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5 年体育科実践事例 1. 単 元 バスケットボール ( ボール運動 ) 2. 指導時期 11 月 3. 目 標 パスやドリブル シュートなどの技能を身に付け 簡単な作戦を生かしてゲームができるようにする ( 運動 技能面 ) 安全に留意し ルールやマナーを守って 互いに協力し合って楽しく練習やゲー

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Academic year: 2021

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4.指導にあたって

バスケットボールは、攻守が入り交じって行うゲームである。チーム内の攻防の役割を分担 し、パスやドリブルを使ってボールを運んだり、シュートをしたりする技能や、防御の仕方を 身に付けてゲームをすることをねらいとしている。そのためには、個人が基本的な技能を習得 するとともに、パスをした後に必ずフォローに動くことや、ボールを取られたらすぐにディフェ ンスに動くといった集団的な戦術の基本を身に付けることが必要となる。これらの課題を解決 していくことで、楽しくバスケットボールをすることができる。 5年生では、ゲームを楽しむために、どのような個人技能を習得すればよいかを中心に考え ながら学習を進めていきたい。 第Ⅰ次(はじめの段階)では、映像資料を視聴することにより、バスケットボールの学習に 対する意欲を高めたいと考える。また、学習資料(本書169~170ページ参照)やワーク シートを提示することにより、ルールやファールについての知識を理解させながら、学習内容 の見通しをもたせたい。そして、試しのゲームを行うことで、個人の課題やチームの特長、課 題を見付けることができるようにしたい。 第Ⅱ次(なかの段階)では、「フリータイム」を設定し、チーム内やチーム相互で見合い、 教え合う活動を通して、チームや個人の力に応じた学習課題を解決することができるようにし たい。また、「フリータイム」での活動を試す場として、対抗ゲームを設定する。 第Ⅲ次(まとめの段階)では、バスケットボール大会を行い、学習の成果を確認する。大会 の企画・運営についてはできる限り児童自らで行うようにする。それにより、一層主体的・積 極的に取り組むことができるようにしたい。最後に学習を振り返り、お互いの高まりを称賛し 合い、自信と意欲を喚起したい。 主な言語活動としては、チーム内での話し合い活動やワークシートへの書き込みが中心とな る。「フリータイム」でお互いの動きについて助言をし合うことや、ゲーム後に出てきた反省 や課題をワークシートに書き込むことを通して、互いに率直な意見交流ができるようにしたい。

この単元での基本重要語彙 ファール ルール マナー フリータイム

この単元で重視した言語活動

○ 課題確認の際、個人やチームの特長を生かすためにはどうし たらよいのかを話し合う。 ○ 個人やチームの課題を話し合い、次時に向けてワークシート に書きとめておく。 ○ お互いの動きについて、声かけをしたり、作戦を相手にわか るように説明したりする。

5年 体育科実践事例

1.単 元

バスケットボール(ボール運動)

2.指導時期

11月

3.目 標

○ パスやドリブル、シュートなどの技能を身に付け、簡単な作戦を生かし てゲームができるようにする。(運動・技能面) ○ 安全に留意し、ルールやマナーを守って、互いに協力し合って楽しく練 習やゲームを行うことができるようにする。(意欲・態度面) ○ 課題を解決するために、ルールや練習方法を工夫することができるよう にする。(学び方・態度面)

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5.学習指導計画(全9時間)

●は主なコミュニケーションの場 次 時 学習活動 指導上の留意点 は じ め 1 1.映像資料やワークシート等か ら学習の進め方を知る。 2.チーム編成をする。 3.ルールやマナーを確認する。 ○本書169ページの【オリエンテーション】参 照。 2 3 1.試しのゲームをする。 2.試しのゲームの結果を基に、 チームの特長をとらえ、チー ムや個人の学習課題を決め る。 3.練習方法を知る。 4.チームごとに学習計画を立て る。 ○チームで協力して取り組む意欲をもつことがで きるようにする。 ○チームや学級の実態に応じてルールやマナーを 柔軟に変更できるようにする。 ●試しのゲームから、自分達のチームの特長を知 り、課題や学習計画を立てる。 な か 4 5 ) 本 時 ( 6 7 8 1.本時の学習課題を確認する。 2.「フリータイム」の活動をす る。 ・話し合い活動 ・準備運動 ・課題に合わせた練習 3.対抗ゲームをする。 4.チームで話し合いをする。 ○チームや個人の実態に応じて、個人技能の練習 や集団技能の練習を行うことができるように 「フリータイム」を活用する。 ○話し合い活動のときに、「チームの目標」と個人 の「今日の課題」を確認する。 ※本書170ページの【目標・課題例】参照。 ●チーム内やチーム相互で教え合う。 ●チームや個人の課題を見付け、解決に向けて次 時の課題を設定する。 学習の見通しをもち、試しのゲームを通して、互いの力を知るとともに、学習課題 を設定し、学習計画を立てる。 ・映像を見て、気付いたことや疑問に思うことはあ りませんか? 「フリータイム」を活用し、チームや個人の力に応じた学習課題を解決するために チーム内やチーム相互で見合い、教え合いながら学習を進める。 【ワークシート①】 「バスケットボール」 ボールハンドリング シュート ドリブル パス 1対1 2対2 等

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5.全体でまとめの話し合いをす る。 6.整理運動・後片付けをする。 ○チームや個人のよい動きや練習方法について、 全体に広められるようにする。 ま と め 9 1.はじめの言葉 2.めあての確認 3.ゲーム ①第1ゲーム ②第2ゲーム ③第3ゲーム 4.結果発表 5.まとめの話し合い 6.おわりの言葉 ○大会の進め方やルールについて確認することが できるようにする。 ●まとめの話し合いの場で、学習の成果を互いに 認め合うことができるようにする。 学習のまとめとしてバスケットボール大会をする。

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6.本時の展開(5/9)

使用するワークシート

【ワークシート①】

●は主なコミュニケーションの場 学習活動 指導上の留意点 1.本時の学習課題を確認 する。 (2分) 2.フリータイムを活用し て個人練習や練習ゲー ムをする。(24分) ・話し合い活動 ・準備運動 ・課題に合わせた練習 ○課題解決に迫る練習になっているか、必要に応じ て個別に指導・助言する。 ●話し合い活動では、チームの目標や個人の課題が 明確になっているかを確認する。 ※本書170ページの【目標・課題例】参照。 ○ボールを使った準備運動は、個人技能を高めるた めのものを中心に行わせる。 ●映像資料を見せ、気付いたことを伝え合い、練習 の参考にさせる。 ○練習ゲームでは、勝ち負けよりも課題を意識する ことに重点を置かせ、常に課題を意識してプレー するよう助言する。 ○課題解決に迫る動きや、よい練習方法を見付けた 児童やチームを称賛し、更に意欲をもって学習に 取り組めるようにする。 3.対抗ゲームをする。 (5分-1分-5分) ○課題を意識してゲームに臨めるよう助言する。 4.チームで話し合いをす る。(3分) ●チーム内で互いに伸びを認め合い、よかった点、 改善すべき点を話し合わせ、次時の課題を見付け させる。 ○課題を見付けにくい児童には、個別指導をする。 5.全体でまとめの話し合 いをする。(3分) ●相手チームのよかった点を伝え合い、お互いの伸 びを認め合う。 6.整理運動、後片付けを する。(2分) ○整理運動をする。 ○友達と協力して後片付けをさせる。 チームの特長を生 かすため、今後伸 ばしたいチームの 課題を互いに出し 合い、ワークシー トに記入させる。 また、個人の反省 や次時の練習課題 についても考えさ せておく。 課題に応じた個人練習や練習ゲームに精一杯取り組む。 課題解決に迫る動 きが見られたり、 チームでの協力が よかったりしたと きには、そのつど称 賛の声をかけさせ る。プレーヤーとし てゲームに参加し ていない児童にも、 指示や励まし・称賛 の声をかけさせる。 ※本書170ペー ジの【声かけ・指示 の視点】参照。 ・○○チームの練習方法を見てごらん。課 題に合った練習ができているね。 ・あのときの△△さんの動きがよかったね。 みんなも取り入れたらどうですか? ・試合に勝つために必要なことは何かな? ・次の課題に向けて、こんな練習が必要だ なあ。 ・○○チームの動きを取り入れよう。 ・試合中のかけ声も大切だよね。 個人の課題解決に 取り組むときにも、 チーム内で声をか け合い、互いの伸び を評価し合ったり、 教え合ったりさせ る。 映像資料を見てイ メージしたものを 言語化し、明確にす ることで、個人や チームの力を高め ていくことをめざ す。 前時の反省から、 チームの特長を生 かすためには、個人 として、チームとし て、どのような練習 が必要かを確認さ せる。また、フリー タイムの時間の使 い方も確認させる。

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【体-5年 ワークシート①】

学習資料:バスケットボール

【オリエンテーション】

① ボール:バスケットボール(B5) ② コート:24m×12m程度 ③ チーム編成: ☆1チーム 5~7名×6チーム(30~40名学級3コートの場合) ☆ゲーム時 4~5名(コート内3~4名+審判1名+得点係など) ・ゲームの人数は4名とする方が、一人一人のボールの触球回数が増え、バスケッ トボールの苦手な児童もゲームに参加しやすい。 ○ これから学習するバスケットボールの説明 ① ボール ② コート ③ チーム編成 ④ ルール・マナー ○ バスケットボールに対する興味関心を高める映像資料視聴 ○ ワークシートの使い方など、学習の進め方の説明

重視した言語活動

「ゲーム中、どのように動くのか話し合う」 ○チームの課題と関連した個人の課題を立 てる。 ○どのように攻めたり、守ったりするのか をイメージできるように話し合う。

重視した言語活動

「動きだけでなく、学び方や態度などにつ いても、全体を通して振り返る」 ○個々の頑張りやつまずきを素直に出す。 ○次時につながるような課題をチーム全員 で考える。

ワークシート活用のポイント

第 6 時 月 日 ①今日の課題をかくにんしよう! チームの目標 ドリブルを少なくして、すばやくパスを回す。 名前 大阪 中之島 北 浪速 淀屋 大江 前半 ○ しんぱん ○ ○ 点 ○ 役わり 後半 ○ ○ しんぱん ○ ○ 点 今日の課題 ボ ー ル を 受 け た ら す ぐ に パ ス を す る。 み ん な に パ ス が 回 る よ う に する。 パ ス の コ ン ト ロ ー ル に 気 を つける。 あ わ て ず に パ ス を す る。 あ せ ら ず に パ ス を す る。 も ら っ た パ ス を 落 と さない。 ②フリータイムを活用しよう! 5分 じゅんび運動 10 分 1対1のパスの練習 15 分 20 分 練習試合 24 分 ③ゲームをしよう! 自チーム名 りんご 自チームの得点 6 相手チーム名 みかん 相手チームの得点 10 メモ パスはたくさんできたけど、シュートの数が少なかった。 ④次時の課題を見つけよう! 次時の課題 シ ュ ー ト を た く さ ん する。 あ い て を よ く 見る。 デ ィ フ ェ ン ス に 気 を つ け る。 あ わ て ない。 し っ か り と パ ス を 受 ける。 シ ュ ー ト を た く さ ん する。 ⑤整理運動をし、後かたづけをしよう! バスケットボール チーム名( ) 5年 組 名前( )

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④ ルール・マナー: ○公式ルールにこだわらず、はじめに示す基本的なルールのみを提示し、それを基に各 校で児童の実態に応じてルールを変更、追加していく。

【目標・課題例】

チームの目標 個人の課題 ・積極的にシュートをしよう。 ・すばやくパスをしよう。 ・落ち着いてプレーしよう。 ・相手をしっかりマークしよう。 ・声をかけ合おう。 ・パス&ランをしよう。 ・オフェンスとディフェンスの切り替えを早く しよう。 ・ルールを守ってプレーする。 ・シュートを簡単に打たせない。 ・パスをすばやく回す。 ・相手をマークする。 ・積極的にボールを取りにいく。 ・パスカットをする。 ・声をかけてパスをもらう。 ・顔を上げてドリブルする。 ・走りながらパスをもらう。 ・リバウンドを取る。 ・バックボードを使ってシュートをする。

【声かけ・指示の視点】

・積極的に動けているか。 ・課題に沿ったプレーができているか。 ・ボールの行方を予測できているか。 ・練習通りのプレーができているか。 ・味方の動きが見えているか。 ・ボールを持ちすぎていないか。 ・相手の動きが見えているか。 ・ボールに執着できているか。 ・落ち着いてプレーができているか。 ・味方と連携がとれているか。

基本的なルール・マナー

○時間………5分-1分-5分 ○得点………1点とする。 ○プレーヤー…………3~4名 ○ゲームの開始………センターサークルでのジャンプボール。 ○得点が入ったとき…相手チームがエンドラインからスローイン。 ○反則があったとき…サイドからのスローインによりゲームを再開。 ○反則 バイオレーション トラベリング………ボールを持って、3歩以上歩く。 ダブルドリブル……ドリブルをして、ボールを持った後、再びドリブルをする。 ラインクロス………ラインを踏む。 ボールが外に出る。 ファール 相手の手や腕をたたく。 相手を押す。 相手の腕や手をつかむ。 ○ヘルドボール(ボールに両チームがしっかり手をかけた場合)は、交互に攻める。 ○審判の判定に従う。 ○ゲームの開始前と終了後に整列して、相手チームとあいさつする。

参照

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