事 業 概 況
テレビ放送事業は、テレビ朝日と子会社のテレビ朝日映像 (株)を中心に、テレビ番組の制作および放送に関連する事業 を行なっており、連結売上高の約85%を占めるテレビ朝日グ ループの基幹事業です。 看板番組の「報道ステーション」をはじめとした朝・昼・夕 などの報道・情報番組で視聴者から高い評価を得ています。ま た、北野武氏がコーディネートする「ビートたけしのTVタックル」 や「いきなり!黄金伝説。」などバラエティー系番組やドラマも 高水準の視聴率を獲得しています。 スポ ーツ 番 組 に お い て は、サッカー「AFCアジアカップ 2007」や野球「北京オリンピックアジア地区最終予選」の独 占放送を果たすなど、積極的に取り組んでいます。 さらに、「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」など海外マーケッ トにアピールできるアニメにも力を注いでいます。 音楽出版事業では、テレビ朝日の子会社である(株)テレビ 朝日ミュージックなどが、音楽著作物の版権管理、アーティスト マネジメントのほか、番組と連動した有 望新人の発掘を行なっています。 同社には、若者に人気のアーティスト が多数所属しています。特に「ケツメ イシ」「HY」「湘 南 乃 風」は、今 後 の 活躍が期待されています。 その他事業では、テレショップ、イベント、番組のビデオ・ DVD化、出資映画、インターネット・モバイルなどの事業を行なっ ています。 イ ベ ント事 業 で は、ロックイ ベ ント「SUMMER SONIC」 「FUJI ROCK FESTIVAL」が夏の恒例イベントに成長しています。テレショップ事業では、外部の企業と協力して新製品を開 発し、数多くのヒット商品を送り出しています。ビデオ・DVD化 事業では、人気ドラマとバラエティー番組を中心に次々と新しい コンテンツを販売し、収益に貢献しています。出資映画事業では、 自社ドラマの劇場用映画化の強化に取り組んでいます。インター ネット・モバイル事業では、携帯電話向け会員制有料情報サー ビス「テレ朝コンプリート!」が引き続き人気を博しています。 売上高推移 単位:億円 売上構成比 2,400 1,800 1,200 600 0 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 「報道ステーション」 「いきなり!黄金伝説。」 「交渉人」 ブロードウェイミュージカル 「ヘアスプレー」
テ レビ 放 送 事 業
音 楽 出 版 事 業
そ の 他 事 業
売上高推移 単位:億円 売上構成比 売上高推移 単位:億円 売上構成比 120 90 60 30 0 ケツメイシ DVD 「帰ってきた時効警察」84.1%
3.7%
H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.312.2%
350 0 70 140 210 280ハ イライト
見通しに関する注意事項 このアニュアルレポートに記載されている記述には、当社および 関係会社の将来についての記述が含まれています。これらの記 述には、現時点で把握可能な情報から判断した予想が含まれて います。そのため、当社を取り巻く経済情勢や市場の動向等に 関わるリスクや不確定要因により、実際の業績は、記載の予想 と異なる可能性があることをご了承おきください。 株主・投資家の皆さまへ 2 特集:50周年を迎えて ∼さらなる成長に向けた経営基盤の確立∼ 6 コーポレート・ガバナンス 12 環境保全と社会貢献への取り組み 14 日本のテレビ放送業界 16 財務セクション 17 テレビ朝日ネットワーク 47 主要子会社及び関連会社 48 役員 49 株式情報 49 売上高2,527
前期比0.6%増の2,527億円となりました。億円
スポットシェア(単体) 視聴率の上昇を背景に、スポットシェアを前年度 の20.9%から21.3%と5期連続で拡大すること ができました。 設備投資額64
億円
投資有価証券評価損により、前期比37.7%減 の64億円となりました。 当期純利益 営業利益99
億円
番組制作費の増加等により、前期比27.1%減 の99億円となりました。 減価償却費 テレビ朝日は平成19年11月1日に会社創立50 周年、平成21年2月1日に放送開始50周年を 迎えます。 テレビ朝日の開局C O N T E N T S
%
12.3
プライムタイムの 視 聴 率は12.3%と前 期 の 12.2%を上回り、在京キー局5局のなかで単独 2位となりました。 プライムタイム視聴率 (午後7時∼午後11時) プライムタイム2視聴率No.1
プライムタイム2の視聴率は3年連続の1位となり ました。 (午後11時∼翌日午前1時) 120 90 60 30 0 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 単位:億円 320 240 160 80 0 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 単位:億円 22 20 18 0 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 単位:% 18.8 20.1 20.8 20.921.3
株 主・ 投 資 家 の 皆 さまへ
当期の事業概況、業績概況
株主・投資家の皆さまにおかれましては、平素よりテレビ朝日グループに格別のご支援
を賜り、厚く御礼申し上げます。
放送業界におきましては、個人消費の回復の弱さなどにより、企業の業況感に一部慎
重さがうかがわれたこと、また、前期には「2006FIFAワールドカップ
TMドイツ大会」が
あったこともあり、広告出稿が前期実績を下回りました。
このような環境のなか、平成20年3月期は新中期経営計画の初年度として、また開局
50周年記念期間開始の年として、大型の特別番組や大規模なイベントなどに積極的に取
り組み、コンテンツ力の向上に注力いたしました。その結果、年度視聴率においては、全
日(午前6時∼翌日午前0時)は開局以来最高の7.9%で2位、プライムタイム(午後7時∼
午後11時)では12.3%で2年ぶりの単独2位、プライムタイム2(午後11時∼翌日午前1時)
では8.4%で3年連続の1位を獲得しました。ゴールデンタイム(午後7時∼午後10時)は
0.1ポイント増の11.5%で4位となりました。
業績面では、テレビ放送事業はもとより、音楽出版事業やその他事業においても収益
確保に努めた結果、売上高は前期比16億円増の2,527億円となりました。一方、新中期
経営計画に基づいたコンテンツ力の強化に向けた番組制作費の増額などにより、営業利
益は前期比37億円減の99億円、当期純利益は前期比38億円減の64億円となりました。
コーポレート・ステイトメント「NEW AIR, ON AIR.」
平成20年4月、テレビ朝日はコーポレート・ステイトメント「NEW AIR, ON AIR.」を
発表しました。この言葉は、テレビ朝日の理念である「独創的なコンテンツを通して、常
に新しい旋風(かぜ)を起こし、お客さまとともに進化し続けます」を端的に表現し、社内
外に発信していくメッセージとして生まれました。社員などから公募を行い、600件以上
の応募の中から選んだ言葉です。
「NEW AIR」とは、新しい何かに気付くこと、感じること、そして新しい何かを始める
ことを指しており、
「新しい旋風(かぜ)を起こす」ことを表しています。
「NEW AIR」には様々
な思い、希望、やる気などが含まれています。さらに、
「NEW AIR」を「ON AIR」すると
いうことは、単に「放送する」を超えて、私たちが「新しい旋風(かぜ)をお客さまに届ける」
ということを表しています。このコーポレート・ステイトメントは、社内においては「NEW
AIR」を創り出すには何をするのが良いのかという問いかけであり、お客さまに対しては、
新しい視点、物事の新しい進め方、価値観などを提供していく約束だと考えています。
我々は、この精神に沿った企業活動により成果を積み重ねていくことで、選ばれ続ける
企業となることを目指します。
新中期経営計画の進捗状況
平成19年4月にスタートした新中期経営計画では、全社変革推進運動で得た成果を最
大限に活かし、
「開局50周年を起爆剤として平成24年3月期にプライムタイムで視聴率
トップを獲る」
「平成24年3月期に連結売上高3,000億円、営業利益200億円を達成す
る」
「創造力を最大限に発揮できる企業風土を作る」を目標にしています。これは、平成
23年の地上デジタル放送への完全移行に向け、放送業界を取り巻く事業環境が大きく変
化するこの5年間に、テレビ朝日が次の50年間も発展し続けられる経営基盤を作り上げ
ることを念頭においた計画です。
当期は、新中期経営計画の達成に向けて、経営の最優先課題として「コンテンツ創造力
の強化」に注力しました。特に、平成19年11月1日から当社の開局50周年記念期間がス
タートしましたが、ドラマやスポーツの特別番組を多数ラインアップし、高視聴率を続出
することができました。
また、開局50周年記念期間に合わせて、全社横断的な取り組みとして「地球温暖化防
止プロジェクト」を立ち上げました。今後50年を見据え、未来を担う子供たちの世代に
美しい地球の自然環境を手渡せるよう、
「地球温暖化防止問題」を企業価値向上の最優
先項目の一つとして位置付けたことによるものです。その一環として、4時間を超える大
型特別番組「地球危機2008 ∼何気なく暮らしている人たちへ∼」を放送し、視聴者
平成20年3月期(実績)
平成22年3月期(目標)
平成24年3月期(目標)
売上高
2,527
2,820
3,000
営業利益
99
125
200
営業利益率
3.9%
4.4%
6.7%
平成24年3月期にプライムタイムで視聴率トップを獲る
平成24年3月期に連結売上高3,000億円、営業利益200億円を達成する
創造力を最大限に発揮できる企業風土を作る
新 中 期 経 営 計 画 の 目 標
連 結 売 上 高 、 営 業 利 益 の 目 標
新中期経営計画
平成20年3月期∼平成24年3月期
(単位:億円)の皆さまから大きな反響をいただきました。今後、情報・報道番組はもちろんのこと、バ
ラエティー、ドラマなどジャンルの枠を超えて、地球温暖化の情報を発信し続けること
で、メディア企業の一員として地球温暖化対策に継続的に取り組んでいきたいと考えてい
ます。
このように、開局50周年記念期間の取り組みにより、視聴者の支持を集める質の高い
コンテンツの創造力は着実に向上してきています。これからも「コンテンツ制作力」
「コ
ンテンツ調達力」を強化し、新中期経営計画の達成に向けて邁進いたします。
皆さまにおかれましては、今後とも、より一層のご理解とご支援を賜りますよう、心か
らお願い申し上げます。
平成20年6月
代表取締役社長
特集:50周年を迎えて
∼さらなる成長に向けた経営基盤の確立∼
テレビ朝日は平成19年11月1日に会社創立50周年を迎え、平成
21年2月1日に放送開始50周年を迎えます。
これを一つの節目
として、平成19年11月1日から平成21年3月31日の1年5ヶ月
の期間を開局50周年記念期間と位置づけ、大型の特別
番組や大規模なイベントなどに積極的に取り組みます。
当社は、
これらの記念企画を通じて、
コンテンツ力の向
上に努め、今後の成長に向けた経営基盤の確立を
目指していきます。
野球「北京オリンピックアジア地区最終予選」 ドラマスペシャル 「松本清張 点と線」「大徳川展」 「ブロードウェイ・ミュージカル『スウィング!』」 「レッドクリフ」 ©Bay iaoyan 「地球テスト テスト・ザ・ネイション」 「日曜洋画劇場 武士の一分」 「ミュージックステーション スーパーライブ2007」 「フィギュアスケートグランプリファイナル 世界一決定戦2007」 「相棒 元日スペシャル」 木下工務店 presents 「ブルーマングループ IN 東京」 ドラマスペシャル 「三島由紀夫 鹿鳴館」 「地球危機2008 ∼何気なく暮らしている人たちへ∼」
当期は、開局50周年記念の特別番組や新ドラマ番組の投入、最適枠への番組移 動、大型スポーツ中継など、新しい手法や番組に挑戦しました。 開局50周年記念企画では、ドラマやスポーツなど大型コンテンツを多数放送し ました。2夜連続のドラマスペシャル「松本清張 点と線」は第1部23.8%、第2 部23.7%と高視聴率を獲得し、文化庁芸術祭テレビ部門ドラマの部で大賞を受賞するなど、各方 面から非常に高い評価をいただきました。また、12月に行われた野球「北京オリンピックアジア地 区最終予選」では日本代表の熱戦を連日地上波で独占放送し、韓国戦23.7%、台湾戦27.4%と高 い視聴率を記録。3日間連続放送した「フィギュアスケートグランプリファイナル」も連日、多くの視 聴者の皆さまにご覧いただきました。さらに「日曜洋画劇場 武士の一分」「ミュージックステーショ ンスーパーライブ2007」「相棒 元日スペシャル」なども高視聴率を獲得し、開局50周年記念期間 の好調なスタートとなりました。 また、レギュラー枠で好調が続くバラエティー系番組では、「ビートたけしのTVタックル」が高い 水準の視聴率を獲得し続けております。また、当社では、「深夜で新企画を開発→徐々に浅い深夜 に昇格して育て→特別番組としてプライムタイムにトライアルし→プライムタイムでレギュラー番組化 する」という当社流の成功の確度が高い番組開発の手法が確立しております。この手法でヒット番 組となった「ロンドンハーツ」「いきなり!黄金伝説。」「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」などは 今なお、若い層を中心に高い支持を得ています。 ドラマでは、10月からスタートし た「相 棒」が6シーズン目に突 入し、 平均視 聴率15.9%を獲得したほか、 「 交 渉 人 ∼THE NEGOTIATOR ∼」 などのレギュラードラマが 好 調に推 移いたしました。さらに、2夜連続で 放送した黒澤明ドラマスペシャル「天 国と地獄」「生きる」や、「スペシャル ドラマ 必殺仕事人2007」「特命係 長 只野 仁スペシャル 08」などの 大 型ドラマを放 送し、多くの 皆さま から高い支持をいただきました。 「チームワークで勝つ」。テレビ朝日スポーツ局は今年も、サッカー・水泳・ゴルフ・野球・フィギュアス ケートなど数多くのスポーツ中継と、「やべっちF.C.」「GET SPORTS」などレギュラー番組制作に取り 組んでいます。その全てを成功させ、充実した内容にするために、日々選手へのリスペクトを忘れず、信 頼関係を築き、スポーツ局全員がそれぞれ、日々取材に励んでいます。 私もそのうちの一人ですが、今年は北京オリンピックで、念願の現地スタッフとして、水泳・陸上・レスリ ングなどを担当させてもらっています。特に水泳に関しては、「世界水泳ローマ2009」につながるスター 候補や新人発掘を視野にいれながら取材を進めています。また、2005年からフィギュアスケート担当と して浅田真央選手に密着。テレビ朝日が初めて中継を開始した「グランプリファイナル2005」で、彼女 が金メダルを獲得し、一躍世界の舞台に踊り出た時から信頼関係を築き、特番や報道ステーションなどで の企画などを担当してきました。今後、日本で開催される「2009年ワールドチームトロフィー」「フィギ ュアスケートグランプリファイナル」を到達点として考え、浅田真央選手、安藤美姫選手、キムヨナ選手 などの注目選手以外にも新しいスター発掘にむけて、取材を続けたいと考えています。 2008年テレビ朝日は、中継や番組など数多くの物件を放送する1年ではありますが、1つ1つの番組 で他局に負けない熱い思いを共有するスポーツ局の仲間と「チームワーク」を大切に、今年一年も駆け抜 けていきたいと思っています。
テレビ朝日スポーツ局は「チームワークで勝つ」
小林 麻衣子 スポーツ局スポーツセンター 「GET SPORTS」、 オリンピック担当ディレクター 「チ ケート 組んで 頼関係 私も ングな 候補や して浅 が金メ の企画 ュアス などの 20 で他局 けていテ
スポ ツ局 スポ ツ局スポ ツポ スポ ツポ スポスポ ツツツセンセンンタタタ 「GET SPORTS」、「GGET SPT SPPORORTS」」、」、、
「GETSPORTS」S」、、 ディレクター オリンピック担ンピ レク オ オリン ク担ク担担当デ担当担当 オ オリンピ オリンピ 当デ当デ当ディレ当デデディレィレ ター テレビ朝日の時間帯別視聴率の推移 (%) H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 プライムタイム2(午後11時∼翌日午前1時) プライムタイム(午後7時∼午後11時) ゴールデンタイム(午後7時∼午後10時) 全日(午前6時∼翌日午前0時) (出典:ビデオリサーチ社) 14 12 10 8 6
視 聴 率
在京民放4社の視聴率の推移 (出典:ビデオリサーチ社) テレビ朝日 A社 B社 C社 全日(午前6時∼翌日午前0時) (%) 10 9 8 7 6 ゴールデンタイム(午後7時∼午後10時) (%) 16 14 12 10 8 プライムタイム(午後7時∼午後11時) (%) 16 14 12 10 8 プライムタイム2(午後11時∼翌日午前1時) (%) H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 9 8 7 6 5スポーツでは、7月に行われたサッカー「AFCアジアカップ2007」を地上波独占放送したほか、 世界7ヶ国で行われた「フィギュアスケートグランプリシリーズ」などを放送し、「スポーツのテレ朝」 として高い支持をいただいております。 報道情報番組では、「報道ステーション」が平均14.4%と安定した高視聴率を獲得しているほか、 「やじうまプラス」「スーパーモーニング」「ワイド!スクランブル」「スーパーJチャンネル」などの平 日のベルト番組も好調な視聴率を記録いたしました。
タイム広告
タイム広告は、原則として半年契約で番組の提供枠を販売します。よって、レギュ ラー番組で持続的に高視聴率を獲得することが収入増につながるため、テレビ朝 日ではプライムタイムの各番組の安定的な視聴率の確保に注力しています。また、 スポーツイベントやスペシャルドラマなど大型の単発番組の編成もタイム収入を左右するため、魅力 あるスポーツイベントの権利を獲得したり、スペシャル番組を開発することにより、タイム広告の収 入増に努めています。 当期のタイム収入は957億円と、前期比で微増の結果となりました。レギュラー番組では、バラ エティー系番組や人気のドラマ枠のベースアップを果たしました。単発番組ではサッカー「AFCアジ アカップ2007」、野球「北京オリンピックアジア地区最終予選」「フィギュアスケートグランプリシ リーズ」やドラマスペシャル「松本清張 点と線」などの貢献により堅調に推移しました。スポット広告
スポット広告は、東京を中心とする関東地区を市場としています。平成20年3月期の東京地区の 出稿量は前年度比3.0%減となり、テレビ朝日のスポット収入は979億円と、前期比14億円の減少 となりました。 一方、関東地区におけるスポットシェアは、視聴率上昇を背景として積極的な営業活動を行ったこ とにより、21.3%と前年度の20.9%を上回り、5年連続でシェアアップすることができました。業 種別の動向としては、戸建などの「住宅・建材」「薬品」などが前期を上回ったものの、新型車やモデ ルチェンジが少なかった「輸送機器」、前期に雑誌や音楽CDが好調だった「出版」や「金融・保険」 などが低迷しました。 営業開発部は、昨年6月に発足したばかりの新設部署で、主に販売 促進企画とインターネット・モバイル・データ放送等のセールスを担 当しています。従 来からテレビ営業の販 売促 進 企画としては、海の 家・映画試写会・アーティストライブ等のイベント、プロマーシャル・ コラボレーションCM等の企画性が高いCM(インフォマーシャル)や 販促番組などの企画を実施してきました。 そこにインターネット等のセールスが加わったわけですが、それら が相乗効果となり、今では企画立案の際にはクロスメディア展開を中 心に考えることが多くなっています。例えば、データ放送における革新的な展開(広告との連動・新デバイ スとの接続)を試みた「地球の歩き方」や、様々なメディア連携による多角的展開(WEB∼モバイル∼ CM∼番組∼OOH(交通・屋外広告))を試みた「未来遊園地」など、番組においてもクロスメディア展開 を行う例が増えており、新たな収入を得ることにつながっています。 今後はインターネット・モバイル・データ放送・ワンセグ等はもちろんのこと、BS朝日・朝日新聞とも 連携してのクロスメディア企画を次々に登場させるつもりです。営業局の末っ子にご期待ください!テレビ営業におけるクロスメディア展開
河本 晴光営業局 営業開発部長広告収入
(単体)
タイム収入の推移(単体) H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 (億円) 1,000 750 500 250 0 スポット収入とスポットシェア の推移(単体) H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 (億円) (%) 1,200 900 600 300 0 26 22 18 14 10 スポット収入の推移 テレビ朝日のスポットシェア プロマーシャル・コラボレーションCM松本 基弘 編成制作局 制作2部 「相棒シリーズ」CP 基弘 松本 基弘 松 弘 松 松本 松本 基基基弘 松本本 作 成制作 編成制作局 制作2部作局 制 編 作2 編成制制作局作局制作制作2部2部 編 編 編成 編成 編 部部部部 「相棒シリーズ相棒シリーズズ」」 「相棒棒シ ーズ」ズ CCCPCPCP P 広告収入は景気動向に大きく左右されるため、テレビ朝日では、景気に左右さ れにくい経営体質の構築を目指して、テレビ広告収入以外の収益確保に努めていま す。テレショップ事業、イベント事業、ビデオ・DVD化事業、CS事業、インター ネット・モバイル事業や出資映画事業など、テレビ局の放送インフラとコンテンツ を活かした事業展開を中心に積極的に取り組むことによって、着実に成長を続けています。 テレショップ事業では、午前中に放送している「ちい散歩」内の通信販売コーナーや深夜に放送し ている「セレクションX」などで多くのヒット商品を出し、好調に推移しています。また、7月にはブ ランドネームを「Ropping」に統一し、インターネットでの販売にも注力しています。
イベ ント 事 業 で は、夏の 恒 例 イベ ントに 成 長した「FUJI ROCK FESTIVAL」や「SUMMER SONIC 07」をはじめ、「RED HOT CHILI PEPPERS」「ブロードウェイ・ミュージカル 『ヘアス プレー』」など数々のイベントを開催しました。また、開局50周年記念イベントとして、史上初の全 徳川家の至宝を一堂に公開した「大徳川展」を東京国立博物館にて開催し、合計40万人以上の観 客を動員することができました。 ビデオ・DVD化事業では、ドラマ「相棒」「時効警察」のシリーズやバラエティー「内村プロデュー ス」のシリーズが牽引しました。 また、平成18年4月から自主運営をしているCS放送「テレ朝チャンネル」の加入者数も平成20 年3月末現在、217万世帯を超え、着実に増加しております。 出資映画事業では、アニメ「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」がシリーズ歴代3位 の大ヒットとなりました。また、「仮面ライダー電王・獣拳戦隊ゲキレンジャー」も大ヒットとなりました。 3月公開の「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」も順調に観客動員を記録しています。 「相棒」は平成12年に「土曜ワイド劇場」の一企画として生まれま した。スペシャルでもなんでもない、ごく普通の2時間サスペンスド ラマです。それが連続ドラマになる、などということは、ドラマの世 界では前代未聞、画期的なことです。「そんなこと任せられていいの かよ!」と現場の我々の方がビックリ!しかし、その大英断があった からこそ、キラーコンテンツと呼んでもらえるまでになった、こんに ちの「相棒」はあります。DVDも、刑事ドラマだから売れるわけな いという前評判を打ち破り、セル、レンタルともに見事ヒット商品と なりました。これも、損さえしなきゃいいじゃないかという思い切りの良さと柔軟なスタンスの勝利でしょ う。その後も、公式ガイドブック、文庫本、マンガ連載と、メディアミックスはどんどん進み、ついには 映画化へ。こんな日が来るとは一体誰が想像したでしょう?これは、と思ったことをすぐに実行する風通 しの良さ、機動力。「おもしろいことはどんどんやろう」のポジティブな姿勢。これこそが我が社の強みです。
「相棒」はまだまだ進化させていきます
広告外収入
(単体)
主な広告外収入の推移(単体) イベント 出資映画 ビデオ・DVD化 テレショップ インターネット グッズ販売 CS関連 (億円) H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 80 60 40 20 0 24 32 35 38 51 15 11 7 13 11 17 21 21 30 34 69 18 43 47 50 15 17 21 18 19 3 4 3 3 4 1 0.0 0.0 14 19 「相棒̶劇場版̶」 ©「相棒̶劇場版̶」パートナーズ 「ちい散歩」 「SUMMER SONIC 07」 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」 ©臼井儀人/双葉社・シンエイ・ テレビ朝日・ADK長谷川 主水 編成制作局 デジタルコンテンツセンター このほか、携帯電話向け会員制有料情報サービス「テレ朝コンプリート!」などのインターネット・ モバイル事業、出版事業、グッズ販売などでも幅広くクロスメディア展開をしています。 音楽出版事業 子会社の(株)テレビ朝日ミュージックが行う音楽出版事業では、「ケツメイシ」のアルバム 「ケツノポリス5」やシングル4 作品、「湘南乃風」のシングル「睡蓮花」「黄金魂」などがリ リースされ、いずれも大ヒット作品となりました。 「湘南乃風」が大晦日に大阪城ホールでカウントダウンライブコンサートを開催し、1万人を 超す入場者を記録しました。また、2月から「ケツメイシ」のコンサートツアーが、全国のアリー ナクラスで行われており、各会場でもアーティストグッズの販売も好調に推移しております。 今後も有望新人の発掘・育成に努め、ヒットアーティスト、ヒット作品の継続的な創出に全力 をあげていきます。
ブロードバンドやワンセグサービスを通じたサービスの提供
テレビ朝日のブロードバンド事業は、保有するコンテンツの価値を向上させ、コ ンテンツビジネスを展開するための取り組みとして位置付けています。テレビ朝日 ホームページ上の動画サイト「tv asahi bb」においては、ニュース、アニメ、プロ レス、子ども向け番組などの動画コンテンツを有料配信しています。また、朝日グループ4社(テレ ビ朝日、朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社、朝日放送)の共同事業として、各社が発信するニュー スを一覧表示するリーダー「ASAHI 24/7」を開発しました。「ASAHI 24/7」は新着順に自動表 示されるニュース項目からワンクリックで発信元の各社ウェブサイトへ直接誘導される仕組みとなっ ています。 地上デジタル放送では、平成18年4月から携帯・移動端末向けにワンセグサービスが開始されま した。ワンセグは電波を利用した無料サービスであり、データ放送も受信することができます。従来、 ワンセグサービスは、地上波と同一の番組編成しか認められていませんでしたが、平成20年4月1 日に施行された放送法改正により、独立編成が可能になりました。今後、この独立編成による、新 たなビジネスモデルの構築や事業展開を検討していきます。 ブロードバンドにおけるコンテンツビジネスにも注力しています。コンテンツのライセンス事業を 視野にいれ、ブロスタTV合同会社が運営するサイト「ブロスタTV」にてプロ・セミプロ級のクリエ イターによるコンテンツ発掘・育成を行っています。テレビ局ならではの面白いデジタルコンテンツ展開
デジタルコンテンツセンター、通称DCCは、PC・モバイル・データ放送を使ったコンテンツを企画・制 作する部署です。広告外収入を得るだけではなく、今や放送収入を得るために必須となったクロスメディア 展開の実行部隊として、「テレビ局らしい面白いサービスとは何だろう」を常に模索・実践しています。 DCC部員は、担当番組の台本を見ては「この場面に出てくる音楽を“着メロ”で配信したら喜んでくれ るかな」とか「この設定のゲームを作ったら楽しいのでは」など、あれやこれや考えています。 クロスメディア展開の例では「未来遊園地」というドラマで、おんぼろの遊園地を再建していくというス トーリーに合わせ、①WEBサイト内に仮想の遊園地を作り、実在の遊園地であるかのように運用。②放 送後にロケ地となった遊園地をドラマ上の遊園地として実際にOPENするイベントを行い、③その入場券 を携帯サイトからスピードクジ形式で配布する、といった展開を実践。制作・営業といった関係各所と連 携し丁寧に作り上げました。 そういった“新しい事は実践してみる”という風土のもと、50周年を迎えるテレビ朝日は、これから先 の50年に向けて、今、着実に経験値をためています。新しい
試み
「ケツノポリス5」 ブロスタTV 「にゃんセグ/MATSUMO」 ワンセグサービスコ ーポレ ート・ガ バ ナンス
コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
テレビ朝日は、放送人としての使命を常に自覚して企業活動を継続しております。また、
企業のあり方、企業価値の源泉、およびに企業活動の指針として企業価値基準を文書化
し、社内外に公 表しております。詳 細は当社ホームページ(http://company.tv-asahi.
co.jp/contents/corp/value.html)にてご覧頂くことが可能です。
以上の考えを基本にテレビ朝日は、
『コーポレート・ガバナンスに関する諸施策の検討・
実現は、経営の最重要課題の1つである』との認識に基づき、経営監視の体制を構築して
おります。具体的には、コンプライアンスに基礎を置く内部統制体制の整備により、経営
監視体制の一層の強化を図っております。
コーポレート・ガバナンス体制
テレビ朝日は、22名の取締役のうち5名が社外取締役であり、また、監査役5名のうち
3名が社外監査役となっています。
業務執行は、取締役会において選出された代表取締役と、これを補佐する常勤の社内
取締役が行い、取締役会には監査役5名も出席しています。社内取締役の業務執行にあ
たっては、常勤の社内取締役が常務会を組織し、原則として週1回、担当業務に関わる協
議、報告を行い、業務執行におけるチェック機能を果たしています。
テレビ朝日は、コンプライアンスに基づく内部統制の整備を軸に、経営監視体制を構築しています。
報告 改善指示 報告 意 思 決 定 監 査 業 務 執 行 各 種 会 議 体 経営審議会 出資検討委員会 放送と倫理等に関する対策会議 放送緊急対策委員会 一般緊急対策委員会 放送事故防止対策委員会 放送番組審議会 代 表 取 締 役 常 務 会 各 事 業 部 門 弁 護 士 専 門 家 コンプライアンス 統括室 (内部監査) グ ループ 会 社 会 計 監 査 人 選任・解任 連携 監査 助言 連携 会計監査 監査 報告 選任・解任 選任・解任 指揮・監督 選定・解任 監督 報告 報告 報告 株 主 総 会 監 査 役 会 取 締 役 会また、社外取締役は、豊富な経験や能力を活かして、テレビ朝日の新たな事業展開や
コンテンツ開発など企業価値の向上に向けた提言を行います。
次に、従業員の日常の業務活動は、内部統制の仕組みにより、組織・規程などにより権
限・責任を明示するとともに、必要に応じてコンプライアンス統括室、法務部、番組審査
室など社内の複数部門におけるチェックを受け、活動状況を常務会ほかに報告する体制を
整えています。
このような体制において、行われた業務執行の状況は、原則として月1回開催されます
取締役会において、代表取締役から、詳細な報告が行われます。取締役会は、経営方針・
重要な業務執行などが、法令・定款など諸ルールに違反することなく処理されているか、
また適切かつ責任を持って遂行されているかを監督しております。
さらに、監査役は、会社業務全般にわたり、取締役の業務執行について、適法性、妥
当性を監査しております。
監査方法、時期等は、監査役相互で協議して作成した監査計画に基づき、取締役会以
外の社内の重要会議へも出席するとともに、役員・社員との面談、資料調査等を通じて、
厳格に監査活動を行っております。
コンプライアンスに基礎を置く内部統制
テレビ朝日は、監査役制度採用会社として、取締役会による代表取締役の業務執行状
況の監督、監査役および監査役会による監査を軸に経営監視の体制を構築しております
が、コンプライアンスに基礎を置く内部統制体制の整備により、経営監視体制の一層の
強化を図っています。
また、従業員に対して法令等の遵守を徹底するために、
「コンプライアンス・マニュアル」
をはじめとするルールを整備し、この中で、経営のトップを統括責任者とするコンプライ
アンス体制を構築し、コンプライアンス統括部を中心に、コンプライアンスにかかる照会
対応、違反行為の原因調査、再発防止策の策定などを適切に行うためのルールおよび体
制の確立を図っています。
買収防衛に関する事項
テレビ朝日は、平成19年5月15日開催の当社取締役会において、平成19年6月27日
開催の第67期事業年度に係る当社定時株主総会(以下「本定時株主総会」といいます。)
における株主の皆さまのご承認を条件として、当社株式の大量取得行為に関する対応策
(買収防衛策)
(以下「本プラン」といいます。)を導入することにいたしましたが、本定時
株主総会において、株主の皆さまのご承認を頂きました。本プランの詳細につきましては
平成19年5月15日付当社プレスリリース「当社株式の大量取得行為に関する対応策(買
収 防 衛 策 ) の 導 入 に つ い て 」
( 当 社 ホ ーム ペ ー ジ http://company.tv-asahi.co.jp/
contents/ir_news/index.html にてご覧頂くことが可能です。)をご参照下さい。
継続的な環境マネジメントシステムの改善
テレビ朝日はこれまで、
「テレメンタリー」
「素敵な宇宙
船地球号」
「ネイチャリングスペシャル」などの番組放送
を通じて、地球環境保全の大切さを訴えてきました。また、
2007年11月に開局50周年を迎えたテレビ朝日では、地
球温暖化防止プロジェクトを立ち上げました。古舘伊知郎
氏の司会によるスペシャル番組「地球危機2008 ∼何気
なく暮らしている人たちへ∼」の放送をはじめとし、報道
番組などでも地球温暖化や防止策等について取り上げてい
ます。また、本社アトリウムにデジタルの「触れる地球儀」
の展示、プロジェクトのシンボルキャラクターとして「四
角い」
「オレンジ色」のドラえもんとのコラボレーションな
どを通して、今後も積極的に取り組んでまいります。
日々の事業活動においても、環境保全活動を推進して
います。テレビ朝日「アーカイブ推進室」では、使用済み
ビデオテープの回収やリサイクル活動の実施など業務の中
でも環境に配慮した仕組みを取り入れ、平成14年7月には
環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」の認
証を取得しました。
さらに、平成15年度から平成19年度の5年間に本社ビ
ルにおいて、合計17,463トンのCO2排出量を削減いたし
ました。また、東京都には平成17年度から平成21年度の
5年間にわたり、CO2を毎年573トン削減する計画を平
成18年1月に提出し、
「A+」の評価を受けています。
テレビ朝日の情報・総合学習支援活動
テレビ朝日は、平成15年11月から小学生から大学生を
対象にした「館内見学」を行っています。生放送の現場や
ニュース体験ができるこの「館内見学」には平成20年3月
末で全国各地の13,510校が参加しました。
また、平成17年2月から在京キー局では初の試みである
「出前授業@テレ朝」を実施しています。
「出前授業@テレ
朝」は、テレビ朝日の社員が講師となり、エリア内の各学
校でテレビ局の仕事やニュースが放送されるまでの過程を
テーマに授業を行う総合学習支援活動です。平成20年3
月末までに44人の講師が285校を訪問しました。
また、夏休みの体験企画として平成17年から毎年夏に
「tv asahiのtv asobi(テレビ朝日のテレビ遊び)」を開催
しています。記者や天気予報キャスターの体験をはじめ、
アニメのアテレコ、中継車の見学、
「ミュージックステーシ
ョン」と「サンデープロジェクト」のスタジオでの番組制
作体験、
「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」の「プレッ
シャースタディ」体験など、楽しみながらテレビ局の仕事
を学ぶこのイベントには延べ350人の社員が参加し、多く
の視聴者の皆様と直接ふれあうことができました。
テレビ 朝日は、これらの情 報・総合学習支援をメディ
ア・リテラシー活動の一環として行っていますが、さらな
る改善・発展を目的に、平成19年6月から約3年間、東京
大学大学院情報学環との共同研究として「ろっぽんプロジ
ェクト」を行うことになりました。平成20年3月に、
「第
一回ろっぽんプロジェクトセミナー」を開催し、テレビ朝
日の活動報告、台湾政治大学教授の講演と「放送局と視
聴者の回路作り」のパネルディスカッションが行われまし
た。引き続き「ろっぽんプロジェクト」では、放送局と市
民が協働的に学び合う、多メディア時代の新しいメディア・
リテラシーの体系を構築し、系列局をはじめとする放送局
が有効活用できるものを開発していきたいと考えています。
「テレビ朝日福祉文化事業団」を通じた社会貢献活動
「テレビ朝日福祉文化事業団」は、民間放送系では初
めての社会福祉法人として昭和52年に設立されました。
設立以来、高齢者福祉、心身障がい者福祉、児童福祉な
ど広範囲の福祉活動に取り組んでいます。
今期、福祉文化事業団は創立30周年を迎え、様々な記
念事業を開催しました。記念コンサート
「ALL−IN!」では、
「ミュージックステーション」を通して行っている全国の児
童養護施設への楽器プレゼント「ミュージックウェーブ」、
心身障がい者のリハビリ音楽療育、高齢者施設への歌手
訪問などで出会った団体の演奏に加え、シンガーソングラ
イター川嶋あい氏のミニ・ライブで盛り上がりました。ま
環 境 保 全と社 会 貢 献 へ の 取り組 み
た、
「シニアライフエキスポ2008」にて、参議院議員の
丸山和也氏、梨元勝氏、東海林のり子氏など著名人の講
演会を開催し、会場を沸かせました。今回で40回目となっ
た「社会福祉大相撲」
(協力:日本相撲協会)は、収益金を
関係諸団体に寄付しました。さらに、平成23年の完全デ
ジタル化を目前にして「テレビ朝日開局50周年・テレビ朝
日福祉文化事業団創立30周年・朝日新聞厚生文化事業団
創立80周年 記念事業 地上デジタル放送対応テレビを高
齢 者 の グル ープ ホームに寄 贈 キャンペーン」を 実 施し、
300台を関東地方のグループホームに寄贈しました。
通常の社会福祉事業も引き続き行っています。高齢者
福祉においては、平成元年から行っている高齢者施設訪
問にて、浅香光代氏と梨元勝氏のトークショーを開催しま
した。
心身障がい者福祉においては、身体障がい者のハンディ
スキー親善大会、車椅子バスケットボール、全国高校生の
手話によるスピーチコンテストの開催などを助成しています。
児童福祉においては、東京都の児童養護施設の高校生
を海外でのホームステイを中心にした生活体験へ招待する
などに加え、
「第2回クラシエフィランソロピーLPGAプレ
イヤーズチャンピオンシップ」の選手獲得賞金・入場料・
オークションの収益の一部を乳児院、保育園の必要物資
ALL-IN! ©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 車椅子バスケットボール大会 写真:清水一二 社会福祉大相撲 デジタルテレビの寄贈 出前授業@テレ朝 tv asahiのtv asobi 「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」の「プレッシャースタディ」体験寄贈のための基金として集めました。
平成11年、テレビ朝日は放送事業の公共性に鑑み、国
内外の災害被災者の援助を目的とした「ドラえもん募金」
を設立しました。これまで、台湾中部大地震、伊豆諸島噴
火・地震、新潟県中越地震、スマトラ沖地震、パキスタン
地震、ジャワ島中部地震、新潟県中越沖地震など11回の
募金活動を行い、テレビ朝日福祉文化事業団を通して現
地へ寄付しています。
社会的責任投資指標FTSE4Good Indexに選定
平成16年9月以来、テレビ朝日は、イギリスの独立法
人FTSEの 社 会 的 責 任 投 資 指 標(SRIイ ン デ ッ ク ス )、
FTSE4Good Indexに選定され続けています。
FTSE4Good Indexは、世界的に広く受け入れられて
いる投資指標で、環境保全に向けた積極的な行動、社会
貢献活動や雇用環境の健全化などステークホルダーとの
建設的な関係構築、世界人権擁護に対する取り組みを選
定基準としています。テレビ朝日は、一連の環境保全への
取り組みや「ドラえもん募金」による国内外の被災地への
援助、
「テレビ朝日福祉文化事業団」を通した社会貢献活
動など幅広い公共的な活動が国際的に認められたものと
考え、これからも積極的な取り組みを推進していきます。
日 本 の テレビ 放 送 業 界
テレビ放送業界の概要
日本のテレビ放送業界では、NHKと民放在京キー5局が主導的な役割を担っています。テレビ
放送は電波法と放送法により規制されており、放送事業を行なうものは、国民の共有財産である
電波を利用する免許を国から取得しています。
放送局には公共的な使命を全うする義務があります。災害時の緊急放送対応に始まり、公序良
俗に反しないこと、政治的に公平であることなど、様々な規則に沿って事業をしています。
また、民放は無料で視聴者に放送を提供しており、各民放局は主に広告収入によって経営され
ています。放送時間に占めるCMの量に関しては、
「日本民間放送連盟」で自主規制を設けています。
キー局と系列局による全国ネットワーク網の形成
日本国内には民放局が127局あります。これら放送局に交付されている免許は県域免許であり、
それぞれ、放送エリアが規制されています。また、放送により表現の自由が広く確保されるよう、
東京にある民放キー局は、ローカル局を所有することが制限されているため、東京の民放キー局
は、日本各地にあるローカル局とネットワーク体制を構築しています。全国をカバーするネットワー
クを構築することにより、報道の取材拠点を確保しています。また、ネットワークを通じて全国に
番組が放送されるため、全国規模のタイムセールスをすることができるなど、放送業を営むための
大事なパートナーと位置付けられています。
さらに、平成20年4月1日施行の放送法改正により、一定の仕組みのもと、
「認定放送持株会社」
を設立することが可能となり、新たな企業経営の選択肢が増えました。
地上デジタル放送の視聴エリア拡大
平成15年12月、政府の方針に基づき、東京・大阪・名古屋を中心とした大都市圏で地上デジタ
ル放送がスタートしました。平成18年12月に各都道府県庁所在地にて放送がスタートし、平成
19年末現在、日本の総世帯数の92%をカバーするまでに拡大しました。平成23年7月には現行
のアナログ放送が終了するスケジュールになっています。
地上波テレビ放送のデジタル化は政府が推進しているIT戦略の一環であり、電波の有効利用と
放送の高度化が目的です。地上デジタル放送では、高画質・高音質、電子番組表、双方向サービ
スやデータ放送が可能であり、高齢者や障がい者に配慮した機能も設けられています。
テレビ朝日は、平成23年の日本全国での地上デジタル放送への完全移行に向けて、全日HD
(高
精細度画質)化比率を89.8%、プライムタイムHD化比率を100%(平成20年4月現在)まで高
めるなど着実に準備を進めています。また、番組に連 動したデータ放 送、レギュラー番組での
5.1chサラウンド放送、携帯・移動端末向けのワンセグサービスなど、デジタル技術の利点を活か
した放送サービスを提供しています。
テレビ放送業界を取り巻く環境は、デジタル化を機に大きく変化しています。
「放送と通信の連携」に
よる新たなサービスが創出されることが期待されています。
18 5事業年度の連結経営指標 19 財務報告 24 連結貸借対照表 26 連結損益計算書 27 連結株主資本等変動計算書 28 連結キャッシュ・フロー計算書 29 連結財務諸表作成のための基本となる 重要な事項 32 連結財務諸表作成のための基本となる 重要な事項の変更 32 表示方法の変更 33 追加情報 33 注記事項 44 連結附属明細表 44 その他 45 独立監査人の監査報告書
財務セクション
和文アニュアルレポートの監査について 和文アニュアルレポートの発行にあたっては、連結財務諸表 部分(24ページから44ページ)において「有価証券報告書 連 結財務諸表」の内容と相違なきよう作成しております。 そのため45・46ページに有価証券報告書における監査報告 書の「写」を掲載しておりますが、和文アニュアルレポートの連 結財務諸表部分について正式に監査を受けたものではありま せん。(百万円) 平成16年3月期 平成17年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期 平成20年3月期 年間: 売上高 218,078 242,036 249,383 251,124 252,746 テレビ放送事業 196,753 215,302 220,907 221,438 220,481 タイム収入 88,720 91,717 93,932 95,444 95,474 スポット収入 84,838 98,359 100,825 99,373 97,916 番組販売 11,755 11,871 11,878 11,987 12,227 その他 11,439 13,353 14,270 14,633 14,862 音楽出版事業 7,264 9,122 10,938 9,348 9,697 その他事業 22,572 24,492 25,856 29,156 32,123 売上原価 156,124 165,774 172,179 177,475 183,348 販売費及び一般管理費 55,433 62,655 60,128 59,970 59,421 営業利益 6,520 13,606 17,075 13,677 9,976 経常利益 5,893 13,592 17,314 14,587 12,080 税金等調整前当期純利益 3,796 12,931 17,228 14,568 11,240 当期純利益 1,687 7,382 9,466 10,303 6,422 設備投資額 30,701 6,176 5,041 4,669 5,223 減価償却費 7,831 8,388 8,559 8,382 8,828 期末: 総資産 288,967 297,544 316,079 314,466 313,677 流動資産 139,416 146,059 150,177 153,199 167,179 有形固定資産 68,808 65,898 63,060 59,667 56,614 流動負債 48,659 51,921 50,655 47,10
2
52,987 有利子負債 862 ̶ ̶ ̶ ̶ 株主資本 220,508 226,729 242,848 ̶ ̶ 純資産 ̶ ̶ ̶ 249,443 245,762 普通株式1株当たり指標(円): 当期純利益 1,559.52 7,198.89 9,225.56 10,242.19 6,383.75 配当金 1,100 1,300 1,400 2,000 3,000 純資産 219,193.18 225,237.25 241,215.50 245,677.73 240,678.24 その他の指標: 発行済株式総数(千株) 1,006 1,006 1,006 1,006 1,006 従業員数(連結) 2,772 2,875 2,930 3,052 3,539 キーレシオ(%): 売上高当期純利益率 0.8 3.1 3.8 4.1 2.5 自己資本当期純利益率 0.8 3.3 4.0 4.2 2.6 総資本当期純利益率 0.6 2.5 3.0 3.2 2.0 自己資本比率 76.3 76.2 76.8 78.6 77.2 普通株式 1 株当たり指標の計算につきましては注記事項の「1 株当たり情報」をご参照ください。5事業年度の連結経営指標
テレビ放送業界をめぐる事業環境
当連結会計年度の日本経済は、当初、輸出の拡大により企業収益が高水準で推移していることを背景に設備 投資が増加するなど、緩やかな景気回復を続けました。しかしながら、サブプライムローン問題が尾を引くアメリ カ経済の減速や、原油価格をはじめとする素材価格の高騰、円高の進行などから、企業収益圧迫への懸念が強 まり、株式市場の低迷もあいまって、景気の先行きに不透明感が強まりつつあります。 放送業界におきましては、個人消費の回復の弱さなどにより、企業の業況感に一部慎重さがうかがわれたこ と、また、前期には「2006FIFAワールドカップTM ドイツ大会」があったこともあり、広告出稿が前期実績を下回り ました。営業成績
このような経済状況のなか、当社グループは、テレビ放送事業はもとより、音楽出版事業やその他事業での 収益確保に努めた結果、当連結会計年度の売上高は、2,527億4千6百万円で、前期比16億2千1百万円(+ 0.6%)の増収となったものの、営業費用は、前期比53億2千3百万円(+2.2%)増の2,427億6千9百万円とな りました結果、営業利益は99億7千6百万円で、前期比37億1百万円(△27.1%)の減益となりました。 経常利益は120億8千万円で、前期比25億6百万円(△17.2%)の減益、当期純利益は64億2千2百万円で、 前期比38億8千1百万円(△37.7%)の減益となりました。 事業の種類別セグメント業績 テレビ放送事業 当連結会計年度は、全日視聴率(6時∼24時)7.9%、プライムタイム(19時∼23時)12.3%、ゴールデンタイ ム(19時∼22時)11.5%、プライム2(23時∼25時)8.4%をマークいたしました。とりわけプライムタイムは2期 ぶり、開局以来2回目の単独2位となり、全日視聴率も開局以来最高の数字を記録するなど、大きな躍進を遂げ ました。 当社は、平成19年11月1日より開局50周年記念期間に突入したことを受けて、大型コンテンツを多数放送い たしました。2夜連続のドラマスペシャル「松本清張 点と線」は第1部23.8%、第2部23.7%と高視聴率を獲得 し、文化庁芸術祭テレビ部門ドラマの部で大賞を受賞するなど、各方面から非常に高い評価をいただきました。 また、12月に行われた野球「北京オリンピックアジア地区最終予選」では日本代表の熱戦を連日地上波で独占放 送し、韓国戦23.7%、台湾戦27.4%と高い視聴率を記録。さらに「日曜洋画劇場 武士の一分」「ミュージックス テーション スーパーライブ2007」「相棒 元日スペシャル」なども高視聴率を獲得し、開局50周年記念期間 の好調なスタートとなりました。また、開局50周年記念期間に合わせて、全社横断的な取り組みとして地球温暖 化防止プロジェクトを立ち上げ、その一環として、4時間を超える大型特別番組「地球危機2008 ∼何気なく暮 らしている人たちへ∼」を放送し、視聴者のみなさまから大きな反響をいただきました。 レギュラー番組も引き続き好調で、バラエティー系番組では、「いきなり!黄金伝説。」(木曜19時)、「クイズプレ ゼンバラエティーQさま!!」(月曜20時)、「ビートたけしのTVタックル」(月曜21時)などが高い水準の視聴率を 維持しております。また、ネオバラ枠(月曜∼木曜 23時15分∼24時10分)の各番組も平均10∼12%台の視 聴率をキープし、1月からは「クイズ雑学王」(水曜20時)がゴールデンタイムに進出するなど、若い世代を中心に 高い評価をいただいております。 ドラマでは、10月からスタートした「相棒」が6シーズン目に突入、平均15.9%の高い視聴率を記録したほか、 「交渉人∼THE NEGOTIATOR∼」「その男、副署長∼京都河原町署事件ファイル」など、多くの高視聴率レ ギュラー番組を放送いたしました。さらに、2夜連続で放送した黒澤明ドラマスペシャル「天国と地獄」「生きる」や、 「スペシャルドラマ 必殺仕事人2007」「特命係長 只野仁スペシャル 08」などの大型ドラマを放送、多くのみ なさまから高い支持を得ました。 スポーツでは、7月に行われたサッカー「AFCアジアカップ2007」を地上波独占放送し、6試合平均で20%超 えの高視聴率を獲得。さらに「フィギュアスケートグランプリシリーズ」やサッカー「AFCチャンピオンズリーグ決 勝戦 浦和レッズ セパハン」のゴールデンタイム緊急編成など、柔軟かつ質の高い放送で、多くのスポーツファ ンのみなさまから「スポーツのテレ朝」として高い支持をいただいております。 報道情報番組では、「報道ステーション」が平均14.1%と安定した高視聴率を獲得しているほか、「やじうまプ ラス」「スーパーモーニング」「ワイド!スクランブル」「スーパーJチャンネル」などのベルト番組も好調。また、7月 に行われた参議院選挙当日には、「選挙ステーション2007」を放送するなど、視聴者のみなさまの求める情報を 的確に捉えた報道で、引き続き厚い信頼を得ております。 以上のような状況のなか、収益確保に向けて、積極的な営業活動を展開いたしました。 売上高 (百万円) 300,000 225,000 150,000 75,000 0 (%) 12 6 0 - 6 -12 前期比 売上高 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 (百万円) 240,000 180,000 120,000 60,000 0 H16.3 H17.3 H18.3H19.3H20.3 「テレビ放送事業」売上高財務報告
その結果、タイム収入は、レギュラー番組において、「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」や「いきなり!黄金 伝説。」、「相棒」を放送した水曜21時のドラマ枠などを中心にベースアップを図ることができました。一方、単 発番組は、前期の「2006FIFAワールドカップTM ドイツ大会」や「世界水泳メルボルン2007」の目減り分が大き かったものの、サッカー「AFCアジアカップ2007」や野球「北京オリンピックアジア地区最終予選」「フィギュアス ケートグランプリシリーズ」などの大型単発や、開局50周年記念のドラマスペシャル「松本清張 点と線」などで カロリーアップを図った結果、954億7千4百万円で、前期比2千9百万円(+0.0%)増となり、わずかではありま すが前期実績を超えることができました。 一方、スポット収入は、東京地区出稿量が前年割れ(△3.0%)という厳しい市況のもとで苦戦を強いられま した。業種では、「薬品」「住宅・建材」「精密・事務機器」などは好調であったものの、「輸送機器」や、前期好調で あった「出版」が大幅減となったほか、「金融・保険」も引き続き前期を下回りました。この結果、前期比14億5千6 百万円(△1.5%)減の979億1千6百万円となりましたが、当社は視聴率上昇を背景とした積極的なプロモート に努めたことにより、地区前年比を上回り、シェアアップを達成いたしました。 また、番組販売収入は、前期比2億4千万円(+2.0%)増の122億2千7百万円、その他収入は、株式会社放 送技術社、株式会社トラストネットワークなどの放送関連収入の増収などにより、前期比2億2千9百万円(+ 1.6%)増の148億6千2百万円となりました。 以上の結果、テレビ放送事業の売上高は2,204億8千1百万円で、前期比9億5千6百万円(△0.4%)の減収 となり、営業費用は前期比37億5千6百万円(+1.8%)増の2,147億7千6百万円となりました結果、営業利益 は57億4百万円で、前期比47億1千3百万円(△45.2%)の減益となりました。 音楽出版事業 音楽著作権・著作隣接権の管理事業は、楽曲の配信市場の拡大などにより、堅調に推移しております。 音楽コンテンツ事業は、ケツメイシ のアルバム「ケツノポリス5」やシングル4作品、湘南乃風 のシングル「睡 蓮花」「黄金魂」などがリリースされ、いずれもヒット作品となりました。音楽配信収入につきましても、好調に推 移いたしました。 アーティストマネジメント事業は、湘南乃風 が大晦日に大阪城ホールでカウントダウンライブコンサートを 開催し、1万人を超す入場者を記録しました。また、2月から ケツメイシ のコンサートツアーが全国のアリーナク ラスで行われており、各会場でのアーティストグッズの販売も好調に推移しております。さらに、新人アーティス トのプロモーション活動など、ヒットアーティストを継続して輩出すべく事業展開を行ってまいります。 以上の結果、音楽出版事業の売上高は96億9千7百万円で、前期比3億4千8百万円(+3.7%)の増収となり、 営業費用は前期比4億7千5百万円(+6.4%)増の79億3千3百万円となりました結果、営業利益は17億6千3 百万円で、前期比1億2千6百万円(△6.7%)の減益となりました。 その他事業 出資映画事業では、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」がシリーズ歴代3位となる大ヒッ ト。「仮面ライダー電王・獣拳戦隊ゲキレンジャー」も好評を博しました。さらに、1月公開「母べえ」、3月の新生ド ラえもん第3弾「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」が順調な観客動員を記録しています。 携帯電話向け会員制有料情報サービスでは、「テレ朝コンプリート!」をはじめとした放送連動コンテンツ配信 の充実により、安定した業績を上げております。また、番組連動データ放送についても2011年の完全デジタル 化に向けて幅広くクロスメディア展開を進めております。 イベント事業では、開局50周年記念企画「大徳川展」「LUNA SEA 一夜限りの再結成ライヴ」「徹子の部 屋コンサート」をはじめ、「RED HOT CHILI PEPPERS」「ブロードウェイ・ミュージカル『ヘアスプレー』」 「SUMMER SONIC 07」など数々のイベントを開催し、多くの観客を動員いたしました。 そのほか、7月末にブランドネームを「Ropping」に統一したテレショップ事業は、「セレクションX」や「ちい散 歩」内の通信販売が好調に推移いたしました。さらに、「相棒」「帰ってきた時効警察」「内村プロデュース」などの 番組のビデオ・DVD化、商品化、出版などのコンテンツビジネスにも精力的に取り組みました。 また、2006年4月から自主運営のCS放送「テレ朝チャンネル」の加入者数も217万世帯を超え着実に増加し ております。 イベント事業、ビデオ・DVD化事業やCS事業の好調により、その他事業の売上高は321億2千3百万円で、前 期比29億6千6百万円(+10.2%)の増収となり、営業費用は前期比27億3千3百万円(+9.9%)増の304億1 千7百万円となりました結果、営業利益は17億5百万円で、前期比2億3千3百万円(+15.9%)の増益となりま した。 「音楽出版事業」売上高 (百万円) 12,000 9,000 6,000 3,000 0 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3 「その他事業」売上高 (百万円) 30,000 22,500 15,000 7,500 0 H16.3 H17.3 H18.3 H19.3 H20.3