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第二期中期目標「国際化」の実現と「国際教育カリキュラム」開発研究の推進を

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Academic year: 2021

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 平成21年3月に本学第二期中期目標・中期計画が発表された。その中で国際化に関する中期目標として,「国際 的な学術交流,学生交流及び開発途上国への教育支援を推進し,国際社会に貢献する。」と示され,中期計画として, 「国際学術交流協定校等とのセミナー,シンポジウム,共同研究等を積極的に実施する。」,「留学生の受入体制を充 実し,修学環境を整備するとともに,教職員の国際化推進のための研修を積極的に実施する。」,「教員教育国際協力 センターの充実を図り,JICA 等と提携協力し,開発途上国での教育支援を積極的に推進する。」と示された。  このことは,文部科学大臣の私的懇談会である「国際教育協力懇談会」の第3回報告(平成18年8月)「大学発 知の ODA 〜知的国際貢献に向けて〜」で示された「国際社会における責務を果たし,開発途上国の様々な課題を より効果的に解決するために,大学をはじめ我が国が有する「知」を活かした国際協力を推進する」という考え方 に沿うものといえる。また本報告の中の「我が国の大学が有する「知」の活用」において,1.大学の知を活用する 意義・大学が担う役割,2.取組を期待する環境整備の方策,の観点から具体的な提案がなされている。この中で大 学の役割として教育,研究,社会貢献を明確に示し,国際開発協力への参画を通しての社会貢献とともに教育研究 の実践フィールドの拡大への期待等が述べられている。また大学が担うべき役割について,個々の大学の努力に加え, 援助機関,政府関係機関等関係者が一体になった「知的コミュニティ」構築による対応が重要であるとしている。 また環境整備に関しては,情報共有・意見交換の場の整備,知的ネットワークの形成,プロジェクト・コーディネー ターの育成・確保とともに,援助リソース,競争的研究資金,基盤的資金等々情報,人的,物的,資金など条件整 備の重要さが指摘されている。  こうした国際教育協力懇談会報告の中で大学に期待された役割を本学としてどのように展開するかを明確にした ものが,前述の第二期中期目標・中期計画として示されたものといえる。すなわち,これまでの本学の多様で豊富 な国際教育協力の経験を振り返りながら,さらにその成果を積み上げるとともに,その効率化を図ることが重要で ある。またそれらの経験を活かして,大学としての教育,研究そして社会貢献のフィールドを確保し広げる努力を していく必要がある。そしてこうした国際教育の積み上げが本学の使命である教員養成と教員の力量向上に役立ち, 国際化への視野の拡大につなげていくことが重要である。そのためにも私どもセンターでは平成20年度からの3か 年間で,本学学部,院学生はもとより広く市民の国際化に資する「国際教育カリキュラム」策定のための基礎資料 の収集・分析,実施・評価,提案・発信を目指しているところである。  この「国際教育カリキュラム」策定のための基礎資料の収集・分析の観点からも,私どもの教員教育国際協力セ ンター紀要「国際教育協力研究」は重要な知見として重視している。本第4号までに投稿いただいた皆様に感謝す るとともに,今後とも積極的なご提言をいただきたいと切に望んでいる。  さらに文末になったが,平成21年3月には,私どもセンターの平成17年度〜20年度(4か年)の事業につい て学内外の委員の方々から評価とご意見をいただいた。これまでのセンター事業の見直しとともに今後の事業運営 に十分活かしていきたいと考えている。関係の皆様方に心より感謝申しあげるところである。 (平成21年3月)

第二期中期目標「国際化」の実現と「国際教育カリキュラム」開発研究の推進を

鳴門教育大学教員教育国際協力センター 所 長  

服 部 勝 憲

巻 頭 言

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