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分散オフセット方式による直接水冷電力ケーブルの熱伸縮吸収

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(1)

分散オフセット方式による直接水冷電力ケーブル

の熟伸

吸収

Absorptionof

ThermalExpansion

of

Direct

Water-COOled

Power

Cables

with

Multiple

Offsets

電力ケーブルの外部直接水冷は,既に実用化の段階に入ってきているが,この方 式を適用した場合,運転・停止の際の電力ケーブルの温度変化幅が大きく,ケーブ

ル重量も浮力により見掛け上軽くなるため,オフセット(ケーブルの負荷変動に伴う

熱伸縮を吸収させるため,ケーブルにたるみを設けたもの)部への熟伸縮量が増大する0

この熟伸縮量を吸収する一方法として,分散オフセット方式を考案しオフセット 部の伸縮実験を行なった。その結果,オフセット中央部に直線部を設けると,オフ セット部アルミシースのひずみを減少させることができ,オフセット幅を従来の半 分に縮小可能であることが確認できた。 n

言 ケーブルの大容量化に対処するために,外部直毒薬水冷が行 なわれているが,非冷却時に比べ2倍程度の送電容量がとれ るため,地中送電線の増容量対策として,昭和53年に関西電 力珠式会社信貴敷津線で実用化されている。 一方,中部電力株式会社でも,275kV系統の送電方式とし

て1×2,500mm20FケーブルのFRP(ガラス繊維強化プラスチ

ック)パイプ内直接水冷線路を計画しており,最終容量1,100 MVA3回線を目標に昭和60年ごろの導入へ向け,現在洞道建

設を進めている。そのルートの一部(約2.3km間)は道路幅が

狭いため,シールド工法により洞道の建設を行なうが,この シールド部分でケーブルの接続及び熟伸縮吸収用マンホール を設けることは相当に困難である。 「A ④,⑥,⑥相 ⑧,⑨.㊦相

五味善昭*

海老沢 昇**

鈴木伸孝**

林田

克哉***

斉藤哲夫***

G()れg yO5んよαんよ Eムgβαぴα 〃0ムor以 5伽之W鬼才 八bム以∼αたα 肋yα5ゐよ血 助士5叫yα Sα言古∂ Tef5以0 今回建設予定のシールド洞道は円形の断面であり,通常の 角形断面よりも余裕がある。この余裕を利用して,ケーブル の熟伸縮を短区間ごとに′トさなオフセットに分散吸収させ,マ ンホールを省略する布設方式を考案し,実サイズケーブルに ょる実験を行なった結果,分散オフセット方式の実用性を確 認することができた。以下にこの検討結果とこれを基にした 実布設設計について報告する。 日

外部直接水冷布設の分散オフセット方式

電力ケーブルの外部直接冷却方式は,ケーブルを水冷管内 に布設し冷却水を循環するものであるが,管内のケーブルは 負荷電流の変動に応じて熟伸縮を生じ,この熱伸縮を水冷管 ⊂) ⊂) の N -(ゝ ⑧,⑳,㊦相 ④,⑥,⑤相 一一一■■ 通路 ⑨.⑪,①相 +A, オフセッ ケーブル部 パイプ (¢250) ⊂〉 く) ∞ N -(ゝ 一拉 ト支持架台 分散オフセット リターンパイプ オフセットパイプ (¢350) ケーブル 棚 A-A′矢視 く:〉 lェ) N てゝ ⊂) の (Y) 1ゝ オフセットパイプ形状図 滑落防止装置 取付スペース 図lシールド洞道内レイ アウト 3回線布設を考え て.オフセットパイプ直径を350 mmとL,通路スペースを確保す ると,ケーブルオフセット幅は 500mm以下にする必要がある。 *中部電力株式会社工務計画部 **日立電線株式会社研究所 ***日立電線株式会社日高工場

(2)

678 日立評論 VOL.6t No.9=979-9) 内で吸収する必要があるため,ある間隔ごとにケーブルを湾 曲してオフセットをとっている。しかし,二つのオフセット 間の間隔が長くなるとオフセットに集中してくるケーブルの 伸縮が大きくなって大きなオフセットが必要となるため,マ ンホールも大形のものが必要になる。 大形マンホールは立地上,工事上多くの制約がある。これ に対し比較的短い間隔に小さなオフセットを設け,熟伸縮を 分散させて吸収しようとするのが分散オフセット方式の考え である。図1にシールド洞道内の水冷管とオフセットの配置 概要を示す。水冷管には,ケーブル地絡時の異常に対しても

強度の優れたFRP管を用い,オフセット部は一般部(直径250

mⅦ)よりも大きな径のパイプ(直径350m皿)を用いている。オ フセットパイプ内には棚を設け,ケーブルが管中央に位置す るようにして伸縮吸収によるオフセット幅方向移動を最大に とれるようにしている。なお,布設ルート中には若干の傾斜 部があるので,ケーブルのずり落ちを防ぐためオフセットパ イフロ内には滑落防止装置を取り付けられる構造にしている。 田

オフセット挙動理論

3.1 ロール支持の一舟受解 オフセットは,円弧が連接するように成形される。図2は

オフセット部の解析モデルを示したもので,点⑳を中心とす

る左右対称形であり伸縮量mはオフセット片側で吸収する量

である。オフセット端の直線長り。-J。)に比べて仇が無視で

きない場合もあるので,J4は初期値とmの和で与える。同図 のオフセット形状を支点ごとの7区間に分解し,各支点での たわみ量と回転角が]尭界条件になる。 垂直力鴨及びⅤは,オフセット中央部の支持条件によって

二つの意味をもつ。点⑧の垂直力陥は中央部に支持するもの

がなく幅方向移動が自由の場合で,ケーブルと支持台の摩擦

力として与える。そのため,未知数札∼凡,点⑧のモーメン

ト〟1及び反抗力Fの解は13個の連立方程式から決まる。点⑳

の垂直力Ⅴは,中央部支持の場合で摩擦力の影響を無視する

が(1)式が加わるので14個の連立になる。〟1,ダ及びⅤ,Ⅴ。が

与えられると,オフセット各部のモーメント〟0が求まる。こ

のときケーブルシース軸方向の曲げひずみは,(2)式によって

表わされる。 2V

ぴβ=忘甘 ̄

〟。

亡0=盲ナ叩

イ1)

イ2)

甲:アルミシースの形状係数で,コルゲートを施すアルミシー

スの場合は0.7∼1.1が一般的であるが,外径,シース厚さ

及び波高さが増すと大きくなり,今回のものは1.5である。 3.2 固定端末とした特別解

ロール部を固定すなわち点④∼⑥間ではケーブル変形がな

く,オフセット曲率半径及びケーブル屈曲部と直線部の曲げ

剛性を等しくおき摩擦力を無視すると,点④⑥のシースひず

み亡A,亡c,中央部の幅方向移動量びβ及び反抗力Fは(3ト(6)式

となる。 αα+J5 モカ= ec= ≠ αα+J4 ≠ 丘1γ甲m

・…・(3)

た1γ甲m

…‥==‥・‥‥・……‥…=…‥…・(4)

ぴβ=諾〔ん仙4+如αα(糾脚+2αSinα{αα(ん

十山2仙〕一旦三㌣2αα+い′5)=‥…・‥=…(5)

F= 2αα+J。十J5 2α≠

E∫れ…t‥……‥……‥・…‥=‥‥‥(6)

ここで ≠,鬼1∼た5はオフセット形状によって決まる定数 3.3 管路内の変形 これまでのロール支持は,オフセット実験のための端末条 件で,実線路では,管路又はトラフの出口たオフセットを設 ける。 したがって,管路内及びトラフ内でもケーブルの変形は可 能である。このとき管路内ケーブルの幅方向移動は,ケーブ ル防食層と管路を含めた見掛けの弾性係数E5によって拘束さ れるとし,その挙動は弾性床上の梁理論に従うとすると,そ

の一般角賀7)式が管路内の変形曲線を示す。

ぴ=e郎ズ(か1COSβ5∬+か2Sinβ5∬)+e

+β4Sinβ5∬)‥……・……‥‥‥……一

ここで か1∼β。:積分定数 βs= Eざ 4EJ′ 管路内でのぴの減衰は大きく, 郎ズ(β3COSβs∬

・…・‥‥…・…・‥(7)

この実験では管路端から内へ 2mほどで0になるためβ1=β2=0とする。オフセット幅方

向移動自由,Ⅴ=鴨=0での点④⑥のシースひずみは(8),(9)

式となる。 とした(3), 亡Aこ= ec= 8 尺2尺3月4 エ J5 J5 yo る 2l/7 P5

C炉C

8 β 〝王 尺1

㌦⊥〟

P2 P。P。 α 白 m

E(己GH

∼1 リ2

(抄

J3 /4 ここでβsを無限大とすれば, (4)式と同じになる。 β5(αα十J5) ≠' た1γ甲m 1十β5(αα十J。) ≠′ んlγ甲m ロール部を固定端末

‥‥……‥‥……(8)

‥=……‥‥…=イ9)

注:略語説明 hJ2,ね,Jヰ(ロール支持間隔) J5(オフセット中央部の直線長さ) 氏,占(オフセット部の曲率半径) α(曲率半径の円弧角) P2,P3,P▲l(ロール支持部のばね定数) P5(オフセット中央部を固定したときのばね定数) β(オフセット幅) エ(オフセット長さ) m(オフセット片側からの伸縮童) F(伸絹量汀∼に相当する軸力) 批,月2,月3,月バロール支持部の反力) i/(オフセット中央固定部の反力) 図2 実験解析モデルと記号説明 美希設では㊧∼⑲間は管路内となり,二のときのケーブル変形は弾 性床上の梁理論で表わLた。

(3)

10 FRP(ガラス繊維強化プラスチック)支持板 ガイドロール 伸縮機 ロードセル 12 ガイドロール 12 ′Jノ方向 ズ方向 13 16 1718 伸縮横 注:● ストレインゲージ取付位置 ◎ 挙動測定位置①②③ (a)2L=7m,β=600mm,ロール支持 (b)2L=7m,β=600mm,管路支持 図3 オフセット実験の概要 実際のケーブルは,オフセットパイプ内に収まるが.実験では支持棚だ けを模擬している。 中 央 部 一0.1 さミ 穂

篭wo・2

-0.3 -0.4

オフセット部一斗一口ール部

1 2 3(m) オフセット中心から右側 オフセット中心から左側 中 央 部 0オフセット中心から右側 ● オフセット中心から左側

オフセット部十日一ル那

1 2 3(m) Okgf 50kgf 一/V巾=100kgf

一〆50kgf hOkgf -L固定支持 ) -0.1 穂 や、 こ) ・rO,2 ・-・、0.3 Okg† 50kg† 固定支持 100kgf (a)円=400mm 注:2上二7,000mm,椚=15mmのとき.-・・・・・・・・は計算胤 0●は実験値 図4 ロール支持におけるシースひずみ分・布(幅方向移動自由) オフセット中央部のひずみが, ロール部側のひずみよりも大きく発生している。なお,V。は支持台との摩擦力の大きさを示す。 二こで ≠′はオフセット形状及びβ∫によって決まる定数オフセット実験 4.1 実験方法 オフセットとしては,シ叩ルト断面内に無王嬰なく収まり, かつアルミシースひずみがf汗容値(0.3%)内であることを要 する。実験は図3に示す装置を使い,オフセット良さ,幅及 びq ̄ト央直線部の長さを柾々変えるとともに,オフセット両端 支持部の管路の有無につし、ても実施し,各部のひずみその他 の挙動を測定した。なおケmプルは,実際に布設予定の275kV ケーブルでは拉大サイズの2,500皿m2を使用した。 4.2 実験結果 (1)ひずみ 実験の結果は,当初予想していたオフセット部ひずみ分布 と異なったため,漸次形二伏を変えて進める結果となった。ロ ール支持でのオフセット帽格動自由条件のひずみ測定結果を 図4に示す。可 ̄-央部に直線部がない場イナには,ロール支持側 佃りに比べて,【1+火部側曲りのひずみのほうが大きく発生L (b)†才=600mm t/(〕=100kgf ・-50kgf lhOkgf L-▲固定支持 ている。ニれは,管路で支持した場合(後述の図7(a))でも同 様であった。計算値は,ロール支持点の変形を考慮したこの 群論値を示したもので,ケーブル自重を貴ける架子iとケ【ブ ル仰の摩擦力抗=50kgf柑当のひずみ分布が実測値に類似す ることが分かる。また,計算に用いた支持部のばね定数Pは、 ケーブルを径方l石=二圧縮したときの変形量と荷重の関係から, 実験によって200kgf/mmとした。この結米のように,ロrルに よる端末支持は理論解析上の完全な固定ではないことが分か る。図5はロールによる支持をばね支持と考えたときと,ンこ 全国克とイ反左したときの計算比をホLたもので,ひずみはオ フセット中で一拉大ひずみの発生する中央部で6∼15%,ロー ルニ支持側は20∼40%小さくなり,実験結果を裏付けている。 なお,ロール支持「白川笥カヾ大きいほどひずみの低】1ご辛が大きい が,二れは支持点のケーブルが,より傾きやすくなるためと し、える。 幅 ̄方向移動量紺〟については,Pが50∼200kgf/mInでは5∼ 10%の増加になることが分かる。オフセット端が管路になっ ている場でナのシースひずみ分布を図6に示す。計算に川いた

(4)

680 日立評論 VOL.61No.9(1979-9)

華T+串β

P P P 2 0 (8 (0 4 2 --・-. 〇 〇 〇 〇

ミUり【ご〕崩甫替ぜ拇埋b嘩碕鞍〇

P P P 圭3'3 ■ 3i 2エ J3■t ̄3▼'「3 ̄l J J 0 10 びJ) 50(ぴβ)ノ=0 P==20〇k良一/mm p二200kgりmm.オフセット中央 亡 5bl占g-(亡C)′=0 Pニ200kgf/mm トル支持点 注:-・・は2エ=7,000mm,β=600mm,m 5(〕 三月 10(どA)J=0 実0 験 装 置 =15mm(P=0∼200) l 部 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 固定点からの長さ:g(mm) 図5 ひずみ,幅移動量に及ぼすロール支持条件 オフセット端 の支持力が弱い場合は,幅方向移動量と支持点例のひずみに大きな変化がある のが分かる。 血丁央部 京

言一0・1

!ト b -0.2 -0.3 0 一 (訳)穂恥〇

オフセツ ト部 3 2 管路内¶ 91 Vo=Okgf VD=50kg† (a〉直線詐なしの場合

 ̄苧欝

オフセット部 0 1 2 仙0.2 -0.3 5 8(m)

捗■9

Vo=50kgf 管路内 m 6 0 ● Ⅴ¢=50kgf V8=Okgf (b)直線部付の場合 注:2上=7,000mm,β=500mm,仇=15mm Vo=Okgf VD=50kgf 図6 管路支持実験値と計算値の比き餃 同じ曲げ半径のオフセット 形1犬でも.中央部に直線部を設けると,オフセット中央部側ひずみが小さくなる。 β5は,端末に軸力を受けたとき弾性床上梁に加わるモーメン トが初めて0になる長さとの関係から決めた1)。 この計算では,管路部分のひずみが0になる実験値1,500mⅡl をとったが,これはケーブルによって異なると考えられる。 計算値は実j則値とよく一致しており,管路支持の場合も架台 とケーブルの摩擦力陥を考慮したほうがより近い値となる。 オフセット中央に1mの直線部を設けた場合には,中央部 側曲りのひずみと管路口側曲りのひずみの大きさが均等に現 われている(図6(b))。図7にこの直線部長さJ5と最大ひずみ の関係を示す。直線長さが変わっても管路口側のひずみ変化 が少ない一方で,問題になる中央部のひずみは急激に低下す ることを示している。オフセット両側のひずみが等しくなる 直線部長さは約1mとなるが,実験は偶然にその長さを選定 したことになった。

(2)オフセット幅移動

オフセットは水冷管内に入れるため,幅移動の大きさもま た重要である。図8に幅方向移動量最大値とケーブル伸縮量

との関係を示す。幅移動量の計算値は,前出の(5)式で表わさ

れる。しかし,このオフセットのように,オフセット長さに 対し幅の小さい形状では,ケーブル伸縮量が小さいときは実 験値とよく合うが,伸縮量が大きくなると初期オフセット幅 に対する変化分が大きくなるため,実験値と合わなくなる。 そのときは,オフセット幅変化を考慮した吉田の式2)を使うほ うが良い。 管路条件でのオフセット幅移動は,管路口でオフセット中 央と反対向きの移動が生じたが,実質的な変化分としてその 和を図8に示した。オフセット端,又は中央に直線部がある

ときは,この理論解(5)式で補正した。中央に1mの直線付き

オフセットではおよそ10%の補正が必要である。

(3)オフセット反抗カ

ケーブル伸縮量に対するオフセット反抗力の関係を図9に 示す。実験値はF=αmO■39の関係があるのに対し,この場合の

理論式(6)はmに正比例と大きく異なっている。これは,ひずみ

及び幅方向移動量が比較的よく実験値を満足することができ 0.35 0 5 3 2 0 ∩) (UnU (訳)穂鞍b《哨 0.10 0.05 注:-オフセット中央部 -1・一管路口側

(:≡ヲ…諾時)

500 1,000 1,500 2,000 直線部長さg5(mm) β=500mm β=600mm 図7 オフセット部最大ひずみと中央直線長さの関係(L=3.500mm) オフセット部のひずみが均等化される中央部の直線長さは.約Imであることが分かる。

(5)

分散オフセット方式による直接水冷電力ケーブルの熟伸縮吸収 注:一計算値 200 ∩) 0 5 0 (∈∈)琳宙駿壁エトギト七 0 5 10 20 ケーブル伸縮量(mm) 30 β=500m汀. 管路支持 中央直線付 β=500mm ロール支持 月=800mm ロール支持 β=800mm ロール支持 図8 ケーブル伸縮量とオフセット幅移動量の関係(21=7′000 mm) 実測値は,計算値とよく合うことを示Lている。 たのに対し,ケーブル変形を理論的に扱うとき常に問題とな る弾性係数が直接関係する反抗力算出は,より複雑なものが 含まれているためのものと思われる。 田

実設計例

5.1 オフセット形状 以上の検討結果から,275kV単心2,500mm2アルミ被OFケー ブルの分散オフセット設計例について述べる。 分散オフセットを設計するに当たって検討する項目は下記 のとおりである。

(1)ケーブル伸縮量

(2)ケーブルアルミシースひずみ

(3)オフセット帽方向移動量

(4)洞道内スペース

(5)ケーブル許容曲げ半径

(6)ケーブル引入れ張力及び側圧

オフセットの基本形はアルミシースひずみが, オフセット部 全体に分散して小さくなる中央部直線付のものとし,スパン 長60m及び70mの2種で検討する。 ケーブル伸縮量の計算式及び諸定数は次のとおりである。

れ=妄(α卜宏一貰)

・(1¢)

ただし

亡>浣

ここに 肌:ケーブル伸縮量(mm) g:スパン長(mm)

α:ケーブル線膨張係数(1.67×10▲50c ̄1)

亡:日間i且度変化(350c)……夜間無負荷,星間

000 000 2 .■ 0 0 5 (芯三令婿唄 〔計算値〕 嘔5001 【実写封直〕 幅500管路支持直付き F=ら00mO▲23

/

l■■

毘、幅6。。。_ル支持

F=192mO・39 幅800ロール支持 F=135mO・39 5 10 15 30 ケープノ山中縮量(mm) 図9 オフセット反抗力(2L=7′000mm) 実験値はF=∂m乃の関係 になっている。

年間温度変化(750c)

〃:FRPパイプとの摩擦係数(0・3)

Ⅷ:ケーブル水中重量(0.025kgf/mm)

且:ケーブルヤング率(7,000kgf/mm2)

A:導体断面積(2,500mm2)

g:オフセット反抗力※1)490kgf(350c),600 kgf(750c) ケーブノ山中線量 温度変化 スパン長 日間350c 年間750c 60m 1臥2mm 35.9mm 70m 18.9mm 41.gmm 洞遥からの制限 シースひずみの制限 オフセットピッチ 4,000 0 0 0 3 (∈∈) 仙崎エ、ふ・卜七 ∩) 0 0 2 1,000 域 用 適 60m 70m ○--L ○---オフセット幅移動制限 スパン60m スパン70m 100 200 300 400 500 600 700 オフセット幅(mm) 図10 オフセット寸法関係図 アルミシースの許容ひずみは,日間伸縮 量に対して0.3%,オフセット幅移動は,年間伸縮量に対して2tOmmまでとした0 また,ケーブル許容曲げ半径は尺≧20亡〉(D:ケーブル篠)とすると,オフセット 適用域は図の斜線内となる。

(6)

682 日立評論 VOL.61No.9(t979-9)

-_屯 注:材質(S〕S304) ね 才ふ ⊂) の 一っ ぺゝ ケーブル把持具 ≡言下、

ヒ\、、

ケーブル \ \ \ 血舟_ 寸 m 1S. l▲+U LIJ 】\ 100 l /

し/

200 250

「綿+

図Ilスプリング式滑落防止装置 二の装置は・取付け作業のLやすいオフセットパイプ内の一端に設ける。 分散オフセット ケーブル固定装置

エ′≒喜

No.1マンホール No. 1 ばね定数 4kg/mmx4本 2 最大ストローク 50mm 3 自由長 200mm 4 直径8mm 5 平均径 直径40mm N82マンホー・ル 図12 分散オフセット区間と従来布設区間の境界 になるような位置でケーブルを固定する。 マンホール内へのケーブル伸縮量を,左右均衡

以上の(2ト(5)の関連について,4章の検討結果を用いて計算

したオフセット寸法関係を図川に示す。同図の中から各条件 を満足するオフセット寸法を選定すると, スパン60mの場合 スパン70mの場合 上=3,000mm 月=400mm エ=2,500mm _β=400mm があげられる。 次にこの寸法について,ケーブル引入れ張力及び側圧の面 での検討をした。引入れ時にオフセットを成形せずに直線で 管路内にケーブルを引き入れる方法は,引入れ張力が小さく

て済むが引入れ後のオフセット成形(特にスパン中央部)工法

など検討が必要である。一方,オフセットをほぼ成形した管の 中へ引き入れる場合は,側圧,引入れ張力が大きくなるので 引入れ条長に制限がある0このケーブルの側圧許容値750kgf/ m,張力許容値17,500kgfでは60mごとにオフセットがある管 路を360m引くことが可能なことが分かった。なお70mスパン の場合は引入れ力からは更に楽になるが,オフセット幅移動 量が制限を超えるため不可となる。 5・2 分散オフセット採用に当たっての留意点 (1)ケーブルずれ落ち防止装置 分散オフセット方式は,スパンを短く分割しているのでわ ※1)反抗力はオフセット幅500mⅢ,長さ3,500皿mの形状から想定した。 なお,大サイズケーブルの場合,この値が多少変化しても伸縮量 にはあまり影響しない。 ずかな温度変化でもケーブル全長が熱伸縮する。したがって, ルート中にわずかな傾斜やオフセット反抗力の不均衡があっ てもケーブルのずれ落ちが心配される。そこで,スパンの中 央を同定するか,図11に示す装置をオフセット端に取り付け てずれ落ちを防止する必要がある。 (2)分散オフセット区間と従来布設区間の境界 分散オフセット区間から従来布設区間へ移行する部分では, 図12に示すようにNo_1マンホールのオフセットへのケーブル 伸縮量を左右均衡のとれたものにする必要がある。したがっ て,No・1とNo・2マンホールのスパン長さの約÷の箇所にケー ブル固定装置を取り付けるよう留意する必要がある。 l司 結 言 シールド洞道などマンホールが設けられない洞道での外部 直接水冷ケーブルの熱伸縮対策として,分散オフセット方式 をとりあげ研究開発を行なった結果,ほぼ実用化できる見通 しが得られた。今後,この分散オフセット形布設方式が,直 接水冷方式の地中送電線路の一つの標準布設方式となって, 地中電力ケーブルの信頼性の向上に寄与することを期待する。 終わりに,この研究に当たって御指導,御援助をいただい た関係各位に対い享く御礼申しあげる。 参考文献 1)国島,ほか3名:ケーブルオフセット部のひずみ分布,昭和 54年電気学会全国大会,No.1154(昭54-4) 2)吉田:オフセット部接続箱移動量の新しい計算式,昭和43年 電気学会東京支部大会,No.237(昭43-10)

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