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妊娠および授乳後の骨密度の回復に関する縦断研究

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Academic year: 2021

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平成14年6月15日 第49巻 日本公衛誌 第6号 507

妊娠および授乳後の骨密度の回復に関する縦断研究

ヨネヤマ キョウコ 米山 京子 イケダ ジュンコ 池田 順子 目的 妊娠,授乳により低下した骨密度の回復について再妊娠,再授乳の場合も含めて縦断的観 察により検討する。 方法 妊娠初期に骨密度を測定した妊婦の中から第1子または第2子を出産した健康な産褥婦28 人を対象として,超音波法による骨密度測定を出産後最長5年まで半年に1回の頻度で追跡 し離乳後の骨密度の変化を授乳期間別,再妊娠の有無別に調べた。stiffnessを骨密度指標と した。 結果 1. 骨密度は授乳期間が0-1か月(G1群)では変化なしまたは出産後0.5-1年,2-6か月 (G2群)では出産後0.5-1.5年,8-12か月(G3群)では1人以外出産後1-4年で妊娠初期値 まで完全に回復した。平均的にはG1-G3群順に出産後0.5年,1年,1.5年でそれぞれ妊娠初 期値と有意差はみられなくなった。  2. 離乳後1年以上後に再出産した場合,再出産時の骨密度は前回出産時とほぼ同じある いはそれ以上であり,再授乳後には妊娠初期値よりさらに高くなる場合もみられた。  3. 離乳後1年以内に再出産した場合,再出産時の骨密度は前回出産時まで回復せず,再 授乳後にも授乳開始時までの回復はみられなかった。 結論 妊娠,授乳により低下した骨密度は授乳期間に応じて出産後0.5-4年で妊娠初期値まで回 復する。再妊娠,再授乳による骨密度回復への影響は,授乳期間ではなく離乳後次回出産ま での間隔であることが示唆された。 Key words : 授乳,断乳,骨密度,縦断研究,超音波骨密度測定

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