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混播草地におけるチモシーおよびマメ科草種の動態

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Academic year: 2021

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J.Hokkaido Grassl. Sci. 25: 140 -142 (1991)

混播草地におけるチモシーおよび、マメ科草種の動態

1

.

初 年 度 の 動 態 か ら み た 組 合 せ 上 の 問 題 点

中 島 和 彦 ・ 竹 田 芳 彦 ・ 堤

光昭(根釧農試〉

緒 員 近年,チモシー(以下,

TY

と略す〉は極早生から晩生までの品種が育成され,刈取適期幅の拡大によ る高栄養粗飼料生産への貢献が期待されている。 しかし,これら

TY

品種は熟期が異なるばかりでなく,春期の生育速度,再生速度も異なることから, マメ科草種・品種との組合せ方法など栽培法は一律にはいかず,各品種毎に設定する必要があると考えら れる。 本報告では,特に熟期,再生速度の遅い晩生品種「ホクシュウ」を取り上げ,混播条件における早生品 種「ノサップ」との反応差異をアカクローパ(以下,

RC

と略す)の播種量水準を変えて検討した。 材料および方法 試験は,根釧農試場内において主区に

TY

品種,細区

I

r.

RO

播種量を割りふった分割区法3反復で実施し た。供試品種は

TY

が早生品種「ノサッフ。」および晩生品種「ホクシュウ」の

2

品種,

RO

は「ホクセキ

J

, ラジノクローパ(以下,

L

C

と略す)は「カリフォルニアラジノ」を用いた。播種量は

RC

0

.

7

0

.

4

, O. 2Kq /10aの3水準,

TY

およびL Cは全区共通にそれぞれ1.8,0.3Kq/l0aとした。播種は平成2 年5月30日に行い,施肥は施肥標準に準拠した。刈取りは播種後約60日後の7月下旬から8月上旬にかけ て行った。 結果および考察 各処理区の

RC

の出芽数, および1番草刈取り後の個 250 体数を図

u

r.示した。

RO

出 200 芽数は

TY

の品種に関係な く,

RC

播種量が少ないほち ど少なかった。 1番 草 刈 取 さ100 後の

RC

個体数は

TY

品種 聞で大きく異なった。

I

ノ サップ

J

区の場合は,

3

処 理とも約5例固体/ばであっ たが,

I

ホクシュウ」区の 場合は個体数が減少したも 50 236 0.7 0.20.40.70.20.40.7 0.20.4 O.7 R C揺 種 差 ノ サ ッ プ ホ ク シ ユ ウ ノサップ ホ ク シ ュ ウ T Y 品 種 出 芽 数 l呑 草 刈 り 後 個 体 数 図1

I

ノサップ

J

および「ホクシュウ」混播草地のアカクローパ の出芽数, 1番草刈取直後の個体数 -140ー

(2)

北海道草地研究会報25:140ー142(1991) のの,箔種量水準の差がこ .400 の段階でも維持されていた。 1番草乾物収量および刈 取り時の草種割合をそれぞ れ図2,図3に示した。合 300 k E /200 10 計乾物収量は,

I

ノサップ

J

'

~ 区βミ「ホクシュウ」区より 明らかに多かった。また, 「ノサップ」区および「ホ クシュウ」区ともにR C収 量およびR C割合はR C婿 種量が少いほど少くなった。 T Y収量は「ノサヌプ」区 で

O

.

2K

9区の収量が多かっ たものの,

I

ホクシュウ」 区ではR C播種量の影響は 認められなかった。 T Y割 合,

L

C

割合は「ノサップ」 区ではR C播種量が少くな るにしたがって,高くなる 傾向があったが,

I

ホクシ ュウ」区では処理問差は小 さかった。雑草割合は「ノ サップ」区では少なかった が,

I

ホクシュウ」区では R C播種量が少なくなるに 従い,高くなる傾向があっ た。 図

4

には晩秋の冠部被度 を示した。 T Y被度はR C 播種量の差に関係なく,

I

ホ クシュウ」区が明らかに 「ノサップ区」より低かっ Tこ。 以上のように,初年自に おいて「ホクシ三ゥ」は生 100 図

2

I

ノサップ」および「ホクシュウ」混播草地の

1

番草 乾物収量 100 90 目 。 70 目 。 RC語草重量 T Y品 種 % 50 ( -40 30 20 10 RC播 種 量 T Y品 種 図

3

I

ノサップ」および「ホクシュウ」混播草地の

1

番草 における草種割合 100 由。 自由 70 80 % 50

) -40 30 20 10 0.2 0.4 0.7 0.2 0.4 O.7 R C播 種 量 ノ サ ッ プ ホクシュウ T Y晶 種 図

4

I

ノサップ」および「ホクシュウ」混播草地における 晩秋の冠部被度

(3)

-141-J. Hokkaido Grassl.Sci. 25:140ー 142 (1991) 育量,競合力で「ノサップ」より劣った。これは,

I

ノサップ」に比べて熟期が遅く,節間伸長への移行 が遅れるために,受光態勢が悪化するためと考えられる。更に刈取り後の再生速度が遅い事が越冬前のマ メ科優占を助長したと推察される。 「ホクシュウ」区におけるマメ科の優占は

RC

嬬種量を減らしでも,同様に認められることから,

RC

の適正播種量は0.2K9 / 10 a以下にある可能性が高く,今後の検討が必要と思われる。また、 「ホクシュ ゥ」区で晩秋被度のマメ科割合に

RC

描種量水準の差が判然、としなかったことは,

RC

とともに

LC

の影 響もあるのではないかと考えられた。 今後,

2

年目以降の推移について試験を継続し,

TY

品種に対応した

RC

並びに

LC

の播種量等を検討 していきたい。

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