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平成 30 年度 JOGMEC 石炭開発部成果報告会海外炭開発高度化等調査 2 インドの石炭政策 石炭生産 石炭輸出入 石 炭輸送 石炭消費の動向調査 平成 31 年 3 月 20 日

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(1)

インドの石炭政策、石炭生産、石炭輸出入、石

炭輸送、石炭消費の動向調査

平成31年 3月20日

平成30年度JOGMEC石炭開発部成果報告会

海外炭開発高度化等調査

(2)

本日の報告内容

1

 一次エネルギー需給の現状と石炭

 エネルギー政策(石炭の位置付け)

 石炭政策

 石炭灰利用

 石炭生産

 石炭輸入

 石炭消費の現状と見通し

 一般炭需給見通し

 原料炭需給見通し

 まとめ

(3)

一次エネルギー需給の現状と石炭

2  一次エネルギー消費量は、石炭、石油 を中心に堅調に増加  一方で、一次エネルギー生産量は石炭 を中心に増加 2010年代に入り、  ガス、石油の生産量は停滞気味  再エネの生産量は2倍に拡大  石炭は一次エネルギー消費量の56%、 一次エネルギー生産量の70%を占める

出所:BP, “BP Statistical Review of World Energy June 2018”より作成

一次エネルギー消費量・生産量の構成(2017年) 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 2001 2003 2005 2007 2009 2011 2013 2015 2017 (百万toe) 再エネ 原子力 水力 天然ガス 石油 石炭 石油 9.6% 天然ガス 5.8% 石炭 70.0% 原子力 2.0% 水力 7.3% 再生可能 エネルギー 5.2% 石油 29.5% 天然ガス 6.2% 石炭 56.3% 原子力 1.1% 水力 4.1% 再生可能 エネルギー 2.9% 消費量 生産量 一次エネルギー消費量の推移 一次エネルギー生産量の推移

(4)

一次エネルギー需給の現状と石炭

3  インドは化石エネルギーの純輸入国  石炭、石油(原油+石油製品)、天然ガスともに輸入は拡大  2016年時点で、自給率は、石炭が71%、石油が14%、天然 ガスが55%

出所:IEA, “World Energy Energy Balance 2018”より作成 化石エネルギー輸出入量の推移 (百万toe) 輸入 輸出 純輸入 輸入 輸出 純輸入 輸入 輸出 純輸入 輸入 輸出 純輸入 2001 14.54 0.85 13.70 80.44 0.00 80.44 7.16 9.79 -2.63 0.00 0.00 0.00 2002 16.24 0.61 15.63 83.79 0.00 83.79 7.39 10.13 -2.73 0.00 0.00 0.00 2003 15.04 0.78 14.25 92.42 0.00 92.42 8.27 15.60 -7.33 0.29 0.00 0.29 2004 20.27 0.66 19.61 97.98 0.00 97.98 9.21 21.05 -11.84 2.90 0.00 2.90 2005 26.06 0.87 25.19 101.60 0.00 101.60 12.95 24.23 -11.28 5.87 0.00 5.87 2006 30.25 0.65 29.60 113.95 0.00 113.95 17.82 34.12 -16.29 7.95 0.00 7.95 2007 34.22 0.68 33.54 124.35 0.00 124.35 23.23 42.25 -19.02 9.60 0.00 9.60 2008 39.94 1.54 38.40 135.70 0.00 135.70 19.12 40.35 -21.22 9.71 0.00 9.71 2009 57.30 1.05 56.25 162.76 0.00 162.76 14.64 53.18 -38.54 10.65 0.00 10.65 2010 70.54 1.21 69.33 167.19 0.00 167.19 17.73 61.41 -43.68 11.44 0.00 11.44 2011 74.99 1.20 73.78 175.51 0.00 175.51 16.26 64.36 -48.10 16.04 0.00 16.04 2012 89.25 1.80 87.45 188.86 0.00 188.86 15.98 66.14 -50.16 15.59 0.00 15.59 2013 105.34 0.97 104.37 193.40 0.00 193.40 16.66 71.44 -54.77 15.45 0.00 15.45 2014 133.90 0.56 133.35 193.60 0.00 193.60 21.15 66.55 -45.40 15.74 0.00 15.74 2015 120.02 0.72 119.30 207.31 0.00 207.31 28.44 63.32 -34.88 17.03 0.00 17.03 2016 110.22 0.46 109.75 218.64 0.00 218.64 33.92 68.67 -34.75 21.11 0.00 21.11 2017 115.93 0.59 - - - 21.75 - - 石油製品 天然ガス 石炭 原油 (百万toe) 石炭 石油 天然ガス 国内生産 271.21 41.21 25.92 輸入 110.22 252.56 21.11 総供給 381.43 293.77 47.03 輸出 0.46 75.37 0.00 在庫変動 -1.41 -1.60 0.00 国内総供給 379.56 216.79 47.03 自給率 71.1% 14.0% 55.1% 化石エネルギー需給バランス (2016年)

(5)

エネルギー政策(石炭の位置付け)

4

国家エネルギー政策草案(

Draft National Energy Policy) 2017年6月発表

2040年までの長期のエネルギー政策の方向性を示すとともに、これまでに政府が掲げた2022年ま でのエネルギー政策目標の実現に向けた政策を提言 【2022年までのエネルギー政策目標】 1)2018年までに無電化村をなくし、2022年までに電気の安定供給を実現 2)2022年までに再生可能エネルギー発電設備を175GW導入、等 【今後のエネルギー方針】 豊富な再生可能エネルギー発電を普及促進させ、これまで一次エネルギー供給の多くを担ってき た化石燃料とりわけ石油と石炭の役割は縮小し、ベースロード電源としての原子力発電を促進す るとしている。  このようにインド政府はグリーンエネルギー、特に再生可能エネルギーの導入に注力する方針 であるが、石炭火力発電は基幹電源であることには変わらず、石炭燃料の確保は重要と位置 づけている。  石炭政策に関しては、エネルギー需給見通しを踏まえ、商業生産の拡大と競争の促進、供給 ルートの合理化と輸送コストの削減に取り組むとしている。

(6)

エネルギー政策(石炭の位置付け)

5

国家電力計画(

National Electricity Policy) 2018年1月発表

石炭, 192,163 石炭, 217,302 石炭, 238,150 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 2016-2017年 2021-2022年 2026-2027年 MW 再エネ合計 その他再エネ 風力 太陽光 原子力 水力 ガス 石炭 第12次5ヵ年計画(2012年4月-2017年3 月)期間中の発電設備容量の増加実 績や、今後の需要予測を踏まえ、 2026-2027年度までに必要な追加容量 の見通し等を示している。  ピーク需要の想定:  2021-2022年度設備容量479.4GW うち石炭・褐炭火力217.3GW  2026-2027年度設備容量619.1GW うち石炭・褐炭火力238.2GW  石炭・褐炭火力の比率は 58.8%⇒45.3%⇒38.5%と減少 発電設備容量の見通し

出所:National Electricity Plan 2018より作成

2021-2022年度 226GW 2026-2027年度 299GW 2016-17年度 2017-2022年 2017-2022年 2021-22年度 2022-2027年 2022-2027年 2026-27年度 累積 閉鎖見込み 追加見込み 累積見込み 閉鎖見込み 追加見込み 累積見込み MW MW MW MW MW MW MW 石炭・褐炭 192,163 22,716 47,855 217,302 25,572 46,420 238,150 ガス 26,167 406 25,735 0 25,735 水力 44,478 6,823 51,301 12,000 63,301 原子力 6,780 3,300 10,080 6,800 16,880 太陽光 12,289 87,711 100,000 50,000 風力 32,280 27,720 60,000 40,000 その他再エネ 12,675 2,325 15,000 10,000 再エネ合計 57,244 175,000 100,000 275,000 合計 326,832 479,418 619,066 石炭シェア 58.8% 45.3% 38.5% 再エネシェア 17.5% 36.5% 44.4%

(7)

(参考)発電設備容量の推移

6  漸増していた発電設備容量は、 2010年代に入り石炭火力を中心 に急速に増加  一方で、再生可能エネルギーは、 2000年代半ばから急速に増加 電源別構成(2018年3月末)

出所: Central Electricity Authority, Ministry of Power, “Executive Summary for the Month of March 2018”より作成

発電設備容量(各年3月末)の推移

出所: Central Electricity Authority, Ministry of Power, “Executive Summary for the Month of March ”より作成 132.3 143.1 148.0 159.4 173.6 199.9 223.3 243.0 267.6 298.1 326.8 344.0 6.5 8.1 3.4 7.7 8.9 15.1 11.7 8.8 10.1 11.4 9.7 5.2 0 2 4 6 8 10 12 14 16 0 50 100 150 200 250 300 350 400 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 (GW) 再生可能 水力 原子力 ガス ディーゼル 石炭 対前年伸び率(%) (%) 天然ガス 7.2% ディーゼル 0.2% 石炭 57.3% 原子力 2.0% 水力 13.2% 小水力 1.3% 風力 9.9% バイオマス 2.6% 太陽光 6.3% 20.1% 再生可能エネルギー (MW) 石炭 ディーゼル ガス 2008.3 76,049 1,202 14,656 91,907 4,120 35,909 11,125 143,061 2013.3 130,221 1,200 20,110 151,530 4,780 39,491 27,542 223,344 2018.3 197,172 838 24,897 222,907 6,780 45,293 69,022 344,002 年平均伸び率 (%) 2008-13 11.4 0.0 6.5 10.5 3.0 1.9 19.9 9.3 2013-18 8.7 -6.9 4.4 8.0 7.2 2.8 20.2 9.0 2008-18 10.0 -3.5 5.4 9.3 5.1 2.3 20.0 9.2 合計 火力計 原子力 水力 再生可能

(8)

石炭政策

7

国家エネルギー政策草案(Drafit National Energy Policy)、国家電力計画(National Electricity Plan)  一次エネルギー、電源ミックスに占める石炭比率は減少するが、エネルギー需要、電力需要の 拡大により、石炭需要量は今後も増加する。  特に、石炭火力は基幹電源であることから石炭の確保は重要! 【国内炭生産の強化】 石炭生産目標: 2019年度までに15億トン(CIL:10億トン、SCCL:0.8~1.0億トン、残り:民間)を2015年に発表

⇒ 「Coal Vision 2030」(2018年に発表)によればCILの生産量が10億トン前後となるのは

2025-26年度頃

(9)

石炭政策

8

【国内炭の安定供給】

政府は石炭供給新計画(New Coal Distribution Policy:NCDP)を2007年10月に公表し、燃料供給 契約(Fuel Supply Agreement:FSA)により石炭供給を行うとした。FSAでは量的義務がある

インド政府が2017年5月に「電力分野のためのより透明性の高い石炭供給政策(Scheme for Harnessing and Allocating Koyala Transparently in India:SHAKTI)」を通知。現在の石炭供給は SHAKTIのもとFSAを通して実施 SHAKTIは大量の石炭が供給されることから、効率的・経済的な電力向け供給が主目的 【民間への商業向け鉱区の開放】 2018年2月に内閣委員会(Cabinet Committee)が民間への商業向け鉱区の開放を承諾 しかし、現在(2018年10月末時点、現地ヒアリングにて)、開放に向け準備中でまだ時間を要す るとのこと

(10)

石炭灰利用促進政策

9

【石炭灰の利用の所管官庁】 環境森林・気候変動省

Ministry of Environment, Forests and Climate Change:MoEFCC)

中央環境汚染管理局(Central Pollution Control Board) • 各種環境政策の施行、ガイドラインの整備 • 環境規制のモニタリング等 州政府の環境局、州公害管理局 • 各州の環境行政を推進 その他の関係官庁としては、電力省、石炭省 【石炭灰に係わる法規、通達】 環境保護法(1986年に制定、1991年改訂)、環境保護規則(1986年制定、2003年改訂)に規定 これまでに公布された石炭灰の投棄・処分に係わる通達: ① 1999年9月14日付Notification S.O.763 ② 2003年8月27日付Notification S.O.979 ③ 2009年11月3日付Notification S.O.2804 ④ 2016年1月25日付Notification S.O.254(現時点での最新ルール) 石炭灰の有効利用促進のルールとしていろいろ規定されているが、たとえば、  石炭火力発電所の半径300km圏内での、石炭灰を有効利用したセメント・コンクリート等の使 用、道路や高架道路の盛土工事及び埋め立て工事での石炭灰利用の義務付け  石炭火力発電所から半径100kmまでの輸送費は当該発電所の全額負担、半径100~300km 区間の輸送費については当該発電所と石炭灰ユーザーによる折半負担

(11)

石炭灰の利用

10  石炭灰利用率はやっと60%を超える  セメントでの利用が最大だが、24%に過ぎない  石炭灰の発生量は2025年には3億トンに増加 するとの予測

出所: CEA, “Report on Fly Ash Generation at Coal/lignite Based Thermal Power Stations and it’s Utilization in the Country for the year 2016-17” December 2017より作成

出所: CEA, “Annual Report 2017-18”及び“Use of Flv-Ash based construction materials in PMAY-G construction - reg” 12th September 2018より作成

電力分野での石炭灰の発生量と利用量

用途別利用状況(2017-18年度上期)

2017-18年度上期

(12)

埋蔵量

11

2108年4月1日時点での石炭埋蔵量は3,190億トン、うち確定埋蔵量が1,488億トン。

石炭埋蔵量(炭種別、地域別)

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”及び “Provisional Coal Statistics 2016-17”より作成

出所: https://www.mapsofindia.comより作成

炭種別

(13)

石炭生産

12  1971-72年度の7,614万トンから2017-18年度には7億2,166万トンと9.5倍に増加  対前年伸び率はその時々の世界景気、国内事情等により変動しているが、年平均伸び率は 5.0% 石炭生産量の推移と対前年度伸び率 注: 2016-17年度の数値は暫定値。生産量は原炭ベース。

(14)

石炭生産(炭種別)

13  一般炭を中心に増加  炭種別の生産量 (百万トン) 炭種別生産量の推移 注: 2016-17年度の数値は暫定値。生産量は原炭ベース。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”及び“Provisional Coal Statistics 2017-18”より作成 炭種別の生産量

2001-02 2017-18 増加量

一般炭 299.12 635.25 336.13

原料炭 28.67 40.15 11.48

(15)

石炭生産(炭種別)

14  一般炭はインド中部から東部で生産  原料炭はJharkhand州で97%が生産  褐炭は北西部と南部で生産 注: 2016-17年度の数値は暫定値。生産量は原炭ベース。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”及び“Provisional Coal Statistics 2017-18”より作成 炭種別・州別の生産量(2017-18年度) 原料炭 褐炭 一般炭 Assam 0.12% Chhattisgarh 22.4%

Jammu & Kashmir 0.002% Jharkhand 13.3% Madhya Pradesh 17.6% Maharashtra 6.6% Meghalaya 0.2% Odisha(旧Orissa) 22.6% Telangana 9.8% Uttar Pradesh 2.9% West Bengal 4.4% Chhattisgarh 0.45% Jharkhand 96.6% Madhya Pradesh 0.45% West Bengal 2.5% Tamilnadu 51.0% Gujarat 29.0% Rajasthan 20.1%

(16)

褐炭を除く石炭生産(事業者別)

15

 事業者別の生産量 事業者別生産量の推移

注: 2017-18年度の数値は暫定値。生産量は原炭ベース。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”及び“Provisional Coal Statistics 2017-18”より作成 炭種別・事業者別の生産量(2016-17年度) 原料炭 一般炭 383 407 431 457 493 532 533 540 556 566 609 639 658 675 0 100 200 300 400 500 600 700 800 (百万トン) 民間 その他公営 SCCL CIL (百万トン) 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18 CIL 452.20 462.41 494.23 538.75 554.14 567.37 SCCL 53.19 50.47 52.54 60.38 61.34 62.01 その他公営 16.29 15.20 20.26 7.54 9.72 12.40 民間 34.73 37.69 42.15 32.55 32.67 33.63 計 556.40 565.77 609.18 639.23 657.87 675.40

(17)

一般炭生産量(グレード別)

16  G11が最も多く、これに続いてG10、G12、 G13の生産量が多い。全体の67%  NTPCでは主にG9~G12を使用 一般炭分類表 注: 2016-17年度の数値は暫定値。生産量は原炭ベース。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”及び “Provisional Coal Statistics 2016-17”より作成

グレード別の一般炭生産量の推移

グレード グレード

G1 G10 4,301 kcal/kg ~ 4,600 kcal/kg

G2 6,701 kcal/kg ~ 7,000 kcal/kg G11 4,001 kcal/kg ~ 4,300 kcal/kg G3 6,401 kcal/kg ~ 6,700 kcal/kg G12 3,701 kcal/kg ~ 4,000 kcal/kg G4 6,101 kcal/kg ~ 6,400 kcal/kg G13 3,401 kcal/kg ~ 3,700 kcal/kg G5 5,801 kcal/kg ~ 6,100 kcal/kg G14 3,101 kcal/kg ~ 3,400 kcal/kg G6 5,501 kcal/kg ~ 5,800 kcal/kg G15 2,801 kcal/kg ~ 3,100 kcal/kg G7 5,201 kcal/kg ~ 5,500 kcal/kg G16 2,501 kcal/kg ~ 2,800 kcal/kg G8 4,901 kcal/kg ~ 5,200 kcal/kg G17 2,201 kcal/kg ~ 2,500 kcal/kg G9 4,601 kcal/kg ~ 4,900 kcal/kg 発熱量(GCVベース) 発熱量(GCVベース) 7,000 kcal/kg < グレード別の一般炭生産の構成(2017-18年度) G1 0.3% G2 0.0% G3 0.6% G4 2.2% G5 2.4% G6 1.8% G7 6.4% G8 6.1% G9 4.0% G10 14.3% G11 28.3% G12 8.4% G13 16.0% G14 7.0% G15 1.2% G16 0.6% G17 0.2%

(18)

原料炭生産量(グレード別)

17

Wash-Ⅳが80%近くを占める

一般炭分類表

注: 2016-17年度の数値は暫定値。生産量は原炭ベース。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”及び “Provisional Coal Statistics 2016-17”より作成

グレード別の原料炭生産量の推移 グレード別の一般炭生産の構成 (2017-18年度) Steel-Ⅰ 0.4% Steel-Ⅱ 0.1% SC-1 0.5% Wash-Ⅰ0.4% Wash-Ⅱ 11.5% Wash-Ⅲ 9.9% Wash-Ⅳ 77.1%

(19)

採掘方式別生産量

18  坑内掘りは減少傾向  坑内掘りの生産性は 非常に低い 採掘方式別生産量の推移 注: 2017-18年度の数値は暫定値。生産量は原炭ベース。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”及び“Provisional Coal Statistics 2017-18”より作成

(20)

石炭輸入

19

2010年代に入り一般炭を中心に急増後、2014-15年度をピークに減少  2017-18年度は再び増加

石炭輸入量の推移

出所: Department of Commerce, Ministry of Commerce and Industry, “Export Import Data Bank”より作成 (千トン) 2010-2011 2011-2012 2012-2013 2013-2014 2014-2015 2015-2016 2016-2017 2017-2018 一般炭 49,433 71,039 110,228 129,985 168,388 159,388 149,365 161,269 原料炭 19,484 31,801 35,557 36,872 43,715 44,561 41,644 47,003 計 68,917 102,840 145,785 166,857 212,103 203,949 191,009 208,273 3. 17 6. 44 16. 54 19. 70 20. 93 20. 55 23. 03 21. 68 28. 95 38. 59 43. 08 49. 79 59. 00 73. 25 68. 92 102. 84 145. 79 166. 86 212. 10 203. 95 191. 01 208. 27 0 50 100 150 200 250 (百万トン) 一般炭 原料炭 炭種別輸入構成(2017-18年度)

(21)

一般炭輸入(国別)

20  インドネシアからの輸入は急増後に 減少  南アフリカ、豪州からの輸入は増加後 ほぼ横ばい  上記3ヵ国からの輸入量は総輸入の 89% 国別一般炭輸入量の推移 国別一般炭輸入構成(2017-18年度)

出所: Department of Commerce, Ministry of Commerce and Industry, “Export Import Data Bank” より作成 (百万トン) インドネシア 58.7% 南アフリカ 23.9% 豪州 6.4% 米国 5.4% ロシア 2.4% モザンビーク 2.2% コロンビア0.2% 0.2%チリ その他 0.5% 8.7 12.0 21.7 25.2 27.8 37.9 48.6 49.4 71.0 110.2 130.0 168.4 159.4 149.3 161.3 0 25 50 75 100 125 150 175 (百万トン) インドネシア 南アフリカ 豪州 米国 ロシア モザンビーク コロンビア その他 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18 インドネシア 82.17 101.79 118.22 97.36 91.01 94.73 南アフリカ 18.83 19.92 30.57 36.64 34.24 38.49 豪州 2.97 4.68 9.96 9.90 10.15 10.38 米国 3.08 1.00 2.67 4.65 3.95 8.75 ロシア 0.31 0.50 1.20 3.82 3.91 3.91 モザンビーク 0.07 0.53 0.57 0.89 2.85 3.53 コロンビア 0.19 0.00 0.00 0.00 2.00 0.33 その他 2.61 1.57 5.21 6.13 1.25 1.15 計 110.23 129.98 168.39 159.39 149.36 161.27

(22)

原料炭輸入(国別)

21  輸入の3/4は豪州  近年では、カナダ、米国、モザン ビークからの輸入が増加  上記4ヵ国からの輸入量は総輸入 の95% 国別原料炭輸入量の推移 国別原料炭輸入構成(2017-18年度)

出所: Department of Commerce, Ministry of Commerce and Industry, “Export Import Data Bank” より作成 豪州 76.1% カナダ 7.0% 米国 7.0% モザンビーク 5.1% ニュージーランド 1.3% ロシア 0.8% その他 2.7% 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18 豪州 27.48 29.80 37.50 38.99 36.50 35.76 カナダ 0.87 1.25 1.86 1.36 2.30 3.30 米国 3.31 2.65 1.60 1.16 1.15 3.29 モザンビーク 0.90 0.97 1.41 1.89 0.86 2.38 ニュージーランド 1.05 1.13 1.03 0.62 0.48 0.60 ロシア 0.06 0.24 0.13 0.00 0.29 0.39 南アフリカ 1.46 0.70 0.16 0.26 0.04 0.00 その他 0.42 0.13 0.03 0.27 0.03 1.28 0 35.56 36.87 43.72 44.56 41.64 47.00 (百万トン) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 (百万トン) 豪州 カナダ 米国 モザンビーク ニュージーランド ロシア その他

(23)

石炭消費の現状と見通し(電力)

22  2010年代に入り発電電力量は年率 6%程度で増加  石炭火力からの発電電力量は75% 程度  石炭火力を中心に発電電力量は増 加するが、再生可能エネルギー発 電からの発電電力量も増加 電源別発電電力量の推移 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 (TWh) 再生可能 水力 原子力 ガス ディーゼル 石炭 7.8 13.6 11.9 14.3 12.9 7.1 9.0 2.1 8.4 9.4 8.1 6.6 5.5 5.3 6.6 4.6 6.4 7.6 5.7 5.8 5.5 0 2 4 6 8 10 12 14 16 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 19 47 19 50 1 95 5-56 1 96 0-61 1 96 5-66 1 96 8-69 1 97 3-74 1 97 8-79 1 97 9-80 1 98 4-85 1 98 9-90 1 99 1-92 1 99 6-97 2 00 1-02 2 00 6-07 2 01 1-12 2 01 2-13 2 01 3-14 2 01 4-15 2 01 5-16 2 01 6-17 2 01 7-18 (TWh) (%) 伸び率(%) 石炭 75.7% ディーゼル 0.03% ガス 3.9% 原子力 2.9% 水力 9.7% 再生可能 7.8% 発電電力量の推移 2017-18年度の電源別発電電力量

(24)

石炭消費の現状と見通し(電力)

23  国内炭の消費量は、顕著に増加  一方で、輸入炭の消費量は、2014-15年 度をピークに減少  CEAの見通しでは、 石炭火力からの発電電力量は、2017-18年 度から2026-27年度に向け年率3.8%で増加 2021-22年度で1,119TWh(全体1,566TWh) 2026-27年度で1,336TWh(全体2,047TWh) 石炭需要は6.3億トンから8.77億トンに拡大 すると予測 輸入炭は5,000万トンで横ばい

出所: Ministry of Steel, “Annual Report”及びJoint Plant Committeeホームページより作成

出所: Central Electricity Authority, Ministry of Power, “National Electricity Plan”, January 2018より作成

電力での石炭(国内炭・輸入炭)消費量の推移

CEA(Central Electricity Authority)石炭需要見通し

(百万トン) 混炭用 輸入炭焚き火力向け 計 2007-08 8.4 2.1 10.5 350.6 361.1 2008-09 13.9 2.2 16.1 377.3 393.4 2009-10 18.8 4.4 23.2 390.6 413.8 2010-11 21.1 9.4 30.5 395.8 426.3 2011-12 27.5 17.7 45.2 410.4 455.6 2012-13 31.6 31.7 63.3 446.8 510.1 2013-14 37.8 42.2 80.0 449.0 529.0 2014-15 48.5 42.7 91.2 497.7 588.9 2015-16 37.1 43.5 80.6 517.8 598.4 2016-17 19.8 46.3 66.1 527.3 593.4 2017-18 0.0 46.0 46.0 584.0 630.0 輸入炭 国内炭 消費計 2017-18 2021-22 2026-27 石炭火力発電電力量 (TWh) 958 1,118.8 1,336.1 石炭需要量 (百万トン) 630 735 877 輸入炭専焼火力向け輸入量 (百万トン) 46 50 50 国内炭需要 (百万トン) 584 685 827 注: 2017-18年度は予測値

出所: Central Electricity Authority, Ministry of Power, “National Electricity Plan”, January 2018より作成

(25)

石炭消費の現状と見通し(鉄鋼)

24

 粗鋼生産量は年率6.7%で伸び、この10年間で2倍に  見通し(2030-31年度): National Steel Policy 2017

 国内原料炭は減少し、輸入原料炭が増加

今後の需要増のほとんどは輸入で賄う

出所: Ministry of Steel, “Annual Report”及びJoint Plant Committeeホームページより作成

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”及び “Provisional Coal Statistics 2017-18”、 Department of Commerce, Ministry of Commerce and Industry, “Export Import Data Bank”作成

50. 817 53. 857 58. 437 65. 839 70. 672 74. 291 78. 416 81. 694 88. 979 89. 79 97. 936 103. 131 0 20 40 60 80 100 120 140 160 2006 -07 2007 -08 2008 -09 2009 -10 2010 -11 2011 -12 2012 -13 2013 -14 2014 -15 2015 -16 2016 -17 2017 -18 (百万トン) 生産能力 39.0 37.7 41.1 36.7 47.4 51.1 52.4 55.7 56.8 51.8 57.8 0 10 20 30 40 50 60 70 (百万トン) 輸入炭 国内炭 粗鋼の生産量と年間生産能力の推移 0 20 40 60 80 100 120 (百万トン) 粗鋼生産 銑鉄生産 鉄鋼需要 2億3,000万トン 粗鋼生産量 2億5,500万トン 粗鋼生産能力 3億トン/年 原料炭需要量 1億6,100万トン PCI炭需要量 3,100万トン 鉄鋼での原料炭調達状況

出所: World Steel Associationホームページより作成

(26)

石炭消費の現状と見通し(セメント)

25  セメント生産量は年率7.5%で増加、今後もセメント需要の拡大に伴い増加  インドの一人当たりのセメント消費量は230-250kg/トンで世界平均の半分以下 セメント消費は急速に拡大 消費燃料も拡大 注: 2016-17年度以降の生産量データは公表されていない。 2012-13年度以降の生産能力は公表されていない。 2017-18年度の生産能力はヒアリングによる。

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”(元データはCement Manufacturers‘ Association)及びCement Manufacturers’ Associationでのヒアリングより作成 セメントの生産量と年間生産能力の推移 102. 40 111. 35 117. 50 127. 57 141. 81 155. 66 168. 31 181. 60 160. 75 168. 29 180. 01 248. 23 255. 83 270. 24 283. 23 500 0 100 200 300 400 500 2001 -02 2002 -03 2003 -04 2004 -05 2005 -06 2006 -07 2007 -08 2008 -09 2009 -10 2010 -11 2011 -12 2012 -13 2013 -14 2014 -15 2015 -16 2016 -17 2017 -18 (百万トン) 生産能力 0 5 10 15 20 25 30 2001 -02 2002 -03 2003 -04 2004 -05 2005 -06 2006 -07 2007 -08 2008 -09 2009 -10 2010 -11 2011 -12 2012 -13 2013 -14 2014 -15 2015 -16 2016 -17 (百万トン) 石炭 輸入 石炭 市場 石炭 リンケージ 石油コークス他 石炭

出所: Coal Controller’s Organization, Ministry of Coal, “Coal Directory of India”(元データはCement Manufacturers' Association)より作成

セメントでの燃料調達状況

 背年と生産量は増加する中、石炭消費 量(国内炭)は減少し、かわって石油コー クスの消費が増加

(27)

需給見通し(一般炭)

26 【需要・生産の見通し】  一般炭需要は、電力分野を中心に産業分野でも増加  一般炭生産も需要の増加に伴い増加するが、一般炭の需要増分を全て国内生産で満たすこ とは難しい  ここでは、電力での消費量増加分の100%、90%、80%を国内炭で賄うケースを想定  なお、産業等では品質面(高発熱量を求める)、工場の立地(産炭地から離れている)などから、 増加分の70%を国内炭で賄うことと仮定する。 593 735 877 1,033 1,183 1,337 182 224 272 312 351 384 775 959 1,149 1,345 1,534 1,721 0 500 1,000 1,500 2,000 (百万トン) 産業等 電力 635 784 938 1, 097 1, 251 1, 402 635 799 967 1, 142 1, 311 1, 478 635 813 996 1, 187 1, 371 1, 554 0 500 1,000 1,500 2,000 (百万トン) 電力での消費増の80% 電力での消費増の90% 電力での消費増の100% 出所: 本調査 一般炭需要見通し 一般炭生産見通し

(28)

需給見通し(一般炭)

27 【輸入の見通し】  一般炭輸入は、今後の需要増に対して国内供給でその全てを賄うことが困難であると判断さ れることから、今後も増加 2016-17年度の1億4,900万トンから 2026-27年度に1億7,500万トン~2億2,400万トン 10年間で2,600万トン~7,500万トン増加 出所: 本調査 21.7 49.4 149 161 175 187 198 207 149 174 200 225 249 272 149 186 224 263 300 336 0 100 200 300 400 (百万トン) 需要増の80%を国内生産で賄う場合 需要増の100%を国内生産で賄う場合 需要増の90%を国内生産で賄う場合 一般炭輸入見通し

(29)

需給見通し(原料炭)

28

【需要・生産の見通し】

 需要は鉄鋼省のNational Steel Policy 2017(NSP)に基 づくシナリオとIEEJエネルギーアウトルックに基づくシナ リオを検討  原料炭埋蔵量は限られ、低品位であることから、今後 も輸入は拡大  ここでは、原料炭需要増加量の10%、20%、30%を国 内炭で賄うケースを想定 原料炭生産見通し IEEJシナリオ NSPシナリオ 52 71 89 104 118 133 52 84 105 123 140 158 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 (百万トン) NSPシナリオ IEEJシナリオ 原料炭需要見通し 10 18 25 30 36 42 10 15 20 24 27 31 10 13 15 17 19 21 0 10 20 30 40 50 60 (百万トン) 増加分の30% 増加分の20% 増加分の10% 10 23 31 38 45 51 10 18 24 29 33 38 10 14 17 19 22 24 0 10 20 30 40 50 60 (百万トン) 増加分の30% 増加分の20% 増加分の10% 出所: 本調査

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需給見通し(原料炭)

29 【輸入の見通し】  原料炭輸入は、今後の需要増に対して国内供給で賄うことができないと判断されることから、 今後も増加  ただし、2010年度以降の急増と比較して増加速度は落ち着くものの、その増加量は大きい 2016-17年度に対して2031-32年度には3,300~5,900万トン増加、2041-42年度には5,300から 8,900万トン増加する 原料炭輸入見通し 16.9 19.5 42 54 66 75 85 95 42 56 69 80 91 103 42 57 73 85 98 110 0 20 40 60 80 100 120 (百万トン) 増加分の10%を国内生産で賄う場合 増加分の30%を国内生産で賄う場合 増加分の20%を国内生産で賄う場合 16.9 19.5 42 62 77 88 100 111 42 65 82 95 108 121 42 68 87 101 116 131 0 20 40 60 80 100 120 140 (百万トン) 増加分の10%を国内生産で賄う場合 増加分の30%を国内生産で賄う場合 増加分の20%を国内生産で賄う場合 出所: 本調査 IEEJシナリオ NSPシナリオ

(31)

まとめ

30 【需要】  今後も、経済成長に伴うエネルギー需要の増加により、一般炭需要は電力分野を中心に産業 分野等でも増加、原料炭は鉄鋼需要の拡大により増加 ただし、環境問題等から一次エネルギーに占める石炭の比率、発電電力量に占める石炭火 力の比率は低下 【生産】  需要増に伴い国内生産は増加  政府は国内生産の強化、輸入削減を推し進めているが、石炭需要増すべてを国内生産で賄 うことは困難 【輸入】  石炭、一般炭・原料炭ともに輸入は今後も拡大し、石炭市場でのインドのプレゼンスは高まる 【今後の石炭市場を見る上でのポイント(インドの輸入拡大を踏まえて)】 原料炭:中国の輸入動向 豪州等での新規炭鉱開発、拡張計画 一般炭:インドの生産動向 インドネシアの生産調整政策による輸出減 中国の輸入動向 豪州等での新規炭鉱開発、拡張計画

参照

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