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横浜市政の推進につきまして 平素から格別の御高配 御協力をいただき 深く感謝申し上げます 東日本大震災により 本市では 建物 道路の損壊や液状化による被害 観光客の減少をはじめとした本市経済活動の低迷 余震による市民生活の不安などの影響が生じています 本市では 震災による影響を踏まえ 被災地 被災者

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Academic year: 2021

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(1)

東日本大震災への対応に係る

国への緊急提案・要望書

平成 23 年 5 月

横浜市

(2)

横浜市政の推進につきまして、平素から格別の御高配、御協力をいただき、 深く感謝申し上げます。 東日本大震災により、本市では、建物・道路の損壊や液状化による被害、 観光客の減少をはじめとした本市経済活動の低迷、余震による市民生活の 不安などの影響が生じています。 本市では、震災による影響を踏まえ、被災地・被災者支援や防災対策の 充実はもとより、市民生活の安心や市内経済の安定を図るために、今後取り 組むべき対策について、民間経済団体等の皆様の御意見もいただき、「総合的 な震災対策の考え方」を取りまとめ、現在、施策の実現に向けて取り組んで います。 本提案・要望書は、本市の総合的な震災対策の取組を推進するに当たって、 国の御協力や改善をお願いしたい事項を取りまとめたものです。日本全体の 復興に向けて大都市自治体としての役割と責任を十分に果たしていくために、 趣旨を御理解の上、本市の提案・要望について、特段の御配慮をお願いいた します。 平成 23 年5月

(3)

提 案 ・ 要 望 事 項

1 訪日旅行の需要回復に向けた取組の強化(国土交通省)... 1 2 国際コンテナ戦略港湾である横浜港における背後圏との輸送網の再構築及び機能維持(国土交通省、経済産業省).. 2 3 スマートグリッド構築に向けた取組の強化(経済産業省)... 3 4 原子力災害発生時における隣接市町村の情報共有体制等の強化(内閣府、経済産業省).. 4 5 放射線及び放射性物質の測定機器導入等への支援(文部科学省、厚生労働省、環境省)...5 6 東京湾内における津波対策の早急な見直し(内閣府、国土交通省)...6 7 災害対策に係る権限の指定都市への移譲(内閣府、総務省)... 7 8 被害認定調査等の充実強化(内閣府)... 8 9 東日本大震災による液状化被災者への支援(内閣府、国土交通省)... 9

(4)

1 訪日旅行の需要回復に向けた取組の強化 (国土交通省)

【提案内容】 1 海外主要マーケットに対する観光安全情報の積極的な発信と、訪日旅 行の販売再開及び日本国内のコンベンション開催に向けた積極的な プロモーションの早期展開 2 早期の海外旅行市場の需要回復を実現するため、ビジットジャパン (本部・地方連携)事業予算(今年度及び 24 年度)の大幅な拡充 【提案の背景】 ・東日本大震災により、全国の様々な分野で多大な影響が生じており、観光・MICE についても大きな打撃を受けています。ゴールデンウィーク期間中は、やや回 復の兆しが見られたものの、余震や東京電力福島第一原子力発電所への不安、 自粛ムード、風評被害などにより、依然として厳しい状況が続いています。イベント の中止、旅行の取り止めなどの過剰な自粛ムード、夏の電力不足、風評による 被害などは、日本の活力自体を失わせることになります。 ・また、海外においては、福島第一原子力発電所の事故が盛んに報道されている ため、各国政府から旅行の自粛勧告、訪日旅行の募集中止、国際会議のキャンセ ルが相次ぐなど影響が顕著となっており、本年 4 月の訪日外客数は、対前年同月 比で 49 万 2 千人(62.5%)減少しました。 ・本市においても国内観光客のみならず、海外からのツアー中止などの影響が顕著 であり、横浜で予定されていた、海外からの参加者が見込まれる国際会議の開催地 が変更されるなど、市内の観光業界への影響が生じています。 ・このような中で、本市は、海外都市へ「横浜の安全と元気」をアピールしています が、国におかれましても、観光安全情報の積極的な発信など、訪日旅行の需要 回復に向けた取組の強化を要望します。 提案の担当/文化観光局観光コンベンション振興部集客推進課長 若林 和彦 ℡ 045-671-4232

(5)

2 国際コンテナ戦略港湾である横浜港における背後圏との輸送網の

再構築及び機能維持(国土交通省、経済産業省)

【提案内容】 1 横浜港の重要な背後圏である東北地方の港湾の早期復興と、東北地方の復興 までの間の高速道路料金(東北自動車道、常磐自動車道など)の無料化、被災 地港湾への内航航路運航費の補助 2 据置型の放射線検知施設の設置を行うなど、横浜港の安全性・信頼性に係る 恒常的な体制の整備及び放射線測定に係る費用に関する国費導入 3 重要な都市インフラである横浜港の主要港湾施設について、今夏の需給逼迫 時における必要な電力の確保 【提案の背景】 ・東北方面との輸送力低下やコスト増加により横浜港を利用していた貨物の日本海側港湾 から釜山港を利用した輸送ルートへのシフト・定着化が危惧されています。東北地方は 横浜港として集荷力を強化するための重要な背後圏であることから、東北地方の港湾の 早期復興が不可欠です。しかし、港湾の復興までの間、割高な陸上輸送費用に対する支 援が必要であり、さらに、東北地方の港が復興し海上輸送を再開した際には、航路の安 定化に向けた内航航路運航費の補助が必要です。 ・横浜港を安全・安心な港として周知するためには、放射線に係るコンテナの全量測定検 査が必要であり、そのために据置型の放射線検知施設をコンテナターミナルのゲートに 設置し、恒常的な測定体制の早急な構築を図るとともに、多額の費用を要する放射線測 定について国費の導入を要望します。 ・東京電力管内の電力需給逼迫により、大口需要の事業者に対する需要抑制目標が設定さ れる今夏、港湾関係事業者も節電に努めていきますが、港は重要な公共インフラであり、 市民・国民生活にも影響がある食料品などを保管する冷凍・冷蔵倉庫をはじめ、横浜港 の物流機能の維持に対して安定した電力の確保が不可欠です。 提案の担当/港湾局港湾経営部戦略港湾担当課長 大濱 宏之 ℡ 045-671-2873 港湾局港湾整備部企画調整課長 中野 裕也 ℡ 045-671-2877 2

(6)

3 スマートグリッド構築に向けた取組の強化 (経済産業省)

【提案内容】 電力不足や省CO2化の対応として、地域でのスマートグリッド構築に 向け、 1 太陽光発電システムの全量買取制度の実施前倒し 2 「 一 事 業 所 一 受 電 」 原 則 の 緩 和 、 よ り き め 細 か な 電 気 料 金 体 系 の 設 定 3 国や電力会社が保有する電力使用量情報の提供 4 多様な再生 可能エネル ギー供給主 体の参加促 進に向けた 発送電分離 の早期検証 【提案の背景】 ・今回の震災を契機とし、今後、電力不足や省CO2化に対応するため、地域で電気 を有効活用できるスマートグリッドの構築が欠かせません。地域でのスマートグ リッドの構築にあたっては、各需要家の参加が容易になる各種取組を早期に実施 することが必要です。 ・太陽光発電の全量買取制度は、平成24 年度からの実施となっており、23 年度は、 これまでの新エネルギー導入補助制度における新規採択がなく、全量買取制度が 実施されるまでの間は、事業所等において新たな設置が進まない状況であり、全 量買取制度の実施前倒しが必要です。 ・一事業所一受電という原則の中では、複数の電力契約を結ぶことができず、新た な太陽光発電システムを設置しても、発電した電力は事業所内での使用電力と相 殺され、売電収入による設置費回収が困難になることから、規制の緩和が必要で す。 ・需要家のスマートグリッドへの参加を促進していくためには、現在の電気料金体 系を見直し、よりきめ細かい電気料金体系を設定することで、需要家のニーズに 応え、スマートグリッド参加へのインセンティブを高める必要があります。 ・また、需要家やエリアでの電力使用量を参照することにより、効率的な地域レベ ルでの太陽光発電量の配分が可能となり、最適なエネルギーマネジメントが実現 できることから、国や電力会社が保有する電力使用量情報を自治体等へ提供する ことを提案します。 ・さらには、わが国の発電-送電-配電体系について、再生可能エネルギー供給や スマートグリッド運営への多様な主体の参加促進に向け、垂直統合型から発送電分離 による水平分業型への転換効果を早期に検証する必要があります。 提案の担当/温暖化対策統括本部調整課長 髙橋 俊和 ℡ 045-671-4108

(7)

4 原子力災害発生時における隣接市町村の情報共有体制等の強化

(内閣府、経済産業省)

【提案内容】 1 原子力防災管理者の通報義務対象へ隣接市町村長の追加 2 原子力事業者の応急措置概要の報告義務対象へ隣接市町村長の追加 【提案の背景】 ・東京電力福島第一原子力発電所事故の例に見られるように、原子力災害が発生 した場合は、広範囲に放射性物質が拡散し、広域にわたる応急対策が必要とな ります。 ・ 現行制度では、原子力事業所において政令で定める基準以上の放射線量が検出 された場合や原子力災害等が発生した場合などにおいても、当該事業所が事態 等の内容や概要を隣接する市町村へ通報・報告する義務はありません。 ・市民の生命、身体及び財産の保護は自治体の基本的な責務であり、迅速かつ的 確に情報を入手し、市民に提供すること、さらには、防護措置及び避難誘導等 に向け、専門的知識を有する主務省等の職員の派遣などは、自治体の責務を果 たすため非常に重要です。 ・そこで、関係法令を改正し、原子力災害発生時等における隣接市町村の情報共 有体制及び被害の拡大防止体制を強化することを要望します。 提案の担当/消防局危機管理室危機管理部危機対処計画課長 松本 智 ℡ 045-671-4095 消防局危機管理室危機管理部緊急対策課長 伊藤 賢司 ℡ 045-671-2170 4

(8)

5 放射線及び放射性物質の測定機器導入等への支援

(文部科学省、厚生労働省、環境省)

【提案内容】 東京電力福島第一原子力発電所の放射性物質の放出に伴う大気環境、水質環 境、土壌環境、農産物等の食品、水道水への影響と安全性を確認するために 必要な測定機器導入への助成並びに基準値及び対応策の明示と必要な支援 【提案の背景】 ・福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の放出が続いている中、369 万人市民の安全・安心の確保は本市の大きな使命となっています。 ・本市では、環境ガンマ線の測定値をインターネットで公表するなど市民への情 報提供を積極的に行い、また、このデータは全国紙においても他都市の測定値 とともに掲載されています。 ・福島第一原子力発電所の事故が発生して以来、大気環境、河川及び海域の水質 環境、畑・公園・校庭などの土壌の安全性の確認、市内農産物等食品及び水道 水の安全性の確認について市民から強い要望を受けています。 ・これらの声に応えるためには、自治体として、空間線量や放射性物質の種類・ 量の分析等を実施する必要があり、測定機器を導入するにあたっては、国にお ける助成制度を新たに設けることや、測定にあたっての研修の実施などの支援 を要望します。 ・あわせて、安全性を確認するための基準値について、現在、国が定めている農 産物等以外にも拡大するとともに、測定値がその基準を超えた場合の対応策を 明示し、必要な支援を行うよう要望します。 提案の担当/環境創造局環境保全部環境管理課長 畑澤 智 ℡ 045-671-2474 健康福祉局健康安全部食品衛生課長 桃井 宏之 ℡ 045-671-2435 水道局浄水部水質課長 永澤 正行 ℡ 045-371-5656

(9)

6 東京湾内における津波対策の早急な見直し

(内閣府、国土交通省)

【提案内容】 東日本大震災を踏まえた東京湾内における津波高さや被害の想定と、津波対 策の考え方の早急な見直し及び具体的スケジュールの提示 【提案の背景】 ・横浜市の防災計画では、従来の中央防災会議や神奈川県地震被害想定委員会な どの報告を受け、「首都直下地震」、「東海地震」及び「南関東地震」の発生に よって想定される津波の高さを最大1mとしています。 ・しかし、今回の大震災によって発生した津波では、被害は認められなかったも のの、横浜港で最大 1.6mを観測し、震源が東京湾から離れていたにもかかわ らず、従来想定していた高さを上回りました。また、津波に対する市民の不安 解消が求められていることからも、「首都直下地震」、「東海地震」、「南関東地震」 等に伴う津波対策の早急かつ抜本的な見直しが必要不可欠となっています。 ・特に津波高さの想定に当たっては、東京湾全体の課題として、国が主導となっ て湾内の自治体が連携して取り組むとともに学識経験者などの専門的な知見か らの意見をいただきながら進めていく必要があります。 ・そこで、国の中央防災会議等による想定地震及び東京湾における想定津波高さ の早急な見直し、津波に対する防護の考え方など対応方針の検討及び具体的ス ケジュールの提示を要望します。 提案の担当/港湾局港湾整備部企画調整課長 中野 裕也 ℡ 045-671-2877 消防局危機管理室危機管理部危機対処計画課長 松本 智 ℡ 045-671-4095 環境創造局下水道計画調整部下水道事業調整課長 目黒 享 ℡ 045-671-2613 6

(10)

7 災害対策に係る権限の指定都市への移譲 (内閣府、総務省)

【提案内容】 1 自衛隊への災害派遣要請を行う権限の指定都市への移譲 2 緊急通行車両の確認(通行許可)権限の指定都市への移譲 【提案の背景】 ・市民の生命、身体及び財産の保護は自治体の基本的な責務であり、災害対策は 市民から最も期待されている施策のひとつです。 ・今回のような大災害発生時において、その被害の拡大を防止し、被害を最小限 にくい止めるには、道府県に比肩する行政能力を有する大都市(指定都市)が その被災の実情に合わせ、できる限り迅速かつ的確に対応するとともに、道府 県が大都市(指定都市)以外の被災市町村への支援に集中できるよう、法改正 も含む条件整備が必要です。 ・そこで現在、道府県の権限となっている自衛隊への災害派遣要請権限や緊急通 行車両の確認(通行許可)権限を指定都市に移譲することを要望します。 提案の担当/消防局危機管理室危機管理部緊急対策課長 伊藤 賢司 ℡ 045-671-2170 消防局危機管理室危機管理部危機対処計画課長 松本 智 ℡ 045-671-4095 消防局危機管理室危機管理部危機管理課長 勝山 秀男 ℡ 045-671-2062 政策局大都市制度推進室大都市制度推進課長 橘田 誠 ℡ 045-671-4323

(11)

8 被害認定調査等の充実強化 (内閣府)

【提案内容】 被害認定調査及びり災証明書の発行事務に関する法的根拠の明確化と 執行体制の強化 【提案の背景】 ・被害認定調査については、被害程度の判定基準等を定める、国の「災害に係る 住家の被害認定基準運用指針」に基づき実施しています。 ・本市では、被災者の生活再建支援の根幹となる被害認定調査及びり災証明書の 発行が本指針に基づき迅速・的確に行われるよう、日ごろから職員研修に努め ています。しかしながら、実際の運用は各自治体の裁量に任されているため、 同程度の被害であっても周辺自治体との判定のばらつき等により、各種被災者 支援制度を適用する上で不公平を生じることが危惧されています。 ・そこで、各自治体の執行体制の強化や的確な運用に結びつくよう、被害認定調 査に関する制度及びり災証明書の発行に関して法的根拠の明確化を図るとと もに、被害認定調査に従事する職員不足が予想される大規模災害時においても、 被害認定調査がより円滑に行えるよう、被災地の地方自治体の枠を越えた、広 域的な仕組みづくりを要望します。 提案の担当/消防局危機管理室危機管理部危機対処計画課長 松本 智 ℡ 045-671-4095 8

(12)

9 東日本大震災による液状化被災者への支援

(内閣府、国土交通省)

【提案内容】 被災者生活再建支援制度の対象となる自然災害の要件緩和 【提案の背景】 ・東日本大震災により、本市内においても液状化による住宅やその付帯施設(駐 車場等)に被害が発生しました。いったん住宅に液状化被害を受けると、生活 を再建するためには付帯施設も含め地盤改良、大規模改修等に莫大な費用がか かることとなります。 ・しかし、被災者生活再建支援制度は、10 世帯以上の住宅全壊被害が発生した市 町村等でないと対象にならないことから、世帯要件の緩和及び付帯施設などへ の対象拡大を要望します。 提案の担当/建築局住宅部住宅計画課長 谷垣 弘行 ℡ 045-671-2917

(13)

横浜市 政策局 大都市制度推進室 大都市制度推進課

〒231-0017 横浜市中区港町1-1 ℡ 045-671-4239

参照

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