正負繰返し荷重を受ける軽量鉄筋コンクリ
ートばりの曲げ@せん断試験
〔せん断ひびわれ幅におよぼす供試体寸法の影響について〕
池
狭 千 朗 *
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軽量鉄筋コンクリートばりのせん断ひぴわれl陪におよほすせん断スパン比,主筋比,あばら筋比,コ ンクリート強度並びに供試体寸法などの影響については不明な点が多い。本研究は静載荷並びに塑性域 の正負繰返し荷重を受け,供詩体寸法を4種類にかえた合計20体 の 軽 量 RCについて曲げ,せん断試 験を実施し,供誠体寸法の相違があばら筋の補強効果にどのような影響を与えるかを調べてきたが, ζ のうちせん断ひびわれ帽におよぼすあばら筋比の影響が供試体寸法の相違によってどのような影響を受 けるかを調べたものである.1
.
まえがき 鉄筋コンクリート部材の曲げひぴわれについては,実 験的にも,理論的にもある程度解明され,曲げひびわれ l隔の制御が実施設計において,何らかの形で取入れられ ている.しかしながら,せん断ひびわれl隔については, ソビ、エトの設計規準を除いて, Leonhardt, Walther による実験結果と Placas, R巴agan の実験式等にお いての資料が見られるのみである。ソビエトの設計規準 によるせん断ひぴわれl隔の推定値も満足できる結果は与 えないとも言われており,三主用設計にせん断ひびわれ 幅の制御を取り入れる乙とは,いまだ達成されていえE い.これは前述のようにせん断ひびわれ帽についての資 料が少なく,せん断ひぴわれ幅を推定する惟定式として, 信頼できるものが見あたらないためとも考えられる. i乙正負繰返し曲げ・せん断試験を実施し,供試体寸法の 相違がはりのせん断耐力と変形性能にどのようとr
影響を 与えるかを調べた.本研究はこれらのうち,せん断ひび われ帽におよぼすあばら筋の補強効果が供試体'.1-法の相 違によって,どのような影響を受けるかを調べたもの で,小試験体で得られたひぴわれl隔の値を大きな誌験体 のひびわ帽の推定に役立てるための基礎資i"fとするのが 目的である. 著者は静載荷並びに塑性域の正負繰返し荷 重を受ける15X30C
/ll断面の軽量鉄筋コンクリ lトばりのせん断耐力と変形性能におよぼす あばら筋の補強効果について調べてきた.今 回,供試体の相違があばら筋の補強効果にど のような影響をおよぼすかは不明な点が多い ため, スケーノレ比を 4種, あばら筋上むを 5種, 合計20体の軽量RCばりについて静載荷並ひ一 *建築学科 供 試 体 の 概 要1
1
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小 池 狭 千 朗 表1
供 詩 体 の 詳 細 b 断x面D寸(四法) 主筋 時 離
あばら町 あPばω筋
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O比) 高 ば ら 剛f凹) M B 1z-8 20.5x 41 Z 211-ωeDDDp . e.2盟2119 2 2 9 1.40 ゆ9 。 封BTIaァC 20.5x 41 1..10 φ。 (I.:~!:i 17.7U 2υ MB国zーC 20.5X 41 22lー-D-- DDDDD.221129 2 9 1.4U • 9 u.u::; 9.!i川 2.0 河BNz-C 20.5X 41 1 1.1.0も
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軽量骨材の物理的性質 表3
コンクリートの調合表と物理的性質 セメント 水 細 骨 材 鰻 骨 材 混 合 前 脚1ント比I計1ヲ ン プ 髄 惜 度納骨材率 目国自枇 淵q
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試験方法 (1) 供試体および実験計画 図-1
および表-1
1<:各供試体の概要と詳細を示すー 供誠体寸法は15X30cm断面のはりを prototypeのはり とし,寸法比で%.1.%および%の4種類のはり断面 (%シリーズ:断面20.5x41cm,長さ328C111, せん断スパ ン73.8CJ/l, 1シリーズ:断面15X30C1It, 長さ240C1It, せ ん断ンパン54cm,
%
シリーズ:断商10x20cm,
長さ160 C>>l, せん断スパン36cm,%シ1)_ズ:断面7.5X 15Clll, 長さ120.4C111, せん断スパン27.1cm)とした.表中,記号 “S"は静載荷,“C"は繰返し載荷を示す。せん断スパン 比はすべて2.0とした.あばら筋比はOから1.25%まで5 種類(記号1:あばら筋比Pw=O%,V: Pw = 1.25勿,n
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Pw=0.659,
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3
シリーズでは4
/1lnI‘%シリーズでは3.2 仰であるため,供詩体寸法の異なるはりのあばら筋比を 同一にするため,あばら筋の間隔を操作してあばら筋比 表4
鉄 筋 の 物 理 的 性 質 断 面 積 降伏強さ 引張強さ {申び率 D 22 3.81cm' 3849kg/cm' 5916kg/cm' 25.8% D 19 2.87 3770 5620 27.0 D 13 1.27 3828 5710 28.4・ D 10 0.71 3918 5874 27.9 中 9 0.64 4589 4802 10.3 中 6 0.28 5172 5485 6.6 中 4 0.13 4756 5156 6.5 中 3.2 0.08 6104 6625 5.8 表5
載 荷 方 法 試験体記号 試験体 載満方法 荷 重 段 階 個 数 荷重樹高 (t叫│繰り返し回数y
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B I,-8 1 単調漸増 破壊まで漸増正載荷発
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B 12-S 1 単調漸増 破壊まで漸塘正載荷 1M MdB Bill2-C E TEV 2一C l 1題
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の0荷.5重ton増ljC加:ycle l│のピ家ッ可チ形市i~l御833mm B N,- C l Y ,B V2-S 1 単調漸増 破壊まで漸増rE載荷 を合わせた.したがって,あばら筋比は各はりごとに同 ーにする乙とができたが,あばら筋間隔は正確にはスケ ーJレ比どおりとはなっていない. 1およびVシリーズは 静裁荷でB
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シリーズは正負繰返し載 荷で12体,合計20体の柱型付き中央集中載荷単純ばりに よる曲げ・せん断試験を実施した. 主筋には表- 1 1ζ示すように.D10から D22までの SD35異形鉄筋を複筋ばり (Pt=Pc=1.401め と し て 使 用した.はりの下端から主筋の中心までの距離はすべて はりせいの0.1倍とした.あばら筋は伸から世3.2までの4
種類の鉄線素材を図1
に示すように閉鎖型にし,端 部を13501乙曲げて配筋した.柱製部分には主筋と同じ径 の軸筋を各コーナーに一本.計4本配し, ~~と 1 シリー ズ で は 伸 鉄 線 を . % と シ リ ー ズ で は 伺 鉄 線 を 閉 鎖 型 の 帯筋として,非常に密に配筋し,柱型部分に曲げひぴわ れが発生し,剛性が低下しないようにした.乙れらの帯 筋は非常に有効にきき,柱型内部lとは曲げひぴわれは全 く発生しなかった.たわみの測定のために,柱型の中央 部にボルトを4本(%と1シリーズは件16四J7
1aと%シ リーズは世13Jn1R)埋め込んだ.さらに支点位置のはりの 中央部にねじを切ったボ、Jレト(%と1シリーズは世16,%「可L~
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<'JちBh-Sと%BV2- Sばりの ひびわれ伸展状況 図←3
% Bシリーズは りの破壊状況 と%シリーズは世13)を随 め込み,たわみの計測に利 用した.繰返し載荷は試験 体を上下に回転させて行う ため,各誌験体の両端部の 端面の中央部 lと世2271/711の鉄 筋を埋め込んだ。 (2) 使用材料 使用した軽量骨材の物理 的性質を表-2
に示す.骨 材は細,粗量材とも非造粒 形の人工軽骨骨材を使用し た。セメントは普通ポルト ラ ン ド セ メ ン ト を 使 用 し た.コンクリートの調合表 を表-31乙示す.コンクリ ートの平均圧縮強度は弘お よび%シリーズでは,材令 40~70 日で 280Kg/Clh , 1シ リーズでは材令260日で320K
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図-5
最大耐力とあばら筋比の関係 で試験体を再作製し,材令 300日でテストした。乙のと きの圧縮強度は340均/dlであった.表-41乙使用した 鉄筋の物理的性質を示す SD35 異形鉄筋 DlO~D22 は 主筋に使用し,鉄線素材伸 世3.2はあばら筋,フープ 筋として使用したa (3) 載荷および測定方法 載荷には1
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トン静載荷万能試験機を使用した.本機1
1
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小 池 狭 千 朗 は疲労試験を主たる目的としているため3柱 間 隔 が 狭 心そのために繰返し載荷では,誌験機の上部,固定耐 圧盤の近くにレールをつくり,これに台車を""、ら上げ, この台車からのフックを利用して,供試体の両端 i乙埋め 込 ん だ 丸 鋼 印22側)にこのフックをかけ,各繰返しサ イクルの荷重が正負に逆転するごとに,供試体を試験機 の外に滑り出させ,回転させて試験機の中に入れ載荷さ せるという方法で,正負の繰返し曲げ・せん断試験を実 施した。試験には,はりの最大耐力 i乙応じて,最大荷重 土 100 トン(~1Jシリーズ) ,土50トンG
シリーズ) ,土 20トン(号もシリース)パ 10トンC
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lIlの厚さの鉄板をのせ,鉄板の 全面に荷重をかけたc 載荷方法を表- 5~こ示す.静栽1"Jj" SP と i斬増正負繰返 し載荷“C"の2種類とした.繰返し載荷のはりでは各 サイクル毎に降伏荷重の凡(%シリーズでは3.56トン, Prototypeの1シリーズでは2トン17
'
3
シリーズでは 0.89トン,1!zシリーズでは0.5トン〕つつ究室を上司げて 試験を行し、,はりの降伏以後は破壊までピッチR=3.09 x 1O-3radのたわみ角 (Prototypeの1シリーズで1.67 伽)のたわみ角で変形制御により試験した.個々の供誌 {本の載荷履歴は表- 6の右端の覧 lζ示す. Tこわみの計測は図 11乙示すように,柱型部分に埋め 込んだ4本のボルトで固定した世38仰のたわみ計測用の ノてーを介して,柱型端部と支点との相対たわみを,精度 lGom,ストローク30皿と50咽のダイヤルゲ lジを用い て,左右のスパン別々に測定した. せん断ひびわれ悶と曲げひびわれ幅の測定は,静載荷 のはりでは各荷重段毎 lこ,正負繰返し載荷のはりでは降 伏荷重までは処女載荷々童段毎に,降伏以後は各サイク ルの正負の最大荷重時K
,100倍, (0[1計および20倍のク ラック町測微鏡を用いて,全てのひびわれに記号をつけ て,ひぴわれ 'IJR~ を計測した.せん断ひびわれ帽の計測位 置は,目測でひぴわれ中日が最大と思われる位置に印しを つけて,常 l乙周一位置で測定した.3
.
実験結果とその考察 誌験結果のうち,せん断初ひびわれ耐力,降伏耐力お よび最大耐力とその変位を表 6~こ示す. Qはせん断 力,アはせん断応力度で T=Q/bjd (j二7/8)で求めた もの, Rはたわみ角で R=占/arad (占はたわみ, aは せん断スパン長さ)で求めたもの, Nはその荷重に達す るまでの繰返しサイクルの回数を示す.添字cはせん断 ひぴわれ発生時を添字yははりの曲げ降伏時を,添字u は最大蒲重時を示す.破壊の項の記号“B"は曲げ破壊 を "S"はせん断破壊または正負の繰返しにより脆性的 にせん断破壊した部材の破壊を示す.降伏荷重の示して ないはりは,最大耐力が降伏荷重に達せずせん断破壊し た乙とを示している圃%BIIb-Cはりはあやまって最初 に降伏荷重lこまで載荷させてしまったため,再度試験体 を同一調合で作製し,テストした績を示す. (1) ひびわれ伸展状況と破壊状況 柱型端部よりややはなれた位置に発生した曲げひびわ れが荷重点の方向に曲がりはじめたときの荷重を傾めせ ん断ひぴわれ発生荷重とみなした.また,との傾めひび われとは別にはりのウエブの中に曲げひぴわれとは関係 なく.単独にウエブにほぼ 450に発生するひぴわれがあ り,これを斜めせん断ひびわれと名付け,乙のひびわれ の発生するときの荷重を斜めせん断ひびわれ発生荷重と みなした巴表- 6の添字 cのせん断ひびわれ荷重の値は これらの内,早く発生した荷重を記したものである. 図- 2は%BI2ーS ば り と %BV2- S ばりのひびわれ 伸展状況を示したものである.% Blz-Sばりでは P= 33.78トンのとき G'のせん断ひびわれ(斜めせん断ひ わぴれ)が発生し,はりは破壊したが,%
BV2- Sば りでは, P=53.4トンで柱裂の上部のコンクリー卜が圧 潰して破壊している. 図-3~乙 %B シリーズの供試体の破壊状況を示す. あばら筋の配筋してないlz-S
ばりで、は,すべて曲げ 降伏荷重より低い荷重でせん断破壊した。これらのはり では最大i
耐力時に柱型端部と支点とを結ぶ斜めせん断ひ びわれが発生し,はり作用を失ったために耐力が急げさ に低下し,非常にねばりの之しい性状を示した.あばら 筋比1.2596のV2← S ぱりではすべてのはりが大変形 になるまで耐え,かつ非常に大きな靭性を示したが,大 きな供試体の方が耐力,変形性能ともにやや劣る性状を 示した圃正負繰返し載荷のはりで、は,いずれのはりも降 伏荷重に達する前 l乙,正負の繰返し荷重により,はりの ウエブ l己主型にせん断ひびわれが多数発生ーした.これら の X型のせん断ひびわれの隔は,はりが降伏するまでは あまり大きく関口しないが,塑性域の正負繰返しの領域 l乙入ると,変形が大きくなり,これらの X型のせん断ひ ぴわれの幅も徐々に大きくなり,さらに大変形時には荷 重の正負の逆転時にせん断ひぴわれの両側のコンクリー ト部分が閉じるときにコンクリート相互がきしみ合い, ついにはウエブ部分のコンクリートが徐々に剥落しはじ める.さらに載荷が進むと,この部分のコンクリートが 剥落して,はり作用を失ない脆性的にせん断破壊した。 あばら筋比の高いはりほど,あばら筋がウエフのX型の せん断ひぴわれの制が広がるのを防止するためと,大変 形時にはあばら筋の閲摘が狭いほど X型ひびわれに固ま れた菱形のコンクリート塊が剥落するのぞ防ぐため、あ ばら筋比の低いはりも大変形にいたるまで比較的大きな 耐力を保持した.最 大 荷 重 時 磁
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荷 重 (2) せん断耐力とあばら筋比の関係 図 4Kせん断初ひぴわれ耐力とあばら筋比の関係を 示す.縦軸の分母 sQyVは同じ寸法のあばら筋比Pw=
1. 25~ぢの静載荷のはり (V-S ばり)の曲げ降伏時のせ ん断力を意味する.図-4
より 1Bシリーズが最も高く, %Bシリーズが最も低い値を示している.Qc/s QyVの 値は O.15~0.45の間にあり,かなりのばらつきを示して いる.せん断初ひぴわれ荷重はあばら筋量の多少には関 係ないとするのが定説になっているようであり,今回の テストではかなりばらつきを示しており,一方この図に よれば,供試体寸法の影響が出ているかどうか不明であ る.しかしながら% BとB,%BとV2Bシリーズを群と 考えると,大きな試験体の方が高い値を示しており,一 般に小試験体の方が高い値を示すと言われる点とは相反 している.せん断初ひぴわれ荷重は同条件のはりでもそ た わ み 曲 線 の{直にかなり大きなばらつきを示す点から考えて,やは り今回のテストのみでは,供試体寸法の影響については 結論付けることはできないと考えられる. 図-51<:最大耐力とあばら筋比の関係を示す .1Bh-Sばりは Qu/sQyVの値が0.70を示し, 最も低い耐力 (4) を示しているが,同一条件のはりの前回のテストによ れば0.95を示しており, 12-Sぱりでは同一条件のはり での値のばらきが非常に大きし供試体寸法の影響につ いては,これぐらいの試験体数ではつかみえない.あば ら筋比1.25%のシリーズのはりでは, Qu/s QyVの値は1
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乙長期荷重時のせん断ひぴわれ幅の実測値をス ケーJレ比をかけて, Prototypeの lBシリ{ズのはり に換算した債を示す.乙の表は sca1eeffectがないも のとして作成したものである.静載荷のはりではいずれ も0.2皿よりは小さし Vシリーズはりでは小試験体の 方がやや大きな値を示している.長期荷重時のV-Sば りのひびわれ幅の合計は, Prototypeの lB-Sはりに 換算すると,1hBはりで1
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bj {αfs + 0.5wft (Pw -0.002)} ~:はりの許容せん断力 fs:コンクリートの許容せん断応力度 wft:あばら筋のせん断補強用許容引張長応 力度 Pw:あばら筋比 一方,あばら筋比を増加させるとひぴわれ幅をおさえ る乙とはできるが,荷重が大きくなるにしたがって,ひ びわれ幅はやはり増大する.あばら筋比の増加とともに 許容耐力は上式によって大きくなるため,許容耐力時の ひびわれ幅はかなり大きく,表-7K
示すごとく長期荷 重時のせん断ひぴわれ幅は0.35%,0.62%および0.95% のあばら筋比のはりの1
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lIl断面の Prototypeのはりの値に換算し たものである.いずれの供試体寸法のはりでも,あばら 筋比が増加するにつれてせん断ひぴわれ料は減少する傾 向を示しており,あばら筋の追加がひびわれの制御に役 立つことを示している.さらに,図 8で、は,各あばら 筋比において,供誌体寸法の影響が認められるほどの傾 向はみられない.供試体の本数も少なく,これだけで実 験式をつくることはできないので,今後,誌験体の本数 を増してこれらの点を検討する必要がある@ (2) 一方, placeとReganは実験結果をまとめて次のよ うな斜めひぴわれ幅の推定式を提案している。 Wmax=
一 十 一 一_
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S :せん断補強筋間隠(
c
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K
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c
m
)
Wm a x .最大斜めひぴわれ幅(
c
m
)
今回,実験に使用した条f
々を本式に代入すると,今回 の実験結果に比して非常に小さな値を示した.上式はあ ばら筋比とあばら筋間隔が決まると,W
四日と Q とが 直線的な関係にあることを示しているが,図- 8による 今回の誌験結果は,ほぼ放物線で表示できる関係を示し ている.これらの相遂については,今後とも検討する必 要がある。 測定したひびわれ陥と供試体寸法との関係を評価する 一つの方法として,各荷重段におけるせん断ひぴわれ幅 の総和と荷重または繰返しサイクルとの関係を Proto typ巴の 15x30cm断面のはりに換算して図-91乙示す。 図-9(a) と (e) は静載:荷時のものである.あばら筋t
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彰まで加えるζとによりひぴわれ幅の総和を非常 に減少させていることがよくわかる.図-9(b),(c)お よび (d) は繰返し載荷時のものであるが, 相互に比較 するとあばら筋比の高いはりの方がひびわれ幅の総和は 小さくなっており,あばら筋の増加によりひぴわれ幅が 制御されていることがよくわかる.図-91
乙よれば,供 試体寸法の異なる4本の折線は各あばら筋比とも,か なり近接しており,今回の試験に関しては供試体寸法の 影響はみられないようである。4
.
む す び 20体の軽量鉄筋コンクリートばりの静載荷並びに正負 繰返し曲げ・せん断試験を実施し,塑性域の正負繰返し により自主性的にせん断破壊するはりのせん断耐力とせん 断ひぴわれ幅におよlますあばら筋比と供裁体寸法の影響 について調べた結果,次のようなととがわかった (1)今回の試験結果によれば,供試体寸法の相違なる はりにあっても,せん断ひぴわれ幅の拡大の傾向に はあまり明白な相違は見られなかった。 (2)学会の長期許容せん断耐力式は,あばら筋の追加 により大きな耐力を許容している.Protoypeのは りに換算したせん断ひびわれ幅に関する今回の試験 結果によれば,長期荷重時において一部のはりでか なり大きなひびわれ幅を示しており,実大に近いも っと大きとE供試体では大きなひびわれ幅が生じるも のと推定される。 (3)今回の試験によれば,せん断ひびわれ幅と荷重と の関係はほぼ放物線で表示できると考えられるが, 供試体本数も少なく,笑験式をつくるところまでは 至らなかった. (4)せん断耐力に関しでも,供試体寸法の相違による と思われるような点は見られなかうた。今後とも試 験を継続して,供試体本数を増加させて荷重とせん 断ひびわれ幅との関係についての信頼にたる推定式 を求めるようにする予定である。 参 考 文 献1) Leonhart F. und Walther R. : Beitrage zur Behandlung der Schubprobleme im Stahlbetonbau
,
Beton und Stahlbetonbau,
lIeft 8.9.1963
,
s.184-190,
s.216-224. 2) Placas A. and Reg呈nP .E. : shear Failureof Reinforced Concrete Beams
,
ACI Journal, Vol. 68, No.10, Oct.197L PP. 763-773.3) Joint ASCE-ACI Tas1cCommitee 426 : The Shear Strength of Reinforced
Concrete Members,Proc.of ASCE, Vol.99,
No.ST-6