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(1)

「大規模集客施設の立地のあり方について(素案)」 に対する市民意見

の内容及び名古屋市都市計画審議会土地利用計画部会の考え方

「大規模集客施設の立地のあり方について(素案)」に対して、貴重なご意見をいただきあり

がとうございました。

ご提出いただいたご意見と、それに対する土地利用計画部会の考え方を公表します。

なお、ご提出いただいたご意見は、原文を要約または分割するとともに同じ趣旨のものをま

とめて掲載しましたので、ご了承ください。

平成19年11月

名古屋市都市計画審議会土地利用計画部会

《事務局》

名古屋市住宅都市局都市計画部都市計画課

電話 052-972-2713

FAX 052-972-4164

電子メール [email protected]

市民意見募集の概要

1 実 施 時 期 平成19年8月10日から平成19年9月18日まで

2 意見提出数 538 通

3 意 見 件 数 607 件

4 提 出 方 法

325 通

メ ー ル

4 通

ファックス

138 通

71 通

5 意見の内訳

項 目

件 数

1 準工業地域における立地規制に関するもの

295 件

2 大規模集客施設の立地を可能とする場合の対応に関するもの

37 件

3 地区計画の指定により立地を可能とする場合の評価に関するもの

3 件

4 開発整備促進区を定める地区計画等の取扱い基準骨子(案)に

関するもの

208 件

5 開発整備促進区を定める地区計画等に係る評価体制等の考え方

に関するもの

1 件

6 その他素案に関するもの

6 件

(2)

目 次

1 準工業地域における立地規制に関するもの ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

2 大規模集客施設の立地を可能とする場合の対応に関するもの ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

3 地区計画の指定により立地を可能とする場合の評価に関するもの ・・・・・・・・・・・・・・ 9

4 開発整備促進区を定める地区計画等の取扱い基準骨子(案)に関するもの ・・・・・・ 10

上位計画との整合について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

都市基盤及び土地利用からみた立地の評価について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

周辺生活環境からみた立地の評価について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

地区計画に定める事項について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

計画内容の実現と担保措置について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

5 開発整備促進区を定める地区計画等に係る評価体制等の考え方に関するもの ・・・ 15

6 その他素案に関するもの ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16

7 その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

(3)

1 準工業地域における立地規制に関するもの (295件)

市民意見 ・素案に賛成。原案どおり進めてほしい。

(21件)

・準工業地域への規制に賛成。できるだけ早く規制を実施してほしい。

(11件)

・準工業地域への規制に賛成。これ以上大規模集客施設は必要ない。

(13件)

・大規模集客施設の出店は周辺住民のことを考えていない。準工業地域

への規制に賛成。

(11件)

・大規模集客施設の出店は環境を大きく変えてしまう。誰も大きな変化

は望んでいない。早く条例を制定してほしい。

(47件)

・大規模集客施設の出店により、車両が生活道路へ入り込み、事故、騒

音、排気ガス等により生活環境が著しく悪化する。早く条例を制定し

てほしい。

(51件)

・素案に賛成。大規模集客施設が出店するたびに周辺の小売店が廃業に

追われる。小売店を利用していた高齢者が不便を強いられる。

(42件)

・全国の商店街を対象とした実態調査では、約70%の商店街が衰退し

ていると認識しているとの新聞記事があったが、名古屋も同様である

と思う。大規模集客施設がこれ以上出店すると、小規模な小売店の経

営ができなくなる。1日も早く準工業地域への出店を規制する条例を

制定してほしい。

(41件)

・商店街は地域住民とのふれあいを大切にしてきた。大規模集客施設が

立地すると、大変な打撃を受けることになる。大規模集客施設の立地

を規制してほしい。

(9件)

・大規模商業施設や巨大アミューズメントはこれ以上必要ない。一見華

やかに見えるが、街の賑わいとは施設の大きさや数で決まるものでは

ない。

(18件)

・高齢者や障害者にゆっくり歩いて暮らせるまちづくりのため、車利用

が中心の大規模集客施設は必要ない。商店街は高齢者にも安心して暮

らせるまちづくりに努めている。

(10件)

・子育て支援の方向性を考えると、商店街の小売店の方がきめ細やかに

目が届く。

(2件)

土地利用 計画部会 の考え方 近年、大規模集客施設が従来想定していなかった地域に立地する事例が増加 しており、住宅地域への多くの人や車の進入により、騒音、排気ガス等による 環境悪化、生活道路における歩行者の安全性低下等の様々な問題が生じていま す。また、工業系の地域においては、工業の利便の増進に大きな支障が生じて います。このように、大規模集客施設は立地場所周辺の環境に影響を及ぼすだ

(4)

けでなく、中心市街地の衰退や自動車依存型の都市構造の促進など広域的な都 市構造に大きな影響を及ぼすことが懸念されています。 そのような背景を踏まえ、都市計画法等の改正により、広域にわたり都市構 造に大きな影響を与える大規模集客施設の立地に係る制限の見直し等が行わ れ、これまで大規模集客施設が面積制限なく立地可能であった第二種住居地 域、準住居地域、工業地域の3つの用途地域について、床面積の合計が1万㎡ を超える大規模集客施設の立地が制限されます。 当部会では、大規模集客施設のうち、最も数が多く、都市構造や周辺環境に 与える影響が大きい大規模商業施設の名古屋市における立地の状況、自動車の 利用実態、市民や大規模工場事業主の意識などをふまえ、名古屋市における準 工業地域の指定状況、土地利用状況、大規模敷地の状況を勘案するとともに、 市内の大規模小売店舗の業態別の施設規模について調査した結果、準工業地域 においても、床面積の合計が1万㎡を超える大規模集客施設の立地を制限する ことが適当であり、規制する方法としては、用途地域を補完する土地利用規制 制度である特別用途地区の活用が適当であると考えました。 準工業地域における立地規制については、改正法が全面施行される平成19 年11月30日を目途に、名古屋市都市計画審議会から名古屋市に対して答申 を行い、その後、名古屋市により特別用途地区の都市計画の手続き及び特別用 途地区建築条例制定の手続きが行われる予定です。

市民意見 ・全国的に大規模集客施設はもう必要ないとの意見が多い現在、全ての

地域に1,000㎡以上の出店は厳しく規制するべき。

(2件)

・1万㎡以上を広域的な商業施設と位置づけているが、面積の大小のみ

で広域的とは言えない。

・大規模集客施設は資本の論理だけで出店し、都合が悪くなれば撤退し、

まちは壊されてきた。このようなことがあっては、安心、安全、快適

な街はなくなってしまう。方針をもう少し厳しくするべき。

(6件)

土地利用 計画部会 の考え方 名古屋市内の大規模小売店舗を業態別、施設規模に整理したところ、概ね床 面積1万㎡を境に、1万㎡以下の専門スーパーなど地域サービス施設と1万㎡ を超える大型総合スーパーなど広域サービス施設に分類されました。床面積が 1万㎡を超える施設については、その施設規模や広域的な集客性から、まちな みやまちづくりへの影響や交通処理が懸念されることから、今回の法改正で立 地規制されることになった床面積1万㎡を超える集客施設を制限することが 適当であると考えました。

(5)

市民意見 ・商業系用途地域における大規模集客施設の立地についても、一定のコ

ントロールが必要である。

土地利用 計画部会 の考え方 準工業地域と同様に今回の法改正による立地規制の対象外となった商業地 域及び近隣商業地域においては、元々商業その他業務の利便を増進することな どを目的に指定されている用途地域であり、名古屋市においては、駅付近地や 幹線道路沿道などに指定され、大規模商業施設への来店客の自動車利用率も比 較的低いなど大規模集客施設の立地による支障も少ないと予想されることか ら、今回の検討の対象とはしていません。

市民意見 ・準工業地域における大規模集客施設の立地規制に反対。

・大規模集客施設の出店に大賛成です。悪いことばかりではなく、潤い

もある。

(2件)

・素案は市内に新たな大規模集客施設をほとんど作らせないようにする

ことを意味している。準工業地域において立地規制がなされると、商

業系用途地域での出店しかできなくなり、比較的大きな敷地面積を必

要とする場合、選択肢が限られてしまう。

(2件)

土地利用 計画部会 の考え方 名古屋市の準工業地域は、既成市街域内の住工混在地や工業地域との緩衝地 帯として指定されており、公共交通機関の利便性に課題がある場合や都市基盤 が必ずしも十分でない場合もみられます。また、土地利用については、住居系、 工業系ともにそれぞれ3割以上を占めており、住環境や工場の操業環境への一 定の配慮が求められる地域であるとともに、大規模敷地が多く、今後工場の移 転、閉鎖等にともなう土地利用転換により大規模集客施設の立地が進む可能性 があります。 今回の法改正の趣旨をふまえ、上記のような名古屋市の状況を勘案すると、 準工業地域においても大規模集客施設の立地を制限することが適当であり、そ の方法としては、用途地域を補完する土地利用規制制度である特別用途地区の 活用が適当と考えました。 しかしながら、大規模集客施設は、広域的に多くの人を集めていることから みても、利便性や快適性の高い施設づくりにより、都市の魅力づくりに貢献し ている面もあると言えます。そこで、第二種住居地域、準住居地域、工業地域 及び準工業地域において大規模集客施設の立地を一切認めないとするのは適 切ではなく、大規模集客施設の立地にともなう都市基盤や土地利用、また周辺 環境への影響をふまえ、支障がないと判断される施設については、都市計画手 続きを通じ適正な立地を確保し、立地を可能とすることが適当と考えました。

(6)

市民意見 ・準工業地域の将来の展望が見えない。工場跡地はマンション用地ぐら

いにしか使えないが、街づくりとしていいのか。名古屋の街をどうし

たいかという全体像(都市計画マスタープラン)の中で再考するべき。

(2件)

土地利用 計画部会 の考え方 当部会は、今回の都市計画法等の改正を機に、名古屋市都市計画審議会が名 古屋市より「大規模集客施設の立地のあり方について」の諮問を受け、同審議 会が検討をするにあたって設置したものです。 名古屋市の将来のまちづくりの方針を示した現在の名古屋市都市計画マス タープランは、平成13年9月に名古屋市が策定したものであり、その中では 「大規模低・未利用地の有効活用の促進」として、「工場の移転などにより現 れる大規模な低・未利用地は、周辺の土地利用や環境など地域特性をふまえ、 再開発地区計画の活用や住宅市街地整備総合支援事業などにより、有効活用を 促進します。」との記載があります。 現在名古屋市では都市計画マスタープランの改訂に向けた準備が進められ ており、その中で大規模集客施設の立地規制をふまえた準工業地域等のまちづ くりの方向性についても改めて検討されるものと考えています。

市民意見 ・市政アンケート及び工場調査に問題がある。一度撤回し、より詳細な

調査をやりなおした上で、再度検討するべき。

土地利用 計画部会 の考え方 市政アンケート及び工場調査は、名古屋市が実施したもので、市政アンケー トは、市民の市政に関する意識を把握し、これを施策に迅速に反映させるため、 市内に居住する満20歳以上の市民2,000人を無作為に抽出してアンケート 調査を行うものです。素案に掲載している結果は、市民の日常の買物の実態や 大規模商業施設に対する考え方などを調査し、大規模商業施設の適正な立地に 対する名古屋市としての対応を検討するための参考とするため行ったもので す。工場調査は、概ね5年ごとに行っている都市計画に関する基礎的資料を得 るために行っている都市計画基礎調査の一環として、現工場を対象に実施して いるものです。素案に掲載している結果は、工場立地法に基づく特定工場を対 象に、現在の操業環境及び今後の土地利用転換の動向、土地利用制限などに関 する意見等を把握するため行ったものです。市民や工場事業主の意向等を把握 するためのものとして、いずれの調査結果も一定の評価はできるものと考えて います。

(7)

市民意見 ・一律に規制をかけるのではなく、駅から徒歩圏内は立地を認めるべき

だと思う。開発整備促進区は相当難しいと思う。事業者に相当な条件

を付して、手続きを進めないようにするのではないのか。

土地利用 計画部会 の考え方 名古屋市内の準工業地域において、大規模集客施設の立地が可能な区域と立 地を認めない区域を区分するためには、周辺の都市基盤や土地利用の状況をふ まえ、立地する大規模集客施設を想定し、立地による周辺生活環境への影響等 を勘案する必要があることから、立地を可能とするか否かは、事業計画をもと に個別に判断すべきであると考え、準工業地域全てにおいて一旦大規模集客施 設の立地を制限することが適当であるとしました。 しかしながら、準工業地域において大規模集客施設の立地を一切認めないと するのは適切ではなく、大規模集客施設の立地にともなう都市基盤や土地利 用、また周辺環境への影響をふまえ、支障がないと判断される施設については、 都市計画手続きを通じ適正な立地を確保し、立地を可能とすることが適当と し、その場合の取扱い基準の骨子(案)を提案しました。

(8)

2 大規模集客施設の立地を可能とする場合の対応に関するもの (37件)

市民意見 ・立地を認める例外規定は立地規制の効力が薄れる。例外規定でこの規

制の抜け道をつくることをやめるべき。

(8件)

・立地を認める例外規定は、例外である以上、徹底して厳しく運用すべ

き。

(4件)

・準工業地域における規制が条例化されても、用途地域が変更されると

意味がない。安易に用途地域の変更をしないでほしい。

(23件)

土地利用 計画部会 の考え方 今回の法改正により立地が制限される第二種住居地域、準住居地域、工業地 域において、床面積1万㎡を超える大規模集客施設の立地が制限されます。ま た、立地が制限される3つの用途地域において、大規模集客施設の立地を可能 とする地区計画制度として「開発整備促進区を定める地区計画」が新たに設け られました。 当部会では、準工業地域においても、床面積1万㎡を超える大規模集客施設 の立地を制限することが適当としていますが、一方、大規模集客施設の立地を 一切認めないとするのは適切ではなく、大規模集客施設の立地にともなう都市 基盤や土地利用、また周辺環境への影響をふまえ、支障がないと判断される施 設については、都市計画手続きを通じ適正な立地を確保し、立地を可能とする ことが適当と考えました。 大規模集客施設の立地を可能とする場合の対応については、開発整備促進区 を定める地区計画等の指定による対応と用途地域の見直しによる対応があり ます。 開発整備促進区を定める地区計画等の指定により、大規模集客施設の立地を 可能とするか否かは、当該敷地の状況や事業計画の内容等について、上位計画、 都市基盤及び土地利用からみた立地の評価と周辺生活環境からみた立地の評 価の2段階で評価して判断することが適当とし、また、適用にあたっての考え 方等をとりまとめた取扱い基準骨子(案)を素案に示しています。 用途地域の見直しによる対応については、大規模集客施設の立地する位置 が、名古屋市都市計画マスタープランに位置づけられた交流拠点等にある場 合、幹線道路沿道及び駅付近地あるいは新市街地開発で地域の核と位置づけら れている地区にある場合など、商業地域及び近隣商業地域の用途地域指定標準 に適合する場合に考えられます。その場合、原則として地区計画をあわせて指 定することにより、周辺環境等へ著しい影響を及ぼすことのないよう配慮すべ きと考えました。 これらの対応については、いずれも都市計画法に基づく都市計画の手続きが 必要となります。

(9)

市民意見 ・既存不適格建築物とされる施設には、地域から支持されている施設も

あり、用途地域変更等都市計画上の判断を適切に行なうことが必要で

ある。

・既存不適格の柔軟な対応について、その判断基準も明確にした方がよ

い。

土地利用 計画部会 の考え方 当部会では、今回の法改正及び特別用途地区の指定により、既存不適格建築 物となる大規模集客施設については、建替え計画等の提案を受け、基本的に新 たに立地する場合と同様に開発整備促進区を定める地区計画等の指定もしく は用途地域の見直しによる対応を行うとし、同程度の規模で建替える場合につ いては、その現状をふまえ、より柔軟な対応をすることが適当であると考えま した。 「柔軟な対応」については、具体の建替え計画に応じた判断となりますが、 現実に地域の消費生活や商業活動に大きく貢献していると認められる地域密 着型の施設であり、同程度の規模の建替えで、周辺環境等への影響が従前に比 べ大きく変わらない施設については、柔軟な対応をすることが適当であると考 えています。 なお、補足的な説明を加えるのが適切であると考え、素案16ページの「既 存大規模集客施設を同程度の規模で建て替える場合については、」を「既存の 大規模集客施設を同程度の規模で建て替え、周辺環境等への影響が従前に比べ 大きく変わらない場合については、」に修正します。

(10)

3 地区計画の指定により立地を可能とする場合の評価に関するもの (3件)

市民意見 ・周辺環境等への支障がない施設については立地を認める対応を行って

いくとのことだが、その場合の詳細な基準を明確にしてほしい。

・大規模集客施設の出店に対する決まりを明確に理解できるようにして

ほしい。

(2件)

土地利用 計画部会 の考え方 法改正により立地規制が強化される第二種住居地域、準住居地域及び工業地 域に加え、準工業地域について、開発整備促進区を定める地区計画等の指定に より、大規模集客施設の立地を可能とするか否かは、当該敷地の状況や事業計 画の内容等について、上位計画、都市基盤及び土地利用からみた立地の評価と 周辺生活環境からみた立地の評価の2段階で評価して判断することが適当と 考えました。 開発整備促進区を定める地区計画等の指定に際して、その評価項目等を事前 に明示するため、適用にあたっての考え方等をとりまとめた取扱い基準骨子 (案)を素案に示しています。

(11)

4 開発整備促進区を定める地区計画等の取扱い基準骨子(案)に関するもの

(208件)

【上位計画との整合について:1件】

市民意見 ・

「都市計画マスタープランとの整合」とあるが、現在のマスタープラン

は地区レベルの土地利用に関する表現が曖昧かつ不明瞭であるため、

計画を評価する際の基準とするには不十分である。都市計画マスター

プランの充実が必要である。

土地利用 計画部会 の考え方 名古屋市都市計画マスタープランにおいては、商業・業務機能をはじめ様々 な都市機能の集積をはかるため、重点的にまちづくりを進める地域として、市 内に11の交流拠点を定めています。 また、「大規模低・未利用地の有効活用の促進」として、「工場の移転などに より現れる大規模な低・未利用地は、周辺の土地利用や環境など地域特性をふ まえ、再開発地区計画の活用や住宅市街地整備総合支援事業などにより、有効 活用を促進します。」との記載があります。 現在の都市計画マスタープランは、平成13年9月に名古屋市が策定したも のであり、今後名古屋市において改訂する際には、大規模集客施設の立地のあ り方も視点の一つとして、検討すべきであると考えています。

【都市基盤及び土地利用からみた立地の評価について:63件】

市民意見 ・公共交通機関の駅等から徒歩圏内に位置するとはどのくらいか。

・公共交通機関の駅等から徒歩圏内は厳密にした方がいい。例えば、駅

の出入口から店舗の出入口までとか。

・公共交通機関の駅等から徒歩圏内にない場所では、大規模集客施設の

立地は不可能なのか。

土地利用 計画部会 の考え方 「公共交通機関の駅等から徒歩圏内」とは、一般的に徒歩圏の上限は500 m~1km 程度と考えられますが、当該計画による建物の配置計画などをみな がら、出入口の位置やアクセス経路の状況等により個別に判断していくものと 考えていますので、具体的な数値については記載していません。 また、立地の評価にあたっては、評価する各項目について、同程度の機能確 保や影響を軽減するための改善措置等がとられる場合には、その措置等による 効果も含めて総合的に評価することを考えています。

市民意見 ・町並み保存地区が含まれていないこととあるが、道路一本向こうに立

(12)

地は可能なのか。

・重要文化財指定建築物が含まれていないこと、または接していないこ

ととあるが、含まれていないとはどの程度のエリアを想定しているの

か。

土地利用 計画部会 の考え方 「含まれていない」とは、大規模集客施設の立地を計画している区域に含ま れていないことを表しています。また、「接していない」とは、敷地が隣接し ている、または、歩道を有しない道路を介して隣接している以外の場合を想定 しています。 なお、立地の評価にあたっては、評価する各項目について、同程度の機能確 保や影響を軽減するための改善措置等がとられる場合には、その措置等による 効果も含めて総合的に評価し、個別に判断するものと考えています。

市民意見 ・広い道路を作り直してからでないと渋滞がひどくなるのではないか。

(2件)

・周辺道路の整備が必要である。

(2件)

土地利用 計画部会 の考え方 開発整備促進区を定める地区計画等により立地を可能とする場合の基準に おいては、周辺道路の状況として、区域の二方向以上が、歩道を有する2車線 以上(うち一方向は4車線以上)の道路に面していること。また、その他の道 路についても、大規模集客施設の規模に応じた適切なものとなっていることが 必要としています。なお、これらの道路については、原則として、当該大規模 集客施設の完成までに供用されるものとしています。 また、交通処理に関する事項として、まず、公共交通利用促進策を講じてで きるだけ自動車利用の抑制に努めることとしています。次に、計画施設の整備 に伴い発生する自動車交通等が周辺道路などに及ぼす影響について予測を行 い、必要な対策を講じることとしています。 なお、よりわかりやすい表現にすることなどが必要であると考え、素案19 ページの「・区域の二方向以上が、歩道を有する2車線以上(うち一方向は4 車線以上)の道路に面していること。」を「・歩道を有する2車線以上と4車 線以上の道路に接していること。」に、「・公共交通利用促進策を講じてできる だけ自動車利用の抑制に努めること」を「・利用者の自動車利用を極力抑制す るよう公共交通利用促進策を講じること」に修正します。

市民意見 ・大規模集客施設が出店しても、車でしか行けない場所では、高齢者や

(13)

土地利用 計画部会 の考え方 法改正の目的にも「高齢者も含めた多くの人々にとっての暮らしやすさを確 保するという観点から、これまでの拡大成長を前提とするまちづくりのあり方 を転換し、都市の既存ストックを有効活用しつつ、様々な都市機能がコンパク トに集積した都市構造を実現することが、人口減少・超高齢社会に対応したま ちづくりを実現するために重要である。」とあるように、高齢者の視点に立っ たまちづくりは今後重要であると考えています。 当部会でも、こうした考えに立って、自動車利用が主体となる大規模集客施 設の郊外立地規制を強化し、その立地を可能とする場合も、公共交通機関の駅 等から徒歩圏内に位置することなどを条件とすることを考えています。 具体的には、開発整備促進区を定める地区計画等により立地を可能とする場 合の基準において、都市基盤及び土地利用からみた立地の評価にあたり、公共 交通機関による利便性として、公共交通機関の駅等から徒歩圏内に位置するこ ととしているとともに、その公共交通機関の駅等から歩行者が安全に通行でき る歩道が整備されていることとしています。

【周辺生活環境からみた立地の評価について:140件】

市民意見 ・大規模集客施設の出店によって、車両が生活道路に入り込み、事故の

発生や騒音、排気ガスなどにより生活環境が悪化してしまう。

(17件)

・大規模集客施設の出店によって、必ずと言っていいほど周辺道路が渋

滞する。交通面からの規制をもっと強化できないか。

(42件)

・道路の車線数にかかわらず、右折進入ができないよう中央分離帯の設

置または交通規制をしてほしい。

・駐車場が十分確保されていない。もっと駐車場を多くし、交通整理員

を配置するなどしてほしい。

(4件)

土地利用 計画部会 の考え方 法改正の背景にもあるように、近年、大規模集客施設が従来想定していなか った地域に立地する事例が増加しており、住宅地域への多くの人や車の進入に より、騒音、排気ガス等による環境悪化、生活道路における歩行者の安全性低 下等の様々な問題が生じています。 当部会でも、自動車利用が主体となる大規模集客施設の郊外立地規制を強化 し、その立地を可能とする場合も、公共交通利用促進策を講じてできるだけ自 動車利用の抑制に努めることなどを条件とすることを考えています。 具体的には、開発整備促進区を定める地区計画等により立地を可能とする場 合の基準において、交通処理に関する事項として、まず、公共交通利用促進策 を講じてできるだけ自動車利用の抑制に努めることとしています。次に、計画 施設の整備に伴い発生する自動車交通等が周辺道路などに及ぼす影響につい

(14)

いて予測を行い、必要な駐車場(自動二輪含む)を原則として敷地内に確保・ 配置することとしています。さらに、周辺生活道路への車両進入防止など、車 両出入口の配置や経路について配慮することとしています。 なお、表現の修正が必要であると考え、素案19ページの「・公共交通利用 促進策を講じてできるだけ自動車利用の抑制に努めること」を「・利用者の自 動車利用を極力抑制するよう公共交通利用促進策を講じること」に修正しま す。

市民意見 ・大規模集客施設の出店は、街の環境を変えてしまう。

(11件)

土地利用 計画部会 の考え方 開発整備促進区を定める地区計画等により立地を可能とする場合の基準に おいては、まちなみへの配慮に関する事項として、周辺の土地利用、景観及び 交通基盤の状況等を勘案し、適切な規模及び配置とすることとしています。ま た、周辺の住宅地等へ圧迫感を与えないよう、建築物の高さに配慮するととも に、建築物の壁面の位置を後退させるなどの配慮をすることとしています。さ らに、緑化についても、敷地外周(出入口等除く)については、有効な緩衝緑 地帯を整備し、生垣などの植栽を行うこととし、区域内については、屋上緑化 等を含め、十分に緑化することとしています。

市民意見 ・大規模集客施設を出店するのであれば、それにともなう地域貢献活動

をするべき。

・設置者に早期の情報開示や地域貢献策を求めるようなルールづくりを

期待する。

・地域の活性化事業への協力など何か公共的なことをしなくてはいけな

いような規制はできないか。

(23件)

・地域住民との連携を行い、地域貢献を行う。地元に協力的なら良い。

(18件)

・夜遅くまで営業する店舗は、青少年の非行を助長したり、治安も悪く

なる。

(12件)

土地利用 計画部会 の考え方 開発整備促進区を定める地区計画等により立地を可能とする場合の基準に おいては、地域貢献及び地元理解に関する事項として、地域において必要とさ れている都市機能(公園、交流スペース、雨水貯留施設等)の整備に配慮する こととし、また、地域団体等の活動への協力や地域の防災・防犯への取組み・ 協力など、地域貢献活動について配慮することとしています。

(15)

市民意見 ・開発者は周辺住民に対し十分説明し、住民の声をしっかり聞き、住民

の理解を得ながら開発を進める。

(3件)

・大規模集客施設の出店により、商店街の何店舗かは廃業します。収益

が上がらないとすぐ撤退する。このパターンは住民のことを考えてい

ない。身勝手な退店も規制すべき。

(7件)

土地利用 計画部会 の考え方 開発整備促進区を定める地区計画等により立地を可能とする場合の基準に おいては、地域貢献及び地元理解に関する事項として、当該計画について、周 辺住民等に十分な説明を行い、理解を得るとともに、退去時においては、情報 の早期開示、同種の土地利用の継続等に努めることとしています。

【地区計画に定める事項について:3件】

市民意見 ・大規模集客施設の出店に際して、公園のような場所を作ってほしい。

(3件)

土地利用 計画部会 の考え方 開発整備促進区を定める地区計画等により立地を可能とする場合の基準に おいては、2号施設(道路または公園、緑地、広場その他の公共空地)につい て、その配置及び規模を適切に定めるものとし、準工業地域における地区計画 についても、それに準ずるとしています。 また、地区施設(区域内道路、歩行者専用通路等)について、その配置及び 規模を適切に定めるものとするとしています。

【計画内容の実現と担保措置について:1件】

市民意見 ・大規模集客施設の立地により、治安が悪くなり、環境的にも悪化する。

しかし、一切責任をとってくれない。

土地利用 計画部会 の考え方 開発整備促進区を定める地区計画等により立地を可能とする場合の基準に おいては、大規模集客施設の立地に係る地区計画を定めるにあたり、その計画 内容を確実に実現するため、取扱い基準骨子の適用により評価された事項に関 して、開発事業者及び関係地権者は、都市計画提案までにその整備主体、規模 及び時期並びに将来の所有、維持、管理及びその内容の承継のあり方等もあわ せて、関係機関との協議を行い、都市計画提案に際し、その協議内容を踏まえ た企画評価書を名古屋市に提出するものとしています。 また、都市計画の決定告示後、速やかにその協議内容を踏まえた協定を名古 屋市と締結するものとし、その協定には、事後調査実施とそれに基づく追加対

(16)

5 開発整備促進区を定める地区計画等に係る評価体制等の考え方に関するもの

(1件)

市民意見 ・評価の透明性、大店立地法審査との合理化などの配慮をしてほしい。

土地利用 計画部会 の考え方 当部会では、開発整備促進区を定める地区計画等の指定について、名古屋市 に対して、都市計画提案があった場合、名古屋市は取扱い基準骨子に従って、 提案内容を慎重に評価し、都市計画決定を行うか否かを判断するものとしてい ます。また、提案内容の評価にあたり、行政以外の第三者の視点も必要である と考えられることから、名古屋市に対してアドバイスを行う専門委員を設ける ことが適当であると考えました。 なお、大規模小売店舗立地法に基づく手続きとの関連についての記載が必要 と考え、素案23ページに「なお、開発整備促進区を定める地区計画等の取扱 い基準骨子(案)に基づく評価項目については、大規模小売店舗立地法に基づ く配慮すべき事項と重複しているものもあることから、円滑な手続きの実施に 向け、名古屋市において適切に調整されるべきと考える。」を追記します。

(17)

6 その他素案に関するもの (6件)

市民意見 ・準工業地域における大規模集客施設の立地規制について、その根拠と

なるアンケート調査などは不十分であり、広く名古屋市民の声や準工

業地域の土地所有者から意見を聞く場を設けることが必要である。

土地利用 計画部会 の考え方 当部会では、答申案をとりまとめるにあたり、広く市民や事業者等の意見を 聞く必要があると考え、素案を公表し、8月10日から9月18日まで市民意 見の募集を行いました。意見募集については広報なごやにおいて周知するとと もに、素案については名古屋市のホームページに掲載しました。また、素案の 内容をわかりやすくまとめたパンフレットを作成し、市役所、区役所、図書館、 主要な郵便局や地下鉄駅等にて配布し、市民の皆様への周知を図りました。 また、当部会の事務局である名古屋市が、愛知県内の大規模小売店舗立地法 に基づく届出者、名古屋市内の準工業地域及び工業地域(臨港地区を除く)に おける工場立地法に基づく特定工場の設置者、法改正により立地が制限される 3つの用途地域及び準工業地域における2ha 以上の大規模土地所有者、法改 正等により既存不適格となることが想定される店舗等の土地所有者を対象に して、素案の説明会を8月23日に開催しました。 その結果、今回の市民意見の募集では、538通のご意見をいただいていま す。

市民意見 ・駆け込み建設も規制できるようにしてほしい。

(4件)

土地利用 計画部会 の考え方 今回の法改正については、平成18年5月31日に公布されましたが、大規 模集客施設の立地制限に係る改正部分等について平成19年11月30日施 行としたことについては、「都市の秩序ある整備を図るための都市計画法等の 一部を改正する法律による都市計画法及び建築基準法の一部改正について(技 術的助言)」(平成18年11月6日 国土交通省都市・地域整備局長、住宅局 長)において、「既に土地を確保し、準備をしている事業者等の既得権利の保 護にも配慮し、適切な周知期間を確保したものである。」との記述があります。 また、準工業地域における立地規制については、改正法が全面施行される 11月30日を目途に、名古屋市都市計画審議会から名古屋市に対して答申を 行い、その後、名古屋市により特別用途地区の都市計画の手続き及び特別用途 地区建築条例制定の手続きが行われる予定です。 法もしくは準工業地域の立地規制については、法の施行日もしくは都市計画 決定の告示日から効力が生じるものでありますが、その運用については法改正 等の趣旨を踏まえ、名古屋市が適切に対応すべき事項であると考えています。

(18)

市民意見 ・準工業地域について隣接する自治体がどういう規制をするのか。隣の

自治体に大規模集客施設ができ、市民が外へ買物に行くと規制の効果

がなくなる。

土地利用 計画部会 の考え方 愛知県は、8月の中旬から1ヶ月間、「愛知県商業・まちづくりガイドライ ン(案)」及び「大規模集客施設の立地に係る都市計画の決定又は変更に関す るガイドライン(案)」について意見募集を行いました。 「愛知県商業・まちづくりガイドライン(案)」では、県の考え方として、「市 町村においては、大規模小売店舗等の立地を誘導するべき地域を除き、準工業 地域への大規模集客施設の立地を原則として抑制することが望ましい」とされ ています。また、「大規模集客施設の立地に係る都市計画の決定又は変更に関 するガイドライン(案)」では、用途地域変更に関する方針及び同意指針とし て、「新たに準工業地域に変更する場合は、特別用途地区等を活用することに より、大規模集客施設の立地ができないように制限する」とされています。 したがって、愛知県下の他の自治体においても、こうしたガイドラインに沿 った方向で然るべき対応が行われるものと考えています。

(19)

7 その他 (57件)

本素案の内容等とは直接関係しませんが、商店街の活性化に関する提案など貴重なご意

見も多数寄せられましたので、以下にお示しし、事務局を通じて、関係部署に伝えさせていた

だきます。

市民意見 ・高齢者の多い時代、お客様の利便性、親身になり、親切にするシャッ

ター通りが活性する施策を。

・高齢化の進む中、地元商店街の充実を図るべき。

(2件)

・個々の店主の個性があふれ、地域に貢献している商店街を活性化して

いく方が街は豊かになる。

(2件)

・人と人とのつながりができる街づくりを実施してほしい。

(2件)

・車社会にはない人との交流や、のんびりした時間が商店街にはある。

(3件)

・大規模集客施設にできない商店街の強みとは、①みんな顔見知りで商

店街全体に「ぬくもり」がある、②商店街には「伝統」がある、③商

店街の「道端」ではコミュニケーションがある。

・商店街は、学区での各種役員を務め、社会貢献活動、少子高齢化社会

への取り組み、街路灯設置など地域の重要な役割を担っている。

(4件)

・名古屋は元気が良い、景気が良いと言われているが果してどうだろう。

現実的には赤字体質と思われる名古屋市全体を考え、経済の根源であ

る経世済民を今こそ真剣に考えなくてはいけない。

・イベント等開催に資金、人手不足で思うようにできない。何か良い方

策はないか。

・工場跡地の利用にあたって、所有者側が満足いく条件が確保されるか

どうかも重要な点である。

・周辺に大規模集客施設が出店し、商店街ではシャッターを閉じている

店が多くある。都市計画課では生活者のための計画を本当にしている

のか。

(2件)

・都市計画の中で、地域とのふれあいなどがどのように位置づけられて

いるのか。また、今後の方向性について教えてほしい。

(27件)

・商店街活性化のため、商店主の意識を変える指導をしてほしい。地域

の歴史を守るため、存続できる施策を。

・消費者モラルの低下、商品の安全面低下、売る側のモラル低下などが

目に付く。モラル低下防止の条例の方が優先である。

・町内会への地域住民の加入率が低い。必要性をPRできないか。

・商店街としてAEDの設置を進めているが、どこにAEDがあるのか

住民にわかるMAPがあればよい。

(20)

げるのではなく、税金も使わない工夫が必要である。

(2件)

・名古屋が全国に先立ってアピールできるような街づくりに参加させる

ことを条例化してほしい。

・愛知県実施の「愛知県商業・まちづくりガイドライン(案)

」及び「大

規模集客施設の立地に係る都市計画の決定又は変更に関するガイドラ

イン(案)

」に対する意見。

(3件)

参照

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