ワ ー ド で 年賀状を つ く ろ う
１． 文章や絵柄の構想づくり
・・・ 2 文章・イラスト・写真・枠飾り 構成と配置２． 文面作成の操作手順
＜その１＞ＷＯＲＤ２００３／２００２のウィザードを使用 3 ＜その２＞ＷＯＲＤの一般文書作成による方法 ・・・ 7 (１) 用紙の選択 (２) 文章の入力（テキストボックス／ワードアート） 8 (３) クリップアート・オートシェーブの活用 11 (４) デジカメ写真の貼り付け 13 (５) 外部素材の活用（イラスト・飾り枠ほか） (６) とりまとめ（気をつけること、ちょっとした工夫） 14３． ファイル保存
・・・15 保存場所とファイル名
４． 印刷
出来栄えの確認 調整・手直し 事前チェック事項や設定事項 ５．宛名印刷
・・・ 別冊 住所録の準備（エクセル） 差込印刷の手順 ｂｙ ＰＥＮ１． 文章や絵柄の構想づくり
文章：（フォント） 種類 大きさ 文字の色 ・道具として テキストボックス ワードアート 等 絵柄：（写真、イラスト） 色合い 背景色 ・材料として デジカメ写真ファイル イラスト画像ファイル 添え書き：（近況等） 題詞やあいさつ文とは異なる フォントや文字の大きさ、色を用 いて、宛名を見ながら内容を変えて 「追加印刷」するとよい。 書店にはたくさんの種類の年賀状作成用のソフトが山積みされています。 皆さんのＰＣにも、購入したときからインストールされた年賀状作成用のソフ トが入っていて、すでに使った経験者も多いかもしれません。 確かに、便利機能がたくさん付属していたり、特殊な字体が用意されていたり という点はあるのですが、日頃からＰＣで「ワード」や「エクセル」を勉強さ れている皆さんは、今までの勉強の復習を兼ねて、ぜひ「ワードでの年賀状つ くり」をマスターして、勉強の成果を確かめてください。 また、これからＰＣ勉強をしようと思われていらっしゃる方も、ＰＣを理解す る早道として、挑戦してください。 添書き Ａ Ｂ Ａ Ｃ Ａ 画、写真 飾り枠２． 本文作成の操作手順
＜その１＞ＷＯＲＤ２００３／２００２ のウィザードを使用 メニューから［ツール］-［はがきと差込印刷］-［はがき印刷］を選択する。 「文面の作成」釦を押す 文面作成、印刷用のウィザード 画面に沿って、設定と入力を していく。文面の種類を選択する 今回は、「年賀状」を選択し 「次へ」の釦を押す。 レイアウト（構成）の決定 １８種類のタイプがあります。 好きな１種類を選んで、「次へ」 の釦を押す。 題字を選択する ５種類の題字から選ぶ。 あるいは、（なし）を選んで、 一連の作業が終わってから、 書き込んでもよい。 （８ページ以降） 「次へ」の釦を押す。
イラストの選択 ６個のサンプルから選択する。 あるいは、（なし）を選んで、 一連の作業が終わってから、 書き込んでもよい。 （８ページ以降） 「次へ」の釦を押す。 あいさつ文の選択 計３５個の サンプルから選択 する。 あるいは、（なし）を選んで、 一連の作業が終わってから、 書き込んでもよい。 （８ページ以降） 「次へ」の釦を押す。 差出人の住所・名前を入力する 差出人の住所、氏名を文面欄に 書く場合は、 「差出人を印刷する」にレ印を 入れる。 「次へ」の釦を押す。
文面ウィザードを終了させる 「完了」釦を押す。 完成品の確認、修正 ・文章、イラストの位置や大き さを修正できます。 ・イラストの色合いを調整でき ます ・他のイラストや写真に入替え できます。 実際の修正操作については、 ８ページ以降を参照してくだ さい 注）左図は画像データゆえ編集 できません
＜その２＞ＷＯＲＤの一般文書作成による方法 (１) 用紙の選択 画面表示を印刷レイアウト表示にする。（一般的にはデフォルト） メニューから ［表示］-［印刷レイアウト］を 選択する。 ［ファイル］→［ページ設定］を選んで「用紙」タブを開きます。 用紙サイズ欄で下矢印を押して 「はがき」を選択する。 次に「余白」タブを開き、上下左右の余白値を最小にする。 上下左右の余白値を全て「０」を 入力して［OK］釦を押すと、 「警告メッセージ」が出ます。 そこで修正釦を押すと、使って いるプリンターの最小余白値 に自動的に設定されます。 改めてページ設定パネルの［ＯＫ］ 釦を押すと、余白設定が終わります。
(２) 文章の入力（題詞、あいさつ文、差出人住所氏名 他） 文章を入力するには、基本的には「テキストボックス」を用います。 まず、「図形描画」のツールバーを画面に出します。 メニューから［表示］-［ツールバー］選択し、［図形描画］に「レ点」をつけます。 （又は、画面上部のツールバーから「図形描画」アイコンを押してください） 図形描画バーから「テキストボックス(縦書)」を選んでクリックしてください。 ・次に、はがきの上でマウスの左ク リックを使って、四角を書いて ください。 ・その四角の中に、文章を入力し ます。 ・フォントの設定、変更 左図のように、文字列をアクティブにして その上で右クリックして「フォント」を選択 します。 文字の種類、大きさ、色などを設定して ください。
注意）テキストボックスは幾つ作っても構いませんが、文字同士が重ならないように 気を付けてください。 次に、テキストボックスの枠を外します。 ・テキストボックスの枠部分を右 クリックしてテキストボックス の書式設定ダイアログを画面に 出します。 図のツールバーの「イヌ」マークを クリックしても同じです。 テキストボックスの書式設定 ・「レイウト」タブを開き、折り返しの種類と配置を「四角」にする。 ・「色と線」のタブで、「塗りつぶしなし」と「線なし」を選択する。 ・［ＯＫ］釦を押して設定を終了する。 ﾊｯﾁﾝｸﾞ部分を右ｸﾘｯｸ
ワードアートによる題詞の作成 テキストボックスによる文章入力の代わりに、 ワードアートを用いることもできます。 メニューより［挿入］→［図］から ワードアートを選択する。 ワードアートテキストの編集画面で、表示する フォントの種類、サイズを決めて、題詞を入力 する。 この場合も、貼り付けたワードアー トの上で右クリックして 「ワードアートの書式設定」画面を 出し、レイアウト、色、透過度等の 設定を行なうことができます。 あいさつ文、差出人住所についても、全く 同様の手順で作成できます。 ―― ここで一旦、ファイルに保存しましょう ――
(３) クリップアート、オートシェーブの活用 ワードソフトの中に備わっているイラスト(クリップアート)や 図形類(オートシェーブ)も賀状の引き立て役として活用できます。 クリップアートの貼付け 探す場所を「すべて」にすると、 オフィスソフト全体から、更に ＷＥＢでのデータまで検索されて 表示される。 好きなものを選択してクリック すると、はがき上にイラストが 書き込まれる。 イラスト上で右クリックして、「図の書式設定」画面を 出し、レイアウトを「外周」に設定する。 イラストと文章の位置、表示順位等を調整する。
オートシェーブの貼り付け メニュー または 「図形描画バー」から 選択する。 オートシェーブの単独のイラスト要素では なかなか年賀状に適したものが探せません。 「お絵かき」等で作り上げた作品を貼り 付けるのも一案です。 テキストと図形、或いは図形同士での 重なり部分の表示優先の調整は、 対象物を右クリックして出る選択リスト から、「順序」をクリックしたのちに、 前面／背面・・・への移動を適宜に選択 すること。
(４) デジカメ写真の貼り付け 普段、皆さんが撮影されたデジカメ写真の中から、年始にあたって「これだ！」と 思う最傑作を、ぜひ年賀状にのせてください。 「はがき」という限られた大きさであるここと、文章との釣り合いなどを考慮して、 できるだけ画像ファイルの段階で、画像処理ソフトを使って、事前に調整しておいて ください。 基本的な操作は 前項までの貼り付け、 書式設定と同様です。 注） 「ふちなし印刷」が可能か否かは、 使用されるプリンターで決まります。
(５) 外部素材の活用 以上のように、ＷＯＲＤが持っている素材やツール、そして皆さんがデジカメで撮られた 写真などのほかにも、利用できる素材が、ＷＥＢで見つけることができます。 その事例をいくつか紹介しましょう。 インターネットに接続した状態で、コントロールキーを押しながらリンク文字をクリック してください。 2006 年干支・戌のイラスト http://ohana.sakura.ne.jp/nenga/text/contents.htm 年賀・戌_冬イラスト http://www.asahi-net.or.jp/%7eyt7n-isi/eto.html 年賀絵巻 夢幻∼個人・会社用 http://mugen-nenga.net/ 年賀状の書き方の基本 ... 文例集 http://www.nengasyotyuu.com/nenga/index.html (６) とりまとめ（気をつけること、ちょっとした工夫） ・ テキストボックスや図、写真は「書式設定」画面で、はがき内にきちんと収めて 文章等が隠れないように、表示順序を設定してください。 最後にグループ化してバラバラにならないようにするとよい。 ・ 不要になったオブジェクトは右クリックして「切り取り」してください。 ・ １ パターンでなく、何通りかのパターンを作って、相手先によって使い分けると よい。 ・ 空白箇所に、手書きなどで、個々の相手先に対する添え書きをするとよい。 もし、添え書きも、印刷するときは、Ｐ２に示したように、異なるフォントや文字色を 使って、上書き印刷をおこなう。
