取扱説明書
安全上のご注意
警告:火災や感電の原因になりますので本機を雨や水がかかるところには設置しないでください。
警告:火災や感電の原因になりますので分解・改造は厳禁。修理・調整は販売店にご依頼ください。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危険な電圧」が存
在し、感電の危険があることを警告しています。
このマークは、注意喚起シンボルであり取扱説明書などに、一般的
な注意、警告、危険の説明が記載されていることを表しています。
注 意
感電の恐れあり
キャビネットをあけるな
1. このパイロット・ハンドブックの警告には全て従ってください。
2. 暖房機器や発熱する機器の近くに設置しないでください。
3. 異物や液体から本機を保護してください。
4. 電源コードを踏まないでください。電源コードが挟まれたり曲がると損傷する恐れがありますので、決してコードの上に物を
置かないでください。
5. 長時間使用しない場合はVariaxの電源プラグをコンセントから抜いてください。
6. Variaxパイロット・ハンドブックに記載されている以外の点検、修理、部品交換等はしないでください。パイロット・ハンドブック
に記載されている範囲を超えた修理や点検等は、資格のあるサービス技師に依頼してください。
7. 大音量で長時間使用すると、難聴や聴力障害を起こすことがあります。常に安全な音量で使用することを心がけてくださ
い。
ご注意:Line 6、Variax、PODとLine 6及びVariaxロゴは、Line 6、Incの登録商標です。James Tyler®は、James Tylerの登録商標であり、許可 を得て使用しています。他の全ての製品名、登録商標、及びアーティスト名はそれぞれの所有者の権利に基づくものであり、Line 6社との関連、 あるいは提携関係はありません。製品名、画像およびアーティスト名は、Line 6のサウンド・モデル開発中に研究対象となった製品の音色とサウ ンドを識別するためにのみ使用しています。これらの製品名、商標、画像およびアーティスト名の使用において、いかなる協力関係もエンドースメ ントもありません。
JTV-59US、JTV-69USとJTV-89US には以下のアクセサリーが含まれています:
ハードシェル・ケース、リチウムイオン電池,充電器、ブリッジサドル用六角レンチ、
トラスロッド用レンチ
JTV-59、JTV-69とJTV-89 には以下のアクセサリーが含まれています:
ギグバッグ、1 リチウムイオン電池,1個、充電器、ブリッジサドル用六角レンチ、
トラスロッド用レンチ
これらの安全上の注意事項を良くお読みください。この取扱説明書は大切に保管してください。
基本操作
1 2 JTV-69 5 3 4 1 JTV-89 2 5 3 4 1 2 JTV-59 5 3 4 1. ボリューム・コントロール –ギターの信号出力レベルを調整します。 2. トーン・コントロール –高周波パススルーの信号量を調整します。 3. ギター・モデル・セレクタ –このノブを押し込むと(LEDが点灯)、10種類の Variaxギター・モデル・バンク、またはユーザー定義可能な2種類のカスタム・モ デル・バンクのいずれかにアクセスできます。Variaxモードの場合、ギター・モデ ル・セレクタLEDが点灯して、選んだギター・モデル・バンクを示します。1つのバ ンクには、それぞれ5種類のモデルがあり、セレクタ・スイッチの位置に保存さ れています。マグネチック・ピックアップを使用する場合は、このノブを再び押し ます(LEDは消灯)。 4. オルタネート・チューニング –Variaxモードでこのノブを使えば、10種類の内 蔵されたオルタネート・チューニングに素早くアクセスすることができます。気 に入ったチューニングが見つからない? 大丈夫、ここに自分だけのカスタム・チ ューニングを保存する事もできます。後で詳しく説明します。オルタネート・チュ ーニングを使用する場合は、アンプを通すなどしてギター本体から出るアコー スティックなサウンドが埋もれるようにしないと、両者が混ざることで変なモジ ュレーションが生まれる場合があります。MODELに設定すると、ギター・チューニングは現在選んだギターモデルとその セレクタ・スイッチの位置で決まります。実際に試してみましょう。先ずVariaxモ ードに入りCUSTOM 2を選びます。これは初期設定でオルタネート・チューニ ングが設定されている唯一のバンクです。次にセレクタ・スイッチを切り替えて、 各モデルに内蔵されているチューニングを試してみます。Variax Workbench ソフトウエアを使えば、様々なギター・モデル・セレクタ・バンクの中のどのギタ ー・モデルにもオルタネート・チューニングを割り当てることができます。 このオルタネート・チューニングが必要ない場合は、オルタネート・チューニ ング・ノブをSTANDARD に設定し、この機能をバイパスすることができま す。Standardモードの場合、CUSTOM 2バンクの中に含まれるようなオルタ ネート・チューニングをしたモデルも含めて、Variaxモデル全てがスタンダード・ チューニングで弾く事ができます。 5. ピックアップ・セレクタ・スイッチ –アナログ・モードでは、以下のようにセレクタ でマグネチック・ピックアップを操作します。(1= ブリッジ/5= ネック). JTV-69 JTV-89 JTV-59 Variaxモードでは、選択したモデルによりスイッチの働きが変化します。詳細は、 「Variaxのギター・モデル」をご覧ください。 6 7 6. アナログ出力 – 一般的な1/4インチ・ギターケーブルをここに接続します。 7. VDI デジタル出力 – Variaxデジタル・インターフェイス(VDI)対応のLine 6 ハードウエアに接続する場合に使用します。この出力に接続するときは、Line 6 Variaxデジタル・ケーブルのみを使用してください。 8 8. 電池ケース – 上記のイラストを参照してください。初めてご使用になるときは、 あらかじめ付属のリチウムイオン電池を充電器で最高レベルまで充電してくだ さい。最高レベルまで充電された電池は、最短でも12時間の使用が可能です。 電池の残量を確認する場合は、バッテリーチェック・ボタンを押します: 4 LED= 9 時間以上 3 LED= 6 時間以上 2 LED= 3 時間以上 1 LED= 3 時間未満 1 LED 点滅= 残量が 1 時間未満なので、充電してください 。 注意: 電池を使用しないでVariaxへ電源を供給する方法は2つありま す。POD X3 Live等のVDI デジタル入力を備えたハードウエアに接続する と、その接続を通じて電源が供給されます。またはオプションのXPS-DIダイ レクトボックス/電源とTRSケーブルを使用します。このボックスを使用する と、Variaxに電源を送るだけではなく、A/Bボックスとして機能するため、DIか らの信号出力をミキサーやへダイレクトに、あるいは(特定のモデルを)アコー スティック・アへ送ることができます。
Variaxのギター・モデル
Variaxの各モデル・バンクには5種類の異なるモデルが用意されており、ピックア ップ・セレクタ・スイッチの各ポジションに保存されています。これら5種類のモデル は、全てその同じギターを、または類似の2-3種類のギターをベースにしたもので す。ACOUSTICとRESOバンクに関しては、全てベースなるギターをベースにし ています。 エレクトリック・モデルでは、ボリューム・ノブとトーン・ノブは、オリジナルのギターの ノブと同じような働きをします。例えばボリューム・ノブを下げれば、 音色はわずか に暗くなります。各モデルの出力レベルは、オリジナルのギターをベース準にして います。例えばハムバッキング・ピックアップを搭載したモデルでは、シングル・コイ ルのモデル色よりも音量は通常大きくなっています。 アコースティック・モデルでは、ボリューム・ノブは単にレベルの調整に使います。ア コースティック・ギターにはトーン・コントロールがありませんから、トーン・ノブを使 ってモデルとしたマイクロフォンの位置を変えることで、これらのモデルの音色に 変化が得えられるようにしました。ノブを回して、各モデルの音色に様々なバリエー ションを探求してみてください。 JTV-69 & JTV-89のピックアップ・ポジション番号 本書では、ピックアップ・セレクタのポジションに関して、で「ブリッジ」に最も近い場 所の番号を1としました。そこから順にピックアップ・セレクタを「ネック」の方向動か すと「2」、「3」 、「4」となりネックに最も近いポジションの番号が5となります。 ネックの位置 ブリッジの位置 ピックアップの位置と番号 JTV-59 3ウェイのピックアップ・セレクタを装備した製品を所有されている場合も、各モデ ル内の5種類のモデル全てにアクセスできます。本書では、ピックアップ・セレクタ のポジションに関して、「ブリッジ」に最も近い場所の番号を1としました。「ネック」 方向へ動かすと、次が3、最もネックに近いのが5のポジションになります。モデル 番号2と4へアクセスする場合は、オルタネート・チューニング・ノブを押して3-ウエ イのスイッチの動作を切り替えて、モデル「1-3-5」または「2-3-4」にアクセスする ことができます。5
3
1
または
4
Alternate
Tuning Knob
=
3
2
オルタネート・ チューニング・ノブT-MODEL
1
4
1
4
*1960 Fender® Telecaster® Custom をベースとしています。Leo FenderのTelecaster®はもともと Broadcasterと呼ばれ、ソリッドボディのエ レキギターとしては初めて商業的に成功したモデルです。以来50年以上にわたっ て現在もなお生産され続けています。注意: このモデルのネックピックアップの位 置はオリジナルと同様で、深みのある音色を持っています。トーン・コントロールは バイパスされます。1番: ブリッジ、4番: ネック
5
3
5 3
*1968 Fender® Telecaster® Thinline をベースとしています。軽量のアッ シュを入手するのが難しいという問題に直面し、Fender は1967年に Thinline モデルを発表しました。チャンバーボディにより、当時の典型的な Tele®と比べて 重量が半減しましたが、伝統のエレクトロニクスは有名なTele®・サウンドのバリエ ーションはそのまま受け継がれています。3番: ブリッジ+ネック、5番: ネック
2
2
*1968 Fender® Telecaster® 改良型をベースとしています。Tele®にさら
に多様性を加えたいというプレーヤー達が、2個のピックアップを直列に組み合わ せる事で(ハムハッキング・ピックアップのように)、よりパワフルなサウンドを作り出 したのがこのモデルです。
SPANK
5
4
3
2
1
5 3 1
4 2
*1959 Fender® Stratocaster®をベースとしています。曲線美を誇る Stratocaster®も天才 Leo Fenderを証明するモデルです。1954年の発売当 初は革新的と見なされながらも、Stratocaster®はそれ以降のエレキギターのデ ザインに他のどの楽器にも勝る大きな影響を与えました。その特徴でもある抱え 易い輪郭のボディ、ボルト・オン・ネック、多彩なエレクトロニクスが業界の標準仕様 になりました。Variaxのモデルにはもう一つ遊び心が加えられています。オリジナ ルのギターとは異なり、トーン・コントロールがブリッジ・ピックアップにも機能するよ うになっています。Leoもきっとわかってくれるはず・・・。1番: ブリッジ、2番: ブリッ ジ+ミドル、3番: ミドル、4番: ネック+ミドル、5番: ネックLESTER
5 3 15
3
1
*1958 Gibson® Les Paul® Standard をベースとしています。Gibson初 のソリッドボディのギターデザインは、人気ギタリストでありレコーディングのパイ オニアでもある Les Paulとのコラボレーションにより製作されました。生産し易 いFenderのデザインとは対照的に、Les Paul® はそれまでのホローボディの持 っていたゆるやかに盛り上がったトップとセット・ネックの構造をそのまま引き継い でいます。オリジナルのシリーズは商業的には成功せず、1961年に生産打ち切り になりました。人気アーティストがその魅力を引き出したこと等から再び関心を集 めた結果、1968年に生産は復活となりました。1番: ブリッジ、3番: ブリッジ+ネッ ク、5番: ネック
2
2
*1952 Gibson® Les Paul® 「Goldtop をベースとしています。メタリックな ゴールド仕上げから「Goldtop」というニックネームのついた、 Les Paul® シリー * 全ての製品名は、その商標の該当所有者の権利に基づくものであり、Line 6社との関連、または提携関係は一切ありません。これらの製品名と記述は、Line 6のサウンド・モデル開発中に研究対象となった特定の製品を識別するために
ズの最初のギターモデルです。このバージョンではブリッジの位置に、P-90ピック アップがフィーチャーされています。
4
4
*1961 Gibson® Les Paul® Custom をベースとしています。洗練された装 飾に加え、このLes Paul® Custom の復刻版には3つの P.A.F.ピックアップが 搭載されています。このモデルをより際立たせるブリッジとミドル・ピックアップの組 み合わせをベースにして音色を作り上げました。
SPECIAL
1
1
*1956 Gibson® Les Paul® Junior をベースとしています。Les Paul® Juniorは、1954年に Les Paul®シリーズの廉価版として発売されました。ボデ ィはフラットで厚みのあるマホガニー、エレクトロニクスは簡素な回路でブリッジ・ ポジションにP-90 が一つだけ搭載されています。密度の高い音色、軽量で妥協 のない演奏しやすいボディのJunior は、 Mountain のLeslie West のお気に 入りでした。
4
2
4 2
*1976 Gibson® Firebird V をベースとしています。1963年に登場した Firebird は、デトロイトの有名な自動車デザイナー、 Ray Dietrich の協力で製作 されました。スルーネックの構造とEpiphone®スタイルのミニ・ハムバッカーによ って Firebird は心地よいサステインと切れ味のある高域を持つユニークなサウン ドとなり、この特性によってブルース・スライドギターの伝説、Johnny Winter の お気に入りでした。2番: ブリッジ、4番: ネック5
3
5 3
*1955 Gibson® Les Paul® Special をベースとしています。1955年、実用 型の Junior とデラックス版の Standard との中間モデルとして Les Paul®ラ インに加わったのがSpecial です。第2のP-90 を追加した事で音色の幅がさら に広がり、スペシャルはレゲエの伝説的存在、Bob Marleyの愛用ギターとなりま した。Variaxのモデルは、オリジナルのシングル・カッタウエイのバージョンにベー スづいています。3番: ブリッジ+ネック、5番: ネック
R-BILLY
5
3
1
5 3 1
*1959 Gretsch® 6120 をベースとしています。6120 は、カントリー・ギタ ーのエキスパート、Chet Atkinsの協力で開発された初期のGretsch® モデル の一つです。6120は通常、Duane Eddy、Eddie Cochran と Brian Setzer 等の「トゥワング」サウンドのプレーヤーを連想させます。Variaxのモデルには Filter’tron のハム・キャンセル用ピックアップが搭載されています。1番: ブリッ ジ、3番: ブリッジ+ネック、5番: ネック4
2
4 2
*1956 Gretsch® をベースとしています。Silver Jet. Gretschは、このシリ ーズを1955年に発売しました。Gretschは、ソリッドボディと呼んでいましたが、 Jetシリーズは実は中が一部空洞で、軽量、共鳴音という特徴があります。ブラック・ バージョン(Duo-Jet)は、Gene Vincent’s Blue Capsのオリジナルメンバーで、 リードギターの Cliff Gallupのお気に入りのギターです。モデルとしたオリジナ ルのギターには、DeArmond®ピックアップとメリタ・ブリッジが搭載されていまし た。2番: ブリッジ、4番: ネック * 全ての製品名は、その商標の該当所有者の権利に基づくものであり、Line 6社との関連、または提携関係は一切ありません。これらの製品名および記述は、Line 6のサウンド・モデル開発中に研究対象となった特定の製品を識別す るためにのみ使用しています。Gibson®, Les Paul®および Epiphone®は、Gibson Guitar Corpの登録商標です。Gretsch®は、Fred W. Gretsch Enterprises, Ltdの登録商標です。DeArmond®は、Fender Musical Instruments Corporationの登録商標です。
CHIME
5
3
1
5 3 1
*1968 Rickenbacker® 360 をベースとしています。12弦ギターの人気で 影が薄くなってしまいましたが、6弦のRickenbackerのスタイリッシュなモデル も、Radioheadの Ed O’Brien等、普通とはちょっと違ったものを求めるプレーヤ ーには相変わらず人気があります。1番: ブリッジ、3番: ブリッジ+ネック、5番: ネ ック4
2
4 2
*1966 Rickenbacker® 360-12 をベースとしています。ビートルズの George Harrison や、ByrdsのRoger McGuinn のおかげで人気の出た12弦 Rickenbacker®のジャリーンジャリーンと鳴る響きは、60年代のロックサウンド に大きな貢献をしました。Variaxのモデルはオリジナルの「トースター型」ピックア ップが入っています。2番: ブリッジ、4番: ネックSEMI
5
3
1
5 3 1
*1961 Gibson® ES®-335 をベースとしています。セミ・ホローのGibson® はソリッドボディの音色とサステイン、ホローボディのバランスと美しさをブレンド したギターです。木質感豊かなサウンドで、 Larry Carlton のようなジャズ・アーテ ィストや B.B.と Albert Kingなどのブルース・ギタリストによりファンを魅了しまし た。Variaxのモデルは 1961 年のドット・ネックで、P.A.F. ピックアップとストップ・ テールピースを搭載しています。1番: ブリッジ、3番: ブリッジ+ネック、5番: ネック
4
2
4 2
*1967 Epiphone® Casino をベースとしています。1957年にGibsonは、ラ イバル社のEpiphoneを傘下におさめ、そのカラマズー工場でEpiphone®ギタ ーを生産し始めました。John Lennonが、特に Casinoを気に入っていて、ビート ルズ解散後も長い間カジノでレコ−ディングを続けていました。2番: ブリッジ、4 番: ネック
JAZZBOX
5
3
1
5 3 1
*1957 Gibson® ES®-175 をベースとしています。GibsonのES®-125モ デルにシャープな「ベネチア風」カッタウエイと上品なフィンガーボードを加えたの がES®-175です。1953年にはピックアップをもう一つ加え、1957年にはハム バッキング・ピックアップも追加した途端、ジャズ・ギタリストに人気のモデルになりま した。1番: ブリッジ、3番: ブリッジ+ネック、5番: ネック
4
2
4 2
*1953 Gibson® Super 400 をベースとしています。1940年代終盤には 音楽スタイルの変化により、Super 400のようなプレミアムのアーチトップの 音量では不十分になりました。初期のエレキギター用にピックアップとコントロ ール類を加えることによって、1951年にGibsonは Super 400のエレキ・バー ジョンを製作しました。Variaxのモデルは、P-90のバージョンをベースにしてい ます。Scotty Moore(と Elvis)が‘68年のカムバック・スペシャルで弾いている Super 400を聴いてみてください。 2番: ブリッジ、4番: ネック * 全ての製品名は、その商標の該当所有者の権利に基づくものであり、Line 6社との関連、または提携関係は一切ありません。これらの製品名および記述は、Line 6のサウンド・モデル開発中に研究対象となった特定の製品を識別するた めにのみ使用しています。Rickenbacker®は、Rickenbacker International Corporationの登録商標です。Gibson®, ES®および Epiphone®は、Gibson Guitar Corpの登録商標です。ACOUSTIC
1
1
*1959 Martin® D-28 をベースとしています。D-28は一般的にMartin® の フラット・トップの定番とされています。ドレッドノート(通称「D」)ボディはローズウッ ドのバックとサイドの組み合わせで、フラットピッキングに理想的なフル・サウンド です。2
2
*1970 Martin® D12-28 をベースとしています。1970年、Martinは好評の D-28に6弦を追加して、当時のフォーク・ミュージックのブームに乗りました。3
3
*1967 Martin® O-18 をベースとしています。小型の「気軽に座って弾ける」 サイズのボディで、フィンガースタイル奏法に理想的なバランスのとれたトーンを 作り出します。4
4
*1966 Guild® F212 をベースとしています。Guildのジャンボな12弦ボディ からは、ボリューム感と明瞭感というこの上ない組み合わせが得られます。モデル となったギターは、バックとリムがマホガニーのF212です。5
5
*1995 Gibson® J-200 をベースとしています。そのサイズの大きさと凝った 装飾が特徴の J-200 は、派手好みのカントリー/ウエスタン・アーティストが好ん で弾いています。Elvis Presleyも後年気に入って弾いていました。RESO
1
1
*1935 Dobro® Model 32 をベースとしています。通常Dobro® はウッドでし たが、このモデルとなったギターは、全体にアルミニウムを使い中域を強調した珍 しいギターです。
2
2
* Coral Sitar®からインスピレーションを受けています。Coral Sitar®は、新し い楽器としてギタリストがシタールの弾き方を覚えなくても、そのブーンブーンと 唸るバズ音を出せる楽器です。Variaxのモデルでは、トーン・コントロールでドロー ン弦のレベルを調整します。3
3
*1965 Danelectro® 3021 をベースとしています。Danelectroはマソナイ トのボディとリップスティック・ピックアップから、素晴らしいサウンドを作り出しま す。Jimmy Pageが愛用していたギターです。Variaxのモデルでは、両方のピック アップをオンにした音をベースにしています。4
4
* Gibson® Mastertone バンジョーからインスピレーションを受けていま す。Mastertoneシリーズは1925年に発売され、たちまちブル−グラス・バンジョ ーの定番となりました。5
5
* 全ての製品名は、その商標の該当所有者の権利に基づくものであり、Line 6社との関連、または提携関係は一切ありません。これらの製品名および記述は、Line 6のサウンド・モデル開発中に研究対象となった特定の製品を識別するた めにのみ使用しています。Martin®は、Dreadnought, Incの登録商標です。Guild®は、Fender Musical Instruments Corporationの登録商標です。Dobro®および Gibson®は、Gibson Guitar Corpの登録商標です。Coral Sitar®は、Jerry Jonesの登録商標です。Danelectro®は、Evets Corporationの登録商標です。National®は、Kaman Music Corporationの登録商標です。*1928 National® Tricone をベースとしています。Triconeは3つの6インチ・ コーンをブリッジにつなげて弦の振動を増幅しています。Tricone は、後のシング ル・コーンのレゾネーターよりもスムーズなサウンドです。
カスタム・ギターを作り上げる
多様で広範なVariaxサウンドを特に演奏時に活用するには、自分の必要な音色に すぐにアクセスできることが重要です。Variaxモデル・セレクト・ノブのカスタムバン クを使用すれば、小指をタイミングよく動かすだけで、自分の気に入ったサウンドを 10種類の中からすぐに呼び出すことができます。 モデル・セレクト・ノブの最初の位置がCUSTOM 1 、最後の位置がCUSTOM 2 です。それぞれに5種類の気に入ったギター・モデルだけではなく、トーンやオルタ ネート・チューニング(前もってオルタネート・チューニング・ノブを MODELに設定し た状態で)も保存できます。例えばアコースティックの音色をCUSTOM 1に、エレ クトリックの音色を CUSTOM 2にと使い分けることもできます。 例えば、これから何度も使いたいと思うような気に入ったサウンドが見つかったと しましょう。 この方法が一番です: 1. それが本当にとっておきたいサウンドかどうか確認することをお忘れなく。以下 の手順でギター・モデルとトーン・ノブのセッティングを保存します。 2. ギター・モデル・セレクターノブを2.5 秒間押すか、またはカスタマイゼーショ ン・モードに入った事を示すLEDが点滅するまで長押しします。 3. 次にギター・モデル・セレクターを回してCUSTOM 1、またはCUSTOM 2の 位置にします。好きな方を選びます。オルタネート・チューニングLEDが消灯し ます。 4. サウンドを保存したい位置へピックアップ・セレクター・スイッチを動かしま す。JTV-59 ユーザー: オルタネート・チューニング・ノブを押します。次にピッ クアップ・セレクター・スイッチを動かしてアクセスする位置を、2または4に設定 します。 5. この位置にオルタネート・チューニングを保存する場合は、オルタネート・チュー ニングノブでお気に入りのチューニングを選びます。オルタネート・チューニン グが不要であれば、この手順をスキップしてください。 6. ギター・モデル・セレクター・ノブを2.5秒間押します。これでカスタム・バンクに あなたの選んだ最初のギター・モデルが保存されました! 保存した通りのチュ ーニングを呼び出したい場合は、オルタネート・チューニング・ノブをMODEL に 設定しておくのを忘れないでください。カスタムのオルタネート・チューニングを作
成する
Variaxに搭載されているオルタネート・チューニングは、とてもパワフルなツール です。オルタネート・チューニング・ノブで選択できるように、一般的なチューニング が10種類用意されています。それでもカポの代わりにこの機能を使うといったユ ーザーにとっては、これでもまだ足りないかもしれません。心配いりません、解決策 を用意してあります。オルタネート・チューニング・ノブに保存されているMODEL とSTANDARD以外のすべてのセッティングを、お気に入りのチューニングと入れ 替えることが できます。 その方法は以下のとおりです。 1. ギター・モデル・セレクタを6弦ギター・モデルのいづれかに設定し、ご自分のギ ターがベース準となる440Hzでチューニングされているかを確認します。 2. ギター・モデル・セレクタノブを2.5 秒間押すか、またはカスタマイゼーション・ モードに入った事を示すLEDが点滅するまで長押しします。 3. オルタネート・チューニングノブのどこに置き換えたいか、好きな位置を選びま す。注意: すでに選択がしてあれば、ノブを前後に動かしてチューニングを変更 することを楽器に感知させる必要があります。この時、オルタネート・チューニン グLEDだけが点滅します。4. 変更したいそれぞれの弦で一回に一音ずつ弾いて、新しいオルタネート・チュー ニングを作成します。カスタマイゼーション・モードでは、12番フレットを0 フレ ット(またはナット)とみなします。従って、10番フレットで弾いた一つの音は、そ の弦を全体の音程を下げ、一方 14番フレットで弾いた一つの音は、全体の音 程を標準から上げることになります。ネックにまたがってチューニングを割り当 てるときは、慎重に弦をミュートさせてください。誤るとチューニングをやり直 すことになりかねません。フレットを完全に押さえることができるのであれば、 全ての音を一度に弾く事も可能です。 以下がオープン D のチューニングで弾く音の例です: 以下が3番めのフレット(G)で「カポ」を使いたかった場合に弾く音です。 5. ギター・モデル・セレクター・ノブを軽く押してすぐ離すと、オーディション・モード に入ります。ご自分のチューニングを聴いてみましょう。思い通りのサウンドで あれば、6に進みます。調整したい場合は、ギター・モデル・セレクターを押して すぐ離し、3の手順に戻るか、または オルタネート・チューニング ノブを回して、 オルタネート・チューニングのカスタマイゼーションを中止してください。 6. ギター・モデル・セレクタノブを2.5 秒間押すか、またはオルタネート・チューニ ング LEDの点滅が止まるまで長押しすると、新しいチューニングが保存されま す。
ファクトリー・リセット・オプション
何らかの理由により、ギター・モデル・セレクター・ノブに設定されている50* 種類 の初期設定、あるいはオルタネート・チューニング・ノブ/ローラーに設定されている 特定のプリセットや全てのプリセットを復元したい場合は、以下の手順で行ってくだ さい。警告: これにより以下のオプション内に記載されている設定全てが消去され ることになります。従って、初期設定の状態に復元される場合は、問題がないかどう か充分に考慮してから操作を行ってください。 *注意: ファクトリー・リセットを行っても Custom 1、または Custom 2バンクは 復元されません。これらを初期設定に復元させる唯一の方法は、Line 6 Monkey を通じてフラッシュメモリーを再読み込みすることです。 ギター・モデル・セレクタをリセットする場合 ピックアップ・セレクタ・スイッチを中央の位置に設定し、ギター・モデル・セレクタノ ブを押したまま、ギターに1/4インチ・ケーブルを接続して、電源を入れます。ギタ ー・モデル・セレクタのLEDとオルタネート・チューニングのLEDの両方が赤く点滅 します。次にギター・モデル・セレクタ・ノブを長押しします 。ギター・モデル・セレクタ LEDが速い速度で3回、赤く点滅し、モデル・セレクター・ノブのメモリー位置の中で 50種類のギター・モデル全てが初期設定に戻ったことを示します。これでギターは 通常の操作状態に戻ります。 オルタネート・チューニング・プリセットの1種類、あるいは全てをリセットする場合 まずピックアップ・セレクタ・スイッチを中央の位置に設定し、 ギター・モデル・セレク タ・ノブを押したまま、ギターに1/4インチ・ケーブルを接続して、電源を入れます。 ギター・モデル・セレクタのLEDとオルタネート・チューニングのLEDの両方が赤く 点滅します。オルタネート・チューニング・ノブ/ローラーを、新たに任意の位置に切 り替えます。ギター・モデル・セレクタのLEDは消灯します。全てのオルタネート・チ ューニングを復元する場合は、オルタネート・チューニング・ノブのMODELをここで 選びます。1つのプリセットだけを復元したい場合は、オルタネート・チューニング・ノ ブでその任意の場所にあるチューニングを選択します。選択が終わりましたら、ギ ター・モデル・セレクト・ノブを長押しします。ギター・モデル・セレクターのLEDが速い 速度で3回、赤く点滅し、モデル・セレクター・ノブのメモリーの中で 10種類のオル タネート・チューニング全て、あるいは選択した1つが初期設定に戻ったことを示し ます。これでギターは通常の操作状態に戻ります。 Variaxの中に読み込まれているオルタネート・チューニングの初期設定は以下の 通りです: JTV-59 & JTV-69 ファクトリー・オルタネート・チューニング 名称 チューニング詳細 (ローからハイ・ストリングまで) STANDARD E A D G B E DROP D D A D G B E 1/2 DOWN Eb Ab Db Gb Bb Eb DROP Db Db Ab Eb Gb Bb Eb 1 DOWN D G C F A D DADGAD D A D G A D OPEN D D A D F# A D BLUES G D G D G B D RESO G G B D G B D OPEN A E A C# E A E BARITONE B E A D F# BJTV-89 ファクトリー・オルタネート・チューニング 名称 チューニング詳細 (ローからハイ・ストリングまで) STANDARD E A D G B E DROP D D A D G B E 1/2 DOWN Eb Ab Db Gb Bb Eb DROP Db Db Ab Eb Gb Bb Eb 1 DOWN D G C F A D DROP C C G C F A D m3 DOWN Db Gb B E Ab Db DROP B Bb Gb B E Ab Db M3 DOWN C F Bb Eb G C DROP Bb Bb F Bb Eb G C BARITONE B E A D F# B