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河内長野市人権施策基本方針

2006(平成18)年9月

河 内 長 野 市

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目 次

は じ め に ・・・・・・・・・ 1 第 1 章 人権 を め ぐ る 国 内 外 の状 況 ・・・・・・・・・ 2 1 .国 内 外 の 人 権 尊 重 の 潮 流 ・・・・・・・・・ 2 2 .河 内 長 野 市 に お け る こ れま で の 取 り 組 み ・・・・・・・・・ 3 第 2 章 人権 施 策 の 基 本 理 念 ・・・・・・・・・ 4 第 3 章 人権 施 策 の 基 本 方 向 ・・・・・・・・・ 6 1 .基 本 的 視 点 ・・・・・・・・・ 6 2 .施 策 の 基 本方 向 ・・・・・・・・・ 7 ( 1 )人 権 教 育・啓 発 の 推 進 ・・・・・・・・・ 7 ( 2 )指 導 者 の 養 成 ・・・・・・・・・ 8 ( 3 )市 民 や企 業 等 の 主 体 的 な活 動 の 支 援 ・・・・・・・・・・ 8 ( 4)情 報 の 収 集・提 供 機 能 の充 実 ・・・・・・・・・・ 8 ( 5 )相 談 体 制 の 整 備 と ネ ッ トワ ー ク の 構 築 ・・・・・・・・・ 9 第 4 章 取り 組 み 課 題 ・・・・・・・・・ 10 ( 1)女 性 ・・・・・・・・・ 10 ( 2)子 ど も ・・・・・・・・・ 10 ( 3)高 齢 者 ・・・・・・・・・ 11 ( 4)障 が い 者 ・・・・・・・・・ 11 ( 5)同 和 問 題 ・・・・・・・・・ 12 ( 6)外 国 人 ・・・・・・・・・ 12 ( 7)感 染 症 患 者 な ど の 人 権 問題 ・・・・・・・・・ 12 ( 8)犯 罪 被 害 者 な ど の 人 権 問題 ・・・・・・・・・ 12 ( 9)情 報 社 会 の 人 権 問 題 ・・・・・・・・・ 13 (10) 北 朝 鮮 当 局 に よ る 拉 致 問題 ・・・・・・・・・ 1 3 (11)さ まざ ま な 人 権 問 題 ・・・・・・・・・ 1 3 第 5 章 推進 に あ た っ て ・・・・・・・・・ 15 1.庁 内 の 推 進 体 制 ・・・・・・・・・ 15 ( 1 )総 合 調 整機 能 の 拡 充 ・・・・・・・・・ 15 ( 2 )職 員 の 人権 研 修 の 推 進 ・・・・・・・・・ 15 2.国 、大 阪 府、関 係 機 関・団 体 等 と の 連 携 ・・・・・・・・・ 15 3 .市 民 等 と の 連 携 ・・・・・・・・・ 15 用 語 解 説 ・・・・・・・・・ 17

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1 は じ め に 2 0 世 紀に お け る 世 界 大 戦 の反 省 か ら 恒 久 平 和 を願 っ て 、 国 連 に お いて 「 世 界 人 権 宣 言」( 注 1 )が 採 択 さ れ 、その 後 も 国 際 的 な人 権 保 障 の 確 立 に 向け 、さ ま ざ ま な 取 り組 み が 進 め ら れ て おり 、人 権 の 尊 重 が 国際 的 な 潮 流 に な っ てい ま す 。 わ が 国 にお い て も 、 基 本 的 人権 を 保 障 し た 日 本 国憲 法 に 基 づ き 、 人 権に 関 す る 諸 制 度 の整 備 や 各 施 策 が 実 施さ れ て き ま し た 。 しか し な が ら 女 性 、 子ど も 、 高 齢 者 、 障が い 者 、 同 和 問 題 、外 国 人 な ど に 加 え 、近 年 の 社 会 情 勢 の 進展 に 伴 い 、 イ ン ター ネ ッ ト 上 で の 人 権侵 害 な ど 新 た な 人 権に か か わ る 問 題 も 生じ て お り 、 人 権 問題 の 解 決 は 社 会 全 体の 大 き な 課 題 と な って い ま す 。 ま た 、 経済 の グ ロ ー バ ル 化 、高 度 情 報 化 な ど が 進み 、 も の の 豊 か さ から 心 の 豊 か さ へ と人 び と の 生 活 意 識 も変 化 し 、 市 民 の ニ ーズ も 複 雑 ・ 多 様 化 し、 誰 も が 社 会 の 一員 と し て 責 任 を 自 覚し 、 互 い に 助 け 合 い、 人 権 を 尊 重 す る 共生 社 会 の 実 現 が 必要 不 可 欠 と な っ て おり ま す 。 自 治 体 行政 の 目 標 は 、 人 権 行政 を 市 民 と と も に 創造 す る こ と で あ り 、憲 法 の 理 念 で あ る平 和 主 義 ・ 民 主 主 義・ 基 本 的 人 権 の 尊 重を 地 域 社 会 で 実 現 させ て い く こ と で す。 そ の た め に も 、 あら ゆ る 人 権 課 題 の 解決 に 向 け て の 取 り 組み や 対 応 な ど を 全体 の 課 題 と し て 、 その 解 決 の た め に 総 力を 挙 げ て 進 め て い くシ ス テ ム づ く り 、す な わ ち 日 常 業 務 をは じ め す べ て の 施 策の 企 画 か ら 実 施 に いた る 全 過 程 を 通 じて 、 人 権 尊 重 の 視 点か ら 推 進 し て い く こと が 求 め ら れ て い ます 。 こ の よ う な状 況 の 中 、 本 市 に おい て は 思 い や り と ぬく も り の あ る 人 権 尊重 の ま ち づ く りを 進 め る た め、「 人 権 に 関 す る 施 策 を 推進 す る た め の 指 針 とな る べ き 基 本 方 針 」に つい て、「 河 内 長 野 市 人 権 尊 重 の まち づ く り 審 議 会 」に お き まし て 、 答 申 をま と め て い た だ き まし た 。 こ れ か ら の人 権 行 政 は 、 市 民 ニー ズ を 基 礎 と し 総 合行 政 と し て い く こ とが 求 め ら れ て おり 、 市 民 と の 協 働 によ る 人 権 の ま ち づ くり を 実 現 さ せ る た め、 こ の 答 申 を 踏 まえ つ つ 、 人 権 を 基 礎と し た 施 策 を 総 合 的か つ 体 系 的 に 推 進 する 全 庁 的 な 体 制 の整 備 と 人 権 尊 重 の 理念 を 軸 と し た 行 政 運営 を め ざ し て 、 基 本方 針 を 策 定 い た しま し た 。 2 00 6 ( 平 成 1 8 ) 年9 月 河 内 長 野 市 ( 2 0 1 6 (平 成 2 8 )年 3 月 一 部 改 訂 )

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第1章 人権をめぐる国内外の状況

1 . 国 内 外 の 人 権 尊 重 の 潮 流 1 9 4 8( 昭 和 2 3 )年 に「 す べ て の 人 間 は 生 ま れな が ら に し て 自 由 であ り 、 か つ 尊 厳 と権 利 に つ い て 平 等 であ る 」 と い う 「 世 界人 権 宣 言 」 を 採 択 する こ と で 、国 際的 な 憲 章 を 掲 げ 、その 後 、国 際 人 権 規 約( 注 2 )を は じ め と し て、「 あ ら ゆ る 形 態 の人 種 差 別 の 撤 廃 に 関す る 国 際 条 約」、「 女子 に 対 す る あ ら ゆ る形 態 の 差 別 の 撤 廃に 関 す る 条 約」、「 児童 の 権 利 に 関 す る 条約 」 な ど 人 権 に 関 する 条 約 を 採 択 す ると と も に 、「 国 際 婦 人 年」、「 国 際 児 童 年」、「 国 際 障 が い 者 年」な ど の 国 際 年 を 定め る な ど 、 国 際 的 な人 権 保 障 の 確 立 に 向け て 取 り 組 み が 行 われ て き ま し た 。 し か し 、 この よ う な 国 連 を 中 心と し た 努 力 に も か かわ ら ず 、 い ま だ 世 界各 地 に お い て 、人 権 が 確 立 さ れ て いる と は い え な い 状 況が あ り 、 解 決 し て いか な け れ ば な ら ない 問 題 が 数 多 く 存 在し て い ま す 。 こ の よ う な状 況 の 中 、 人 権 の 伸長 に 向 け た 国 際 社 会の 取 り 組 み を さ ら に前 進 さ せ る た め、 1 9 9 5 ( 平 成 7) 年 ~ 2 0 0 4 ( 平成 1 6 ) 年 を 「 人 権教 育 の た め の 国 連1 0 年 」( 注 3 )と す る 決 議 が 採 択 さ れ、2 0 0 4( 平 成 16 )年 1 2 月 に は 、引 き 続 き 人 権 教 育( 注 4 )を 推 進 し て い く こと を 目 的 に、「 人 権 教 育 の た め の 世 界 計画 」 が 採 択 さ れ ま した 。 国 内 に お いて は 、 基 本 的 人 権 の尊 重 を 基 本 理 念 の 一つ に 掲 げ た 日 本 国 憲法 が 制 定 さ れ 、国 際 人 権 規 約 を は じめ と し て 、 さ ま ざ まな 人 権 関 連 条 約 が 批准 さ れ て き ま し た 。そ して 、1 9 9 6( 平 成 8 )年 に 人 権 擁 護 施 策 推 進 法 が 制定 さ れ 、 同 法 に 基 づい て 人 権 擁 護 推 進 審議 会 が 設 置 さ れ 、1 9 9 9( 平 成 1 1 )年 に「 人 権 尊 重 の 理念 に 関 す る 国 民 相 互の 理 解 を 深 め る た めの 教 育 及 び 啓 発 に 関す る 施 策 の 総 合 的な 推 進 に 関 す る 基 本的 事 項 に つ い て 」 の答 申 が 出 さ れ ま し た。 こ れ に 基 づ き 、2 0 0 0 ( 平 成 1 2) 年 に は 、 国 や 地 方公 共 団 体 な ど の 人 権教 育 及 び 人 権 啓 発に 関 す る 責 務 な ど を定 め た 「 人 権 教 育 及び 人 権 啓 発 の 推 進 に関 す る 法 律 」 が 制定 さ れ ま し た 。 さ らに 、 2 0 0 2 ( 平 成 1 4 ) 年 に は 、 同 法に 基 づ き 「 人 権 教育 ・ 啓 発 に 関 す る 基本 計 画 」 が 策 定 さ れ 、 2 0 1 1 ( 平 成 23 ) 年 に は 「 北 朝鮮 当 局 に よ る 拉 致 問題 等 」 の 事 項 が 追 加さ れ ま し た 。 こ の よ う に、 社 会 生 活 の あ ら ゆる 場 で 人 権 の 尊 重 と確 立 を 図 る た め の 制度 ・ 法 整 備 が 進め ら れ て い る と こ ろで す 。 ま た 、 大 阪府 に お い て は 、 1 99 7 ( 平 成 9 ) 年 に「 人 権 教 育 の た め の国 連 1 0 年 大 阪府 行 動 計 画 」が 策 定 さ れ 、1 9 9 8( 平 成 10 )年 に は、「 大 阪 府 人 権 尊 重 の 社会 づ く り 条 例 」 が 制定 さ れ ま し た 。 そ して 、 同 条 例 に 基 づ き2 0 0 1( 平 成 1 3 )年に「 大 阪 府 人 権施 策 推 進 基 本 方 針」、さ ら に 、人 権 教 育の 取 り 組 み に 対 する 計 画 と し て 、 2 00 5 ( 平 成 1 7 ) 年に 策 定 さ れ た 「 大 阪府 人 権 教 育 推 進 計画 」 が 、 2 0 1 5 (平 成 2 7 ) 年 に 改 定さ れ る な ど 、 人 権 尊重 の 基 本 理 念 を 基礎 に 据 え た さ ま ざ まな 行 政 施 策 が 展 開 され て い ま す 。

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3 2 . 河 内 長 野 市 に お け る こ れ ま で の 取 り 組 み 本 市 に お いて は 、 人 権 意 識 の 高揚 を 図 る た め の 啓 発を 総 合 的 ・ 効 果 的 に推 進 す る た め 、1 9 8 2 ( 昭 和 5 7) 年 に 河 内 長 野 市 人権 啓 発 推 進 本 部 を 設置 し 、 1 9 8 4( 昭 和 5 9 )年 に は 、「 非 核 平 和 都 市 宣 言 」が 、1 9 9 6( 平 成 8 )年 に は、「 人 間 尊 厳 の 確 立 」 を めざ し た 「 人 権 擁 護 都 市 宣 言 」 を 決 議 し 、 さ ら に 、 同 年 に 策 定し た 「 河 内 長 野 市 第3 次 総 合 計 画 」 の 中で も 「 思 い や り と やさ し さ に 満 ち た まち づ く り 」 を 基 本 施策 の 大 き な 目 標 の 一つ と し て 掲 げ 、 常 に人 権 を 市 政 の 重 要課 題 の 一 つ と し て 位置 付 け 、さ ま ざ ま な取 り 組 み を 進 め て きま し た 。 同 和 問 題 解決 の た め の「 河 内 長 野 市 同 和 行 政 基 本 方針 」、ま た 女 性 施 策と し て の「 河 内長 野 市 女 性 問 題 行 動 計画( か わ ち な が の 女 性 プ ラ ン )」の 策 定 を は じ め 、 子 ど も ・ 高齢 者 ・ 障 が い 者 な どそ れ ぞ れ の 個 別 の 課題 に つ い て 諸 施 策 に取 り 組 む と と も に、 2 0 0 0 ( 平 成 12 ) 年 に 「 人 権 教 育の た め の 国 連 1 0 年河 内 長 野 市 行 動 計画 」 を 策 定 し 、 人 権教 育 ・啓 発 の 推 進 に努 め て い ま す 。 そ し て こ うし た 取 り 組 み を 継 承し 、 発 展 さ せ る こ とが 大 切 で あ る と の 認識 に 立 っ て 、 20 0 1 ( 平 成 1 3 )年 に は 人 権 行 政 の 指針 と す る 「 河 内 長 野市 思 い や り と ぬ くも り の あ る 人 権 尊 重の ま ち づ く り 条 例 」を 制 定 し 、 2 0 0 5( 平 成 1 7 ) 年 には さ ま ざ ま な 事 業 の推 進 を 通 し て 、 人 権施 策 を 総 合 的 か つ 計画 的 に 推 進 す る ため 、 河 内 長 野 市 人 権啓 発 推 進 本 部 を 河 内長 野 市 人 権 施 策 推 進本 部 へ と 改 組 し まし た 。 ま た 同 年 には 、 男 女 共 同 参 画 社会 の 実 現 を め ざ し た「 河 内 長 野 市 男 女 共同 参 画 推 進 条 例」 を 制 定 す る と と もに 、 福 祉 の 視 点 か ら見 た 住 民 の 生 活 支 援を 考 え て い く た めの 「 地 域 福 祉 計 画 」 を 策 定 す る な ど 、 さま ざ ま な 人 権 施 策 にか か わ る 取 り 組 みを 進 め て い ま す 。 さ ら に 1 97 9 ( 昭 和 5 4 ) 年、 河 内 長 野 市 人 権 啓発 推 進 協 議 会 を 設 立し 、 地 域 に 密 着し た 市 民 運 動 と し ての 活 動 を 展 開 し て きま し た 。 今 後 は こ れま で の 取 り 組 み や 成果 を 踏 ま え 、 さ ら なる 人 権 尊 重 の ま ち づく り を め ざ し て設 立 さ れ た「 河 内 長 野 市 人権 協 会 」を 中 心 に 、関 係 諸 団 体 との 協 力 ・ 連 携 関 係 を深 め 、 さ ら に 人 権 施策 の 推 進 に 努 め ま す。

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第2章 人権施策の基本理念

本 市 に お いて は 、 人 権 の 尊 重 を市 政 運 営 の 重 要 な 柱と し て ま ち づ く り に努 め て き て お り、「 河 内 長 野 市 第 4次 総 合 計 画 」 に お いて は 、「 共 生 共 感 都市 」 と し て 、 す べ ての 市 民 が 人 権 を 尊 重し 、 よ り 豊 か な 生 活が 過 ご せ る よ う な まち づ く り を 進 め るこ と を 基 本 目 標 と して 取 り 組 ん で ま い りま し た 。 ま た 、 第 5次 総 合 計 画 に お いて は 、「 一 人 ひ と りを 大 切 に す る 思 い やり の あ る ま ち の 推 進」を 政 策 の 柱 の 一 つと 位 置 づ け 、 一 人 ひと り が 尊 重 し あ え る思 い や り の あ る 関 係づ く り を 図 る こ とを ま ち づ く り の 方 向と し て い ま す 。 さ ら に、「 河 内 長 野 市 思 い や りと ぬ く も り の あ る 人権 尊 重 の ま ち づ く り条 例 」 に お い て は、 あ ら ゆ る 人 権 侵 害を ゆ る さ ず 人 間 尊 厳の 確 立 の た め 市 民 一人 ひ と り が 力 を あわ せ 、 思 い や り と ぬく も り の あ る 、 人 権が 尊 ば れ る 心 豊 か なま ち づ く り の 実 現を め ざ す こ と を 目 的と し て い ま す 。 こ のよ う な こ と か ら 、 今後 、 市 が 進 め る 人権 施 策 の 基 本 理 念 とし て 、 ○ 一 人 ひ と り 、 誰 も が 尊 重 さ れ る ま ち づ く り ○ 自 分 ら し く 暮 ら せ 、 自 己 実 現 で き る ま ち づ く り を 目 標 と し 、 ○ と も に ふ れ あ い 、 と も に 支 え あ う ま ち づ く り 「 思 い や りと ぬ く も り の あ る 、一 人 ひ と り が 尊 重 しあ え る 共 生 の ま ち 」を め ざ し ま す 。 人 権 と は 、人 び と が 生 存 と 自 由を 確 保 し 、 そ の 幸 福を 追 求 す る 権 利 で す。 す べ て の 人 が、 人 間 と し て 等 し く 持 っ て い る 市 民 的 権利 で あ り 、 欠 く こ との で き な い も の です が 、 一 人 ひ と り が権 利 の 主 体 で あ る とい う 認 識 が 希 薄 で ある と も い え ま す 。 人 権 尊 重 とそ の 確 立 は 、 人 類 普遍 の 原 理 で あ る 人 間の 自 由 と 平 等 に か かわ る 基 本 的 な 問題 で あ り 、 平 和 と 民主 主 義 を 実 現 す る ため の 基 礎 と な る も ので す 。 こ の た め 、一 人 ひ と り が か け がえ の な い 存 在 で あ ると い う こ と を 認 識 し、 多 様 性 を 尊 重す る こ と が 必 要 で あり 、 自 分 の 権 利 だ けで な く 、 他 人 の 権 利に つ い て も 深 く 理解 す る と と も に 、 権利 の 行 使 に 伴 う 責 任を 自 覚 し 、 人 権 を 相互 に 尊 重 し あ い 、誰 も が 自 分 ら し く 暮ら せ る 公 平 ・ 公 正 な共 生 社 会 を 実 現 し てい く こ と が 必 要 です 。 す な わ ち 、個 人 の 選 択 に 応 じ たさ ま ざ ま な 価 値 観 や生 き 方 を 尊 重 し 、 自己 実 現 と 社 会 的責 任 を 果 た す こ と が可 能 な 社 会 の 創 造 が必 要 で あ り 、 こ の よう な ま ち づ く り を考 え た と き 、 ま ち の仕 組 み や 日 常 生 活 の中 に 人 権 尊 重 の 文 化を 創 り あ げ る こ とが 大 切 で す 。 現 在 、 時 代の 変 化 の な か で 、 行政 の 役 割 が 変 わ っ てき て お り 、 行 政 が 市民 を

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5 リ ー ド し てい く ば か り で は な く、 市 民 の 活 力 を 活 かす 視 点 か ら 新 し い 役割 分 担 を 確 立 し 、市 民 と の パ ー ト ナ ーシ ッ プ を 構 築 す る こと が 求 め ら れ て い ます 。 人 権 に か か わる 施 策 に お い て も 、 す べ て の 人 が 情 報 や市 民 活 動 の 成 果 な どを 活 用 す る こ と ので き る 環 境 を 整 備 する と と も に 、 行 政 が市 民 に よ る 主 体 的 取り 組 み と の 有 機 的な 連 携 を 図 る こ と によ っ て 、す な わ ち 行政 と 市 民 と の 協 働 によ っ て 、 地 域 社 会 全体 の 人 権 文 化 を 豊 かな も の に し て い く こと が 重 要 で す 。 ま た 、 人 権に か か わ る 施 策 は 個別 課 題 ご と に 推 進 され て き ま し た が 、 横断 的 な 取 り 組 み・ 連 携 が 十 分 で は なく 、 総 合 的 な 視 点 が不 足 し 、 効 果 的 な 対応 が な さ れ な か った 場 合 が あ り ま す 。今 後 は 、 高 齢 者 、 障が い 者 、 子 ど も な ど具 体 的 な 対 象 者・分 野 に お け る 施 策 を尊 重 す る と と も に、そ れ に と ら わ れ る こと な く 、 総 合 的 な 視点 か ら 生 活 の 支 援 を考 え 、 そ れ ぞ れ の 施策 の 組 み 合 わ せ に よっ て 、 人 権 の 取 り組 み が 進 展 す る こ とが 求 め ら れ て い ま す。 一 方 、人び と に と っ て「 生 涯に わ た っ て 学 び 、自分 自 身 の 可 能 性 を 発 見す る 」 生 涯 学 習 等を 通 じ て 、 地 域 社 会の さ ま ざ ま な 課 題 を学 び 、 自 治 ・ 人 権 意識 を 高 め な が ら 、自 ら の 生 活 ・ 地 域 を充 実 ・ 改 善 さ せ る こと が 可 能 で す 。 そ して 一 人 ひ と り が 、人 権 尊 重 の 精 神 を 当然 の こ と と し て 身 につ け 、 日 常 生 活 に おい て 実 践 す る こ とに よ り 、 豊 か な 人 権文 化 の 創 造( 注 5 )を め ざ す こ と が 必 要 です 。 こ の よ う に、 人 権 尊 重 の ま ち づく り を 市 政 の 基 本 理念 の 一 つ に 掲 げ 、 誰も が 幸 せ に 暮 らせ る 地 域 社 会 を 築 くた め 、 市 民 ニ ー ズ を的 確 に 把 握 し 、 市 民の 自 主 性 を 尊 重 しつ つ 、施 策 を 総 合 的に 推 進 す る こ と に より 、「 思 い や り と ぬく も り の あ る 河 内 長野 」 の 実 現 を め ざ しま す 。

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第3章 人権施策の基本方向

人 権 尊 重 のま ち づ く り を 進 め るた め に は 、 市 民 一 人ひ と り が 、 市 民 的 権利 と し て 人 権 につ い て の 理 解 を 深 め、 す べ て の 人 の 人 権を 尊 重 す る 態 度 や 行動 を 身 に つ け る ため の 人 権 教 育 ・ 啓 発の 場 を 保 障 し 、 市 民の 主 体 的 な 活 動 を 促進 す る こ と が 重 要で す 。 そ し て 、 社 会参 加 を 通 じ て 、 自 立・ 自 己 実 現 が で き るよ う 支 援 す る と とも に 、 さ ま ざ ま な 人権 問 題 に 関 し て の 相談 体 制 の 充 実 が 求 めら れ て お り、人 権 侵 害 を 受 け た 場 合 など に は 、迅 速 に 救 済が 行 わ れ る こ と も 必要 で す 。 本 市 に お いて も 、 そ れ ぞ れ の 人権 課 題 に 応 じ て 個 別に 策 定 さ れ た 方 針 ・計 画 な ど に 基 づい て 、 さ ま ざ ま な 施策 な ど が 実 施 さ れ てい ま す が 、 人 権 教 育・ 啓 発 に か か る 施策 や 市 民 の 自 立 ・ 社会 参 加 を 支 援 ・ 促 進す る た め の 施 策 お よび 人 権 擁 護 の た めの 制 度 ・ 施 策 を 充 実さ せ る こ と を 基 本 にし な が ら 、 人 権 施 策の 基 本 理 念 の 目 的を 達 成 す る た め 、 個別 の 施 策 な ど に 共 通す る も の と し て 、 その 基 本 的 な 視 点 を次 の 通 り と し ま す 。 1 . 基 本 的 視 点 ① 「 い の ち」 の 尊 さ を 自 覚 し 、互 い の 権 利 と 尊 厳 を尊 重 す る こ と の 大 切さ を 理 解 す る こと で 、 自 己 実 現 を 図る こ と が で き る よ うに す る こ と 。 ② 多 様 な 文化 や 価 値 観 を 持 っ た人 び と と ふ れ あ う 中で 、お 互 い が 理 解 し合 い 、 と も に 暮 らせ る 地 域 社 会 を め ざす よ う に す る こ と 。 ③ 人 権 意 識の 高 揚 を 図 る た め 、人 権 侵 害 や 差 別 に 気づ き 、 考 え 、 行 動 する 取 り 組 み を 支援 す る よ う に す る こと 。 ④ 市 、 市 民、 事 業 者 等 が 連 携 ・協 働 を 通 じ て 、 人 権に 関 す る さ ま ざ ま な課 題 を 共 有 し 、人 権 意 識 の 高 揚 に 役立 つ よ う に す る こ と。 ⑤ 偏 見 や 差別 の 要 因 を 取 り 除 くた め 、 さ ま ざ ま な 場や 機 会 に お い て 啓 発活 動 に 取 り 組 むこ と 。 ⑥ さ ま ざ まな 課 題 を か か え た 人が 、 自 ら の 意 志 で 課題 の 解 決 が で き 、 自己 実 現 で き る よう 支 援 を す る こ と 。 ⑦ 人 権 に かか わ る 問 題 が 生 じ た時 に 、 主 体 的 な 判 断に よ り 解 決 で き る よう 、 相 談 体 制 の整 備 ・ 情 報 の 提 供 に努 め る こ と 。 ⑧ 人 権 侵 害を 受 け た 時 、 ま た はそ の お そ れ が あ る 場合 な ど に 、 迅 速 か つ適 切 な 保 護 ・ 救済 を 受 け る こ と が でき る よ う に す る こ と。

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7 今 後 、 人 権施 策 の 基 本 理 念 の 実現 に 向 け て 取 り 組 む際 に 、 共 通 す る 基 本的 な 視 点 と し て尊 重 し 、 さ ま ざ ま な施 策 の 実 施 な ど を 通じ て 、 そ の 具 体 化 に努 め ま す 。 ま た 、人 権 施 策 の 効 果 的 な推 進 に 向 け て 、 次 の項 目 を そ の 基 本 的 な方 向 と し ま す 。 2 . 施 策 の 基 本 方 向 ( 1 ) 人 権 教 育 ・ 啓 発 の 推 進 人 権 教 育 ・啓 発 は 、 学 校 、 地 域、 家 庭 、 職 場 な ど 、さ ま ざ ま な 機 会 を とら え て 推 進 され る 必 要 が あ り ま す。 そ の 中 で 、 人 権 問題 を 的 確 に と ら え る感 性 や 人 権 を 重視 す る 姿 勢 を 育 む こと が 重 要 で す 。 ① 幼 児 期 及び 学 校 教 育 に お け る人 権 教 育 ・ 啓 発 の 推進 幼 児 期 及 び 学 校 教 育 に お い て 、 生 命 の 尊 さ や 人 間 とし て 基 本 的 に 守 ら なけ れ ば な ら ない ル ー ル に 気 づ か せ、 思 い や り の 気 持 ちを 育 み 、 お 互 い を 大切 に す る 態 度 と人 格 の 形 成 を め ざ す人 権 基 礎 教 育 ・ 啓 発に 取 り 組 む こ と は 、そ の 後 の 成 長 に応 じ た 人 権 教 育 ・ 啓発 を 実 効 的 な も の とす る う え で 、 大 き な役 割 を 果 た す と考 え ら れ ま す 。 た と え ば 、幼 児 期 に お い て は 一人 ひ と り の 個 性 を 認め 合 い 、 心 豊 か に 育つ た め の 人 格形 成 を 基 本 に し た 養育 が 必 要 で あ り 、 児童 期 に お い て は 、 感性 を よ り 豊 か に育 む と と も に 、 行 動の あ り 方 や 態 度 の 育成 に つ い て も 力 点 を置 く 必 要 が あ りま す 。 こ の よ う に 発達 段 階 を 考 慮 し 、 興味 や 関 心 を 引 き 出 す体 系 的 ・ 実 践 的な 人 権 教 育 ・ 啓 発 を進 め ま す 。 学 校 教 育 にお い て も 、 一 人 ひ とり を 学 び の 主 体 者 とし て 捉 え る こ と が 重要 で あ り 、 生涯 学 習 の 基 礎 と な る力 を 育 む と と も に 、そ れ ぞ れ の 個 性 を 認め 合 い 、自 分 と他 者 の 両 方 と も を 尊重 す る 意 識 を 育 て るこ と が 求 め ら れ て いま す 。 す な わ ち 自尊 感 情( 注 6 )を高 め 、自 己 実 現 が 図 れ るよ う に す る こ と が 必要 で 、 各 学 校 に おい て は 発 達 段 階 に 応じ て 、 さ ま ざ ま な 人権 教 育 ・ 啓 発 の 推 進を 図 り ま す 。 また 、 家 庭 や 地 域 の 果た す 役 割 も 大 き く 、家 庭 や 地 域 と の 連 携を 深 め 、 一 体 とな っ て 人 権 教 育 ・ 啓発 を 進 め ま す 。 ② 生 涯 学 習と し て の 人 権 教 育 ・啓 発 の 推 進 人 権 意 識 を日 常 の 市 民 生 活 に 浸透 さ せ る こ と が 必 要で 、 一 人 ひ と り が 生活 の 中 で 人 権に つ い て の 深 い 理 解と 、 人 権 を 尊 重 す る態 度 と そ れ を 行 動 に結 び つ け る こ とが 重 要 で す。こ の た め、生 涯 学 習 の 視 点に 立 っ て 、市 民 と の 連 携 ・ 協 働 に よ り、 さ ま ざ ま な 場 に おけ る 人 権 に つ い て の学 習 機 会 の 充 実 に 努め る と と も に 、従 来 の 知 識 習 得 型 学習 と と も に 参 加 型 学習 も 取 り 入 れ る な ど、 人 権 に 関 す る知 識 が 態 度 や 行 動 に結 び つ く よ う な 、 人権 教 育 ・ 啓 発 に 関 する 機 会 の 提 供 、学 習 資 料 の 充 実 に 努め て い き ま す 。

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8 ③ 市 職 員 に対 す る 人 権 教 育 ・ 啓発 の 推 進 人 権 が 尊 重 さ れ る 社 会 の 実 現 に 深 く か か わ る 立 場 に あ る 市 職 員 に つ い て は 、 常 に 人 権 尊重 の 視 点 を も っ て 、職務 の 遂 行 に 臨 む こと が 重 要 で す 。そ の ため 、 す べ て の 職員 が 自 己 の 人 権 意 識を 高 め る と と も に 、職 務 が 市 民 の 人 権 を守 る こ と に 関 わり 深 い と い う 認 識 を一 層 高 め る た め、人 権 研 修 の 充 実 を 図 りま す 。 ( 2 ) 指 導 者 の 養 成 市 民 が 日 頃か ら 、 普 段 の で き ごと を 人 権 と い う 視 点で 見 直 し 、 地 域 の さ ま ざ ま な 課題 に つ い て 、 自 主 的・ 自 発 的 に 考 え 、 その 解 決 に 取 り 組 む こと が 重 要 で あり 、 そ れ を 地 域 全 体で 支 え て い く こ と が大 切 で す 。 こ の た め、 市 民 の 身 近な と こ ろ で 人 権 教 育・啓 発 に 取 り 組 む 指導 者 の 役 割 が 不 可 欠で 、 ボ ラ ン テ ィア 団 体 な ど と の 連 携を 深 め 、 人 権 問 題 に携 わ る リ ー ダ ー な どの 養 成 に 取 り組 み ま す 。 ま た、団 体 な ど に お け る 指 導 者の 養 成 に 向 け た 自 主的・主 体 的 な 取 り 組み を 支 援 し ます 。 ( 3 ) 市 民 や 企 業 等 の 主 体 的 な 活 動 の 支 援 多 様 な 文 化や 価 値 観 を 大 切 に しあ う 豊 か な 人 権 文 化を 創 造 す る た め に は 、 市 民 の 自 主的・主 体 的 な 取 り 組み を 通 じ て 、地 域 に お い て さ ま ざ ま な 人び と が ふ れ あ い 、交流 す る こ と に より 、相 互 理 解 を 促 進す る こ と が 重 要 で す 。ま た、さ ま ざ ま な 課 題 を か か え た人 び と を 地 域 社 会 で支 え る こ と が 必 要 で あ り 、 社 会 参 加 など を 通 じ て 自 ら の エン パ ワ ー メ ン ト( 注 7 )を 発 揮 し 、 自 己 実 現 を 図 る こ とが 求 め ら れ て い ま す。 す な わ ち、自 治・人 権 意 識 を 高め な が ら 地 域 コ ミ ュニ テ ィ を 形 成 す る こと が 重 要 で あり 、こ の た め 、生 涯 学 習の 場 の 確 保 や 整備 を 図 る な ど 、市 民 の 交 流 ・ 相 互 理解 の た め の 自 主 的 ・主 体 的 な 活 動 を 支 援し て い き ま す 。 ま た、市 内 に お い て は 河 内 長 野市 人 権 協 会 な ど の 市民 団 体 が 、地 域に 根 ざ し た 人 権 活動 や 人 権 教 育・啓 発 を 展 開 す る こ と な どを 通 じ 、人 権 意 識 豊か な 人 づ く り にお い て 中 心 的 な 役 割を 担 っ て い ま す。そ れ と と も に 企 業 に おい て は 、河 内 長 野 市企 業 人 権 協 議 会な ど と 連 携 し 、社 員 に 対す る 人 権 教 育・啓 発 を 充 実 さ せる な ど 、 人 権 意 識 の向 上 に 努 め て い ま す。 こ の よ う に、 団 体 な ど が 実 施 する 人 権 教 育 ・ 啓 発 が果 た す 役 割 は 大 き く 、 そ の 内 容 を充 実 さ せ る と と も に、効 果 的 な 実 施 を 図る こ と な ど に よ り、さ ら な る 発 展 をめ ざ す こ と が 望 ま れて お り 、そ の た め の支 援・連 携 の 強 化 に努 め ま す 。 ( 4 ) 情 報 の 収 集 ・ 提 供 機 能 の 充 実 人 権 教 育・啓発 は 、学 校・行 政 のみ な ら ず 地 域 、家 庭 、企 業 、N P O( 注 8 )な ど さま ざ ま な 主 体 に よ り、対 象 者 や ニ ー ズ に応 じ て さ ま ざ ま な 機 会 を 通 じ て 実 施さ れ る こ と に よ り 、よ り 効 果 を 高 め る もの で す 。 そ の た め に は 、

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9 現 状 の 的 確な 把 握 は 欠 く こ と がで き な い こ と で あ り、あ ら ゆ る 機 会 を 通じ て 市 民 意 識 など 情 報 の 収 集・分 析 に 努め る と と も に 、各 実施 主 体 に 対 し て 、必 要 に 応 じ て人 権 教 育・啓 発 に つ い て の 知 識 、手 法 や 講 師 、教 材 、あ る い は活 動 事 例 な どの 情 報 が 適 切 に 提 供さ れ る こ と が 重 要 です 。そ し て 情 報 技 術の 発 展 に 伴 い 、さ ま ざ ま な 情 報 伝 達手 段 を 活 用 す る こ とな ど に よ っ て 、 人 権教 育 ・ 啓 発 に関 す る 情 報 収 集 ・ 提供 機 能 の 充 実 を 図 りま す 。 ま た、市 民 が 人 権 侵 害 に か か わる 問 題 に 直 面 し た とき に 、解 決 の た め の手 だ て を 探 し出 し 、助 言 や 支 援 など を 受 け な が ら 主 体的 に 判 断 し て 解 決 して い く こ と が でき る よ う 、各種 の 相 談 機 関 や 公 的 支 援 制度 、さ ら に は N P Oな ど が 行 っ て いる 活 動 な ど、人 権 擁 護 に 関 す る さ ま ざ まな 支 援 情 報 を 効 果 的に 提 供 し ま す 。 ( 5 ) 相 談 体 制 の 整 備 と ネ ッ ト ワ ー ク の 構 築 人 権 侵 害 にか か わ る 問 題 が 生 じた 場 合 に は 、問 題 解 決・救 済 に つ な が る相 談 窓 口 が 重 要 で す 。 現 在、公 的 相 談 機 関 に よ る ネ ット ワ ー ク 化 が 図 ら れて き て お り 、人権 救 済 シ ス テ ム が構 築 さ れ つ つ あ り ます 。 今 後 は そ の ネ ット ワ ー ク の 活 用 に よ り 、 専 門 機 関 並び に 相 談 機 関 相 互 の連 携 を 強 化 し、問 題 解 決・救 済 に つ な がる 相 談 体 制 の 整備 に 努 め る と と も に、多 様 な 相 談 内 容 に柔 軟 か つ 迅 速 に 対 応で き る よ う 、 市に お け る 個 別 の 相 談事 業 相 互 間 の 連 携 を図 り ま す 。 ま た、人 権 に か か わ る 相 談 に は、複 数 の 要 因 が 複 雑に 絡 み 合 っ て い る 場合 も 少 な く ない こ と か ら 、相 談 窓口 で は 、こ れ ら の 要 因を 解 き ほ ぐ し て 整 理し 、 解 決 の た めの 手 だ て を 本 人 が 主体 的 に 選 択 で き る よう に す る た め、き め 細 や か な 対 応 が求 め ら れ ま す。そ の た め 、河 内 長 野 市 人権 協 会 を は じ め と する 関 係 機 関 の 協力 を 得 て 、人権 に か か わ る 相 談 機 能 の 充 実 や 、具 体 的 な 事 例研 修 を 通 じ た 相談 員 な ど の 資 質 の 向上 を 図 り ま す 。

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第4章 取り組み課題

各 種 人 権 施策 の 推 進 に も か か わら ず 、人 権 に か か わる さ ま ざ ま な 問 題 があ り 、 取 り 組 む べき 課 題 は 、 次 の と おり で す 。 ( 1 ) 女 性 法 律 や 制 度の 整 備 が 進 め ら れ、女 性 の 人 権 尊 重 を 基本 に 社 会 の あ ら ゆ る分 野 の 活 動 に参 画 す る 機 会 の 確 保を 図 る た め、さ ま ざ ま な 取 り 組 み が 行 なわ れ て い ま す が 、社会 通 念 や 慣 習・伝 統な ど に お い て 、性 別に よ る 固 定 的 な役 割 分 担 な ど が根 強 く 残 っ て お り 、職 場・学 校・家 庭・地 域 な ど さ ま ざ ま な場 に お い て、男 女 の 地 位 が 平 等 に なっ て い な い と 感 じ てい る 人 が 多 い と い う現 状 が あ り ま す。 ま た、社 会 経 済 情 勢 の 急 速 な 変化 に 伴 い 女 性 を 取 り巻 く 環 境 の 変 化、セ ク シ ュ ア ル・ハ ラ ス メ ン ト( 注 9 )、ス ト ー カ ー 行 為( 注 1 0 )、ド メ ス テ ィ ッ ク ・ バ イ オ レ ンス( 注 1 1 )な ど新 た な 課 題 に 対 す る 取 り組 み も 必 要 と な っ てい ま す 。 こ の よ う な状 況 に 対 応 す る た め 、職 場・学 校・家 庭・地 域 な ど 社 会 の あら ゆ る 分 野 にお い て 、 男 女 が 互 いに そ の 人 権 を 尊 重 しつ つ 責 任 も 分 か ち 合 い 、 性 別 に か かわ り な く 、その 個 性 と 能 力 を 十 分 に 発 揮す る こ と が で き る、男 女 共 同 参 画 社会 の 実 現 を め ざ し た「 河 内 長 野 市 男 女 共同 参 画 推 進 条 例」に 掲 げ る 基 本 理 念に 整 合 し た 施 策 を 推進 す る 必 要 が あ り ます 。 す な わ ち、男 女 の 人 権 の 尊 重、社 会 に お け る 制 度 また は 慣 行 に つ い て の配 慮 、施 策 等 の 立 案 及 び 決 定 へ の共 同 参 画 、家庭 生 活 に お け る 活 動 と 他 の活 動 の 両 立、生 涯 に わ た る 男 女 の 尊厳 と 健 康 へ の 配 慮、国 際 社 会 に お け る 取り 組 み へ の 考 慮、男 女 共 同 参 画 社 会実 現 の た め の 教 育、学 習 へ の 配 慮 を 基 本理 念 と し 、市、市 民 、事 業 者 が 連 携し て 、総 合 的・計画 的 に 取 り 組 み を 進 めて い く こ と が 必要 で す 。 ( 2 ) 子 ど も 子 ど も は 、一 人 の 人 間 と し て 尊重 さ れ る べ き で あ り、「 児 童 の 権 利 に 関す る 条 約 」 にお い て も 、「 生 き る 権 利」「 育 つ 権 利」「 守 ら れ る 権 利 」 な ど子 ど も の 権 利 を守 る こ と が 定 め ら れて い ま す 。すな わ ち 権 利 の 主 体 と し て、子 ど も の 人 権 や自 由 を 尊 重 す る こ とが 重 要 で あ り、「 河 内 長 野 市 子 ど も ・ 子育 て 支 援 事 業 計画 」 に 基 づ き 、 子 ども が 生 命 や 自 分 を 大切 に す る 気 持 ち を 育 み 、 健 全 な 成 長が 保 障 さ れ る 環 境 を整 え る た め の 取 り 組み を 推 進 す る こ と が必 要 で す 。ま た 、学 校 に お け る 教育 を は じ め 、地 域・家 庭 で の 教 育 力 の 向上 や 子 育 て 支 援に つ い て も さ ら な る充 実 を 図 り、子 ど も の 権 利 擁 護 に 努 め る必 要 が あ り ま す。 近 年 、い じ め 問題 を は じ め 、保 護 者な ど に よ る 児 童虐 待 、犯 罪 被 害 な どが

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11 深 刻 な 社 会問 題 と な っ て い ま すが 、学 校・地 域 を は じ め 社 会 全 体 が 一 体と な っ て、子 育 て 支 援 の た め の ネ ット ワ ー ク を 形 成 し、地 域 ぐ る み で 児 童 虐待 な ど の 早 期 発見 ・ 対 応 に 向 け た 取り 組 み を 推 進 す る こと が 求 め ら れ て い ま す 。 そ し て 、人 権 教育 の 実 施 に あ たっ て は 、教 育 の 主 体性・自 立 性 を 基 本 に据 え な が ら、「 河 内 長 野 市 教 育 委員 会 人 権 教 育 基 本 方針 」 に 基 づ き 、 学 校教 育 と 社 会 教 育の 連 携 を 図 る と と もに 、関 係 諸 機 関 な どと 役 割 を 分 担 し つ つ、総 合 的 に 推 進す る こ と が 必 要 で す。 ( 3 ) 高 齢 者 わ が 国 に おい て は 、平 均 寿 命 の大 幅 な 伸 び や 少 子 化な ど を 背 景 と し て 、団 塊 の 世 代 がす べ て 後 期 高 齢 者( 7 5 歳 以 上 )と な る 2 0 2 5( 平 成 3 7 )年 に は 、6 5 歳 以 上 の 高 齢 者 人 口は 3 ,6 5 7 万 人 、高 齢 化 率 が 3 0 .3%と な る こ と が予 測 さ れ て い ま す 。本 市に お い て も 保 健・医療・福 祉 の 連 携を 図 り、「 河 内 長 野 市 高 齢 者 保 健 福祉 計 画 ・ 介 護 保 険 事業 計 画 」 に 整 合 し た施 策 を 総 合 的 かつ 一 体 的 に 推 進 す る必 要 が あ り ま す 。 す な わ ち 、高 齢者 を す べ て 同 様に 捉 え る こ と な く 、変 わり つ つ あ る「 高 齢 者 像 」を 見 据 え 、自 主 性 の 尊 重を 基 本 に 、健 康 の 保 持・増 進 を 目 標 に 行動 力 あ る 高 齢 者が 、生 き が い を 持 って 豊 か な 生 活 を 送 るこ と が で き る よ う、在 宅 福 祉 、 地 域福 祉 を 確 立 し て い く必 要 が あ り ま す 。 ま た、高 齢 化 の 進 展 に 伴 っ て、寝 た き り や 認 知 症 など 要 介 護 状 態 に な る人 も 増 加 し 、介 護の 長 期 化・重 度 化 が進 む 中 、高 齢 者 に 対す る さ ま ざ ま な虐 待 問 題 も 含 め 、地域 の 中 で 尊 厳 をも っ て 、安 全・安 心 に 暮ら せ る 社 会 シ ステ ム づ く り が 求め ら れ て い ま す 。 ( 4 ) 障 が い 者 障 が い の 有無 に か か わ ら ず、す べ て の 人 び と が 平 等に 社 会 の 構 成 員 と して 生 活 を 営 むこ と を 可 能 に す る 「ノ ー マ ラ イ ゼ ー シ ョ ン( 注 1 2 )の 理 念 」 と 、 障 が い 者 が人 間 と し て の 尊 厳 を回 復 し 生 き が い を 持っ て 社 会 参 加 が で きる よ う に す る「 リ ハ ビ リ テ ー シ ョン( 注 1 3 )の 理 念」を 基 本 と し 、障 が い 者 の 「 完 全 参 加と 平 等 」 の 実 現 を めざ し て 、 障 が い 者 が住 み な れ た 地 域 の 中 で 、 主 体 的 に 生活 で き る こ と が 求 めら れ て い ま す。し か し 、障 が い や 障 が い者 に 対 す る 理 解や 認 識 不 足 か ら 就 労問 題 を は じ め、社 会 福 祉 施 設 を 建 設 す る際 な ど に、い わ ゆ る 施 設 コ ン フ リ クト( 注 1 4 )が 発 生 す るな ど 、社 会 生 活 を送 る 上 で 厳 し い環 境 に 置 か れ て い る状 況 が あ り ま す 。 そ の た め、「 河 内 長 野 市 障 が い 者 長 期 計 画 」 に 基 づ い た 施 策 を 推 進 す ると と も に 、 啓発 活 動 を さ ら に 進 め、 地 域 住 民 と の 交 流を 図 る こ と な ど に より 、 「 ノ ー マ ライ ゼ ー シ ョ ン の 理 念」な ど を 一 層 定 着 させ る こ と が 重 要 で す。す な わ ち 生 活支 援 な ど を 行 う と とも に 、す べ て の 人 が暮 ら し や す い ま ち づく り 、 も の づ く り、「 ユ ニ バ ー サ ル デザ イ ン 」( 注 1 5 )によ る 環 境 づ く り が 求 めら れ て お り、障 が い 者 差 別 の 解 消 と合 理 的 配 慮 の 提 供 を進 め る こ と な ど 、意 識 的

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12 な 障 壁 も 含め 、 社 会 に お け る さま ざ ま な 障 壁 を 取 り除 く こ と が 必 要 で す。 ( 5 ) 同 和 問 題 同 和 問 題 は、人 類 普 遍 の 原 理 であ る 人 間 の 自 由 と 平等 に 関 す る 問 題 で あり 、 基 本 的 人 権に か か わ る 重 要 な 課題 で す 。 そ の 解 決 につ い て は 行 政 責 任 であ る と と も に、国 民 的 課 題 で も あ り、さ ま ざ ま な 取 り組 み に よ り 、環 境 の 改 善 や 住 民 の 生 活 向上 な ど 、差 別 の 実 態は 大 幅 に 改 善 され て き ま し た 。し か し 、進学 率 の 格 差 、不 安定 就 労 な ど 諸 問題 が 存 在 し て おり 、ま た 結 婚・就 職 時 にお け る 身 元 調 査を は じ め 、転 居 や 土 地 購 入 な ど の 際に 同 和 地 区 を 避 け るな ど 、住 民 意 識 の 中で 差 別 意 識 の 解 消 が十 分 に 進 ん で いな い 実 態 も あ り、依 然 と し て 同 和 問 題 が解 決 し た と は い え ない 状 況 に あ り ます 。 今 後 は 、 同和 問 題 解 決 の た め 一層 人 権 教 育 を 進 め てい く と と も に 、「 河 内 長 野 市 同 和行 政 基 本 方 針」の 趣 旨 を 継 承 し 、同 和 地 区 が 抱 え る 諸 問 題 の解 決 に 向 け て、自 ら の 課 題 で あ る とい う 認 識 に 立 ち、取 り 組 ん で い く 必 要 があ り ま す 。 ( 6 ) 外 国 人 外 国 人 に 対す る 就 労・入 居 差 別や 在 日 韓 国・朝 鮮 人に 対 す る 民 族 差 別 など 、 さ ま ざ ま な排 外 的 な 状 況 が 見 受け ら れ ま す が、さ ら な る 国 際 化 の 進 展、す な わ ち 国 際 化の 地 域 レ ベ ル で の 広が り が 進 む 中、異 な っ た こ と ば や 習 慣 及び 文 化 を 持 つ 人び と 同 士 と し て、互 い の 価 値 観 を 認 め 合い 人 権 を 尊 重 し て いく こ と が 大 切 です 。 今 後 も さ まざ ま な 取 り 組 み の 推進 を 通 じ て、そ れ ぞ れ の 多 様 性 を 認 め 合い 、 地 域 社 会 の中 で 日 本 人 と 外 国 人と が お 互 い を 理 解 し、お 互 い を 人 間 と して 尊 重 し な が ら、 共 生 し て い く こ とが 求 め ら れ て い ま す。 ( 7 ) 感 染 症 患 者 な ど の 人 権 問 題 H I V( 注 1 6 )や ハ ン セ ン 病( 注 1 7 )な ど の 感 染 症な ど に つ い て は、そ の 疾 患 に 関 して 正 し い 知 識 と 理 解が 、十 分 に 普 及 し てい な い た め に、療 養 所 へ の 隔 離 政 策が と ら れ た ハ ン セ ン病 回 復 者 が 故 郷 に 戻れ な い 状 況 が あ る など 感 染 症 患 者・回 復 者 や そ の 家 族な ど へ の 偏 見 や 差 別な ど 、さ ま ざ ま な 人権 問 題 が 生 じ てい ま す 。こ の た め 、正 しい 知 識 の 普 及 や理 解 の 促 進 に よ り 、こ れ ら の 状 況 を取 り 除 い て い く た めの 取 り 組 み を 行 う 必要 が あ り ま す 。 ( 8 ) 犯 罪 被 害 者 な ど の 人 権 問 題 犯 罪 被 害 者や そ の 家 族 に 対 し ては 、犯 罪 行 為 に よ る直 接 的 な 被 害 の み なら ず 、そ の 後 に 精神 的・経 済 的 負 担 を強 い ら れ 、プ ラ イ バシ ー 侵 害 を 受 ける な ど 人 権 問 題が 生 じ て お り 、 人 権が 保 護 さ れ た 社 会 の実 現 が 必 要 で す 。

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13 ( 9 ) 情 報 社 会 の 人 権 問 題 近 年 に お ける 情 報 化 の 進 展 は、利 便 性 を も た ら す 一方 、イ ン タ ー ネ ッ ト上 で の 特 定 個人 に 対 す る 誹 謗・中 傷 な ど 、プ ラ イ バ シー に か か わ る 人 権 侵害 を 生 じ さ せ てお り 、プ ロ バ イ ダ ー( 注 1 8 )や 利 用 者 の責 務 の 自 覚 や 法 規 制の 遵 守 が 求 め られ て い ま す 。 ま た、情 報 の 果 た す 役 割 は ま すま す 高 ま っ て お り、さ ま ざ ま な 分 野 に おい て 情 報 が 大量 か つ 広 範 に 保 有・利 用さ れ て い ま す 。な かで も 個 人 情 報 は 、個 人 を 尊 重 する と い う 理 念 の も と、プ ラ イ バ シ ー 保 護の 観 点 か ら 、自 己 に 関 す る 情 報 を 自ら 実 効 的 に コ ン ト ロー ル で き る こ と に も配 慮 し つ つ、「 河 内 長 野 市 個 人 情 報保 護 条 例 」 に 照 ら して 、 新 た に 導 入 さ れた マ イ ナ ン バ ー も 含 め 、 慎 重 に 取 り扱 わ れ る こ と が 必 要で す 。 さ ら に 、個 人 情報 は 、本 市 の み な らず 、さ ま ざ ま な民 間 事 業 者 に よ っ て広 く 取 り 扱 われ て お り 、個 人 情 報 の 保 護 の 実 効 性 を 確保 す る た め の 啓 発 に努 め る 必 要 が あり ま す 。 (10) 北 朝 鮮 当 局 によ る 拉 致 問 題 1 9 7 0 年代 か ら 1 9 8 0 年 代に か け て の 北 朝 鮮 当局 に よ る 拉 致 問 題 に つ い て、現 在 、日 本 政 府 は 1 7名 の 日 本 人 を 拉 致 被害 者 と し て 認 定 し てお り ま す 。こ の こ とは 、わ が 国 の 主権 に 対 す る 侵 害 で ある と と も に 、重 大 な 人 権 侵 害 で す。国 は 、2 0 0 6( 平 成 1 8 )年 に「 拉致 問 題 そ の 他 北 朝 鮮 当局 に よ る 人 権 侵害 問 題 へ の 対 処 に 関す る 法 律 」を制 定 し 、拉 致 問 題 に 関 す る国 民 世 論 の 啓 発を 図 る よ う 努 め る こと な ど の 地 方 公 共 団体 の 責 務 等 が 定 め られ る と と も に、毎 年 1 2 月 1 0 日か ら 1 6 日 ま で の 1週 間 を「 北 朝 鮮 人 権侵 害 問 題 啓 発 週間 」 と す る こ と と され ま し た 。 拉 致 問 題 を自 分 自 身 の 問 題 と して 考 え 、行 動 す る こと が 、政 府 を 後 押 しし 、 そ れ が 問 題解 決 に 向 け た 力 に なる こ と か ら、拉 致 問 題 等 に つ い て の 正 しい 知 識 の 普 及 と関 心 と 認 識 を 深 め るた め の 取 り 組 み を 推進 し て く こ と が 必 要で す 。 (11) さ ま ざ ま な 人権 問 題 こ の 他 に も、 性 的 マ イ ノ リ テ ィ ( L G B T)( 注 1 9 )と さ れ る 人 び と 、 ア イ ヌ の 人 々 や 野 宿 生 活 者 な ど に対 す る 偏 見 や 差 別、成 年 後 見 制 度( 注 2 0 )に よ る 保 護 やニ ー ト( 注 2 1 )に対 す る 支 援 お よ び 非 識 字 者 へ の 学 習 機 会 の提 供 な ど 人 権 に関 わ る 問 題 が 存 在 して お り 、個 々 の 人 権問 題 に 対 す る 理 解 を深 め る こ と が 大切 で す 。ま た、刑 を 終 え て 出 所 し た 人 に対 す る 偏 見 や 差 別 意識 も 根 強 く 、社 会 復帰 す る た め に は 、家庭・地 域 社 会 や職 場 な ど の 理 解 と 協力 が 不 可 欠 で す。 さ ら に、特 定 の 民 族 や 国 籍 の 人々 を 排 斥 す る 差 別 的言 動 で あ る ヘ イ ト ス ピ ー チ が 被 差別 マ イ ノ リ テ ィ の 人 び と に も 向 け ら れ 、こ の よ う な 言 動 に よ り 、 人 々 に 不 安感 や 嫌 悪 感 を 与 え るだ け で な く 、 人 と して の 尊 厳 を 傷 つ け た り 、

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14 差 別 意 識 を生 じ さ せ る こ と か ら 、ヘ イ ト ス ピ ー チ があ っ て は な ら な い も の と し て の 啓 発活 動 が 始 ま っ て い ます 。 こ の よ う に、人 権 問 題 は 複 合 的に 絡 み 合 う 場 合 も ある こ と か ら 、さま ざ ま な 人 権 問 題や 今 後 生 じ る 新 た な人 権 問 題 に つ い て、市 民 一 人 ひ と り が 正し い 認 識 を も つこ と が で き る よ う 情報 提 供 や 啓 発 活 動 に努 め る と と も に、関 係 機 関 と 連 携 した 取 り 組 み を 行 う 必要 が あ り ま す 。

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第5章 推進にあたって

1 . 庁 内 の 推 進 体 制 ( 1 ) 総 合 調 整 機 能 の 拡 充 本 市 に お ける 人 権 施 策 を さ ら に充 実 し て い く た め、こ の 人 権 施 策 基 本 方針 に 基 づ き、「 河 内 長 野 市 人 権 施策 推 進 本 部」、同 幹事 会 お よ び 同 人 権 主 担者 会 に お い て、こ れ ま で 以 上 に 、関 係 部 局 間 の 有 機 的 な連 携 と 調 整 に 取 り 組ん で い き ま す。そ し て 、施 策 推 進 にあ た っ て は 現 状 の 把握 や 市 民 の 意 見 の 収集 に も 努 め な がら 、よ り 実 効 性 の ある 事 業 を 総 合 的 に 展開 す る と と も に、事 業 を 外 部 に 委 託な ど す る 際 に も 、人 権 、福祉 の 基 準 を 設け る な ど 、あ ら ゆ る 施 策 に 人 権 の 視点 を 取 り 入 れ ま す。ま た 、施 策 の 実 施 状況 の 適 切 な 進 行 管 理を 図 り 、効 果 的 な 施 策 の 推 進 に 努 め、社 会 情 勢 や 価 値 観な ど の 変 化 に 対 し 的確 に 対 応 し て いく た め 、 必 要 に 応 じて 人 権 施 策 基 本 方 針の 内 容 を 見 直 し ま す。 ( 2 ) 職 員 の 人 権 研 修 の 推 進 職 員 は 人 権施 策 を 推 進 す る た め、人 権 問 題 に 対 す る正 し い 理 解 と 認 識 を 持 ち 、豊 か な 人 権感 覚 を 身 に つ ける こ と が 必 要 で す 。ま た 、人 権 に 関 す る取 り 組 み は 人 権担 当 部 局 だ け で は なく 、す べ て の 部 局 で取 り 組 む 必 要 が あ り、現 在 の 業 務 を人 権 の 視 点 に 立 っ て見 直 す と い う、積 極 的 な 姿 勢 を 育 む 必 要が あ り ま す 。 こ の た め職 員 に 対 し て は、職 員 研 修 計 画 の 一 環 とし て 、体 系 的 な 人 権研 修 を 行 う と とも に 、日 常 の 業 務 に即 し た 各 職 場 に お ける 人 権 研 修 の 充 実 に努 め ま す 。 2 . 国 、 大 阪 府 、 関 係 機 関 ・ 団 体 等 と の 連 携 人 権 施 策 を効 果 的 に 推 進 す る には 、国 、大 阪 府 や 他市 町 村 等 関 係 機 関・団 体 と の 連 携強 化 が 不 可 欠 で あ り、人 権 課 題 や 共 通 問題 に 適 切 に 対 応 す ると と も に、人 権 施 策 に 関 す る 情 報 の交 換 や 共 有 化 を 図 るな ど 協 力・連 携 を 進 め ま す 。 3 . 市 民 等 と の 連 携 地 方 分 権・市 民 参 画 型 社 会 へ と時 代 の 変 革 が 進 む 中 、市 、市 民 、事 業 者 な ど に よ る 協働 の ま ち づ く り が 求め ら れ て お り、地 域 の 課 題 を 共 有 し、人 権 の ま ち づ く りに 向 け て 、それ ぞ れ の 果 た す べ き 役 割 を自 覚 し 、新 た な 役 割分 担 に よ る パ ート ナ ー シ ッ プ の 構 築が 求 め ら れ て い ま す。 今 後 、複 雑・多様 化 す る 人 権課 題 を 解 決 す る た めに は 、何 の 障 が い もな く 幸 福 が 追 求で き る 人 権 の ま ち づく り を め ざ し て、市 と 市 民 等 と の 橋 渡 し的 な 役 割 を 担 うな ど 自 主・自 立 性 を 持 っ て 、人 権 を 市 民運 動 的 に 幅 広 く 積 極的 に 取 り 組 ん でい る 河 内 長 野 市 人 権協 会 な ど と の 連 携 をさ ら に 深 め、市 民 等 と の

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協 働 に よ り人 権 施 策 の 基 本 理 念で あ る「 思 い や り とぬ く も り の あ る、一 人 ひ と り が 尊 重し あ え る 共 生 の ま ち」を め ざ し 、市 民 の 誰 も が 自 ら の 選 択 によ り 自 立 し、安 心 し て 暮 ら す こ と ので き る 人 権 の ま ち づく り へ の 取 り 組 み を進 め ま す 。

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用語解説

注 1 世 界 人 権 宣 言 ( P 1 ) 1 9 4 8 年 の 国 連 総 会 に お い て 、 世 界 の す べ て の 人 と す べ て の 国 が 人 権 を 守 っ て い く た め の 共 通 の 目 標 と し て 、 採 択 さ れ た も の 。 基 本 的 人 権 尊 重 の 原 則 を 定 め た も の で 、 世 界 各 国 の 憲 法 や 法 律 に 取 り 入 れ ら れ て お り 、 強 い 影 響 を 及 ぼ し て い る 。 注 2 国 際 人 権 規 約 ( P 2 ) 1 9 6 6 年 の 国 連 総 会 に お い て 、 世 界 人 権 宣 言 で 規 定 さ れ た 権 利 に 法 的 な 拘 束 力 を 持 た せ る こ と を 目 的 と し て 採 択 さ れ た も の で 、 最 も 基 本 的 か つ 包 括 的 な 条 約 と し て 人 権 保 障 の た め の 国 際 的 な 基 準 と な っ て い る 。 注 3 人 権 教 育 の た め の 国 連 1 0 年 ( P 2 ) 1 9 9 4 年 の 国 連 総 会 に お い て 、 1 9 9 5 年 か ら 2 0 0 4 年 を 「 人 権 教 育 の た め の 国 連 1 0 年 」 と す る こ と が 決 議 さ れ 、 各 国 に お い て 、 人 権 に 関 す る 教 育 啓 発 活 動 が 積 極 的 に 取 り 組 ま れ る よ う 要 請 を し た も の 。 注 4 人 権 教 育 ( P 2 ) 人 権 教 育 と は 、 知 識 と 技 術 の 伝 達 と 態 度 の 形 成 を 通 じ て 、 人 権 文 化 を 世 界 中 に 築 く た め の 研 修 や 普 及 ・ 広 報 努 力 で あ り 、 あ ら ゆ る 発 達 段 階 ・ 社 会 層 の 人 び と が 他 の 人 の 尊 厳 に つ い て 学 び 、 そ の 尊 厳 を 社 会 で 確 立 す る た め 生 涯 に わ た り そ の 方 法 と 手 段 を 学 ぶ こ と で あ り 、 そ の 普 及 を 推 進 し て い く こ と が 求 め ら れ て い る 。 注 5 人 権 文 化 の 創 造 ( P 5 ) す べ て の 人 が 人 権 尊 重 の 精 神 を 当 然 の こ と と し て 身 に つ け 、 日 常 生 活 の 中 で 実 践 す る こ と で あ り 、 ま た 、 そ の よ う な 生 き 方 を 可 能 に す る 社 会 的 な 環 境 や 条 件 を 整 備 す る こ と 。 注 6 自 尊 感 情 ( P 7 ) 自 分 に つ い て 肯 定 的 に 感 じ る 気 持 ち の こ と で あ り 、 人 と の つ な が り に お い て 、 自 分 と 他 者 の 両 方 と も 尊 重 す る 自 他 尊 重 の 感 情 の こ と を い う 。 注 7 エ ン パ ワ ー メ ン ト ( P 8 ) 個 々 人 が 本 来 持 っ て い る 能 力 、 自 己 決 定 力 な ど を 引 き 出 し 発 揮 す る こ と 。 問 題 解 決 の 方 法 と し て 、 学 習 を 進 め る こ と に よ っ て 、 自 己 の 中 に あ る 潜 在 力 を 引 き 出 し 活 か す こ と 。 注 8 N P O ( P 8 ) N o n P r o f i t O r g a n i z a t i o n の 略 。 行 政 、 企 業 と は 別 に 社 会

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18 的 な 活 動 を す る 非 営 利 の 民 間 組 織 の こ と で 、 利 益 配 分 を 行 わ な い 団 体 で あ る 。 法 人 格 を 持 つ 組 織 ( 公 益 法 人 、 特 定 非 営 利 活 動 法 人 等 ) と 法 人 格 を 持 た な い ボ ラ ン テ ィ ア グ ル ー プ な ど の 任 意 団 体 が あ る 。 注 9 セ ク シ ュ ア ル ・ ハ ラ ス メ ン ト ( P 1 0 ) 職 場 、 学 校 、 地 域 な ど の 社 会 的 関 係 に お い て 、 相 手 の 意 に 反 し た 性 的 な 言 動 を す る こ と に よ り 相 手 の 就 業 環 境 や 学 習 環 境 等 を 害 し 、 又 は 性 的 な 言 動 を 受 け た 者 の 対 応 に よ り そ の 者 に 不 利 益 を 与 え る こ と を い う 。 注 1 0 ス ト ー カ ー 行 為 ( P 1 0 ) 相 手 の 意 思 を 無 視 し 、 相 手 を 追 い か け 恋 愛 感 情 等 を 求 め 、 相 手 に 迷 惑 、 攻 撃 、 被 害 を 与 え る 行 為 。 注 1 1 ド メ ス テ ィ ッ ク ・ バ イ オ レ ン ス ( D V ) ( P 1 0 ) 夫 や 恋 人 な ど 親 密 な 関 係 に あ る 、 又 は あ っ た 男 性 か ら 女 性 な ど に 対 し て 振 る わ れ る 暴 力 を い う 。 身 体 的 暴 力 の ほ か 、 精 神 的 、 社 会 的 、 性 的 、 経 済 的 、 子 ど も を 巻 き 込 ん だ 暴 力 な ど さ ま ざ ま な 形 で 存 在 し て い る 。 注 1 2 ノ ー マ ラ イ ゼ ー シ ョ ン ( P 11) 障 が い 者 を 取 り 巻 く 環 境 を 変 え る こ と に よ り 、 地 域 の 中 で 自 分 ら し く 、 生 活 を 送 る こ と が で き る よ う に す る と い う 考 え 方 。 注 1 3 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン ( P 1 1 ) 単 な る 身 体 的 な 機 能 回 復 訓 練 の み に と ど ま ら ず 、 身 体 に 障 が い の あ る 人 な ど が 、 再 び 社 会 生 活 に 復 帰 す る た め に 、 身 体 的 ・ 精 神 的 ・ 社 会 的 ・ 職 業 的 に 可 能 な 限 り 回 復 を は か る 過 程 で 行 わ れ る 援 助 活 動 。 注 1 4 施 設 コ ン フ リ ク ト ( P 1 1 ) 障 が い 者 等 の 自 立 を 進 め る た め の 基 盤 と な る 福 祉 施 設 等 の 設 置 に 際 し 、 そ の 設 置 を め ぐ り 地 域 住 民 と の 間 に 生 じ る 摩 擦 の こ と 。 注 1 5 ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン ( P 1 1 ) 障 が い 、 年 齢 、 性 別 な ど 人 が 持 つ そ れ ぞ れ の 違 い を 越 え て 、 あ ら ゆ る 人 が 利 用 で き る よ う に 環 境 や 製 品 等 を デ ザ イ ン す る こ と 。 注 1 6 H I V ( P 1 2 ) H u m a n I m m u n o d e f i c i e n c y V i r u s の 略 。 ヒ ト 免 疫 不 全 ウ イ ル ス の こ と で 、 H I V へ の 感 染 に よ っ て お こ る 病 気 を エ イ ズ ( 後 天 性 免 疫 不 全 症 候 群 )と い う 。感 染 力 は 弱 く 、性 行 為 や 血 液 感 染 な ど が H I V の 感 染 経 路 で あ る 。

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19 注 1 7 ハ ン セ ン 病 ( P 1 2 ) ら い 菌 に よ る 感 染 症 で 主 に 末 梢 神 経 と 皮 膚 が お か さ れ る が 、 感 染 力 が 非 常 に 弱 く 、 感 染 し て も 発 症 す る こ と が ま れ な 病 気 で あ る 。 今 日 で は 治 療 法 が 確 立 さ れ て お り 、 患 者 の 強 制 隔 離 を 義 務 づ け た 「 ら い 予 防 法 」 は 1 9 9 6 年 に 廃 止 さ れ た 。 注 1 8 プ ロ バ イ ダ ー ( P 1 3 ) 世 界 規 模 の コ ン ピ ュ ー タ ー ネ ッ ト ワ ー ク と の 接 続 サ ー ビ ス を 提 供 し て い る 事 業 者 の こ と 。 注 1 9 性 的 マ イ ノ リ テ ィ ( L G B T ) ( P 1 3 ) 性 的 少 数 者 。 同 性 愛 や 両 性 愛 な ど 性 的 指 向 に お い て 少 数 派 で あ る 人 び と や 性 別 に 違 和 感 を 覚 え る 人 々 、 性 同 一 性 障 害 な ど の 人 び と の こ と を い い 、 一 人 ひ と り の 人 格 を 認 め 合 い 理 解 を す る こ と が 求 め ら れ て い ま す 。 代 表 的 な 、 レ ズ ビ ア ン ( lesbian、 女 性 同 性 愛 者 ) 、 ゲ イ ( gay、 男 性 同 性 愛 者 )、バ イ セ ク シ ュ ア ル( bisexual、両 性 愛 者 )、ト ラ ン ス ジ ェ ン ダ ー ( transgender、 生 ま れ た と き に 割 り 当 て ら れ た 性 に 苦 痛 や 違 和 感 を 覚 え る 、 又 は そ の 性 に と ら わ れ な い 性 の あ り 方 を 持 つ 人 ) の 頭 文 字 を と っ て 、 LGBTと 総 称 さ れ る こ と も あ り ま す 。 注 2 0 成 年 後 見 制 度 ( P 1 3 ) 認 知 症 、 知 的 障 が い 、 精 神 障 が い な ど の 理 由 で 判 断 能 力 が 不 十 分 な 人 を 、 日 常 生 活 に お い て 法 律 的 に 保 護 ・ 支 援 す る 制 度 。 注 2 1 ニ ー ト ( P 1 3 ) N o t i n E m p l o y m e n t , E d u c a t i o n o r T r a i n i n g の 略 。 就 労 、 進 学 を し て お ら ず 、 ま た 職 業 訓 練 を 受 け て い な い 若 者 の こ と 。

参照

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