番 号 【4】1(1) 項 目 今年度の小・中・高学校での差別事象の分析と今後の対応について示されたい。 (回答) 学校での差別事象は、平成30(2018)年度は 12 月現在 10 件発生しています。そのすべ てが外国人問題、障がい者問題にかかわるものとなっております。児童生徒同士のトラブル から、相手を貶める方法として発言に至るケースがほとんどであり、発言内容から昨今の報 道や大人社会の影響を受けていると思われるものが多く見受けられます。また、発言に至っ た児童生徒自身が家庭環境や学習面において課題を抱えているといった傾向も見られま す。 本市では「大阪市人権行政推進計画∼人権ナビゲーション∼」(平成 20(2008)年度策 定)において、人権尊重の視点に立った学校教育を推進することや、人権問題に対する正し い理解と認識を深めるとともに、自らの権利の行使に伴う責任について理解し、自他の人権 をまもり発展させる力を育成する教育を進めることとしています。さらに平成30(2018) 年4 月に改訂した「大阪市教育委員会『人権教育・啓発推進計画』実施計画」において、子 どもの発達段階や各教科の特性に応じて、地域との連携を進めながら計画的に取り組むこ とを示しています。 教育委員会では、これらをふまえ、各学校園において、「学校園における『人権教育・啓 発推進計画』実施計画」を作成し、運営に関する計画と人権教育推進との関連や目標、各学 年、各教科・領域における人権教育の目標を記述し、学校の教育活動全体を通じて人権教育 を行うよう指示しております。個別的な人権課題につきましても、その一つ一つについて、 学年別に取り上げる内容を記載し集約するなど、実施状況について、より具体的に把握でき るよう、計画の形式を変更して人権教育を推進してまいりました。また、「人権教育をすす めるために(学校園における人権教育推進のための事例集)」(改訂版)を平成24(2012) 年9 月に各校に配布し、各学校園での人権教育の推進に努めてまいりました。 しかしながら、学ぶことで差別事象が発生するということもあり、子どもたちは失敗を繰 り返して成長するという考えのもと、事象後の迅速で丁寧な対応に努めてまいりました。発 生した学校園との連絡を密にし、発生の背景分析や当事者のケアを含めた事後の対応、指 導、学校園全体としての共通理解や研修内容等、事象一つ一つに対して具体的に進め方を検 討し、発生後、子どもたちがより鋭敏な人権感覚をもつことができるよう、はたらきかけて まいりました。今後も、個人としての尊厳を重んじ、総合的・体系的な人権教育を全学校園 において進めてまいります。
番 号 【4】1(2) 項 目 学校現場(小・中・高)における「同和教育年間指導計画例・実践例」の年間活用計 画と実績について明らかにされたい。学校現場で活用されたことで明らかになった成 果や課題を示されたい。 (回答) 教育委員会では、「平成 30(2018)年 10 月に「学力の基礎としての人権教育(個別的課題 の実践デザイン)∼同和教育∼」(同和教育年間指導計画例・実践例)を作成し、すべての教 員がいつでも活用できるように「waku ×2.com-bee ポータルサイト」へ掲載しました。平 成 30(2018)年 12 月現在アクセス数は 282 件です。学校現場における年間活用計画や活用 に係る成果、課題については、「学校園における『人権教育・啓発推進計画』実施計画」年 度末評価の中で調査をする予定でございます。 担当 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当 電話:06-6208-9185
番 号 【4】1(3) 項 目 近畿大学の人権問題意識調査において、「同和地区の人とのかかわりはまったくな い」と7割の学生が回答している。部落問題を知らないか、あるいは知識はあっても具 体的な出会いがなく抽象的な理解・認識となっている。各地域の実情に応じて当事者 の体験の聞き取りや地域のフィールドワーク等を交えた「差別の現実に学ぶ」学習に とりくまれたい。 (回答) 教育委員会では、毎年「学校園における『人権教育・啓発推進計画』実施計画」の作成を 市内全学校園に指示し、学校園全体としての人権教育の目標、各教科・領域における人権教 育の目標、個別的な人権課題学習の年間指導計画、小中連携・地域連携における人権教育の 内容等すべて集約し、年度末の評価も含めて実施状況の把握・分析・評価・指導を行ってお ります。 同和問題を取りあげて実施している学校園の割合は年々減少傾向にあり、昨今「どのよう に取り組んでよいかわからない」といった教員の声も聞かれます。 こうした状況をふまえ、「部落差別解消推進法」の施行と現在における同和問題をふまえ、 平成 30(2018)年 10 月に「学力の基礎としての人権教育(個別的課題の実践デザイン)∼同 和教育∼」(同和教育年間指導計画例・実践例)を作成し、すべての教員がいつでも活用で きるように「waku ×2.com-bee ポータルサイト」へ掲載しました。実践例には、時事問題 や聞き取りを教材としたものや、地域との連携のもとにすすめる授業も例として示してお ります。 今後も、個人としての尊厳を重んじ、総合的・体系的な人権教育を全学校園において進め てまいります。 担当 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当 電話:06-6208-9185
番 号 【4】2(1)(2)(3) 項 目 この間の学校選択制の利用実績を明らかにされたい。また、大阪北部地震、台風21 号の災害において、通学路の問題がおこった。通学路は保護者の責任とあるが、災害時 においての子どもの安全は、保護者だけの責任では済まない。また、学校選択制は、差 別選別や学校間格差の拡大につながる。学校選択制を廃止し、適正就学委員会の責任 と役割を堅持されたい。学校選択制を実施して以降、次の諸点に関して見解を示され たい。 (1)学力向上と学校間格差について (2)通学距離が遠くなることに伴う安全性(見守り・災害)について (3)地域と学校のつながりの希薄化について (回答) 教育委員会では、平成 24(2012)年 10 月に大阪の教育の向上、充実を図り、教育の振興 を推進し、子どもたちの最善の利益を図るために、子どもや保護者の意向に応えていく必要 があるため、学校選択制の制度化と指定外就学の基準の拡大を方向性とする「就学制度の改 善について」の方針を策定しました。 その方針を受け、学校選択制や指定校変更の基準の拡大という就学制度の改善について は、各区長が制度の利用者である子どもや保護者、地域団体代表者等の区民及び区内の学校 長の意見を丁寧にお聴きした上で検討を行い、区の実情や区民の意向に即した区の就学制 度改善の方針案を策定し、教育委員会会議に諮り、議決を経て、各区の方針を決定しており ます。 平成 26(2014)年度入学者以降、各区で順次導入を進め、平成 31(2019)年度入学者よ り、生野区西部地域を除く全ての区で導入する予定となっています。これにより、保護者や 児童生徒が学校を選択できる機会を設けるという、制度の趣旨を果たすものと考えており ます。 学校選択制の利用実績としては、平成 30(2018)年度入学者において、学校選択制を利 用して通学区域外の学校を選択した児童生徒は 6.2%となっています。また、希望調査票の 提出率は 7 割を超えている(77.4%)状況です。 今後の制度の検証については、学校選択制により通学区域外の小学校に入学した児童が 中学校に進学する際の活用状況等も踏まえ、進めていく必要があると考えています。経年的 に保護者アンケートを実施するなど、教育委員会と区役所が緊密に連携して実態把握に努 めるとともに、既に検証を行った他都市等の事例を調査するなど、検証手法について検討を 進めていきたいと考えております。 (1) 学力向上と学校間格差について 保護者が学校選択を行うにあたっては、各学校の取組・特色などの情報や通学上の安全面 等を正しくご理解いただく必要があるとの観点から、「学校案内」を作成して対象となる保 護者に配付するだけでなく、「学校説明会」や「学校公開」、あるいは学校ホームページを通
じた情報発信に努めているところです。 また、各学校の学力向上に向けて、平成 29(2017)年 3 月に改訂しました「大阪市教育 振興基本計画」に則り、学力向上に向け、「大阪市小学校学力経年調査に基づく学習支援事 業」、「学校力UPベース事業(習熟度別少人数授業など個に応じた指導の充実)」「学校力U P支援事業」「主体的・対話的で深い学びの推進プロジェクト事業」「英語イノベーション事 業」「学校教育ICT活用事業」等に取り組んでおります。 (2) 通学距離が遠くなることに伴う安全性(見守り・災害)について 保護者が学校選択を行うにあたっては、各学校の取組・特色などの情報や通学上の安全面 等を正しくご理解いただく必要があるとの観点から、「学校案内」を作成して対象となる保 護者に配付するだけでなく、「学校説明会」や「学校公開」、あるいは学校ホームページを通 じた情報発信に努めているところです。 また、設定された通学路の点検を行っていくことを学校に指示するとともに、大阪市交通 安全プログラムに則って、各行政区単位で区長マネジメントのもと、通学路の安全について 関係諸機関と連携しながらその対策を行っています。 (3)地域と学校のつながりの希薄化について 平成 24(2012)年度に学校選択制導入にあたって地域、保護者、PTA等で実施された 熟議では、学校と地域との関係性について、どのように整合性をとるのか、また従来の通学 区域を越えたところで学校と地域の整合性をどのような形で進めていくのかについて、各 区で具体的に議論し検討することとしています。 学校選択制の各区での導入にあたっては、各区長が制度の利用者である子どもや保護者 のほか、地域団体代表者や区内の学校長の意見を丁寧にお聴きした上で検討を行い、区の実 情や区民の意向に即した区の就学制度改善の方針案を策定しています。 教育委員会としても、保護者アンケート結果等、区での検討に役立つ情報の提供に努めて おります。 担当 教育委員会事務局 総務部 学事課 電話:06-6208-9114 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当(学力) 電話:06-6208-9039 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当(生活指導) 電話:06-6208-9174
番 号 【4】2(4) 項 目 この間の学校選択制の利用実績を明らかにされたい。また、大阪北部地震、台風21 号の災害において、通学路の問題がおこった。通学路は保護者の責任とあるが、災害時 においての子どもの安全は、保護者だけの責任では済まない。また、学校選択制は、差 別選別や学校間格差の拡大につながる。学校選択制を廃止し、適正就学委員会の責任 と役割を堅持されたい。学校選択制を実施して以降、次の諸点に関して見解を示され たい (4)同和問題について (回答) 平成 27(2015)年度に実施された「大阪市市民意識調査」において住居を選ぶ際に「同和 地区の地域内」を「避けると思う」「どちらかといえば避けると思う」と回答した人の割合 54%でした。また、「小学校区が同和地区と同じ区域になる」を「避けると思う」「どちらか といえば避けると思う」と回答した人の割合は 44.9%でした。入居時や宅地建物の取引に おいて、「ここは同和地区を含む校区ですか」「同和地区内の物件ですか」といった部落差別 につながる内容の問い合わせが依然として行われています。これらの差別的言動は断固と して許せない行為であり、部落差別の解消に向けた取組を一層進めていかなければなりま せん。今後も、部落差別の解消に向け、教育・啓発に努めてまいります。 担当 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当 電話:06-6208-9185
番 号 【4】3 項 目 「大阪市子どもの生活に関する実態調査」などからも、子どもの貧困と学力格差に は明確な相関関係があると言われ、学校の先生は多忙のなか、厳しい状況にある子ど もたちに向き合っている。学力テスト等の結果を教員のボーナスや学校予算に反映さ せることは、学校・教員の序列化をうみ、それが子どもたちを追いつめることになりか ねないと考える。また教職員が赴任する際に、同和地区や大規模の公営住宅を校区に もつ学校を忌避したり、差別意識を惹起させることにつながりかねない。大阪市の見 解を明らかにされたい。 (回答) 「大阪市こどもの貧困対策推進計画」に基づき、全国学力・学習状況調査、大阪市小学校 学力経年調査等において、継続して学力等の課題を有する小学校・中学校に対し、「学校力 UPコラボレーター」を配置し、個々の学校の課題に応じた多面的・総合的な支援を行うこ とで、学力等の課題解決をめざしているところです。 なお、校長経営戦略支援予算については、今後、開催する総合教育会議で議論する予定で ございます。 総合教育会議において提案されました評価制度案では、全国学力・学習状況調査等の結果 だけでなく、子どもの安心・安全などの他の要素も加味し、総合的に評価するとされており ます。総合教育会議での議論も踏まえ課題整理を行い、より公平・公正で客観的な新しい人 事給与制度を構築してまいりたいと考えています。 担当 教育委員会事務局 教務部 教職員人事担当(資質向上) 電話:06-6208-9028 教育委員会事務局 教務部 教職員給与・厚生担当(制度) 電話:06-6208-9131 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当(学力向上) 電話:06-6208-9039 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当(業務調整) 電話:06-6208-9172
番 号 【4】4(1) 項 目 最近、大阪市の小学校、中学校において不登校数(小学校 15 年 608 件、16 年 742 件、 17 年 817 件/中学校 15 年 2497 件、16 年 2649 件、17 年 2680 件)、いじめ認知件数(小 学校 15 年 4572 件、16 年 9125 件、17 年 16628 件/中学校 15 年 894 件、16 年 869 件、18 年 1224 件)が増加しているが、その原因と背景の分析を明らかにされたい。 (回答) 不登校については、取り巻く環境によってはどの児童生徒にも起こり得ることとして捉える 必要があり、その原因や背景が多様・複雑であることから、教育の観点のみで捉えて対応する ことが困難な場合があります。一方で、児童生徒に対して教育が果たす役割が大きいことから、 学校や教育関係者が一層充実した指導や家庭への働き掛け等を行うとともに、学校への支援体 制や関係機関との連携協力等のネットワークによる支援等を図ることが必要であると考えて います。また、不登校という状況が継続し、結果として十分な支援が受けられない状況が継続 することは、自己肯定感の低下を招くなど、本人の進路や社会的支援のために望ましいことで はないことから、支援を行う重要性について学校が十分に認識する必要があると考えていま す。 文部科学省の児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査では、小学校 においては、家庭にかかる状況によるものが最も多く、次いで、友人関係をめぐる問題が多い 状況です。中学校においても、家庭にかかる状況によるものが最も多く、次いで、友人関係を めぐる問題が多い状況ですが、次いで学業の不振の数値が小学校と比較しても大きく増加して いる傾向があり、本市の調査に結果についても、国の結果と同様の傾向がみられています。 担当 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当(生活指導) 電話:06-6208-9174
番 号 【4】4(2) 項目 不登校対策として、教育委員会と子ども青少年局、区役所において取り組まれている が、不登校の子どもを中心にした横の連携の在り方について示されたい。 (回答) 不登校の児童生徒に対して、学校・家庭・社会が不登校児童生徒に寄り添い共感的理解と受 容の姿勢を持つことが、児童生徒の自己肯定感を高めるためにも重要であることから、周囲の 大人との信頼関係を構築していく過程が社会性や人間性の伸長につながり、結果として児童生 徒の社会的自立につながると考えています。 教育委員会としては、不登校対策として、関係諸機関との連携を図るなど、子どもたちを取 り巻く環境の改善に向け、社会福祉の視点を持った働きかけについて学校園への助言を行う、 社会福祉士等の資格を有するスクールソーシャルワーカーを拠点となる中学校に配置し、各学 校園の支援を行っています。 また、不登校の要因は様々であることから、生活指導サポートセンターにおいても不登校児 童生徒への効果的な取組について、あらゆる角度から検証を行うとともに、不登校児童生徒の 原籍校以外での学ぶ場である不登校特例校の設置やフリースクールのあり方についても研究を 進めています。 担当 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当(生活指導) 電話:06-6208-9174
番 号 【4】4(3) 項 目 2019 年までに国の配置基準を満たす 22 名のスクールソーシャルワーカーの人材確 保と質の確保について現状と計画を示されたい。引き続き、必要としている学校等へ の周知を徹底されたい。 (回答) 教育委員会では、学校園だけでは対応が困難な課題に対して、関係諸機関との連携を図る など、子どもたちを取り巻く環境の改善に向け、社会福祉の視点を持った働きかけについて 学校園への助言を行う、社会福祉士等の資格を有するスクールソーシャルワーカー(以下S SW)を拠点となる中学校に配置しております。 各学校園では、SSWの助言により、関係諸機関、特に福祉関係とのネットワークを活用 するなど、多様な支援方法を用いて、課題解決への対応を図っております。 SSWの配置人数について、国の配置基準では平成 31(2019)年までに全中学校区に週 1 回 3 時間の配置を行うこととされております。 平成 30(2018)年度につきましても 10 名のSSWを配置し、各学校園からの要請に応じ て速やかに派遣し、支援に努めております。 さらに、今年度より新たに子どもの貧困対策関連事業として「こどもサポートネット事 業」を立ち上げ、モデル区(7 区)に 8 名のSSWを新たに配置し、事業区役所と学校が連 携しながらこどもと子育て世帯を総合的に支援しています。また、区としてもSSW事業を 実施している区が7区あり、9 名のSSWを配置していることから、本市 130 中学校におい ても、国の配置基準を満たす 22 名を超え、27 名の人材を確保することができています。今 後もSSWの人材確保と育成の充実に向けて、そのあり方について引き続き検討してまい ります。 また、学校へは学期に 1 回「SSWの派遣について」の通知を行うとともに、「スクール ソーシャルワーカー活用の手引」を送付し周知に努めております。 担当 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当(生活指導) 電話:06-6208-9174
番 号 【4】4(4) 項目 大阪においては、全国と比べて高校中退率が高い。「子どもの生活に関する実態調査」 において、困窮度が高まるにつれ、『中学校卒業』と『高等学校中途退学』の割合が高く なっていることが明らかになった。また行政データを活用した被差別部落の実態調査 (2014)では、高校中退率に大きな格差が生じている。高校中退防止するための、今後 の具体策について明らかにされたい。 (回答) 本市高等学校における中途退学防止に向けた取組みでは、中学生が希望に応じた学校や学科 を選択できるよう、オープンキャンパス・体験入学をはじめ、中学校やPTAとの連携による 学校説明会への参加、ホームページの充実などの広報活動に努めています。高等学校入学後は、 高校生活へのスムーズな移行を支援するため、新入生オリエンテーションを実施するとともに、 学び直しの授業により、学力の補完を行っている学校もあります。また、スクールカウンセラ ーの活用をはじめとする校内相談体制の確立に加え、インターンシップの実施、大学との連携 など進路指導等の充実にも努めています。さらに、生徒の学習ニーズを踏まえた多様な選択科 目を設置するなど、引き続き学びやすい環境を整備することで中途退学の未然防止に努めてま いります。 担当 教育委員会事務局 指導部 高等学校教育担当 電話:06−6208−9189
番 号 【4】5(1) 項 目 「子どもの生活に関する実態調査(子ども・保護者調査)」をふまえて、2018年 度から「こどもの貧困対策推進計画(5年間)」が策定された。子どもの貧困は社会全 体の課題であることから、学校、地域が果たす役割について見解を示されるとともに、 各地で子どもの貧困問題に取り組んでいる活動への支援を充実されたい。 (回答) 本市では、こどもたちの未来が生まれ育った環境によって左右されることなく、自分の 可能性を追求できる社会の実現をめざし、行政が的確な施策を行うため、現状を把握する 必要があることから平成 28(2016)年 6 月 27 日から 7 月 14 日にかけて、子どもの生活に 関する実態調査を行い、その分析結果をふまえて、平成 30(2018)年 3 月に、平成 30(2018) 年度から平成 34(2022)年度の 5 年間を計画期間とする「大阪市こどもの貧困対策推進計 画」を策定しました。 平成 30(2018)年度は、「大阪市こどもの貧困対策推進計画」に基づき、各区・各局に おいて、こどもの貧困対策関連事業に取り組み、「大阪市こどもの貧困対策推進計画」に定 めた 28 の指標の数値変化により、各区・各局におけるこどもの貧困対策関連事業の取り 組み効果を検証し、必要に応じて見直しや改善を図ります。 また、「大阪市こどもの貧困対策推進本部会議」において、「大阪市こどもの貧困対策推進 計画」の進捗状況の確認を行い、こどもと子育て家庭を社会全体で支える取り組みを進める ことに努めます。 こどもの貧困対策を推進するためには、行政だけではなく、社会全体で取り組むことが重 要であり、地域の役割は非常に大きいと考えます。 「大阪市こどもの貧困対策推進計画」に基づき、全国学力・学習状況調査、大阪市小学校 学力経年調査等において、継続して学力等の課題を有する小学校・中学校に対し、「学校力 UPコラボレーター」を配置し、個々の学校の課題に応じた多面的・総合的な支援を行うこ とで、学力等の課題解決をめざしてまいります。 担当 こども青少年局 企画部 経理・企画課 電話:06−6208−8153 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当(学力向上) 電話:06−6208−9039 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当(生活指導) 電話:06−6208−9174
番 号 【4】5(2) 項 目 家庭や学校に居場所がない子どもや若者が安心でき、ありのままの自らを理解し、受け 入れる居場所づくりは重要である。特に、「満足に食事をとれない」ことや「孤食」を防 ぎ、子どもの居場所となる「こども食堂」「学習支援」「保護者の居場所やネットワーク」 の取り組みに対し積極的な支援を行われたい。また学校や保育所など公的機関との連携に ついても支援を行われたい。 (回答) こどもの貧困などの課題解決に取り組む団体や市民が、市内各地域において、こどもの居場 所(以下「こども食堂等」という。)を開設し食事提供や学習支援等に取り組んでいます。平成 30(2018)年度より、このような活動を社会全体で支援し、地域でこどもを育む機運の醸成を 図るために、企業や社会福祉施設等が参加する「こども支援ネットワーク」を構築しています。 「こども支援ネットワーク」では、大阪市が主体となって大阪市社会福祉協議会と連携し、 こどもの貧困対策や活動の情報交換をはじめ、企業からの申出による物資等を社会福祉施設を 通じてこども食堂等へ提供し、社会福祉施設からはこども食堂への助言や相談対応を行ってお ります。また、ネットワークに企業が参加することによって、こどもの職業体験やこどもの居 場所での社員のボランティア活動などが期待されるため、企業の協力を得て、こどもたちに働 くことの大切さを伝え、貧困の連鎖を断ち切ることにつながるよう取り組みを進めています。 担当 こども青少年局 企画部 経理・企画課 電話:06-6208-8153 こども青少年局 保育施策部 保育所運営課(運営) 電話:06-6208-8121 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当(生活指導) 電話:06-6208-9174
番 号 【4】6 項 目 子どもの貧困問題や、格差が拡大している社会の現状をふまえ、進路選択支援事業 の実績を明らかにされたい。また、現在政府で検討されている大学の授業料の無償化 が決まった場合、大阪市では所管をどこに設置するのか、明らかにされたい。引き続 き、所得制限などをもうけることなく全ての学生が対象となるような給付型奨学金の 創設を国にはたらきかけをおこなわれたい。 (回答) 進路選択支援事業では、奨学金制度説明会・相談会(大学等進学者向け4回、高等学校等 進学者向け 24 回、大学進学者向け個別相談会 2 回)を開催するほか、教員OB嘱託職員を 配置して、電話相談・窓口相談を実施しています。また、奨学金パンフレット等の作成や、 市ホームページに主な奨学金等支援制度の概要を掲載し、保護者・生徒に幅広く制度の周知 を図っています。今後とも、進学を希望する子どもたちが経済的な理由により進学を断念す ることがないよう、奨学金の積極的活用を図るため、日本学生支援機構や大阪府育英会奨学 金のほか、母子父子寡婦福祉資金(修学資金・就学支度資金)や生活福祉資金(教育支援資 金)などの無利子貸付についての情報提供及び各種奨学金の相談に応じ、助言を行い、自ら の能力や適性等にあった進路を主体的に選択できるように支援を行ってまいります。 大阪市では、経済的な理由により高等学校、中等教育学校の後期課程又は高等専門学校で の修学が困難な生徒に対して、入学又は学校教育に要した費用(授業料は除く)に充てるよ う、給付型の「大阪市奨学費」を支給しています。 大学生等に対する奨学金については、住民税非課税世帯で一定の学力、資質要件を満たす 学生を対象に、平成 29(2017)年度から日本学生支援機構において給付型奨学金が創設さ れました。大阪市では、指定都市教育委員・教育長協議会を通じて、対象者の拡大、給付の 増額等、一層の事業の充実を国に対して要望しています。 担当 教育委員会事務局 学校経営管理センター 事務管理担当 電話:06‐6115-7641
番 号 【4】7 項 目 大阪人権博物館(リバティおおさか)は 1985 年の開館以来、日本で唯一の人権に 関する総合博物館として社会的役割を果たしてきました。人権に関わる存在意義と社 会的役割は大阪をはじめ国際的にも関心を集めている。「障害者差別解消法」「ヘイト スピ―チ解消法」「部落差別解消推進法」の差別解消三法や差別の現実を学ぶ場とし ても有意義である。大阪市教育委員会として各学校に大阪人権博物館を推奨し、積極 的に活用されたい。 (回答) 大阪人権博物館は、開館以来、人権にかかわる関係資料・文化財を収集し、広く一般に公 開することによって人権意識の高揚と啓発を行ってこられました。また、学校教育にかかわ っても、見学学習会および講話、ワークショップなど参加体験型の研修を行うなど、教職員 の人権教育研修の場として活用してきております。各学校園におきましても、校外学習、社 会見学等で訪問しているところもあります。大阪人権博物館の総合展示では、命をテーマに したものや、個別的な人権課題、新たな人権関連法、いじめなどの教育における今日的課題 も展示されており、教育委員会としまして、人権尊重の理念を学ぶ場として有益であると認 識しております。 今後も、各学校園に対して大阪人権博物館の活用を促し、人権教育の深化・充実に努め てまいります。 担当 教育委員会事務局 指導部 教育活動支援担当 電話:06-6208-9185