データ入稿ガイド
2013年4月改訂版
この「入稿ガイド」は東洋印刷株式会社におけるAdobe Illustrator(CS以上)による 入稿データ作成の手引きです。 当社以外には該当しない場合がありますので、ご了承願います。 データ入稿 お客様より完全データと最終出力紙 (あるいは確認用PDF等)の入稿。 ▼ データチェック 入稿データの確認を行います。 ▼ プルーフ出力 印刷用データへ変換し印刷色基準用のカラープリントを出力します。 ▼ CTP出力 印刷機に取り付ける版を作成します。 ▼ 印刷 プルーフに色を合わせ印刷を行います。 ▼ 製本 製本・裁断・折・ミシン・ナンバー等の加工を行います。 ▼ 納品 梱包しご依頼の場所へ発送致します。 データ入稿のワークフロー はじめに 入稿方法 下記のいずれかで入稿をお願いします。 取扱データ一覧 【CD】【DVD】【USBメモリー】【メール】【FTPサーバー】その他インターネット の【ファイル転送サービス】をご利用下さい。 ※【MO】での入稿はMOドライブの生産終了に伴い遠慮させていただいてます。 取扱データ一覧 アプリケーション Adobe Illustrator Adobe Photoshop Adobe InDesign ファイル形式 【ai】 【eps】 【pdf】 【psd】 【eps】 【jpg】 【pdf】 【indd】 【pdf】 対応 ○ ○ ○ △ △ △ △ △ △ アプリケーション Microsoft Excel Microsoft Word Microsoft PowerPoint Microsoft Publisher 一太郎 ファイル形式 【xls】 【pdf】 【doc】 【pdf】 【ppt】 【pdf】 【pub】 【pdf】 【jtd】 対応 × △ × △ × △ × △ × ○ →「入稿ガイド」に基づいた仕様での入稿をお願いします。 △ → 当社にてデータチェックを行い、場合によりお客様にデータの修正をお願いし、 再度ご入稿して頂くか、当社に編集を依頼する場合は下記の内容となります。 × →当社にて編集・変換・修正・確認作業を行いますので、別途加工費用が発生します。 画像データの編集【色補正・型抜き・修正・合成】には別途加工費用が発生します。
(1)
新規ドキュメント作成/カラー設定
新規ドキュメントの作成 カラー設定 新規ドキュメントの作成と設定(Illustrator CS編) [ファイル]→[新規]を選びます。 ◎新規ドキュメント以外での設定方法 【カラーモード】‥‥[ファイル]→[ドキュメントのカラーモード]→[CMYKカラー] 【ラスタライズ効果】‥‥[効果]→[ドキュメントのラスタライズ効果設定...] ラスタライズ効果:スクリーン(72ppi) ラスタライズ効果:高解像度(300ppi) ※ラスタライズ効果はドロップシャドウ等ボカシに影響が出ますので必ず 設定して下さい。 ※1度設定を行えば次回より前回の設定が残ります。 [編集]→[カラー設定]を開き[設定]を「プリプレス用-日本2」にして下さい。 ※Photoshop、InDesign等を用いる場合も同上のカラー設定を行って下さい。トンボの作成(トリムマーク) トンボを作成する(Illustrator CS4編) 1)仕上りサイズの枠を作成し、枠の[塗り]に色を付け[線]は「なし」にします。 2)その枠を選択して[効果]→[トリムマーク]でトンボを作成します。 3)次に枠あるいはトンボを選択し、[オブジェクト]→[アピアランスを分割]を行う 事でトンボがパスになり編集が可能となります。 4)ダイレクト選択ツール(ツールの中の白い矢印)で枠を選択し「ガイドラインを 作成」を行って下さい。 仕上りサイズ枠の[線]に色を入れてしまうと、[線幅]のpt数によって仕上りサイ ズに誤差が発生しますので、トリムマークを作成する時は必ず枠の[線]を[なし] にし作成して下さい。 ↑ 指定したサイズ
トンボの作成/透明(乗算)効果
(2)
透明(乗算)効果 色を乗せる(透かす)時はオーバープリントではなく透明効果を使用して下さい。 ウィンドウ→属性「オーバープリント」のチェックボックスにチェックを入れると、 色を乗算する(乗せる)効果が得られますが、作業工程におきまして予期せぬ事故の 原因となりますのでオーバープリントは使用しないで下さい。 ※オーバープリントが使用されている場合におきましても、当社の印刷用データ変換時にオーバープ リントの効果が破棄される設定となっておりますのでご注意下さい。 またK100%(単色)のオブジェクトは透明効果にかかわらず、印刷用データ変換時に おいて全て乗算となります。乗算にならないようにするにはK99%または他の色 を5%加える等の処置が必要です。 誤差 ←トリムマーク 1ptごとに約0.35mmの誤差が発生します! データ 印刷後(イメージ) ※小さい文字などを抜きにすると文字の周りに白が付く恐れがありますので、 小さい文字などはK100にして下さい。仕上げの裁断が必要な製品に対し、裁断作業時に僅かなズレが発生します。その為 周りに白地が出てしまわないように、仕上範囲より絵柄を広げておく事が必要です。 仕上りをキレイにする為、外トンボまで(3mm)「塗り足し」を付けて下さい。
(3) 塗り足しを付ける/特色をプロセスカラーへ変換
「塗り足し」を付ける 特色をプロセスカラーへ変換 裁断 裁断塗り足し
仕上げトンボ 裁断のズレにより周りに白地が 出る恐れがあります。 外トンボ塗り足し
3mm 仕上範囲 特色をプロセスカラーへ変換して下さい。 オフセット印刷はCMYKのプロセスカラーで行われるため、「特色」を使用した オブジェクトは印刷されません。 そのため特色をプロセスカラーに変換する事が必要です。 ①ウィンドウ→スウォッチのパレットから特色を選びダブルクリックでスウォッチ オプションを表示させて下さい。 ②カラーモードの[スウォッチ]を[CMYK]に変更して下さい。 ③カラータイプの[特色]を[プロセスカラー]に変更して下さい。NG
仕上範囲 ❸ ❸ ❶ ❶ ❷ ❷ ◎変換後はスウォッチパレット内にあるアイコン右下の黒い丸が消えますので、 黒い丸が残っているアイコンは全て変換して下さい。(複数選択し一括で変換も行えます) 特色の状態 プロセスカラーの状態リンク画像の設定 (Photoshop) ① カラーモード リンク画像の設定 (Photoshop) ② 画像の解像度とサイズ リンク画像の設定 (Photoshop) ③ ファイル形式と カラープロファイル リンク画像の設定 (Photoshop) ④ EPSオプション Photoshopでのリンク画像の設定 ① Illustratorにリンクするカラー画像は全て[CMYK カラー]に変換して下さい。 また、モノクロ画像は[モノクロ2階調]または[グレースケール]へ変換して下さい。
リンク画像の設定(Photoshop)
(4)
③ 画像を保存する時のファイル形式は【psd】【eps】【jpg】【tiff】のいずれか で行って下さい。 またカラープロファイルのチェックは必ず外して下さい。 ② 画像の解像度とサイズを設定して下さい。 ④ 画像をEPSで保存する時のオプション設定。 プレビュー:TIFF(8bit/pixel) エンコーディング:JPEG-最高画質(低圧縮率) チェックボックス:全てOFF 画像サイズはIllustratorに配置する おおよそのサイズに合わせて下さい。 ※Illustratorで画像の縮小を行うとリンク画 像のシャープさが失われていきます。 逆に拡大する事で画像が荒くなっていき ますのでご注意して下さい。 解像度は【350】pixelにして下さい。文字のアウトライン化 データ保存 文字のアウトライン化を行って下さい。 (1)非表示レイヤーを削除し、全てのレイヤーのロックを解除して下さい。 (2)非表示オブジェクトを表示し、全てのオブジェクトのロックを解除して下さい。 (3)全てを選択し[書式]→[アウトラインを作成]を行って下さい。 (4)アウトラインを作成後、念押しの確認を行って下さい。 データの保存 ◎入稿されるデータは【Illustrator形式(.ai)】で保存して下さい。 ※EPS形式でも良いですが、リンク画像の情報を含んでしまう為データ容量が増大し、 データの受渡しや作業効率に影響が出る恐れがございます。 ◎Illustratorオプションの設定 ① CS4よりも高いバージョンをご利用のお客様はバージョンをCS4に 落として下さい。 ② オプションのチェック項目は「圧縮を使用」のみ「ON」にして下さい。
(5)
06
文字のアウトライン/データ保存
図の様にこの欄にフォント名が表示さ れる時はアウトライン化されていない 文字が残っている事を表します。 ❶ ❶ ❷ ❷アートボードの作成 PDF設定 PDFで入稿される時はアートボードを設定して下さい。 (1)トンボを選択して下さい。 (2)ツールの中にある[アートボードツール]を 選択して下さい。 (3)[プリセット]から[アートボードを選択した アートに合わせる]を選択して下さい。 1つのドキュメントの中に複数の印刷データを配置している時は、アート ボードを増やし、印刷データそれぞれにアートボードを設定して下さい。
アートボードの作成/PDF設定 (6)
06
◎別名保存でファイル形式を[pdf]にして下さい。 ①PDFプリセットを[PDF/X-4:2008]に変更して下さい。 ②左の項目から[圧縮]を選んで下さい。 ③[カラー画像]の解像度を[350]ppiに変更して下さい。 ④[グレースケール]の解像度を[350]ppiに変更して下さい。 ⑤左の項目から[出力]を選んで下さい。 ⑥[カラー変換]の内容を[出力先の設定に変換(カラー値を 保持)]に変更して下さい。⑦[出力先]の内容を[Japan color 2001 coated]に変更し て下さい。 ⑧PDFを作成します。 設定後[プリセットを保存]しておく事で、次回からはプリセットを 選択するだけで印刷用PDFの設定が行えます。 ❶ ❶ ❷ ❷ ❸❸ ❹ ❹ ❺ ❺ ❻❻ ❼ ❼ ❽ ❽ PDFでデータを入稿される時は下記の設定で作成して下さい。
データ入稿時お客様に ご用意して頂くもの 事前にお客様の方で 確認して頂く項目 データを入稿される前に下記の確認を行って下さい。 (1)アウトラインの確認 ▶【書式】→【フォント検索】でフォントが残っていないかの確認を行って下さい。 (2)リンク画像の確認(PDFで入稿される時は必要ありません) ▶リンク画像が全て同一のフォルダに納められているかの確認を行って下さい。 ※不安な時のみ画像の埋め込みを行って下さい。 (3)塗り足しの確認 ▶裁断が必要なものに対し塗り足しが付いているかの確認を行って下さい。 (4)バージョンの確認(PDFで入稿される時は必要ありません) ▶IllustrratorCS4以上のバージョンをご利用のお客様は保存バージョンの確認 を行って下さい。 (5)最終出力紙(確認用データ)の確認 ▶最終出力紙の出力後(確認用データ作成後)、少しでもデータを手直しされた 時は、最終出力紙に修正箇所の詳細を記して下さい。 Q:罫線が印刷されていない。 A1:線ではなく塗りに色が入っている可能性があります。 A2:線幅が0.2pt以下になっている可能性があります。(印刷仕様上0.3pt以上を推薦) Q:リンク画像が他の画像に入れ替わっている。 A1:フォルダ内に同じファイル名の違う画像データが入っていたと思われます。 当社でも最終出力紙との突き合わせ確認を行ってますが、小さい画像だと 見逃す可能性もございますので、入稿準備の際ご注意下さい。 Q:思っていたイメージと出来上がりの色が違う。
A1:印刷標準のICCプロファイル[Japan color 2001 coated]に沿って印刷が 行われている為、ディスプレイやプリンターとは色が異なります。 A2:印刷される用紙の紙質によって色は異なります。 A3:仕上りの色を確認されたい場合は、当社印刷色基準用カラープリントでの ※1色校正(有料)もしくは、※2本紙色校正(有料)をお勧めします。 ※1:あくまでも印刷色基準用なので、実際印刷される用紙によっては色に誤差が生じます。 ※2:実際に印刷する用紙と印刷機を使用するので完成品との色の誤差は少な目です。 データを入稿される時は下記をご用意して下さい。 (1)印刷用のアウトラインデータ(Illustrator) (2)リンクされている画像データ一式 ※PDFで入稿される場合は必要ありません。 (3)最終出力紙、もしくは確認用画像データ(PDF/JPG等) (4)ミシン・ナンバー・折など製本加工がある場合は製本見本