:色 差 測 定 点 図一
1 官能検査 用 試’
料お よ び 色差の測 定 点 A B簾
1
一 10 一
3.
2.
4 よ ごれ感 覚 尺 度の構成 3.
2.
1〜
3.
2.
3の 条 件で官 能 検 査を実 施し基 礎デー
タ を得た。
検 査 お よび尺 度の有 効 性を検討する た め カイニ 乗検 定 を 行っ た結 果,
実地 よ ご れ試料群の場 合は ズ=
362, 促進よご れ試 料 群の場 合 は X ’=367
で,
で 〔23,
0,
01
)=
41
と比 較して いずれの 場合も き わ めて大き い こ と か ら,
検 査 員 間の判断
の一
致 性は高く.
,
構 成され る尺 度 も有 効とみ な せ る こと が判明 し た。
以上の検 討の後,
尺度構成 理 論に従っ て よご れ 感覚尺度を構 成し た。
尺 度 値は表一
2に示 す。
3,
3 色 差の測 定未よごれ試 料とよご れ試料の色 差 を 前 報 (そ の 2)2) と同様の方 法で測 定 し た
。
す なわ ち, 試 料の中 央 部に
3cmX3cm
の格 子 状に 9 点の測 定 点 を 設 け (図一1
参 照 ), 各々 の測 定 点ご との 未よご れ試 料とよご れ試料との色 差 を測 定した。
つ ぎに 色 差の大きい もの と小さい もの 各々 2つ を除いて得られ る5
つ の色 差の平 均 値つ ま り平均色 差 を求めた。
な お,
色差の 算 定に はHunter
の色 差式を 用い た。
得ら れた平 均 色 差の値を表一
2に示す。
3.
4
平 均 色 差お よ び よごれ促 進 試 験 機の より一
層の 妥 当 性の検 討.
図
一
2に実地よ ご れ試 料の よごれ感 覚尺度と平 均 色 差 の関係を示し た。 両 者は直線的に よ く対 応し て い る こと か ら,
視 覚 的 観 点か らの よ ご れ の程 度 を表 す物 理 量と し て の平 均 色 差の妥 当 性が より厳密に確 認され たとい え る。図
一3
に実 地よ ご れ試 料と促 進よ ご れ試 料の よご れ感 表一
2 尺度 値お よび平 均 色 差 賦 閥名門
o,
冥 地 よ こ れ 賦 判 の 感 算 尺 駐 【SS 居1 促 鱈 よ こ れ試 早1の 感 賞 尺 匿 〔ss昌
1 冥 地よ こ れ 判の平均色丑 1万匸 り 促延 よ こ れ 試 料 の 平瑚色葦、
匸互τハ
,
要 地 よこ
れ 賦 判 の 躊 価 尺 鷹 [E旨 E7 1o.
330,
13O.
511.
541.
33 20.
460,
551.
544.
471,
40 31.
321.
4a4.
949.
342,
26 42,
232.
175,
5‡ 7,
914.
31 52.
131.
9010.
5213.
36q.
03 50,
00O.
56D.
955,
12O.
88 71.
632.
116.
8411.
5BZ.
97 5z,
633.
0612.
5520.
074,
47 91.
191.
252.
905.
782.
64 10o.
941.
304.
919.
032.
q2 11Q.
760.
791.
344.
061.
59 120.
260.
002.
042,
291,
24 T32.
201.
8410.
四 13.
633.
76 141,
7B3.
376.
2411.
193.
43 151.
071.
273.
195.
492.
73 161.
581.
545,
314.
753.
52 172.
472.
559.
2715.
9G・
4.
↑3 18LlD1.
756.
3910.
522.
40 192.
582.
4ユ 11.
7216.
024.
32 20 】.
441.
13 ].
417.
322.
67 211.
822.
738,
5017.
363.
43 221.
782.
017.
2015.
373.
Ol 232.
112.
175.
B9B.
534.
1B 242.
5 2.
1711.
巳415.
49 4.
13〔
山 の の}
遡 更 翻 踉 窺 り 妬 e 粟 寵 に り 3.
0 2.
0 1.
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0 2鹽
0 4.
0 6.
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0 10,
D 12.
0 14・
0 実地 よ ごれ 試料の平 均色差 (△EE } 図一
2 実 地よ ご れ試料のよ ご れ感 覚尺度と平 均色差の関 係 3.
0 00 2
1
(
凵 の ω∀
遡 匡 紙 踵 冥 り % e 蕪 寵 畧 り 岾 碧 O.
O O,
0 1.
0 2:0 3.
0 4鹽
O 促 進 よこれ 試 料のよこれ 感 覚 尺 度 {SSA } 図一
3 実地よごれ試料と促 進 よごれ試 料の感覚 尺 度の関 係 14.
O 12.
O 0−
10(
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0 9.
0 12FQ 15幽
0 18.
0 21■
D 促 進よ こ れ試料の平均 色 差 (巫 A } 図一
4 実 地 よごれ試料と促 進よ ご れ試 料の平 均 色 差の関 係 覚 尺 度の関 係, 図一
4には同 じく色 差の関係 を示し た。
図一
3におい て,
ふ たつの よ ご れ感覚尺度,
さ ら に図一
4 に おい て ふ たつ の 平均 色 差 が 各々直 線 的比例 関 係に あ るこ と か ら,
本研究で設計・
試作し た よ ご れ促 進 試 験 機で作成さ れ る促進よ ご れ試料の よ ご れは,
視覚的観点 か らみ た実 情の よごれの程 度 を よ く再現 してい ること が 再 度 確 認で き, 合成 高分子系床 仕上材料の よ ご れ促 進 試 験 機 として のよ り一
層の妥 当 性 が 証 明さ れ た とい え る。
4.
合 成 高 分 子 系 床 仕 上 材 料の よごれ の評 価指標の提 示 4.
1
本 研 究にお けるよごれ の評 価の前 提視覚的観点か らの よごれの評価に影 響を あ た えるおも な要 因 としてつ ぎの もの が考え ら れ る。
・
床 要 因 :床の表 面 性 状お よ び観察さ れる床の か所・
観 察 要 因 :観 察距離, 観 察 角 な ど。。
空 間要 因 :床の広さ,壁の 色,
天 井の高さ,
家 具など,床 面の視 覚 的 効 果 }こ影 響 をあ た えると考え られ るも の。
・
照 明 要 因 :採 光・
照明の明る さ,
色,
角 度など。・
人 的 要 因 :観 察 者の層,
関心の程度な ど 本研 究に お い てもこ れらの要因 を すべ て取り入れ た上 で の よごれ の評 価 を究 明すべ きであ る が,
要 因の数 が 多 くすべ て を取り入れ るこ と は困難なこと,
合 成 高分 子系 床 仕 上 材 料の選 択・
開 発・
維 持 管 理におい て重要と なる よご れや すさの妥当な促進試験方法 を確 立 するという本 研 究の おもな目的 を達 成す る上では,
.
こ れ らの要 因のす べ てを取り入れ る必 要 も ない こ とか ら, つ ぎ の よ うに各 要 因 を絞 り込ん だ上で よ ご れの評 価 を 試み ること と し た。・
床 要 因の絞り込み床の表 面 性 状は本 研 究の対 象そのもの であり,前 報 (そ の
1
)1)で設 定 した範 囲 で は何ら絞り込む 必要は ない。
つ ぎに; 前 報 (そ の 1)1)で“
床の よ ご れは床 表 面の 性 状 変化に よ り認 識さ れ る が, 同一
の床におい て変 化の 性 状が異なる か所 が 混 在 しかつ 両 者の対 比が明確なほど 目立ち や すい”
, との結果を得,
さら に, 実 地よごれ試 料だけ を用いた場 合の よ ご れ の感 覚 判 断はいか な る検 査 方 法を用い て も困 難なこ と も判 明し た ことか ら4) , 同一
床面に お いて以下に例示 す る よ う な よ ごれ の対 比が明確 な か所 を よご れを 観 察す る対 象か所と す るのが妥 当 と考 え る。 図一
5は一
例とし て土足 で歩行 に供す る廊 下を想 定し た もの であ り,
A 部 分は通 行 量が少な く よ ご れの進 行 が遅いか所,B
部分は通 行 量が多 くよ ご れの進行が早 いか所 を示し.
て いる。
図一
6に は両 部 分の よご れ の進 行 状 況の モ デル を 前報 (その 1)1 )を参 考に し て示 し てい る。 す な わ ち,
A 部 分と B 部 分に は明 ら かに表 面 性 状の一 11 一
↑
腿 哩e
# 弓 蛞 ↓’
マ 図一
5 よ ご れの 目立つ か所の例 o B e }LJ
A一一一
ゆ 使用日数 図一
6 よごれの経 時 変 化の例 変 化の差に よる対 比が発 生し,
,
よ ご れ とし て認識さ れ や す く なる ことか ら, 両 部 分の よ ご れの差を よ ご れの評 価 の対象 とす るのが よご れ が気にな る とい う観 点か ら は よ り妥 当と考え られ る。
以 上よ り, 本研 究に お けるよ ご れの評 価は合 成 高 分 子 系床 仕 上 材 料の よ ご れがほぼ一
定になっ た時 点で,
図一
5に斜 線で示す よ うな個 所に お い て,
表 面 性 状の変化の 差に よる対 比に よ り認 識されるよ ご れ (図一
6に‡
で示 す)の評 価とすること と し た。 ・観 察 要因の絞り込み床の よ ご れは近い距 離か ら観 察す る 場 合によ り 認識さ れ や すいと考え ら れる。 さ らに
,
日常生活に おいて は, 立位の状 態で足元の床を観察す るの が一
般 的な状 況の ひ とつ と考え られ る ことか ら,
本 研 究にお け る 観察距離, 観 察角など を, 立 位で足 元の床を観 察す る状況の もの と し た。
・空 間 要 因の絞り込み 上 述し た観 察 条 件 下では,
観察す る視野内に他の部 位, 家具 などが 入る こと が少ない と考え ら れ る た め, これ ら の要 因を取り込 まない こ と と し,
観察 視野内に こ れ ら の 要 因が 入 ら ない程度の広さを もつ 床 面で よご れの評 価を 行うこと と し た。
。照 明 要 因の絞り込み建築物 床 面へ の照 明は
一
般 的に拡散光によ る 照 明に近 い と考え ら れ る。 さ らに よ ご れ の見え方か ら はもっ と も よごれ が目立つ 明 る さ が存 在し,
かつ,
床 表 面色 ご とに も.
っ と も よご れ が目立っ 照 明の色 が存 在す る と考え られ るが,
ご く一
般 的な状況に おけるよご れ の評 価を行う と い う 観点か ら, 本 研 究で は,
拡 散 光に近似し かつ事 務 所一
12
一
等一
般建築物に お け る床 面の明る さの範 囲か ら選 択さ れ るひとつ の 明 る さ,
同様に一
般 的 と考え られ る昼 白色 蛍 光 燈 による照 明条 件下で よ ご れ の 評 価を行う こと と し た。
・
人 的 要 因の絞り込み 床の よご れ に関 心が あ り,
かつ 評 価の判 断に集中で き る能力 を 持つ 人 間に よ ごれ の評 価 を 行わ せ ること と し た。
以 上,
客観 的あ るい は定 量 的に説 明し き れ な い部 分 も あ る が,
ご く一
般的な状況にお け る よ ごれ の評 価 を究 明 す る た めの要因の絞り込みとして不 足はない と考え る。 な お絞り込 ん だ要因の具体 化は次 項で述べ る。
4.
2
よ ご れ評価尺度の構 成 4.
2.
1
よ ご れ評 価 尺 度 構 成の ための手 法の選 定 よごれの評価 指 標を求める た め に は,
よ ごれ に対す る 人間の評価を 尺度 化す ること が望 ましい ため,
4.
1で設 定した条件下において官 能 検 査によりよご れの評 価 尺 度 を構成 す ること と し た。
さ らに評 価尺度に は絶 対 的な意 味を持た せ ること が望ま しいた め, 手 法 として は試 料の よ ご れ を与え ら れ た範ちゅ.
うを用いて絶 対 的に判 断 する 系 列 範ちゅ う 法 を 用い ること と し た。
ま た評 価の観点と し て は, よごれ が“
気に な る”
,
“
目 立つ”
など が想定さ れ た が,
よ ごれ の恕 限 度な ど を設 定 する場 合に有 効な評 価尺度と す ることを主眼と し て,
“
気 にな る一
気にな ら ない”
の観 点か らの評 価 を求 めるこ と とし た。 4.
2.
2 試 料 よ ご れ の評価の対 象と な る試 料 として,
3.
2.
2で用い た実 地よ ご れ試料と未よごれ試 料 を組み合わ せ た24個 の試 料 (図一1
参照)を 設定し た。
検 査 員は実 地よご れ 試 料と未よ ご れ試 料の表面性状の差 をよごれとして評 価 す る ことに な る。
この評価は,
具 体 的には図一
5におい て床 仕上材 料を 施 工 し た後,B
部分の よご れ がほ ぼ一
定に な る時 点の よ ご れ (図一6
に1
で示す) を斜 線 部 分 に お い て評 価す る状況に近 似するといえ る。
な お未よ ご れ試 料の位 置づ け を, 単に施 工 後 あまりよ ご れ ない状態 の試 料と す る よ り は, B 部 分の床 仕 上 材 料に該 当す る 実地 よ ご れ試料と対 比させ る ための A 部 分の床 仕 上材 料に該 当 する試 料,
と す る の が妥 当とい える。
4,
2.
3 検 査 員その他 検 査 員と し て床の よ ご れ に関心の高い 成 人 男 子20人 (お もに東京工大 建築学 科 学 生 ) を選 定 し た。
検 査は 昼白色蛍光燈に よる ほ ぼ一
様な照 度 分 布 (床 面 で の照度が約130
lx) を 有 する床 面 (広 さ7m ×9皿 〉 で 行うこと とし,
検査員は床上に置か れ た試 料を立 位で ほぼ真上 か ら 見て,
表一
3に示した よご れ の評 価め判 断 範ち ゅ うの いずれ に該当す る か を返 答 する こ と と し た。 4.
2.
4 よごれ 評価尺度の構 成表
一
3 よ ご れ の判断範ちゅう よ こ れ が A( り 全 く気 に な ら な い Bt2 }ほと ん ど 気にな ら な い C{3 〕 ほんの少 し 気 に な る D(4 〕少 し 気 に な る 表一
4 E〔5 }ヵ、なり気【こな る F〔6 }大 分 気 に な る 主 効 果 G(71 非 常に 気 に な る 個 人差 官能検査の分散分析結果 分 散 比 29 33Ms 33tt012p39DpF1 寄与 率 53 76 6 4.
2.
1〜
4.
2.
3の条 件で官 能 検 査 を実 施 し基 礎 デー
タ を得た。 表一
4に官能検査の 分散分 析 結 果を示し た。
個 人 差が有 意であ る が,
主 観 的かつ 絶 対 的 判 断の た め 多少の個 人 差は当 然あり得ること,
個 人 差の寄 与 率 が 非 常に小さい ことか ら,
よ ごれ の評 価に対する検 査 員の判 断の一
致 性は認めて よく,
構 成され る尺 度も有 効とみな すこと がで き る。 以上の検討の後,
尺度構 成 理 論に従っ て よごれ評 価尺 度を構 成し た。 尺 度は表一
2に示 す。
4.
3
よ ご れ評 価 指 標の提 示 図一
7に実地 よ ご れ試 料の よ ご れ評 価尺度と3.
3で求 めた平 均 色差の関 係 を 示し たが,
両 者の間に は有意な直 線 的 比 例 関係が成り立つ ことが わ か る。
この こ とか ら,
図一
7を平 均 色 差で床 仕 上 材 料の よご れの評 価 を行 うための指標 とし て提 示で き る。
た だ し求 め た評 価 尺 度が本 研 究で設 定し た条 件での もの の た め,
一
般的な状 況におけ る評価 指 標に な る とは考え る が,
あ ら ゆ る場 合に絶 対 的な意 味 を もつ 評 価 指 標と は な ら ない こと を注意し たい。 しかしな がら, 求 めた評 価 指 標の利用 範囲 を以 下のよ うに広 げる ことはで き る。
図一8
に実地よ ご れ試 料のよご れ評 価 尺 度 と3.
2.
4で 求め た よ ご れ感覚 尺 度の関 係 を示し た が,
両 者は高 度に 有意 な 直 線 的 比例関 係にある こと が明 確で あ る。
す な わ ち, 表 面性状の変化の差つ ま りよご れが 感 覚 的 に大き け れば,
よ ご れ が気に な る とい う観 点か らの評 価 も低下 するこ とに な る。
こ こ で,
よ ご れ に対す る感 覚は相 対 的なもの である た め,
4,
1で述べ た諸要因の条件に より そ の傾向が大き く 変動 し ない と み な して よいe こ の こ と か ら,
図一
7に示 す評 価 指 標にも うひ とつ の 意 味づ け を 行 うこ と がで き る。
つ まり,
床 仕上材 料の よごれ の評 価を行う際,
絶 対 的な評 価を必 要とせず,
たとえ ば ど ち らの床 仕 上 材料が よご れや すいか な どの相 対 的 評 価で十 分である,
とい う 前 提の もとで は,
よ ご れ の評 価は よご れ の感 覚量に直 線 的に比 例する ことか ら, 照 明の色の条件が本研究の条件 と ほ ぼ同一
で あれ ば図一
7を あらゆる場 合の床 仕 上 材料 の よ ご れの相 対 的 評価の ための指標 として有 効に利用で きるといえる。 また,
図一
7か ら本 研 究で採 用し た合成 高 分子系 床仕 上 材 料に対するよご れ の評 価 をみる と,
必ずし も良好 な 耐よ ご れ性をもつ ものばか りで はない こと が わ か る。 本 研 究の 目的 が 耐よごれ性 能 向 上の た めの具体的な指針を 提 示する こ とで はな く, かつ, 耐 よごれ 性 は床仕 上材 料 の色, 模 様, 材 質などの要因 が複雑に絡み合う現 象の た め, 求 めたよごれの評 価 と床 仕 上材料の要因と の関係を 論 ずる こ と は でき ないが, 耐よごれ 性の観 点 か ら より性 G F 国 圉 E 踞 回 D C Bく
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0 5.
0 8.
0 10.
0 12.
0 14.
0 実地 よこれ 試 料の 平 均色差 〔△EE 〕 図一
7 実 地よ ご れ試料の評 価尺度と平 均 色 差の関係 B ! ,’
,
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0 実 地 よこれ 試料の よ ごれ感 覚 尺 度lSSE
) 図一
8 実 地よ ごれ試料の評価尺度と感 覚 尺 度の関 係一
一
一13 一
能を向上させ る こと が 必要な床仕 上 材料が数多く あ るこ と は指 摘でき る
。
5.
合 成高 分子系床仕上材 料の よごれ の評価
方法の提示
.
一
これ まで得 た成果 を 用いて
合
成 高分 子系 床 仕 上 材 料の よζれ に関し,
つ ぎ の2
つ の場合の評価 方法 を提 示で き る。 (1) 合成高分子系床 仕 上材料の よごれの.
評 価 を あ ら か じ め す み や か に推 定す る場合.
具 体 的にC:.
*仕 上材料を施工 し た後よ ご れ が一
定にな る時 点で対 比が より明 確な か所に お け る よ ご れ を あ ら か じ め評 価 する場 合な どに該 当し,
方 法は以 下のと お りで ある。
・
、
(イ)前 報 (そ の 2)z)で設 計
・
試 作 し た よ ご れ促進 試 験 機で促 進 よご れ試 料を作 成 すQ
。(甲) 未よご れ試 料と促 進よ ごれ試 料の平 均 色 差を 3
.
3の方 法で求める。、
(ハ ) 図一
4の 回 帰 直 線 (実 線 ) を 用い て,
促 進よ ご れ試 料の平 均 色 差 (AE ,)か ら実 地よ ご れ試 料の △ 平均色 差 (AE ,)を推 定する。
(二 )図一7
の 回帰 直 線 (実 線 ) を用い て,
実 地 よご A れ試料の平 均 色 差の推 定 値 (AE .)か ら実 地よ ご れ試料のよご れ の評価値を求め, こ の値を当 該 試 料が実 際に使用に供され た場 合の よご れの評価 く の推 定 値 (ES
.)と する。
な お,
(ロ )に お け る 未よ ご れ試料をた とえば清 掃し た直後の試 料に置 き換え れば,
清掃し た後の よごれの評 価 も推 定でき るこ と に な る
。
(以上の手 順を図一
4,
図一
7に 破 線と矢印で示し た} こ の方 法に よ る よ ごれの評 価は,
よごれの観 点からの 床 仕上材 料の選 択・
開 発さ らに は清 掃 方 法の検 討,
床 用 ワッ クスの性能 評価な どに も有効に利用で き るもの1
・
あ り,
非常に 汎用性が高い と考える。
(2 ) 実際の床の よごれを 評価する場 合 実 際の床に お いて, 図一
6の A 部 分とB 部 分に該 当 す る個 所の色 差 を3.
3の方 法に準 じ て求 め,
図一
7の回 帰 直 線を 用いて よご れ を評 価す れ ばよ い。
(以上の手順 を 図一
7に一
点 鎖 線と矢 印で示し た。
} な お,
実 際の床の よ ご れの評 価におい て は促 進よ ご れ 試 料を作 成す る必要はない の で,
対 象と す る床 仕 上 材 料 の材 質を合成 高 分 子系に限定す る 必要 はな く,
お およそ すべて の床仕上材料を対象に で き るといえ る。
6.
本研 究の結 論 視 覚 的 観 点か らみ た合 成 高 分 子系床 仕上材料の よ ご れ の 評価 方 法に関し,
3編に分 割 報 告した。
得られ た お も な結 論はつ ぎのと お り で あ る。
(1) 土 足に供す る事務 所等一
般 建築物 床に おい て,
一
14
一
共通に認 識で きるよご れ は微細 な傷や 土 砂の付着 などに よっ て生 ずる表 面 性 状の変 化であ り, こ れ らのよご れは視 覚 的に は施 工 直後 急 激に増 加 しそ の後ほ ぼ一
定とな る。
,.
.
, (2) よごれ は同一
か所に お い て, 表 面 性 状の変 化の 差つ まり対 比 が 存 在歩る場 合 に より明 確に認 識 さ れ る。
(3) 対 比に よ り認 識さ れ る人 間の よ ご れ に対する 感・
覚 的 判 断に は共 通 性があり, かつ感 覚 的 判 断か ら 求め られ るよご れ の程 度 を示す感 覚尺度は色 差と よ く対応する。
(4> 新たに設 計・
試 作した よ ごれ促 進 試 験 機は実 情 に近似.
した よご れ を床 仕 上 材 料に短 時間に賦 与す る試 験 機と して妥 当である。
(5
)、対 比に よ り認 識 され る人 間の よごれに対 する評 価 判 断に は共通性があ り,
かつ 評 価 判 断か ら求め ら れ る評価尺度は色 差と よ く対 応する。
(6
) 以 上の成 果 を も とに合 成 高 分 子 系 床 仕 上 材 料の よご れを すみやか に評 価で きる評 価 指 標と評 価 方 法を提示した。
以 上,
本研究で得ら れ た成果 は,
視 覚 的 観 点か らの よ ご れ か ら み た合 成 高分 子系 床 仕 上 材料の改 良・
開発・
選 択な どに有効に利 用で きる と と もに,研 究 方 法 を も含め, 国内外で 困難と さ れ ている よ ご れの評 価の研 究に ひとっ の知見を あ たえる もの と考え る。
なお, よご れ と床 仕上 材料の要 因との 関係などに関する検 討は今後の課 題とし たい。 む す びに あ た り,
床仕上 材 料を提 供い た だ い た メー
カー
各 位,検査 員の皆様, 実験・
検査に協 力いた だい た,
元東 京工大吉岡 研 究 室,
東 京 工 大 小 野 研 究室の皆様
に謝 意を表しま す。 参 考 文 献 1) 小野英 哲, 吉岡 丹 :一
合 成 高 分子系 床 仕 上 材 料の よ ご れの実 情一,
合 成 高分子 系 床 仕上 材料のよ ご れの評 価 方、
法に 関 す る 研究 (その 1),
日本 建 築 学 会 論 文 報 告 集,
第 324号,
1983.
2 2) 小 野 英 哲,
馬 場 浩,
吉岡 丹 :一
合 成高分 子系 床仕上 材料の よ ご れ促進 試 験機の設 計・
試 作一,
合 成 高 分子系 床 仕 上 材 料の よ ごれ の評 価 方 法に関す る研 究 (そ の 2),
日本建 築学会 論 文 報 告 集,
1984.
10 3) 小 野 英 哲,
馬 場 浩,
吉 岡 丹 :建 築 物 床 仕上材 料の汚 れ お よ び そ の評価方法に関す る 研究 (2〕一
汚れ試 験機の’
・
妥 当性の検 討および評 価 方 法の提 示一,
日本 建 築 学 会 大 会学 術 講 演 梗概 集,
1980.
9 4) 吉岡 丹,
小野英 哲,
川 村 清 志,
馬 場 浩 :建築 物 床 仕 上材 料の汚れ に関する研究一
汚れの検査 方 法に関す る考 察一,
日本 建築 学 会 大 会 学 術 講 演 梗 概 集,
1979.
9SYNOPSIS
UDC:691:69. 025 :69.059. 22
PRESENTATION
OF
INDEX
AND
A
METHOD
FOR
EVALUATING
STAINS
ON
POLYMERIC
FLOOR
FINISHING
MATERIALS
Develepment
of a method of evaluationfor
the stateof stains on polymeric
floor
finishing
materials(Part
3)
by
DT.
HMENORI ONO, HIROSHI BABA and Dr.MAKOTOYOSHIOKA, Members ofA.I,
J.
This paper, Part3of the study, presentsan index and
polymeric
floor
finishing
materials,
The
procedureof thepresentstudy was asfollows
:1.
2.
3.
4.
a method
for
instantevaluation of the state of stains onThe applicability of an accelerating device
for
stains, which had beem reported in Part 2, was againproved
by
the similarity of stains of productsto thatof the actually exposed materials.The
evaluating scalefor
measuring the grade of stains was created through a sensory testIn
thissensory test,the method of rank-order was employed using twenty adult men who were interestedin
stains offloor
finishings,
'
'
From
the relation of the evaluating scale to average colordifferences,
anindex
for
evaluating stains onploymeric
floor
finishing
materials was presented.The
procedure ofinstant
evaluationfor
stains bn polymericfloor
finishing
materials was :(
1)
toprocluce stains on a sample mateTialby
ineans of the acceleratingdevice,
(
2),to
measure the average color differ-ence of the aftificially stained sample,(3)
to estimate the average color differenceof an acctuallyex-posed mateTial
by
the result of artificial staining,{
4)
to evaluate thedegree
of stains on thesample usingthe