グローバルスタンダード最前線
TM Forum(TMF)はオペレーショ ンに関するフォーラム標準化団体で あり,デジタルサービスの実現に必 要な参照モデルをFrameworxと呼称 し,標準的なプロセス ・ 情報 ・ アプ リケーション(機能配備) ・ インタ フェースを規定しています.NTTグ ループはTMFの各種規定を活用する ための調査 ・ 情報収集を行うととも に,B2B2Xサービスの提供や仮想化 環境を含めたE2E(End-to-End)管 理に必要な要件を提案しTMFのド キュメントへ反映しています.ここ ではTMFの概要と,TMF Live! 2017 の模様を含むNTTグループの活動を 紹介します. TMF概要 TM Forum(TMF)(1)は1988年 にOSI(Open Source Initiative)/NM (Network Management)Forumとし て設立された非営利の業界団体です. 現在850社以上が加盟しており, 9 万 人以上の技術者がオペレーション分野 の業界標準を検討し,相互接続性の推 進をめざしています.具体的にはオペ レーションシステムに関する標準とし て,業務プロセス,情報モデル,アプ リケーション(機能配備),インタ フェースをまとめたFrameworxと呼 ばれるドキュメントを半年ごとに改版 しリリースしています.これら主要な 標準以外にも,オペレーション分野の KPI(Key Performance Indicator)/
めたBusiness Metricsや,オペレータ どうしもしくは他産業とのエコシステ ム間の連携を可能にするOpen APIs (API: Application Programming
Interface)もFrameworxの関連ドキュ メントとして規定されています.現在 Frameworx 17.0がリリースされてお り,2017年12月 にFrameworx 17.5が リリース予定です. 従来はFrameworxを構成するプロ ジェクトが議論主体でしたが,近年は デジタル化の課題に直面しているオペ レータと他産業のパートナーの支援を 目的とした関連プロジェクトの検討も 活発であり,各プロジェクトでの議論 結果をFrameworxに反映する検討も 行われています. また,TMFはCatalystと呼ばれる オペレータとソフトウェアベンダから なるグローバルPoC(Proof of Con cept)プロジェクトも主催しており, TMFで規定するモデルや仕様が実践 的な環境下で適用可能であることを実 証するために活用されています. TMFプロジェクト 概要 ■Frameworxの検討 TMFでは従来からFrameworxの検 討として,以下の観点で検討を進めて います. (1) ビジネスプロセスフレーム ワーク(eTOM)
eTOM(enhanced Telecom Op er a tions Map)は,情報通信サービス事 時間軸によるフェーズや管理領域によ るドメインをベースにマトリックス上 に整理したものです. (2) 情報フレームワーク(SID) SID(Shared Information/Data)は, システムで管理し流通させる情報につ いて,具体的なデータモデルとしてで はなく情報モデルとして体系化したも のです. (3) アプリケーションフレーム ワーク(TAM)
TAM(Telecom Application Map) は,O S S(O p e r a t i o n S u p p o r t System)/BSS(Business Support System)における機能をeTOMやSID との関係を用いて体系化したもので す.業務プロセスについては,FAB (Fulfillment,Assurance,Billing) と呼ばれる運用中の業務だけでなく, Agilityや仮想化の観点から,Strategy (意思決定)やReadiness(マイグレー ション,調達)などにも注目が集まっ ています. (4) 統合フレームワーク (Integration Framework) 今日の通信業界で広く適用されてい る,TAMで定義されたアプリケーショ ン間の統合と相互運用性をサポートす る従来の標準に加え,最近の業界動向 を踏まえ,プラットフォーム ・ サービ スにおけるサポート ・ 管理機能に関す る DSRA(Digital Services Re ference Architecture),その事業者間 連 携 を 実 現 す るREST(RE pre sen tational State Transfer) に 基 づ く
TM Forum Frameworx 17.0に向けた
活動状況とTM Forum Live! 2017報告
鈴
す ず き木 彩
あ や/橿
かしぶち渕 健
けんいち一 /中
なかむら村 高
たかゆき之
† 1 † 1 † 2 NTTネットワークサービスシステム研究所†1/NTTコムウェア†2タートしている 3 つの戦略プログラム があります(図 ₁ )(1).テレコム業界 動向を踏まえて,仮想化の導入や B2B2X,顧客価値向上のビジネスへ の対応が検討されています.具体的に は以下の 3 つの戦略プログラムです. (1) Agile Business & ITプログラム 仮想化環境におけるオペレーション の検討やセキュリティの検討が行われ ています.
(2) Internet of Everythingプ ロ グ ラム
Open Digital Ecosystemの実現のた めにアーキテクチャや,Smart City を は じ め と し たIoT(Internet of Things)などサービス連携によるシ ナリオの検討を行っています.
(3) Customer Centricity & An a lyt icsプログラム 顧 客 体 験 に お け る 評 価 指 標 (Metrics)を用いたCustomer Ex pe ri ence Managementやその指標の分析 き,実装レベルについては,APIプロ ジェクトが横断的に議論し,関連業界 団体とも連携しながら,オペレーショ ン領域におけるRESTベースのAPI標 準化を進めています. ■Catalystプロジェクト TMFで は, 標 準 リ リ ー ス し た Frameworxの有効性確認とともに, ブラッシュアップを進めるため,検証 (Catalyst)プロジェクトを実施して います.Catalystでは,通信事業者を はじめとしたサービス事業者 2 社以上 で 作 成 し た シ ナ リ オ に 対 し, Frameworxの標準を用いた動態を 4 社以上のソフトウェアベンダが具現化 し検証を行います.TMFのイベント での出展等を通じてコメントをもらう ことで,Frameworxへの反映と標準 の実装促進をめざしています. 2017年 5 月 に 開 催 さ れ たTMF Live! 2017では,各戦略プログラムか ら計32ものプロジェクトが参加し,標 Frameworx 17.0に 向けた取り組み 2017年 9 月 に リ リ ー ス さ れ た Frameworx 17.0制定に向け,各プロ ジェクトで議論が行われてきました. 2017年 5 月に開催されたTMF Live! 2017(基調 ・ 一般講演,Frameworx の発表,Catalyst展示,ワークショッ プ,企業展示等が行われるカンファレ ンス)(2)での動向も含め,取り組みを 以下に示します. ■NTTグループにおける標準化活動 状況 NTTグループではOSSの製品化に 影響力を持つ団体であるTMFの活動 を通し,NTTグループ要件をTMFの Frameworxに 反 映 す る と 同 時 に, TMF準拠の製品を活用できるNTTグ ループ側の環境整備(技術面,導入面, 運用面)を推進しています.B2B2X ビ ジ ネ ス の 観 点 か ら「Internet of Everything」,仮想化環境を含めた
From CSP to DSP & DSE with Pragmatic Tools and Capabilities How do I create and
manage complex digital ecosystems?
How do I gain and retain customers in the digital world?
How do I transform my business to be fit for the digital world?
FrameworxTM & Open APIs Customer Centricity & Analytics Internet of Everything (inter-organization) Agile Business & IT (intra-organization)
The common language and interoperability
standards for digital business
グローバルスタンダード最前線
E2E管理の観点から「Agile Business & IT」をNTTグループの重点領域と して,NTT研究所,NTTコムウェア を中心に活動を進めています. NTTグループのTMF社内専門委員 会は,NTT研究所を主査,NTTコム ウェアを事務局として,NTTグルー プの各事業会社の専門委員から構成さ れ,NTTグ ル ー プ のTMFへ の プ ロ ジェクト参画サポート,TMFドキュ メントに対する意見集約,TMFでの 検討状況や動向の情報共有を行ってい ます. (1) APIs TMFでは,キャリアのビジネスモ デルがB2B2Xへシフトすることを見 越し, 3 年前からTMF Open APIsと 称するRESTベースのAPI標準化検討 を開始しました.検討メンバの拡大に 伴 い, 事 業 者 間 連 携APIに 加 え, OSS/BSSモジュール間連携のAPI要 件も標準反映されてきています.最近 強化されている検討として,仮想化要 件に基づくAPI標準化が進められつつ あります. NTTグループでは,複数事業者連 携でのサービス提供に向けた共通オペ レーション(ワンストップオペレー ション)の確立をめざし,NTTグルー プにおけるAPI要件の標準化に取り組 んでいます(3).TMF Live! 2017では NTT要件(在庫予約管理)のAPI検 討スコープを有識者と調整し,今後の 標準反映に向けて継続議論予定です. (2) DSRA/DPRA TMFではB2B2Xモデルを想定した 複数サービスの連携を実現するアーキ テクチャであるDSRA(図 2 )や,そ の連携に必要なAPIの仕様検討が進め られています.NTT研究所では,複 数サービスの連携(サービス連携)に 必要な認証連携機能を盛り込んだビジ ネスシナリオをDSRA Guide R17.0に 反映しました.さらなる機能反映をめ ざし,TMF Live! 2017では提案に向 けた事前調査を行い機能の重要性を確 認しました.引き続きR17.5での反映 に向け議論を進めます. また,DSRAをベースとして,事業 者プラットフォーム間連携における機 能要件の参照アーキテクチャDPRA (Digital Platform Reference Ar chi tec ture)が検討されています.ベン ダ ・ キャリア独自要素をブラックボッ クス化し,オープンAPIによる相互運 用性を持たせた,固定 ・ モバイル,レ ガシーネットワーク ・ 仮想化環境,事 業者をまたいだ “ハイブリッド” なイ ンフラ管理を想定しています.TMF では,ネットワーク技術が異なる環境 において,統合したオペレーションの 提供をめざしています. (3) ZOOM(Zerotouch Or ches tra tion, Operations and Man age ment) 仮想化関連の検討で,もっとも議論 が盛んなテーマの 1 つが5G/ネット ワークスライス検討です.ネットワー クスライスとは,仮想的に分割された サービス設定 顧客体験価値管理 保 全 請求 & 収益管理 サ ー ビ ス 統 合 データ収集 & 解析 I D 管 理 & セ キ ュ リ テ ィ AP I 管理 非同期メッセージング 監 視 管 理 I oTサービス処理 カ タ ロ グ ラ イ フ サ イ ク ル 管 理 & カ タ ロ グ 連 携 図 2 DSRA出典:TR274 Digital Services Reference Architecture Guide R17.0.0より作成
チャネル・マーケットプレイス・ストア サービスAPIカタログ アプリケーションカタログ カタログ開示 実装環境 公開機能 サービス構成・オーケストレーション管理 APIブローカ・プラットフォーム(機能・管理API) サービスドメイン
(パブリッククラウド)(IaaS / PaaS)サービスドメイン(プライベートクラウド)サービスドメイン (CaaS / NaaS)サービスドメイン
ダウンロード・ 利用 開発
サービス 開発
軸であるビジネスレイヤが,事業者間 でネットワークスライスを提供 ・ 利用 する際の肝になることに着目していま す.スライスの前提になる “ハイブ リッド” 環境に対する共通的なオペ レーションなど,TMFでは,これま での検討資産を活用しつつ,NGMN (Next Generation Mobile Networks)
のスライス定義に基づき,ハイレベル 要件に関するWhitePaperを作成しま した.NTT研究所では,Catalystプ ロジェクトでのアウトプットから, ユースケース観点で貢献しています. このWhitePaperと並行して,ハイ ブリッド環境のオペレーションを実現 するAPI要件の検討が進みつつあり, 今後,関連する標準化団体と整合を図 り,API標準化をめざしています(図 3 ).これまでハイブリッド環境の最 適化で検討された,ポリシーによる ■Catalyst活動状況 TMF Live! 2017で 行 わ れ た32の Catalystのうち,NTTグループから 以下に示す 4 つのCatalystに参加しま した.
(1) Connected Citizen: Life in a Green, Clean, Smart City Orangeが主導するSmart City向け プラットフォームの商用化をめざすプ ロジェクトです.欧州 7 都市の課題に 基づくユースケース(市民参加型の街 づくり,交通対策,ヘルスケア)を踏 まえたプラットフォームを試作し,実 装 で は,NTTコ ム ウ ェ ア のFlex ibleEntry(4)を自治体向けユーザイン タ フ ェ ー ス と し て 活 用 し,Bear ingPointのInfonova R6(5)と のAPI連 携で貢献しました(TMF標準活用が 評価されCatalystアワードを受賞). 定通信に対する通信料を閲覧ユーザ 向けに無料にするSponsored Data を 題 材 と す る プ ロ ジ ェ ク ト で す. TMF Live! 2017ではキャリア連携の ユースケースを反映したデモを実施し ました. (3) 5G Service Operations L e v e r a g i n g O p e n S o u r c e In no va tion 5Gと既存のネットワーク機能を Network as a Serviceとして複数の産 業にオープンソースを活用し提供する プロジェクトです.TMF Live! 2017で はキャリアグレードのアシュアランス を満たすオペレーションを動的かつ自 動的に実現するデモを実施しました.
(4) Real Virtuality Phase II 複数のデジタルサービス事業者をま たがったハイブリッドネットワークに おいて,仮想化ネットワーク(NFV/ 標準化団体 TM Forum IETF MEF OIF ETSI NGMN Broadband Forum 管理機能 キーワード 機能内容 一貫した顧客体験(統合ポータル,統 合CRM,一括化請求など) ポータル/API,CRM, ビリング 顧客管理 あらゆる場所にあるリソースを利用可 能なサービスチェーンによるプロダク ト構築 サービス支援システ ム,サービスオーケ ストレーション End-to-End サービス管理 リソースドメインの自律運用(ローカ ル復旧・容量管理・解析機能など) ドメイン支援システ ム, ドメインオーケ ストレーション リソース管理 効率的な活用および迅速なクローズド ループ制御のための技術 EMS, VNFm, SDN コントロール, VIM 技術管理 サービスを下支えするインフラリソース VNFi, VNFs/Apps, CPE/vCPE, WAN/LAN アプリケーション& 転送
出典:TR262 Hybrid Network Management Platform Blueprint R17.0.0より作成
グローバルスタンダード最前線
SDN: Network Functions Vir tu al ization/Software Defined Network) のみでなく非仮想化ネットワークを含 めたE2E管理の実現をめざすプロ ジェクトです.TMF Live! 2017では ポリシー制御のコンセプトによる高機 能な自己管理オペレーションのデモを 実施しました. ■グローバルキャリア動向 TMF Live! 2017で行われた基調講 演を含む 9 つのテーマのうち,特に注 目された 3 テーマの講演状況を以下に 示します. (1) APIマニフェスト 基 調 講 演 で は,“Digital Trans formation” における各社の取り組み 事例が報告され,通信業界内外で積極 的であることの確認とともに,その手 段としてTMF Open APIsを推進する 企業(NTTグループは初期メンバー) の拡大( 9 社→28社)がTMF事務局 より共有されました. (2) Future OSS
各キャリアのDigital Trans for ma tionとして,OrangeのFuture OSSに 関するWhitePaperの発表をはじめ, NFV/SDNのネットワークレイヤだ けでなく,マイクロサービスやAPIな どOSS/BSSのビジネスレイヤへ議論 が進んでおり,将来OSS/BSSに求 められる要件が出そろい始めていま す.その中でも,NFVのAgileな特 徴を踏まえた,仮想ネットワーク環 境向けAPIやネットワーク管理自動 化の検討が具体的な実証に進展して きており,その手段として,ONAP (Open Network Automation Platform)
のAT&T,OSM(Open Source MANO: Management and Or ches tration) の Telefonicaなど,欧米主要キャリアは 仮想ネットワーク管理へのオープン ソース活用検討を積極化させています. (3) Platform Economy BT ・ Vodafoneなどが主導し,TMF が提唱する事業者プラットフォーム間 連携に関するDPRAの検討が具体化 してきたことから,今回出展された Catalystプロジェクトでも,キャリア が他産業連携で注目するSmart City 関連での活用事例が出始めています. また,自治体の抱える課題の共通性か ら,Smart Cityに取り組む自治体が 連携し,共同でプロジェクトを進める ケースも出てきており,TMFでは, 各都市は共通アーキテクチャに基づい て,Smart Cityプラットフォームを 構築し,都市間で連携すべきと提言し ています. ■グローバルベンダ動向 TMF Live! 2017において,グロー バルベンダと技術ディスカッションを 行い,製品動向等の情報収集を実施し ました.NFV製品関連,TMF標準の 準拠性について以下に示します. (1) NFV製品関連 既存ネットワークと仮想ネットワー クの統合の範囲を超え,非ネットワー ク機能であるさまざまなデジタルサー ビスとの連携が可能なサービスオーケ ストレーション製品が強調されていま した.また,オペレータの仮想ネット ワーク環境はマルチベンダ化が主流と なる方向性であり,他社製品との連携 実績のアピールがありました. 通信キャリアでは,仮想環境におい て物理環境を意識した故障復旧が複雑 化することを懸念しています.各ベン ダはアシュアランス製品との連携によ り物理環境の意識なくオートヒーリン グ可能というスタンスですが,災害時 等重大な物理故障のケースにおける明 確なソリューションは見受けられませ んでした.この点を考慮した標準技術 や製品動向に引き続き着目していき (2) TMF標準の準拠性 TMF Open APIsを提供する各ベン ダはAPI仕様の準拠性チェックツール を利用する流れにあることや,TMF Open APIsを公開する製品を持つこと を確認しました.従来,TMF標準は 他の標準と比較して厳格な準拠性は求 められてきませんでしたが,マルチベ ンダ化の流れにおける他社製品との相 互運用性等を背景とし,TMF Open APIsが先行して厳格準拠の方向性と なってきています.ベンダ製品へ TMF標準が反映されやすくなるこ とで標準化活動を行う意義が拡大し ます. 今後の展開 NTTグループのめざす仮想化 ・ B2B2Xサービス促進要件を各プログ ラムにタイムリーに反映していくた め,今後もTMFで活発な議論が行わ れている領域を注視しながらTMFド キュメントへの反映をめざします.ま た,それら技術要件のフィージビリ ティ確認を行うために,Catalystプロ ジェクトへ参画し実証検証も行ってい きます. NTTグループが機能をAPIとして 公開する際や,仮想化環境におけるオ ペレーションなどを検討する際に, TMF標 準 を 参 照 し 活 用 で き ま す. NTTグループのTMF社内専門委員会 においても,TMFでの技術検討状況 や 業 界 動 向 の 情 報 共 有 を 通 し て, NTTグループのTMF標準活用に役立 つよう活動を継続していきます. ■参考文献 (1) https://www.tmforum.org/ (2) http://www.tmforumlive.org/ (3) 副島 ・ 中島 ・ 高橋:“ワンストップオペレー ション技術に関する取り組み,” NTT技術 ジャーナル, Vol.28,No.8,pp.2324,2016. (4) https://www.nttcom.co.jp/flexibleentry/ (5) https://www.infonova.com/en/infonovar6.