在宅で訪問看護を利用する糖尿病療養者への災害時の対策についての実情
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(2) 目次. Ⅰ. 在宅糖尿病療養者の災害に対する意識調査・・・・・・・・・・・・・・・・2 Ⅱ. 宮城県への被災地訪問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 1.被災地訪問スケジュール 2.坂総合病院視察 3.仮設住宅の見学と住居者との懇談 4.訪問看護ステーションでのインタビュー 5.宮城県への被災地訪問を終えての総括と課題 Ⅲ. 訪問看護ステーションでの災害対策への取り組みと課題・・・・・・11. 1.
(3) Ⅰ. 在宅糖尿病療養者の災害に対する意識調査 1.研究背景 2011 年 3 月 11 日の東日本大震災は甚大な被害をもたらした.特に高齢者の被害が大きく, 60 歳以上の死亡者が 70.3%を占めていたと言われている(平成 23 年度版防災白書).多くの 要介護高齢者や障害者は病院・施設や福祉避難所で医学的・看護的ケアを受けることになり混 乱をきたした.このような状況の中,糖尿病患者の血糖コントロ-ルは数か月にわたり不安定で あった.被害の大きかった東北の避難所ではインスリン,薬を持参できないまま避難されていた方 も多く存在した. 将来東南海地震と南海地震が起こることが予想されており、甚大な被害が予想される.訪問看 護ステ-ションでは,医療機関と比べ規模が小さく災害への対策も十分ではない.災害に備えた 対策やマニュアルも不十分であり,早急な検討課題にある.訪問看護ステ-ションの利用者は高 齢者や障害を持った方が多くを占めており,地震などの災害では特に心身双方の健康状態の配 慮が必要である.また自力で避難することもできない療養者が多く,災害後,訪問看護師が即訪 問し誘導することは極めて困難であることから,混乱を引き起こすことが予想される.糖尿病患者 への対策マニュアル、資料などについては,歩行可能,軽症,救急搬送不要者を対象にしたもの が多く,訪問看護を利用する糖尿病療養者へのマニュアルは少ないのが現状である. 2.研究目的 訪問看護を利用している糖尿病療養者に対する,災害に備えた事前対策を図れるようなサポ -トが必要であるが,在宅では整備が遅れている現状にある.そこで今回は,糖尿病療養者に特 化し,大規模な災害にあった時の対策と対応について,まずどの程度理解されているのか,災害 への不安・心配などの状況について聞き取りを行った. 3.研究方法 当ステ-ションの訪問看護を利用する糖尿病療養者 30 名にアンケート調査を実施した.アンケト内容は,基本情報として年齢,家族構成,治療法,教育歴等と災害時の不安事項,災害対策の 教育経験の有無と提供者,災害の備え,災害に対する知識や準備,避難に対する意識や方法, 避難時の食事に対する知識や合併症対策,災害時に看護師に期待する内容および災害を想定 しての,質問を受けることの影響等についての 24 項目を選択式の回答を得るようにし,一部自由 回答とした(表 1).研究については,文書で説明し同意を得て実施した.調査期間は 2015 年 5 月 ~8 月であった. 4.結果 1.対象者の概要 1 型糖尿病 2 名,2 型糖尿病 28 名,平均年齢 76.5±15.1 歳,糖尿病歴 24.2±13.9 年,HbA1c 7.6±1.1% ,食事・運動療法 5 名, 経口血糖降下剤 18 名,インスリン注射(経口血糖降下剤含 2.
(4) む 7 名),BMI 21.9±3.6 であった. 2.アンケート結果 1) 障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)の判定基準による評価. 生活自立(何らかの障害は有するが、日常生活はほぼ自立しており、外出できる). 19 名. 準寝たきり(屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしで外出できない). 7名. 寝たきりランクB(屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主. 3名. 体であるが座位を保つ) 寝たきりランクC(日中ベッド上ですごし排泄、食事、着替えにおいて介助を要する). 2) 家族構成. 3) 最終学歴. 家族構成. 最終学歴. 子供と 同居 24% 夫婦2人 暮らし 21%. 大学卒小学卒 7% 7% 高校卒 33%. 独居 55%. 4)災害時の不安. 5)災害時の備えをしているか. 災害時の備えをして いない理由. 災害時の不安. 食事の確 保 26%. 中学卒 53%. 面倒くさ い 自力で出 5%. 情報不足 42%. 来ない 22%. 災害が起 きない 22%. 家屋の倒 壊 32%. 6)これまでに災害対策についてだれかに説明を聞いたことがあるか 「訪問看護師から聞いた」-10%,「聞いたことがない」-90%. 7)身につけて持ち出さないといけない物品を準備しているか 3. 準備する ものが分 からない 51%. 1名.
(5) 「しているが」-10%,「していない」-90%.「していない」理由は,「持ち出し物品がわからない」 -93%,「他人に迷惑かけるなら死んだほうがまし」-11%. 8)災害時に持ち出し物品でもっとも重要だと思われるものについて. 持ち出し物品の重要度 印鑑 30%. 保険証 40%. 通帳 30%. 9)避難所・避難経路を知っているか 「知っている」-63%,「知らない」-37%. 避難所・避難経路を知っている方の 90%は町内の回覧 板であった. 10)避難勧告が出た時避難しますか. 11)避難指示が出た時に避難しますか. 避難の意思(指示). 避難の意思(勧告) 分から ない 18%. 分から ない 20%. 避難する 32%. 避難しな い 20%. 避難 しない 50%. 12)避難する際の手段. 4. 避難 する 60%.
(6) 避難の手段 担架 3%一人でで きる 18% 車いす 56%. 付き添い 23%. 13)避難所で出される食事・パンやおにぎり、ラ-メンなど炭水化物がほとんですが,どのように対 処されますか. 食事への対処 控えめに 食べる 13%. 血糖測定し ながら調節 する 6%. 配給された 分を食べる 81%. 14)災害時とるべき行動がわかるか 「わかる」-70%,「わからない」-30%. 15)災害時に安否確認してくれる人がいるか 「いる」-13%,「いない」-87%. 16)飲み薬やインスリンの名前や単位を誰かに伝えられますか. 5.
(7) 薬の把握. 薬手帳で 伝える 43%. 知らない 51%. 家族が 知ってい る 6%. 17)ご自分のヘモグロビンA1cはどのくらいか言えますか 「言える」-23%,「言えない」-77%. 18)災害時に低血糖になった場合は周囲に伝えられますか 「伝えられる」-30%,「伝えられない」-70%. 19)災害時に避難所で低血糖症状が起きたときはどうしますか. 低血糖時の対処. 分から ない 56%. 食べ物 を摂る 34% 助けを 求める 10%. 20)災害が起きた後,訪問看護師にのぞむことがありますか. 6.
(8) 第1優先. 第2優先. 家族と 連絡をとっ てほしい 連絡が 4% ほしい 20%. 指示を 出して ほしい 24% 主治医 につな げてほ しい 20%. すぐに来て ほしい 76%. 連絡が ほしい 56%. 21)自由記述 「一人ではなにもできない」 「災害対策リストを作って冷蔵庫にはってほしい」 「アンケ-トをしてもらってほっとした、災害対策わからないので」 「いかに全くしらなかがわかった」 「これから何をしたらいいかおしえてほしい」 「助けて!それだけ」 「看護師さんが考えてくれているなんて安心した」 「医者は何もいわない」 「災害の時はきっとパニックになると思う」 「糖尿病のこと、災害のこと全部おしえてほしい」 「わが身が大事,来てくれないやろう?」 「もう、遅い・・年だからあきらめている」 「天にまかす」 「京都で地震は来ない、お寺で守られている」 「関西は地震がない」 「心配してもしょうがない」 「いざというときは、だれも助けてくれないとおもう」 「痛みなく死ねたらいい,安楽死したい」等の意見が寄せられた. 5.考察およびまとめ 災害に対するアンケ-ト調査を行った結果,災害対策についての教育経験は,ほぼ経験がなく, また災害に対する備えをしていない状況であった.また医療者側からの情報提供もほとんどされ ていない状況であることも確認できた. アンケ-トの対象者はほとんど高齢者であり,災害対策について教えてほしいと前向きな気持ち もある一方、高齢特有の老化による心身の衰え,体の不調や痛み,まわりの者から見放されてい 7.
(9) るなどの思いも感じられ,そのことがサバイバル意識を低下させていると推察された. 糖尿病についても,自身のグリコヘモグロビン値は 5 人に1人しか覚えていない状況であり,イ ンスリンや薬の種類も半数は知らない状況であった.被災した際に,カルテが紛失した状態では 薬剤処方を受けることへの障壁となりうると考えられた.高齢者の場合,自身の記憶に頼る方策 も有効とは思えず,糖尿病療養手帳や薬手帳などの活用と携帯をすすめていくことで補てんする ことが必要と考える. 今回調査対象者は高齢であり独居者が多く,ADL も低い特徴から災害超弱者であると言える. 一人で避難することもできず,防災教育も不十分であり,その上避難意識やサバイバルに対して 意欲が低い方もおり,被災した際の救命率は低いと想定される.また直接的な被災による死亡や 障害を受けない場合でも,ライフラインの途絶による糖尿病の重症化や二次合併症で失命する可 能性が高い集団であると考える. 京都市内には、狭い路地に旧宅が立ち並び,高齢世帯が生活している地域は少なくない.多く の国民の福祉と Well Being の視点から,このような状況を放置することは望ましくない.災害直後, すぐに訪問看護師に来てほしいという療養者が大半であり,災害が起こり得ることを前提に,日々 の訪問看護で療養者と介護者への防災知識の提供と病気に対する理解を確認しながら,セルフ ケアが可能か否かを把握し支援していくことが,療養者への災害に対する不安の軽減にもつなが ると思われる. 今後,地域に密着した組織活動と医療・福祉の中,防災意識を兼ね備えた活動が望まれる. Ⅱ. 宮城県への被災地訪問 1.スケジュール 視察日時:平成 27 年 9 月 5 日~9 月 6 日 日. 時. 平成 27 年 9 月 5 日(土) 10:30~12:00. 場所 ・ 視察内容 坂総合病院視察 糖尿病専門医との懇談 坂総合病院施設見学. 12:30~14:00. 昼食を兼ねて訪問看護師、地域支援相談者との懇談. 14:30~16:00. 仮設住宅訪問 仮設住宅住民およびボランティアとの懇談. 16:00~17:00. 平成 27 年 9 月 6 日(日) 9:00~11:00. 被災施設および公共被災者住宅の見学. 訪問看護ステーション見学および懇談 訪問看護師しおかぜ所長 訪問看護師つくし所長. 8.
(10) 2.坂総合病院にて懇談 9 月 5 日、宮城県塩釜市の坂総合病院へ訪問した.糖尿病専門医から災害発生時の状況,被災 地の受け入れとトリア-ジ,糖尿病患者の様子などを聞いた. ・災害拠点病院であり,震度5では職員は自動的に招集されるシステムがあった. ・病院でのトリア-ジでは,入院患者と帰宅難民を区別して対応.軽症者は退院,ライフラインが 止まっている人は入院させた. ・何を服用していたかが分からない患者には薬の頭文字、病名、日に何回服用していたかを聞き、 おおよその感覚で処方されていた. ・糖尿病の患者はケトンが出ている状態でなければ高血糖も耐えられると判断し対応していたが、 糖尿病患者はそれほど多くなく,対応に困る事例はなかった. ・1 型糖尿病は,糖尿病手帳とインスリンは身に着けていたため,震災直後でもインスリンがなくて 困るということはなかった. ・震災直後,食事量の不足から食事が食べられないことと歩くことが増えたことで大半の糖尿病患 者の血糖コントロールが改善していたようだった. ・糖尿病患者にはシックデイについて指導していたが,それは低血糖予防につながった. ・外来糖尿病患者は薬も覚えていなかった.薬の頭文字でも覚えていたら対応が可能であった. ・HbA1c も大事であるが,覚えている人はごくわずかであった. 3.仮設住宅の方と懇談 津波で家族が亡くなられた方もおられ,精神的ショックが大きい中で語っていただいた. ・震災から 5 年,仮設住宅は 1200 ほどあるのに公営住宅は 500 しかないのが現状. ・支援金や義援金は一旦,日本赤十字社に行くが届かない避難所もあった. ・避難所での生活では,3~4 日間,飲まず食わずで過ごした.腹がすくと眠れず,睡眠不足で、4 日目くらい(食べ物を口にするまで)周囲の人の事を考える余裕なんてなかった. ・避難所に介護が必要な人が入ってきても周囲の人は,皆自分の事で精いっぱいだったこともあ り,来てはすぐに出ていくことが多かった. ・避難所で物資をもらえるのは自宅全壊の所帯が優先であり,自宅半壊では住めない状況でも物 資を受け取れるまでに時間がかかった. ・避難所でもらえた毛布は一人 1 枚もなかったので何人かで一緒に使っていた. ・震災後 4 日目くらいから少しずつ精神的に余裕が出てきて,皆で助け合って生活することが増え ていった. 仮設住宅の見学 ・二人部屋は台所のほかに 4 畳半の部屋が 2 間とトイレとお風呂がついていた.しかし、風呂場ま でに 20cm ほどの段差があるなど,高齢者にとっては生活の大変さが感じられた. ・独居部屋も同様で,狭い台所と 3 畳の部屋が 1 部屋だったので,布団を敷けるスペースしかなか 9.
(11) った. ・近くに食料品店など見当たらず、車で売りに来る移動販売車を頼りに生活されていた. 4.訪問看護ステ-ションしおかぜにて懇談 ・震災前から(H.18 年~)年1回防災マニュアルを作成し見直していた.緊急連絡網はその都度作 成していた. ・震災の備えをされている利用者様の数は不明だが,訪問看護ステーションとして人工呼吸器, 在宅酸素のバッテリーの確認などしていた.機器が落下しないように滑り止めをつけるということ もしてあった. ・避難訓練は訪問看護ステーションとしてはしていないが同施設のデイサービスの避難訓 練には参加することもあった. ・震災直後,スタッフ各々の判断で訪問中の利用者様の安全を確認後,一旦事務所に戻った. (すぐに停電になり固定電話、携帯電話は使用できず).連絡網はあったが想定外の被害で 連絡がとりあえず,スタッフ全員の安否確認ができたのは週明けの事だった. ・携帯での 119 番も非常に繋がりにくく、たまたま繋がる程度だったため,走っている 救急車を見つけて手を振って呼ぶしか手段はなかった. ・停電になってからも何度も余震は続いた.震災後 2 日間で手分けしてすべての利用者宅 をのぞきに行った。 ・安否確認の順番は人工呼吸器など医療依存度が高い方が1番,次に認知症独居の方だったが, 手分けして全員の安否を確認した. ・訪問看護ステ-ションは,高台にあり浸水の被害がなく車も使用できたが,主要道路は渋 滞していたため,横道を使用しながら訪問できた. ・訪問看護師はほとんど食べずに働いていた.今思うと異常な精神状態だったと思う. ・訪問看護師は震災後 1 週間くらいの記憶はほとんどないに等しいくらいであり、自分が どうしていたか,家族がどうしていたかなど思い出せない. ・震災翌日から皆で食料を持ち寄って炊き出しをして食事をしていた.独居や高齢世帯におにぎり を配るなどもしていた. ・職場で,湯を沸かしポットに入れてそれを持って訪問に回っていた. ・坂総合病院は震災当日から,開業医も 3 月 14 日から開業しているところも多くあり,医 療に繋がらず困るということはあまりなかった. ・通常の訪問に戻すことができたのは 3 月 22 日からだった.それまでに糖尿病患者の病態 が悪化することはなかった. ・震災直後から,ギャッジアップしたままの状態で停電になってしまったことによる褥瘡, エアーマットの空気がなくなってしまったことによる床ずれが多かった. ・震災直後からケアマネ,民生委員も動いて避難所から病院や施設に送るケースもあった. ・災害後の教訓としてはケアマネ、民生委員も含めて誰がその方の支援の中心になるかを確認し 10.
(12) ておくと震災後の利用者の不安の軽減につながる. ・車,バイクのガソリンはいつも満タンにしておくことも必要だった. 5. 被災地訪問を終えて総括と課題 震災を経験した医師の教訓から,糖尿病療養者は自力で服薬管理などが可能であれば緊急訪 問の優先順位は低いと考えられた.災害時に直面する問題に対して,訪問看護師は日頃から療 養者と介護者に病気に対する知識やセルフケア能力は可能か否かを把握しておく必要がある. 防災意識を高めるために定期的な災害訓練は必要である. Ⅲ.訪問看護ステーションでの災害対策への取り組みと課題 訪問車の点検,災害用カバン,看護師用備蓄品,災害時の備えた活動マニュアル作成,糖尿病 療養者への防災グッズなどの備えもしなければならない. 現在,災害時訪問看護師用チェックリストとして災害時優先判定フロ-チャ-ト(図 1,表 2),災害 時訪問看護用品・備蓄品(表 3, 4), 災害糖尿病カ-ド(図 2)を作成し運用を始める.地域の近 隣薬局,かかりつけ医ともに連携をとりながら糖尿病療養者自身が備えとしての薬の備蓄を知ら せている. 謝辞 本研究にあたり,被災地訪問にてご協力いただいた宮城厚生協会坂総合病院,訪問看護ステ- ションしおかぜ,訪問看護ステ-ションつくしの所長様,宮城県多賀城市仮設住宅の皆様に心より 感謝申し上げます. なお,本研究は公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成を受けて実施したものであ る. 参考文献 1) 日本看護協会出版会(2009):訪問看護ステ-ションの災害対策,. 災害対策と災害時の対応. 14-26,70-90 2) そのとき看護は,どう機能し,どう機能しなかったのか(2011).(財)宮城厚生協会 看護部, 98-111 3) 徳島県看護協会,災害対策マニュアル, 1-10 4) 門脇孝(2011): 災害時の糖尿病医療 -日本糖尿病の学会対応と今後の課題,糖尿病 54(8),659-662 5) 森本茂人(2011):災害時のチ-ム医療;高齢者を中心に,糖尿病 54(9),715-718 6) 一般社団法人日本糖尿病教育・看護学会(2013).災害時の糖尿病看護マニュアル,14-16 7) 社団法人日本糖尿病協会(2012),災害時サポ-トマニュアル 12-16 8) NP0 法人西東京臨床糖尿病研究会(2013),糖尿病災害時サバイバルマニュアル,5-9 11.
(13) 災害についてのアンケ-ト 以下の質問にお答えいただき,担当者まで提出くださるようどうぞお願い申しあげます. 該当する項目の番号を○で囲んでください。 1)年齢 ( 歳) 1男性 2女性 2)性別 3)日常生活自立度 1.J(1・2) 2.A(1・2) 3.B(1・2) 4.(1・2) ( 年) 1)糖尿病病歴 1.眼底出血 2)糖尿病の合併症で該当 するものがあればすべて○ 8.心筋梗塞 をつけてください. 2.腎臓が悪い 3.手足のしびれ 4.狭心症 9.便秘・下痢 10.透析 11.手足の壊死 . 5.歯周病 . 6.白内障 7.脳梗塞. 12.勃起障害 13.どれも知らない. 3)家族構成. 1. 独居 2.夫婦二人暮らし 3.子供と同居. 4) 治療方法. 1. 食事・運動療法 2.血糖降下剤 3.インスリン単独 4. インスリンと内服併用. 5) 身長・体重. 1,身長 cm . 6) 最終学歴. 1小学卒 2.中学卒 3.高卒 4.大卒(専門学校含む). 7)災害時(大地震などによっ て起こる異常な自然災害) に不安を感じることは、どん なことですか (この中で もっとも重要と思うものに3 つ選んで,○をつけてくださ い). ( )①災害・被災の情報が入ってこない ( )②家族の安否情報 ( )➂避難方法 ( )④避難所での生活 ( )⑤家屋損壊 ( )➅食事の確保 ( )➆食事の乱れによる血糖値の悪化 ( )➇薬・インスリンの入手困難 ( )⑨医療機関・訪問看護ステ-ションの閉鎖 ( )⑩ストレスによる血糖値の悪化 ( )⑪避難所で他人に糖尿病と知られる時 ( )⑫避難所生活. 2. 体重 kg. 8)災害時の対策について ①はい ②いいえ 誰かに説明を受けたことが ありますか。 *はいと答えた方へ(該当するものすべてに○をつけてください) ( )a 訪問看護師 ( )b ケアマネジャ- ( )c 医師 ( )d 近隣の人 ( )e 家族 ( )f その他( ) *はいと答えた方へどのような説明を受けましたか(該当するものすべてに○をつけてください) ( )g 薬手帳の保管 ( )h 緊急に備えた薬・インスリンの保管 ( )i 緊急時に備えた血糖測定器具・針などの管理 ( )j 病院や主治医の連絡方法 ( )k 避難所での低血糖対策 ( )l 避難所での高血糖対策 ( )m 避難所での食事内容について ( )n 避難所での運動療法について ( )o 非常持ち出し物品について ( )p その他( ) 9)災害時の備えをしていま ① している ②していない すか *していないと回答した方へ ( 理由について以下に該当するものすべてに○をつけてください) ( )a 災害がおきないと思っている ( )b 邪魔くさい・面倒くさい ( )c 何を準備したらいいかわからない ( )d 自分の力ではできない ( )e 年だからどうでもいい ( )f 避難情報がでてから準備する.
(14) 10)身につけて持ち出ださな ①している ②していない(理由 ) いといけない物(持ち出し 物品)を準備していますか。 *している方へ(該当するものに○をつけてください) ( )持ち出し物品は夜間でも持ち出せる場所においてある ( )準備しているがすぐに、持ち出せる場所においていない ( )その他( ). 11)持ち出し物品について もっとも重要だと思うものか ら順番に1から3まで数字 を書いてお答えください。. 12)避難場所・避難経路を 知っていますか. ( )①お薬手帳 ( )②糖尿病連携手帳 ( )➂自己血糖測定ノ-ト ( )④ブドウ糖 ( )⑤非常食 ( )➅飲み薬 ( )➆インスリン ( )➇保険証 ( )⑨通帳 ( )⑩印鑑 ①知っている ②知らない *知っている方へ((該当するものに○をつけてください) a 町内・回覧版で知っている b 役所からの掲示物・新聞など c 子供からきいた d 知人から聞いた e 近隣の人からきいた. 13)避難勧告が出た時に避 ①避難する ②避難しない(その理由 ) 難しますか?(該当するも のに○をつけてください) ➂わからない 14)避難指示が出た時に避 難しますか?(該当するも のに○をつけてください) 15)避難する際にどのような 手段で避難できますか? (該当するものに○をつけ てください). ①避難する ②避難しない(その理由 ). 16)避難所で出される食事 はパンやおにぎり、ラ-メン など炭水化物がほとんどで す。 どのように対処されます か。 (該当するものにひとつ選 んでください) 17)災害発生時にとるべき 行動がわかりますか(該当 するものに○をつけてくださ い). ( )①配給されたものは血糖があがるので食べない。 ( )②配給されたものを控えめに食べる。 ( )➂配給された分だけを食べる。 ( )④血糖値を測りながら食べる量を調節する。 ( )⑤その他( ). ➂わからない ( )一人で出来る ( )誰かに付き添ってもらわないとできない ( )車いすを押してもらって避難する ( )寝たまま担架などで避難する. ①わかる ②わからない *わかる方へ(もっと優先すべきことからを1から順番に書いてください) ( )ガス止める ( )窓を開ける ( )机の下にかくれる ( )外へ飛び出す ( )その他〔内容 〕 18)災害時の近隣で安否の ① いる ②いない(理由 ) 確認をしてくれる人はいま *いると回答した方へ(該当するものすべてに○をつけてください) すか。 ( )a 家族 ( )b 自治会役員 ( )c 友人 ( )d 知人 ( )e 民生委員 ( )f 看護師 ( )g ケアマネジャ- 19).飲み薬やインスリンの ①覚えている 名前、単位を誰かに伝えら ②薬手帳で伝える れますか ➂家族が知っている ④わかるように部屋に貼っている ⑤知らない.
(15) 20).ご自分のHbA1c(エー ワンシ-)はどのくらいか言 えますか. ①言える( %) ②言えない. 21)災害時に自分が低血糖 ①伝えられる ②伝えられない(理由 ) になっている場合は周囲の 人に伝えられますか。 22)災害時に避難所で低血 糖症状が起きた時、どうし ますか。 該当するものにすべてに○をつけてください ( )①ブドウ糖や砂糖、食べ物をとる ( )②症状を言って助けを求める ( )③ どういたらいいかわからない 23)もし災害が起きた直後、 ( )①すぐに訪問に来てほしい 訪問看護師にのぞむことを ( )②連絡をしてきてほしい もっとも優先順位の高い順 ( )➂災害時には指示をしてほしい 番に1から2まで数字をつ ( )④家族に連絡とってほしい けてください。 ( )⑤主治医と連絡つなげてほしい ( )➅その他( ). 24)このように糖尿病を持っ ている状況で、被災した場 合のことを含めてアンケ-トに 回答したいただきました が、このような質問をされて どのように感じましたか? ご自由に回答してください。.
(16) はい. ランクB ランクA. 移動手段 ランク1 はい 居住形態 ランク1-3. いいえ. はい いいえ. 医療依存度 ランク1-2. いいえ ランクB. いいえ. はい 医療依存度 ランク1-2. いいえ. はい. はい. ランクC. 移動手段 ランク1 いいえ. 認知症 ランク1-2. ランクA はい. ランクA. 認知症 ランク1-2. 認知症 ランク1-2 いいえ はい. ランクB. ランクA. いいえ ランクC. 図1 災害時優先度判定フロ-チャ-ト.
(17) 表2 利用者の安否確認と訪問の優先順位 利用者の安否確認は優先順位の高い者から順次行っていく 居住形態 医療依存度 移動手段 ランク1. 独居かつ近隣に家 人工呼吸器・在宅 族がいない 酸素・血液透析等. 担架や車いすで介 助が必要. 高度(HDSR11点以下). 気管切開・各種カ テーテル装着. 自力で車イス移動 ができる. 中等度(HDSR12~15 点). ランク2 高齢者のみの世帯. ランク3. 認知症. 主介護者がいるが 常にはいない. ランク4 介護者が常にいる. インスリン注射・スト 介助有りで歩行でき 軽度(HDSR16~20点) マ る. 特になし. 介助なしで歩行でき なし(HDSR21点以上) る.
(18) 表3 災害時訪問看護用品 非常食(乾パンなど). ゴム手袋. 飲料水. 褥そう被覆材 フイルム材. 高カロリー食品. サランラップ. ブドウ糖 血圧計. 浣腸液 潤滑油. 体温計. 蒸留水・精製水・生理食塩水. 聴診器. 紙おむつ 洗浄用ボトル. 吸引器(手動・シリンジ). テッシュペーパー ウエットテッシュ. カテーテル・紙コップ. タオル 石鹸. 腕時計. 新聞紙 マスク. パルスオキシメーター ペンライト 血糖測定器一式 アルコー綿 綿花 ガーゼ(滅菌、未滅菌) ばんそう膏、カットバン 包帯 綿棒 三角巾.
(19) 表4 災害時備蓄品 軍手 長ぐつ ゴム手袋 バケツ 雨具 ヘルメット ポリ袋 洗濯ばさみ ロープ 毛布 使い捨てカイロ 大型懐中電灯 乾電池 ライター マッチ ろうそく 下着 上着 段ボール 新聞紙 携帯ラジオ 住宅地図 笛. .
(20) 図.
(21)
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