• 検索結果がありません。

超越論的観念論と純粋経験説の立場 : カント・漱石・西田(三)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "超越論的観念論と純粋経験説の立場 : カント・漱石・西田(三)"

Copied!
76
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)「. 漱 石 と 西 田 の. 三. 意 識 現 象. 望 月. 西 暦 一 八 六 七 年 二 月. 俊 孝. 」. カ ン ト ・ 漱 石 ・ 西 田. 

(2) . カ ン ト を め ぐ る 視 差. ). 漱 石 と 西 田 は 帝 大 文 科 の 同 窓 で あ る 。 夏 目 金 之 助 は 慶 応 三 年 一 月 五 日. 一. (. 西 暦 一 八 七 〇 年. と 西 田 の 学 生 時 代. 」. で 、 明 治 三 年 五 月 十 九 日. に 江 戸 牛 込 馬 場 下 町 で 生 ま れ 、 明 治 二 十 三 年 七 月 に 第 一 高 等 中 学 を 卒 業 、 九 月 に 文 科 大 学 英 文 科 に 進 学 し た 。. 「. 後 に 石 川 県 河 北 郡 宇 ノ 気 村 、 現 か ほ く 市 森. 九 漱 日 石. (. に 生 ま れ た が 、 戸 籍 上 の 生 年 月 日 は 二 年 ほ ど 早 め ら れ て お り 、 明 治 十 六 年 に 石 川 県 師 範 学 校 へ 満 十 三. 西 田 幾 多 郎 は 加 賀 国 河 北 郡 森 村. (. に 補 欠 入 学 す る 。 同 校 は 翌 年 九 月. 六 月 十 七 日. ).  . 第 三 学 年. ). ). の な か. 歳 で 入 学 、 十 九 年 九 月 に は 石 川 県 専 門 学 校 の 附 属 初 等 中 学 科 第 二 級 (. 」 (. 昭 和 十 七 年 十 月. に 官 立 の 第 四 高 等 中 学 校 と な り 、 西 田 は 校 風 の 変 化 に 不 満 を つ の ら せ 、 二 十 三 年 春 に 中 退 。 二 十 四 年 九 月 に 文 科 大. ). 「 明 治 二 十 四 五 年 頃 の 東 京 文 科 大 学 選 科. 学 帝 哲 大 学 文 科 科 に の 選 学 科 生 生 数 と は し 、 て 法 入 ・ 学 医 し ・ た 工 。 科 西 に 田 く は ら 漱 べ 石 格 よ 段 り に 三 少 歳 な 年 い1 下 。 だ 漱 が 石 、 と 帝 西 大 田 進 は 学 専 は 攻 一 が 年 違 し い か 、 違 本 わ 科 な と い 選 。 科 の 別 も あ る が 、. (. 面 識 く ら い は あ っ た だ ろ う 。 晩 年 の 西 田 は 随 想. ). 超 越 論 的 観 念 論 と 純 粋 経 験 説 の 立 場. 第文福 七藝岡 五と女 号思子 二想大 〇二学 一九文 一∼学 部 年一 〇 二四紀 月頁要.

(3) れ 、 翌 年 九 月 に. の 特 別 の 手 続 き ( 総 会 承 認. ). 西 田 、 十 巻 、 四 一 一 頁. ). 。 西 田 は 入 学 後 ま も な く (. ). 二 十 四 年 十 月 二 十 三 日. ). を へ て 、 哲 学 会 に 入 会 す る 。 か た や 漱 石 は 前 年 の 入 学 時 か ら 会 員 で あ り 、 し か も 二 十. ア を 読 ん で た 様 に 覚 え て 居 る. 」 (. (. ). 」. て 四 当 い 年 時 る2 九 の 。 月 哲 そ か 学 し ら 科 て 二 の 第 十 中 三 六 心 学 年 に 年 十 は に 月 、 は ま 巽そん 二 で 軒けん つ は 井 の 同 上 重 会 哲 要 の 次 な 郎 文 哲 章 学 安 を 雑 政 同 誌 二 誌 年 に 発 二 昭 十 和 表 五 し 十 年 九 て 六 年 い 月 る3 に が 。 哲 い 学 た 会 。 雑 六 誌 年 余 か り ら の 改 名 ド イ の ツ 編 留 集 学 委 を 員 終 を え 、 つ と 二 め 十. −. 学 三 教 年 授 十 第 月 一 十 号 三 で 日 あ に 勅 る4 帰 語 。 国 衍えん 就 し 義ぎ 任 た 直 井 を 後 上 公 の は 刊 十 、 す 月 同 る 三 月 。 十 二 哲 日 十 学 に 三 的 は 日 に 教 に は 育 文 西 勅 科 洋 語 大 と の 学 東 渙 哲 洋 発 学 の が 科 総 あ 教 合 り 授 を 、 に め 井 就 ざ 上 任 し は す 、 文 る 現 部 。 象 省 東 か 即 ら 大 実 解 の 在 説 一 論 書 期 生 の で を 起 生 説 草 え い を 抜 て 委 き い 嘱 の る 。 さ 哲. 「. が い た 。 彼. こ れ は 西 田 、 漱 石 と の か ら み で も 詳 細 に 検 討 す べ き 案 件 だ が 、 拙 稿 は こ れ に 立 ち 入 ら な い 。 ち な み に 漱 石 が 入 学 し. (. た 頃 は 大 学 に フ ェ ノ ロ サ の 姿 は な く 、 こ れ に 代 わ っ て ド イ ツ 人 教 師 ブ ッ セ ( . 1862

(4) 1907). ). 「. 年 り い は 三 に ド て 二 四 ケ イ い 十 郎 ー ツ た 年 ベ 系 。 一 の ル の 彼 月 主 の ケ の か 題 シ ー 帰 ら ョ ベ 国 二 漱 ー ル 時 十 に 五 石 ペ は 年 の ン ハ 、 末 英 ま 三 ウ 文 で 四 ア 科 の 郎 ー 演 最 六 習 上 年 明 に 級 間 治 出 生 、 四 の 哲 十 た 一 。 漱 学 年 大 石 概 九 学 が 論 月 院 代 、 一 に 表 倫 日 進 か 学 で で 理 ら し あ 別 学 る れ 、 年 末 た 。 の 論 ま 漱 彼 挨 理 で 石 の 拶 学 朝 も 来 を 、 日 、 日 し 美 新 ケ 聞 ー は て 学 に ベ 明 い を 連 ル 治 る5 担 二 載 の 十 。 当 そ し 美 は 六 し 、 、 学 年 て 哲 そ 講 六 ブ 学 う 義 月 ッ 史 し を 受 で セ 研 た 講 、 の 究 自 し 西 後 の 身 た 田 任 重 の 。 は は 要 最 、 性 学 生 終 や を 時 学 は 説. (. 」. 代 を 想 起 し な が ら 、 二 十 世 紀 初 頭 に し て 明 治 終 盤 の 現 代 社 会 の 、 新 し い 青 年 の 心 の 彷 徨 模 様 を 描 写 し た も の 世 で 界 あ は る 。 九 州 の 田 舎 か ら 出 て き た 三 四 郎 は 、 帝 都 の 劇 烈 な 開 化 を 目 の 当 た り に し て 、 た だ た だ 驚 く ば か り で あ る 。. (  .   . .  1848

(5) 1923). 「. か や う に 動 揺 す る 。 自 分 は そ れ に 加 わ る 事 は 出 来 な い 。 自 分 の 世 界 と 、 現 実 の 世 界 は 一 つ 平 面 に 並 ん で 居 り な が ら 、. 、 選 科 生 ゆ え. で 言 う 。 有 名 な 夏 目 漱 石 君 は 一 年 上 の 英 文 学 に ゐ た が 、 フ ロ ー レ ン ツ の 時 間 で 一 緒 に ヘ ル マ ン ・ ウ ン ト ・ ド ロ テ ー. 「. 」. 安 ど で こ あ も る 接 。 触 テ し ク て ス ゐ ト な は い 、 。 さ 東 う 京 し の て 真まん 現 中なか 実 に の 閉 世 ぢ 界 込 は め 、 ら か れ や て う 、 に 一 動 人 揺 で し 鬱ふさ て ぎ 、 込 自 ん 分 で を ゐ 置 る き 去 実 り 存 に に し 寄 て り 行 添 つ い て 、 仕 し 舞 か ふ も 。 こ 甚 れ だ を 不.  .

(6) の 「. 」 (. 二 十 同 三 、 頁 」 (. 三 二 一 同 頁 、 二 の 八 模 三 様 頁. ). ). ). 「. ヘ ー ゲ ル の 伯. 明 治 の 思 想 は 西 洋 の 歴 史 に あ ら は れ た 三 百 年 の 活 動 を 四 十 年 で 繰 り 返 し て ゐ る. 」 (. 」 (. ). を 開 い て い る 。 大 学 図 書 館 の 本 の 見 返 し に は 、. 付 か な か つ た 。. 漱 石 、 五 巻 、. 哲 学 的 に 厳 し く 批 判 す る の を 忘 れ な い 。 す な わ ち こ の 若 者 は 「. 「      」 (. 「. を 絶 賛 し た 無 署 名 の 書 き こ み が あ る 。 そ し て 物 語 中 盤 の 第 六 章. 二 石 文 三 九 学 四 四 論 郎 頁 の の 継 は だ 続 明 、 で 治 と あ の 。 る7 苦 。 い テ 青 ク 春 ス を ト 描 に く は 、 、 多 重 視 要 点 な の 哲 絵 学 画 者 論 の 的 名 な 前 小 が 説 ち で り あ ば り6 め 、 ら 西 れ 洋 て 近 い 代 る 哲 。 学 上 と 京 直 す に る 対 車 峙 中 し の 批 三 判 四 し 郎 た は 、 、 漱 ). ベ ー コ ン の 論 文 集. 」. 林 大 学 に 哲 学 を 講 じ た る 時. 「. 「. ). 」. は 漱 石 中 期 三 部 作 の 第 一 幕 で あ り 、 そ の 起 稿 直 前 に 著. 的 冒 な 頭 一 に 句 は が 、 お か カ れ ン て ト い の る 超 。 絶 こ 唯 れ 心 は 論 巽そん が け ス 軒ん バ 迷ト レ井 ー へイ る、シ 上 ク 子ープ の レ 講 ー 義 の 同 直 超 、 後 絶 四 の 8実 一 七 、 在 頁 与 論 次 に お 郎 ど よ か う び ら だ 三 と ス四 か ト レ郎 云 イ へ つ シの た ー プ問 な い か 同 け 同 、 で 、 四 あ 四 二 る 二 一 一 頁 。 頁 し の か と 文 も い 字 前 う が 後 、 配 に 決 さ は 定 、 物 語 り の ラ イ ト モ チ ー フ を 奏 で る. 」 (. 三 四 郎. 思 想 界 の 西 活 洋 動 の 歴 の 史 迷 に 走 あ 状 ら 況 は を れ 、 た 根 三 本 百 か 年 ら の 批 活 判 動 し て を 打 横 開 目 し で よ に う ら と み ね つ ら つ っ 、 て こ い れ る を 。 そ 四 の 十 変 年 革 で の 繰. れ て い る 。 小 説 の 主 旋 律 に 、 哲 学 の 通 奏 低 音 が お り か さ な っ て 、 重 く 静 か に 鳴 り 響 い て い る 。. 「. で あ る 。. 日 本 の. テ ク ス ト は デ カ ル ト 以 後 の. 」. エ ル ド マ ン 氏 の カ ン ト. カ ン ト の 超 絶 唯 心 論. り 返 し て ゐ る. 「. 「.  . 」. ノ ー ト に は 、 以 下 の 決 定 的. 糸 口 と な る の が. 「. 三 四 郎. 者 は カ ン ト を 研 究 し た 。 四 十 一 年 七 月 三 十 日 付 の 鈴 木 三 重 吉 宛 の 手 紙 は 、 夏 の 暑 い 盛 り に. 」. と 、 冗 談 混 じ り に 報 告 し て い る 。 そ し て 漱 石 の. の 哲 学 を 研 究 し た も の だ か ら 頭 が 大 分 変 に な つ た 。 ど う か ト ラ ン セ ン デ ン タ ル ・ ア イ に 変 化 し て 仕 舞 た い と 思 ふ. 」. ). 漱 石 、 第 二 十 三 巻 、 二 〇 九 頁. 「. な 英 文 メ モ が あ る 。. (. ). 漱 石 、 十 九 巻 、 四 〇 三 頁.

(7) 

(8).    

(9)      .   

(10)  

(11)  (  )      .     

(12)  

(13)   .  

(14) 

(15).  

(16)  

(17)  (  ).   . 

(18)  

(19)  

(20)       376 (. 超 越 論 的 観 念 論 と 純 粋 経 験 説 の 立 場. 学 生 々 活 の 裏り 面めん によ 横こた は る 思 想 界 の 活 動 に は 毫ごう も 気 が.

(21) (. 漱 石 の 哲 学 研 究. 」. ). 「. (. ). 三 十 八 年 六 月 か ら 四 十 年 三 月. ). の 「. ). 」 「. ). 」. 十 八 世 紀 英 文 学. 「. し か も 手 帳 の 二 頁 先 に は ○. 同 、 四 〇 七 頁. ). 「 」. 」. 講 義 の 序 盤 で 、 英 国 経 験 論 を 解. で も あ う る9 一 。 度 書 き と め ら れ て い る 。 漱 石 は こ こ で 、 英 国 の バ ー ク リ の ほ う で な く 、 カ ン ト の 哲 学 的 視 座 を 選 び と っ た の.     .  . 

(22)    .

(23)   .   . 

(24) (. 彼 は 数 年 前 (. 」 (. ). ). と 言 い 切 っ た 。 ロ ッ ク 、 バ ー ク リ 、 ヒ ュ ー ム 。. 」 (. 」 (. (. −. 同 、 七 六 頁. 「. ) (. 」. と ル ビ が ふ ら れ て い る 点 に 注 目 し た い 。 こ れ に た い し て. と を 強 調 す る 。 ロ ッ ク が. は 行 説 、 し ゴ 同 た ツ 神ド 年 、ソ 五 。 心ール 月 そ 、マ 十 し 物ター 三 て 日 そ 刊 の の 講 の 三 二 義 イ 原 天ンネ つ ヵ 稿 ーの 月 賦ト に 観、ア 実 前 手 イ在 の を が 念デア こ い 漱 と 心 同 石 で れ も 、 、 あ て 神 六 第 る 、 も 七 頁 十 。 文 五 そ 学 一 棒 を 巻 の 評 に 反 、 論 敲 駁 六 文 八 き し 頁 学 壊こ 、 評 四 は バ を 論 十 二 し ー 立 年 、 ク て の 三 リ る 第 月 吾 は デ 二 十 人 物 カ 編 六 が 体 ル 第 日 平 の ト 一 刊 生 外 に 章 を イ在 、 我ゴー を 英 十 出 版 否 国 八 と 定 経 世 し 名 す 験 紀 た づ る 論 に 。 け 。 が 於 三 つ そ 鋭 け 四 ゝ し く る 郎 あ て 対 英 る 立 国 単 実 遂 し の 行 体 に た 哲 本 は こ 学 刊 、 デ ヴ イ ッ ド 、 ヒ ユ ー ム な る 豪 傑. 「. 「 ア イ デ ア リ ズ ム. 丸 で 幻 影 の 様 な も の で 、 決 し て 実 在 す る の で は な い. 」. 」. に. も な 物 の め 凌 デ 実 い を 存 に い カ 在 と 代 在 物 で ル を い 表 に を 之 ト 有 ふ す 反 打 を が し の る 対 破 圧 世 て が も す せ 倒 の 居 一 の る ん す 中 ら 般 で 所 と る を ぬ で 、 か 企 傾 割 。 あ 外 ら て が つ 外 つ 物 し た あ て 界 た 夫そ て 。 る 物 の の れ 之これ 夫 。 と 存 だ 自 を れ 此 心 在 が 身 唯アイ だ 傾 と と バ は 心デア か 向 す 称 ー 不 主リズ ら を る す ク 可 義ム 彼 見 と る レ 知 と の て 、 者 ー で 云 筆 取 物 は は あ ふ 鋒 つ と こ 丸 る の は た 云 の で 。 で 所いわ バ ふ 観 此この だ あ 謂ゆる ー 者 念 議 か る 唯 ク に が 論 ら 。 物 レ は 或ある をさ 此この 普 主 ー 明 一 倒かさ 不 通 義 は 瞭 定 ま 可 の を 心 な の に 知 哲 打 の る 方 し な 学 破 勢 属 法 て る 者 す を 性 で 、 物 の る 恢かい が 倶ぐは 観 を 考 方 復ふく あ 発つ 念 代 へ 面 し る し こ 表 に に て 為た 、 そ す よ 向 之 め 若もし 実 る る つ に 稍やや く 在 観 と た 相 も は で 念 、 の 当 す 連 あ は 観 で の る 続 る 実 念 、 地 と す 。 在 な 彼 位 空 る 物 の る の を 漠 哲 のい 質 も も 主 与 た いこ の の 義 ふ る 学 謂 に そ で は が る 心 史 外 毫ごう は 外 物 為 を. 第 な 二 ら 巻 ぬ 二 。 百 そ 六 れ 十 で 二 此 頁 方 に 法 旨うま の く 原 書 因 い と て な あ る る 者 。 は 神 同 で 、 あ 七 る 二 。 三 バ 頁 ー ク レ ー が 神 を 建 立 し た 論 理 は エ ル ド マ ン 著. こ の う ち 、 漱 石 の バ ー ク リ 講 義 の 核 心 部 は こ う で あ る 。. 「. 「 唯 心 主 義. し の. 「. ま ず は 、 バ ー ク リ の. と 、 こ の 一 行 だ け が  .

(25) 三 実 四 在 郎 に い う バ ー ク レ ー の 超 絶 実 在 論. 」. (. ). 「. 「. ). 」. 」. 「. 「 」 (. 「. と は 、 彼 が 外 的 な 延 長 実 体 を 否 定 し な が ら も 、 精 神 的 な 「. ). ゴ. 神ツド 、ソ 心ール. 」. に 固 執 し た 点 を 指 す 。 十 八 世 紀 の 西 洋 哲 学 の 根 底 に は 、 物 質 と 精 神 を 実 体 化 し て 対 置 す る デ カ ル ト 的 二. 「. 」. (. ). 同. 其それ 、 自 七 身 四 に 頁 於 て た 心 る. 「. 」 (. 一 の 精 霊.      . . . 」. 」. 、. . 「. 「. に 着 目 す れ ば 、. 「. 」. 」. 非 常 に 抽 象 的 な 非 ヴ 幻ィジ 常 象ョン に の 茫 新 漠 理 た 論 る 非 常 視 に 覚 理 新 窟 論 詰 に 一 割 七 り 〇 出 九 し 年 た. の. 」. 「. て お り 、. ノ バ 元 ヌ の バ ー ー 論 僧 ー ト ク が 正 ク の リ あ リ 英 は る と は 文 時 。 な 一 メ 代 そ る 七 モ の し 。 一 は 唯 て だ 三 、 物 こ か 年 そ 論 の ら に れ の 枠 を 風 組 彼 潮 み の ハ 反 イ 経 を の も 唯 ラ 験 物 ス 的 倒 と 論 と 観 さ で は フ 念 せ 、 、 イ 論 、 真 当 ロ 観 に 然 ナ 念 実 と ス こ 在 い の そ す え 問 実 る ば 答 在 の は 当 然 同 と 物 で 、 主 質 あ 七 と 張 か る 二 呼 す 観 。 頁 称 る 念 か し 彼 を た と ア の 書 の 唯イデ い 心 アう 著 き で リ 書 、 あ 主ズム 、 義 は 近 る 哲 一 。 代 を 学 千 打 認 で 七 ち 識 あ 百 出 論 る 三 す の と 十 。 争 同 四 先 点 時 年 の が に か 派 神 ら 生 三 学 ク す 四 的 ロ 郎 る 意 イ 。. 」. 義 を 有 し. 」. 「. 神 こ そ を 最 後 の 砦 と す る 。 彼 の 哲 学 は. 「. 」. 唯アイデ 観アイデ 理 心アリ 念ィア 学 論ズム 論リズ の にム だ 、 と し こ ど 、 の ま 形 ら 実 而 ず 験 上 に 的 学 、 な る 的 ソ な 心ール 態 度 横 滑 と り を は 神ゴツ 貫 ド 批 い 判 の て 哲 学 経 的 実 験 に 在 的 み て を 大 非 同 い 物 、 に 質 七 五 気 主 頁 に 義 か 的 で か に さ る 主 え 。 張 あ そ す し るス る て 唯ピリ 。 漱 心チュ し 石 論アリ か の なズム し な 講 義 の が は で ら 、 あ そ そ る れ の 。 は 点 バ 、 も ー た 含 ク ん め リ な て の る 「. 英 国 経 験 論 の 大 筋 を 的 確 に つ か み と っ て い る 。. 」.

(26)   . . 」. と い う 科 白 は 、 漱 石 が 東 大 講 師 時 代 か ら の 省 察 を 煎 じ 詰 め て 、 明 治 の 読 者 公 衆 に 問 い. 学 史 彼 は 第 二 三 巻 四 の 郎 英 訳 執 本 筆 を 準 参 備 照 の し 夏 、 の 近 カ 代 ン 哲 ト 学 研 の 究 根 で 本 も 問 、 題 バ に ー 取 ク り リ 組 講 ん 義 だ の 。 と き カ と ン 同 ト じ の く 超 エ 絶 ド 唯 ゥ 心 ア 論 ル が ト バ ・ ー エ ク ル レ ト ー マ の ン 超 の 絶 実 哲. 「. 在 論 に ど う だ と か 云 つ た な. 「. ら か な け い た 。 も そ の し で て あ ま る た 。 、 と 今 は 日 い の え わ 井 れ 上 わ や れ 西 の 田 場 が 合 こ も れ 事 を 情 目 は に あ し ま た り と 変 こ わ ろ ら で な 、 い そ 。 の こ 批 こ 判 に の は 声 新 が 旧 正 の し 訳 く 語 届 選 い 視 択 た 差 の か 差 ど 異 う も か 含 は む 分 、 か. 」. 複 雑 な 問 に 題 身 系 を さ が ら 伏 し 在 な す が る ら か 、 ら 少 で し あ ず る つ 。 解 こ き の ほ 錯 ぐ 綜 し す て る ゆ 問 き 題 た 事 い 情 と を 思 、 う あ 。 え て い く つ か の 哲 学 的 な 「.  . 何 よ り も ま ず 注 目 す べ き 視 差 は 、 漱 石 と 西 田 の あ い だ に あ る 。 漱 石 は 四 十 一 年 夏 の 省 察 で 、 バ ー. (  349). 超 越 論 的 観 念 論 と 純 粋 経 験 説 の 立 場. 西 田 の カ ン ト 批 判.

(27) 「. 」. 「. 」. 「. 実 在. 現 象 即 実 在 論. ). 」. 「. 「. 「 」. 実 在. と 題 し 、 こ う 説 き 起 こ す 。. 善 の 研 究 四 十 四 年 一 月. は 実 、 在 カ ン の ト 第 よ 二 り 章 も は バ ー 意 ク 識 リ 現 を 象 と が る 唯 。. 「. 」. と 超 越 的 な. 少 し の 仮 定 も 置 か な い 直 接 の 知 識 に 基 づ い て 見 れ ば 、 実 在 と は 唯 我 々 の 意 識 現 象 即 ち 直 接 経 験 の 事 実 あ る の. 」. 四. 現 頁 象. み で あ る 。 こ の 外 に 実 在 と い ふ の は 思 惟 の 要 求 よ り い で た る 仮 定 に す ぎ な い 。 已 に 意 識 現 象 の 範 囲 を 脱 せ ぬ 思. ク リ で な く カ ン ト を 選 ん だ 。 こ れ に た い し 西 田 の. 「. ). 「. −. 西 田 、 一 巻 、 四 三. 惟 の 作 用 に 、 経 験 以 上 の 実 在 を 直 覚 す る 神 秘 的 能 力 な き は 言 ふ ま で も な く 、 此 等 の 仮 定 は 、 つ ま り 思 惟 が 直 接. し か も そ れ は 、 純 粋 経 験 説 の 根 幹 を 提 示 す る 文 脈 で の こ と で あ る 。 同 書 第 二 編. ). 「. 」. の 明 ら か な 影 が 落 ち て い る 。 た だ し 、. (. (. 「. 概 念 の 形 而 上 学 的 根 本 性 格 に お い て 、 西 田 は や は り 巽 軒 井 上 が 代 表 す る 伝 統 的 な 発 想 法. 経 験 の 事 実 を 系 統 的 に 組 織 す る 為 に 起 つ た 抽 象 的 概 念 で あ る 。. 一 の 実 在 で あ る. (. 」. 凡 て の 独 断 を 排 除 し 、 最 も 疑 な き 直 接 の 知 識 よ り 出 立 せ ん と す る 極 め て 批 判 的 の 考 と 、 直 接 経 験 の 事 実 以 外. テ ク ス ト の 表 面 に は 、 井 上 の. 」. 「. 同 、 四 四 頁. に 実 在 を 仮 定 す る 考 と は 、 ど う し て も 両 立 す る こ と は で き ぬ 。 ロ ッ ク 、 カ ン ト の 如 き 大 哲 学 者 で も 此 の 両 主 義. し を つ つ 即 あ る で 。 と そ っ し て て つ 西 け 田 た 自 井 身 上 も に 、 く 井 ら 上 べ と れ の ば 距 、 離 西 を 田 内 の 々 に 善 訴 の え 研 て 究 い る は 。 格 し 段 か に し す ぐ 意 れ 識 た 現 論 象 理 が で 唯 独 一 自 の の 実 哲 在 学 の だ 体 と 裁 す を る 獲 論 得. 「. 」. 」. の だ と 、 壮 年 の 西 田 は 高 ら か に 宣 言 す る 。 そ で し て 凡 て バ の ー 独 ク 断 レ を ー 排 、 除 フ し ィ 、. の 矛 盾 を 免 れ な い 。 余 は 今 凡 て の 仮 定 的 思 想 を 棄 て ゝ 厳 密 に 前 の 主 義 を 取 ろ う と 思 ふ の で あ る 。 哲 学 史 の 上 に. 述 の 大 枠 と 、 そ の. 」. 」. と 作 為 を 徹 底 的 に 排 し 、 少 し の 仮 定 も 置 か な い. 於 て 見 れ ば バ ー ク レ ー 、 フ ィ ヒ テ の 如 き は 此 の 主 義 を と つ た 人 と 思 ふ 。. の 延 長 線 上 に あ る 。 そ し て そ れ ゆ え に 右 の 箇 所 に つ づ け て 、 こ う 注 解 す る の で あ る 。. 」. 「. 「. 純 粋 経 験 説 の 立 場 は 、 思 惟 の 要 求. 「. 」. 最 も 疑 な き 直 接 の 知 識 よ り 出 立 せ ん と す る. 「 」. 」. 定 ヒ カ ン す テ ト る の 考 如 き の を は 独 引 此 断 き の ず 主 的 っ 義 な た を の と 仮 だ つ 定 と た 批 人 と 判 は す だ 、 る と い 。 認 っ し め た か る い し 一 何 な 方 の が で こ ら 、 と こ カ な れ ン の は ト か 、 。 本 の 当 批 に 判 正 哲 し 学 い は 論 評 直 と 接 い 経 え 験 る の の 事 だ 実 ろ 以 う 外 か に 。 実 こ 在 こ を で 仮.  .

(28) ト そ が れ 西 は 田 も 知 的 言 正 直 ふ し 観 ま く で 認 の も め 伝 な て い 統 教 い る 義 こ よ と と う 真 で に っ あ 、 向 る わ か 。 れ ら し わ 闘 か れ っ し 人 て 西 間 、 田 に が は 批 そ 判 の 経 的 よ 験 う 以 な に 上 哲 き の 学 っ 実 の ぱ 在 根 り を 拠 言 直 地 い 覚 を 切 す 確 れ る 保 る 神 し の 秘 て は 的 く 、 能 れ 百 力 た 年 か 以 は ら 上 あ で も り あ 前 え る に な 。 、 い カ カ し ン ン 、 「 」. 「. 「. 」. 」. に 厳 し く 対 峙 し た の で は な か っ た か 。 こ れ は か な り き わ ど く 重 大 な 分 か れ 道 だ が 、 西 田 は こ. ト は デ カ ル ト 的 な 合 理 主 義 の 跋 扈 す る キ リ ス ト 教 圏 の た だ な か で 、 理 性 批 判 を 徹 底 遂 行 し た 。 そ れ に も か か わ ら ず. 」. が 顔 を 覗 か せ て い る の で あ る 。. 独 断. う 西 。 田 西 が 田 カ は ン ト 極 の め 不 て 徹 批 底 判 を 的 言 の い 考 つ の を る 自 の 負 は し 、 つ 哲 つ 学 、 史 バ 上 ー の ク 問 リ 題 や と フ さ ィ れ ヒ て テ き の た 肩 を 物 も 自 つ 体 。 し の か 一 し 件 カ が ン 念 ト 頭 批 に 判 あ 哲 っ 学 た は か 、 ら ま だ さ ろ. 「. ). に 批. 独 断. に こ の 二 人 の. 」. 」 (. ). 同 、 四 〇 頁. こ で 決 定 的 な 論 点 を 見 落 と し て い る 。 そ し て 図 ら ず も こ こ に 、 彼 の. 「. 「 仮 定. カ ン ト 哲 学 は 物 自 体 の 存 在 の 形 而 上 学 的 想 定 を 残 し た 、 と い う の は 、 い か に も 教 科 書 的 な 誤 認 で あ る 。 西 田 は こ. 」. の. の 通 例 の 読 み 筋 に の っ て 、 カ ン ト の 理 性 批 判 の 不 徹 底 を 指 弾 し 、 バ ー ク リ 、 フ ィ ヒ テ の 陣 営 に つ い た 。 こ の と き 西. 「. 」. 物 心 の 独 立 的 存 在. 田 哲 学 は 根 本 の と こ ろ で 、 デ カ ル ト 的 二 元 論 に か ら め と ら れ て し ま っ て い る 。 認 識 す る 意 識 主 体 た る 自 我 と 、 そ の. 」. 「. 外 な る 物 自 体 。 こ の 二 元 対 立 図 式 へ の 鋭 い 問 題 意 識 を も っ て 、. 」. 「. 」 (. こ の 点 の 詳 細 な 検 討 は 次 章 に ま わ し 、 こ こ で は そ の 難 渋 な 考 察 に 向 か う た め の 準 備 作 業 と し て 、. 研 あ 判 究 つ 的 て な の 、 疑 端 物 義 緒 体 を に 現 呈 迂 象 し 闊 で て に は お も な き 書 い な い 。 が て 我 ら し 々 も ま の 、 っ 身 た 体 併 と も し き や 少 、 は し 西 り く 田 自 反 は 己 省 し の 考 意 て 究 識 見 の 現 る 出 象 と 立 の 、 点 一 我 々 部 を に に 致 す 最 命 ぎ も 的 な 直 に い 接 で 見 あ 誤 っ 同 る て 、 原 い 四 始 的 た 四 頁 事 の で な 実 あ ど は る と 意 。 、 識 現 善 象 の で. 「. 漱 石 の 意 識 現 象 論. 」. カ ン ト を め ぐ る 西 田 と 漱 石 の す れ 違 い の 様 子 を 細 か く 確 認 し て お き た い と 思 う 。 た だ し じ つ は こ れ 自 体 も 、 眩 暈 を. 「.  . 綜 の 起 こ 漱 し 石 た 文 す は 問 芸 ほ 題 の ど 文 状 哲 に 芸 況 学 複 の が 的 雑 哲 、 基 で 学 如 礎 あ 的 実 る 基 に の 。 礎 映 導 と し 入 い を だ 部 う 、 さ と の 明 れ 、 も 治 て じ 、 四 く つ 右 十 る に に 年 だ き 引 五 ろ れ い 月 う い た 初 。 に 旬 重 善 か な の ら り 研 六 あ 究 月 っ 初 て の 旬 い 本 ま る 文 で か は 、 ら 、 朝 で カ 日 あ ン 新 る ト 聞 。 関 に こ 連 二 こ の 十 に 注 七 、 解 回 近 部 に 代 分 わ 哲 を た 学 除 り の け 連 か ば 載 な 、 し り 漱 た 錯 石 。. 「. 超 越 論 的 観 念 論 と 純 粋 経 験 説 の 立 場.

(29) 「. 」 「. 「. 」. 」. 「. (. 「. 」. 」 「. 「. 「. 」. 「. 」. ). 」. 」. 「. 「. 「. 「. 」 「. 」. 「. 」 「. 」 「. 」. 」. 」. 」. 「. 「 」. 「 」. 」 (. 「. 」. (. は 、 そ れ が 実 体 で あ る か ど う 、 は か た も 慥しか 何 で も 言 証 明 端 え す 的 な る な い が 事 は 事 、 出 実 と も 来 な で か い あ く る も 何 。 何 か か を で. く. ). 」. と 言 わ れ る 意 識. 講 す 六 こ 関 の こ 演 る 巻 に 係 漱 れ 石 は と 六 明 識 な ふ 云 如 ふ う 。 、 例 と ここ 六 示 で は 東 現 と と 考 い し 九 く ふ 所 す ろ 頁 七 て る 象 。 、 迄まで に 元 へ が の し 、 、 京 こ の 事 で あ さ で 見 来 て 能よ 何 九 た こ 先 の 美 分 は あ る う 自 え 此の ゐ く 気 頁 術 か な 物ぶつ づ 詩 学 出 り も も 分 る 私 る 学 り い と 我が 来 ま の 行い で 、こ と 。し 自 論 校 や な す は か な 此の 云 然か 考 始 話 対 で 分 す い 。え 手 な い 私 ふ しし へ め し 立 が 考 の に 講 退りぞ て 方 を さ が 要う で い に の 自 演 い 見 が 切 や を 、 す も 。か はき 正 此こ 意 是これ る な 痒ゆ 極ま 体 か て る 、 り 、 所こ 身 図 丈だ に い い つ がは う 不ふ と じ 出 空 に の 同 し け 意 足 痛 て 甚なは し 通 、 つ し 間 立 文 年 学 四 た は 識 で い ゐ だ て 俗 そ は て つ 活 月 怪 と る に は れ フ も も き 証 い て 動 二 の 明 あ な 申 。こ し ロ 考 がは わ る 時 十 な だ す る い す 此の い ツ へ 甚は め 。 間 い の 日 新 手 だ も 感 て 。 ク 。 ろ て る 漱 ま て べ う 必 又た 便んぎ じ 、 の コ 見 怪 重 石 の 、 た の な 意 此 し で は る ー 宜 が 要 秩 要 の 聴 出 速 識 の 足 い あ あ と ト 、 で 序 も 議 記 た 衆 身 な す 為め る 、か り を そ 。よ あ 論 や が 立 録 点 に る 痒 余 ま 。 れ 着 体 る ほ い は ど な を に と 因 位 と 手 撫 ゆ す てハ がすこ 程 。 そ 其 刻 、 で い と 云 。 高 意 イ 頗ぶ 怪 そ に カ 物 果 所こ 印 大 る る し と 名 ふ フ 襟 識 し ラ 炳へい 我 の に し 幅 か を を 法 乎こ 働 づ 掻 き ロ を 可か い て に 坐すわ 対 と き け く にか ツ つ 笑 。 漱 の 則 つ た 加 の し と け 通 掻 足 は ク 比 石 し 相 て で 筆 す て あ と 云 き コ て い 俗 は 対 を あ し 。 、 ふ 、 に 名 る ー る そ 、 争 か よ い る た 。 づ 心 痛 ト 髭ひげ ど は こ す ふ 是こ け 持 い も を う 誰 か る 誰 る 。 も ら う 可べ 丈れだ る ち と 高ハ 生は も も ら 不 も 周 作 の な か け 意 は き 襟イカ や さ さ 一 可 疑 知 家 で ふ 不 口 ら は 識 あ に もラ し う う 気 疑 ふ の は あ 通 ぶ ざ 慥たし 現 る は 目 て で 考 に の も 事 、 り 俗 り る でか 象 。 撫な に 儼げん な へ 反 日 の 実 そ 、 は 事 あ と 然しか で 見 然ぜん い て 転 常 は を の 東 へ 、 実 り 、 し る え と ら 居 し 経 あ 確 連 京 の デ で ま 痛 夫それ 此この る 存 し る て 験 る 認 載 朝 思 カ あ す い よ 身か 、 在 い 。わ 言 の ま す 第 日 考 ル り 。 痒かゆ り 体らだ 手 し 。 私たく う 事 い る 二 に 法 ト ま 是これ い 以 が に て 何なに もし 。 実 。 回 入 の の す 以 と 外 私 触 居 故ゆゑ 通 社 か 漱 そ 転 方 。 上 云 に か れ る か 俗 ら 石 し 物 し 回 法 出 、 て 我 た で 的 同 は ふ 何 と る か と に 、 証 意 も 云 と の 云 さ あ 懐 立 十 こ の て −. 「 あ る. る 。 そ し て こ の 転 回 の 先 に 、. 疑 に 寄 り 添 う ふ し が あ っ て い た 意 だ 識 け 現 な 象 い こ 是れ 。 丈だ な と け る は は も い 証 の え 明 が 議 す 論 る あ の 必 る 本 要 筋 も 。 は な 是これ 、 い 以 位 上 通 俗 に 意 識 す る と 云 ふ 働 き は あ る 。 そ し て. ). ち な み に こ こ に.  .

(30) 」. ). 「. 「. 」. 「. 」. 」. 「 」. 「. 「. 」. 「. 「. 

(31)  」. 」. 「. 」. 「. 」. 「. 「. 」. 「. 「. −. 「 」. (. 」. 「. 「. 」.          . 」. 「. 」 」. 「. 「. か と え 想 に 因 あ く も て 定 あ る し 七 な す く し 言 い す る 結 。 り る も て え る る は 果 た て 〇 頁 ま の の 見 ぬ 。 の ず 漱 し す が に る と し が の と か 石 か 便 便 と こ か 、 は と に ら 宜 宜 普 ろ も 理 意 も 漱 、 、 か 上 通 に こ 性 識 に 石 徹 物ぶつ と 私 に ま の 批 現 、 は 底 我が 申 と 私 で 純 判 象 的 関 そ の す 云 と 、 粋 の に こ 区 と ふ 称 言 意 論 は 係 ま 批 別 、 名 し 語 識 理 、 判 で が を て 論 は か や の 明 的 こ 私○ 綱 是れ 与 居を 的 、 ら は で 目 確 で る あ と へ の に デ み り に に 付 て 範 た る き は き 、 の は り カ ご 疇 属 述 。 ル 一 し ま く 的 で 客 つ こ べ す た あ 観 め ト 自 な て て こ の び い 。 然 思 り 的 ら に い そ 建 ま に れ で 惟 る な 導 自 立 。 こ あ に す 世 て 入 が す 。 の い 我 る よ だ い さ 。 いる 入 中 。 り か し れ と 何 に る ら ら そ 実 た 。 そが か ざ 其の 故 実 す し 体 時 し 裏 空 る 意 て 化 に 在 な 葛かつ に 平 し わ と 講 さ や カ 識 と 藤う は 地 て ち は 演 れ 因 ン 現 で 、 に 居を 漱 明 の る 果 ト 象 、 貴あ 風ふ る 石 確 文 以 に の な う 又 先 カ に た は の 必 所がた 波 も は 異 脈 前 立 テ 見 要 方 をお の 、 な か の つ ゴ 起こ で つ 地 ら 、 リ な っ み 端 と し は は づ ー 便 超 て 、 宜 、 て な け 、 て 的 越 表 西 な 私 、 く て も も か 論 で 田 の 以 余 し こ は 、 つ 的 は の 漱 純 で 外 計 て う 、 提 あ の な○ 、た 言 や 石 粋 実 も 私 起 只 な は う だ り こ 体 し ま の と 意 の 此の や た す も 云 識 で 私 は あ 属 。 建 ふ の あ の り る 性 我 立 も 連 る そ 同 と の の 々 、 す の 続 。 も 筋 み な は の 六 る をけ し 誰 で だ 視 意 て 九 訳 建ん 識 に 立りつ 行ゆ の 考 と 座 原 −. 」. 」. 」. −. は 、 こ の 議 論 を 突 き つ め. 「. 」. 意 識 現 象. 「 」. が あ る の だ と 指 摘 す る 。 そ し て 連 載 第 三 回. 現 建けん し 立りつ てを 象 居 さ る と れ も 同 た の じ 水 名 と 準 さ 、 に れ あ す る る い ぎ は 私 ぬ そ 。 漱 で れ 石 さ 以 は え 上 こ も に の 、 言 こ 根 語 れ 本 論 を 的 的 な 不 な 反 通 レ 省 俗 ベ ル を 徹 に に 底 考 達 し え し て て て 、 み い る 吾 れ 。 吾 ば と 、 普 通 云 ○ ふ 私 と に こ 云 は と ふ さ も 客 え の 観 的 も が は に 世 、 す 便 の で 宜 中 に 上 に 実 自 に 在. 」. 同 、 七 三 頁. 「. 他 を 樹 立 す る 語 弊. 「. 既 い 物 通 に 筈はず を 俗 分 と 離 の り な れ 考 易 り て へ い ま 生せい を 為た す 存そん 離 め か し れ に ら て て す 、 居ゐ 物ぶつ る 所いは る 我が の 謂ゆる と の み 物ぶつ 云 世 で 我が ふ 界 、 な 事 を 根 る も 見 本 も 申 た 義 の さ 所 か は れ で ら 契けい な は 云 合がふ い 、 ふ 一 。く 物 と 致 換わん が 、 し 言げん 自 実 な し 分 は け て か 此この れ 見 ら 両 ば る 独 面 な と 立 を ら 己おの し 区 ん れ て 別 訳 を 現げん し に 離 存そん 様やう な れ し が り て て な ま 物 居ゐ い す は る 、 。 な と 区 物ぶつ い 云い 別 我が 、 ふ す の 又また 事 る 二 物 も 事 字 を 云 が を 離 へ 出 用 れ ず 来 ひ てお 、 ぬ る 己のれ 自 も の は 分 の は な が. て こ う 説 く の で あ る 。. ).  . す で. 」 (. 超 越 論 的 観 念 論 と 純 粋 経 験 説 の 立 場.

(32) 「. 「. 」. 」. 」. 「. 」. 「. 「. 「 」. ). 「. 」. 「. 「. 」. 」. 「 」. て に 此この 一 意 致 識 抔など の と 連 云 続 ふ を 言 称 語 し も てい 必 命のち 要 と で 云 は ふ な の い で の あ で り あ ま り す ま 。 す 同 。 、 だ 七 か 一 ら 頁 只た ゞ  明 か に 存 在 し て 居ゐ る の は 意 識 で あ り ま す 。 さ う し. (. 」. . 」. 判 働 あ し の こ を 翻 こ の き る な 原 こ っ の 徹 そ 。 け 初 で て よ 底 の そ れ の 作 う 性 も も ば 情 家 見 に を の そ な 況 は 物 の も ら を 、 た 通 語 過 分 ん 云 通 な 俗 る 剰 離 俗 ら の 。 を 分 の ふ 、 節 だ ば 考 鋭 を け べ の 、 へ を く 前 れ く 言 物 離 批 提 ど 、 語 が れ 判 し も あ 分 自 て 的 た 、 え 節 分 か て を に か 、 反 一 り 言 超 ら す 省 致 に 語 え 独 べ す 抔など そ 的 た 立 て る と う に 根 し の 。 云 述 も 本 の て 言 ふ べ が 云い 言 た い 現げん 語 そ ふ 語 と て 存 存ん 活 し 動 も こ み 在 と 必 ろ せ て が い 要 で て の 居ゐ 寝 う で 、 い 場 る 閑しず 文 は す る 所 と ま 字 な で 。 、 云い っ の い に そ あ ふ た 頻 事 沈 の る 出 。 物ぶつ 見 い も 黙 が テ 我が 地 は 云 の 、 ク の で 言 へ 場 ず 所 そ ス 二 は 語 の の ト 字 、 か 思 は を 所いは 発 自 ら 索 、 用 謂ゆる 動 分 、 の 思 ひ 物ぶつ 以 が 経 根 索 る 我が 前 物 験 柢 の を 的 な の に 現 こ る 、 離 な は 在 と も 万 れ た を に の 象 て 物ぶつ ら 縛 は は 未 生せい 我が く る 違 契けい 分 存そん の 言 言 和 合がふ 無 し 世 語 葉 感 一 差 て 界 批 の が 致 別 居ゐ. 」. 」. 所 も 、 に こ 坐 れ し と 、 非 あ 常 え に て 近 言 い 葉 こ で と そ を う 論 述 じ べ て て い い る る 。 。 し か し 、 近 い と は 微 妙 に 違 う と. る と 云 ふ 事 も 申 さ れ な い 。 己おの そ れ の を よ 離 う れ に て し 物 て は 言 な 語 い の 、 分 又また 節 物 活 を 動 離 が れ てお 無 己のれ さ は れ な た い 根 筈はず 元 の と 場 い 所 う か こ ら と に 見 な る る と 。 、 漱 ま 石 さ は に 、 直 み 接 ず 経 」. 「 」. 善 の 研 究. 験 の 純 然 た る 事 態 と し て 、. 「. 西 田 の. か ら の 言 語 批 判 が 徹 底 的 に 極 ま っ た. 「. 主 客 未 分 の 真 実 在. 「. ). 「. る 如 。 何 我 同 な 々 、 る が 四 者 ま 八 で だ 頁 あ 思 る 惟 か の 。 細 此この 工 時 を に 加 は へ 実 ま な 在 だ い の 主 直 真 客 接 景 の の 対 実 か 立 在 ら な と 引 く は い 、 如い て 知 何か み 情 な よ 意 る う の 者 。 分 で 離 あ な る く か 、 。 単 即 に ち 独 真 立 に 自 純 全 粋 の 経 純 験 活 の 動 事 あ 実 る と の い み ふ で の あ は. (. が 直 美 接 妙 経 な 験 る の 音 上 楽 にお に 於い 心 て を はた 奪 唯だ は 独 れ 立 、 自 物 全 我 の 相 一 忘 事 れ 実 、 あ 天 る 地た の 唯だり み 嚠ゅうり で 喨ょう あ た る 、 る 見 一 る 楽 主 音 観 の も み な な け る れ が ば 如 見 く ら 、 る 此この ゝ 刹 客 那 観 所いわ も 謂ゆる な 真 い 実 。あ 在 恰たか が も 現 我 前 々. い う こ と で あ る 。 第 二 編 第 三 章.  .

(33) ( 同 、 一 一 頁. 」 「. 」. 純 粋 経 験 の. 「. 」. 「. 「. 」 (. 」. 」 (. 「. 」. 」. 」. ). ). 主 客 未 分 の 状 態 に 注 意. 「. ). 「. は 、. 」. 」 (. 」. 同 、 一 〇 頁. 」 「. 」. 「. 瞬 間 に 於 て. し て 居 る 。 同 、 四 九 頁. ). は 「. 「. 「. 同 書 第 一 編 第 未 一 だ 章 主 も 純 な 粋 く 経 客 験 も な で い も 、 、 知 識 全 と く 其その 自 対 己 象 の と 細 が 工 全 を く 棄 合 て 一 ゝ し て 毫 居 も る 思 慮 よ 分 う 別 な を 加 経 へ 験 な の い 最じ 、 醇ゅん 真 な に る 経 者 験 其 同 儘 、 の 九 状 頁 態 「. 」. 精 神 現 象. が 言 わ れ 、. (. 「. ). 」. 」. 」. 」. 事 例 が 提 示 さ れ て の い だ る と 。 一 し 生 て 懸 、 命 漱 に 石 断 と 岸 近 を 似 攀よ の づ 視 る 座 場 反 合 転 の の 如 モ き チ 、 ー 音 フ 楽 が 家 か が す 熟 か 練 に し 奏 た で 曲 ら を れ 奏 て す い る る 時 。 の し 如 か き も こ. が 語 ら れ て い る 。 そ し て 「. を 転 じ て 行 く こ と が で き る. 」. 」 (. れ に 静 か に 呼 応 す る よ う に し て 、. 「. ). 「. 」. 「. ). 統 一. 「. 」. と. 「. 「 分 化. 」. の 分 類 と い っ た 、 人 間 的 思 惟 の 一 連 の. 「. ). 同 、 一 二 九 頁. の 場 主 西 所 客 田 か の の ら 対 、 立 純 粋 物 我 も 経 な 験 や 主 く 説 の 客 、 知 立 身 情 場 心 意 の の 同 分 分 、 節 離 三 五 に 端 も 頁 を な 発 い と し 、 、 、 ま 漱 さ 石 知ち に の 、じ 情やう 命いの 根 ち 、 本 意い と 義 も の か 称 ら 精 し の 神 議 作 う 論 用 る は 、 の よ 明 う ら 区 な か 別 意 に 識 根 漱 の 柢 石 連 で 、 通 十 続 じ 六 あ 巻 の っ 、 八 推 て 五 移 い る 頁 。 」. 理 想. 」 (. 「. 「. 」 (. 体 系 的 発 展. の 「. の. ﹀ な 言 語 分 節 活 動 だ と 見 透 か し つ つ 、. 壮 の 四 種. 」. 本 来. 」. ). 「. を め. 」 「. 」 (. 同 、 三 五 頁 お よ び 三 七 頁. 「. 」 (. 生 命 の 捕 捉. 動 が 生 じ て く る 。 こ れ を こ の 世 の 生 の ︿ 便 宜 的.     . 」 「. 「. 「. の 、. 有 機 物 の や う に 、 統 一 的 或 者 が 秩 序 的 に 分 化 発 展 し 、 其 全 体 を 実 現 す る. す る の が 、 漱 石 詩 学 の 哲 学 的 主 題 で あ る 。 西 田 も こ の 局 面 を 、 意 識. 「. 「. ). 」. 純 粋 経 験 に 於 け る 統 一 作 用 其 者. る 。 そ し て あ た か も. 「. 」 「. 」  . よ う な 、. 「. 「. 「. 弁. る か の 核 心 部 で 、 両 者 に は 微 妙 な 偏 差 が 生 じ て く る 。 と く に 西 田 は こ の 肝 腎 の 場 所 で 、. ). 西 田 の 思 索 動 を 向 持 に ち は 出 歴 し 然 て と い し る た 。 近 た 似 し 性 か が に あ そ る れ 。 は し 、 か し 我 根 々 幹 の を 経 な 験 す の 生 で 命 き 的 な 発 同 い 展 、 超 の 四 経 モ 三 チ 頁 験 的 ー の 実 フ 伝 在 を 知 、 統 的 同 的 哲 な 、 直 学. が 直 観 す る と い う よ う な 、 エ レ ヤ 例 学 へ 派 ば 美 術 プ 家 ラ や ト 宗 ー 教 家 デ の カ 直 ー 覚 ト の 学 如 派 き 者 で あ り 、 い わ ば. (. (. 四 観 的 ざ 西 と こ 同 や 二 に か し 田 し れ 、 、 頁 ど く て 、 て を 七 真 う し い 一 と 批 五 、 を 理 て る 巻 ら 判 頁 善 純 解 漱 。 、 え 的 粋 一 て に の 、 し 石 知 二 い 直 運 美 語 と 頁 、 性 視. ). 知 的 直 観 と は 決 定 的 に 異 な っ て い る 。 そ れ は む し ろ. . .

(34)

(35).  

(36)

(37)  .   」. 超 越 論 的 観 念 論 と 純 粋 経 験 説 の 立 場.

(38) 」. 同 、 三. 「. 」 (. 、 普 通 に 経 験 以 上 と い つ て 居 る 者 の 直 覚. 」. 」. 」. 」. す べ て 我 々 の 熟 練 せ る 行 動 に 於 て も 見. の も の を 超 え 出 る 直 観 で は な い 。. 「. 「. な も の で 、. ). 「. ). 「. 「. 「. 「. 」. 」. 」. で き な か つ た 事 又 は 弁 証 的 に 漸 く に 知 り 得 た 事 も 、. 。 そ う い う 経 験 世 界 内 部 の 出 来 事 な の だ と 、 西 田. 」 (. ). 、 経 三 同 験 と い 五 、 頁 三 以 う 五 上 よ う で 頁 あ お だ な る よ と 、 は 。 び 三 い 所 始 六 え 謂 同 は 頁 、 理 、 経 経 想 三 験 の 験 的 四 の よ そ な 頁 う る. 「. 同 、 三 五 頁. の に 状 知 態 る べ に き し 者 て を 、 直 覚 物 す 我 る 相 忘 じ 同 、 、 三 物 三 が 頁 我 を よ 動 う か な す 、 の 新 で た も な な 形 く で 、 の 我 が 知 物 的 を 直 動 観 か す で の あ で る も 。 な つ い ま 、 り た ゞ 主 一 客 の 合 世 一 界 、 、 知 一 意. 」. 」 (. ). 景 あ る の み. で あ る 。 だ か ら 通 常 の. 」 (. 」 (. 技 術 の 同 骨. 三 の 融 証 頁 光 合 的. 「. じ っ さ い そ れ は 「. る 所 の 極 め て 普 通 の 現 象. ). 「. 「. 」 「. 「. は な い 。 そ れ ど こ ろ か 、 こ う い う 制 作 論 的 な 思 索 自 体 は 、. 経 験 の 進 む に 従 ひ 直 覚 的 事 実 と し て 現 は れ て く る. 」 (. 矛 盾. 」. 」 「. 」. 」. へ 行 き つ く カ ン ト の 哲 学 と も 、 根 柢 で は. に. 見 シ は を ス 言 に う 直 お 。 覚 け 基 的 る 本 事 こ 的 実 の に 暗 は へ 黙 一 知 弁 気 の 証 に イ 的 転 メ ず ー で る ジ あ 論 は る 理 、 は 的 後 ず 離 年 の れ の 知 が 業 を 行 、 駆 為 あ 使 的 る す 直 刹 る 観 那 に こ と に に 発 直 よ 展 覚 り し 的 、 て と ゆ に も く 立 か も ち く の 現 も で わ あ れ 経 る て 験 。 く し る の か 。 枠 も 熟 内 練 に 弁 と 証 の ど 的 ポ ま イ ろ な エ う 知 ー 「. 「. 「. 」 「. 的 直 自 観 覚 善 の は に 研 、 よ 究 た る し 実 が か 在 に の 真 直 実 我 接 在 々 把. 判 断 力 批 判. 極 め て 批 判 的 な 考. 」. 「. 「. 」. 実 在 を 直 視 す る と 云 ふ も 、 凡 て 直 接 経 験 の 状 態 に 於. 一 編 第 四 章 に か 直 か 観 げ る 直 知 覚. と す る か ぎ り で 、 西 田 の. 「. 」. ). 」. 、. 創 作 家 漱 石 も 必 ず や 興 味 を 寄 せ る こ と だ ろ う 。 そ し て ま た. 」. 」 (. 「. の で あ る 。 と は い え 、 そ れ は や は り 真 実 在 の 直 知 の 事. を 語 っ て い る 点 に あ る 。 そ し て ま た 西 田 が こ れ 以 降 、. 軌 を 一 に し て い る の に ち が い な い 。. 」. 」. が 四 頁 し 第. 知 的 直 観. し か し こ こ に は や は り 見 逃 せ ぬ 偏 差 が あ る 。 そ し て 問 題 が あ る の だ と す れ ば 、 ま さ に. 「. 「. 「. 善 の 研 究. の. 「. 」. 握 を 論 述 の 根 本 に す え て い く 点 に あ る 。. 」. 「. 出 真 立 に 点 経 験 に 其 す 儘 え の 、 状 意 態 識 現 だ 象 と が し 唯 て 一 、 の 純 実 粋 在 経 で 験 あ る 直 と 接 い 経 う 験 定 言 の 命 概 題 念 か を ら 導 論 入 述 し た を 。. の 純 粋 経 験 の 状 態 を 一 層 深 く 大 き く し た 者 に す 同 ぎ 、 な 三 い. 」. 」. の は こ 事 れ 実 こ そ を が. て は 主 客 の 区 別 は な い 、 実 在 と 面 々 相 対 す る. ). 「. 善 の 刹 研 那 究. 態 で あ り 、 も っ と い う な ら 見 る 者 と 見 る こ と と 見 ら れ る 物 が 分 別 知 で 分 節 さ れ る 以 前 の 、 真 実 在 そ の も の の 直 接 態. 「. で あ る 。. 「. そ し て そ の.  .

(39) 始 め 、 こ れ を 「 一 層 深 く 大 き く. 」. 「. 」. 「. 「. 「. 」. 「. 「. 」. 」 (. 」 (. 」. ). 」 (. 「. 「. ). 「. 「. 」. 「. ). 」. 」 (. 」 (. 」. ). 「. ). と の 邂 逅. 」. 」. 」. 真 実 在. 「. 「. 「. 「. の 起 点 の 取 り 方 に あ っ た の だ ろ う 。 西 田 が 力 説 し た. 識 こ す 西 現 に え 田 象 は て と ど い 漱 を こ る 石 端 ま 。 の 的 で そ 根 に も し 本 抜 て 差 実 き 両 異 在 が 者 た の 西 と い 論 田 言 差 述 の い 異 は 切 が 、 善 る あ デ の か る カ 研 否 。 ル 究 か そ ト の し 的 と 点 て 二 、 に こ 元 漱 あ の 論 石 る 差 に の 。 異 対 そ こ 抗 文 し そ す 芸 て が る の そ 問 趣 哲 の 題 旨 学 主 で を 的 張 あ カ 基 の る ン 礎 た 。 ト め そ と は に の も 、 、 偏 共 と 差 有 も 知 は す に 的 さ る 直 し 。 意 観 あ に 識 た も 現 と り か 象 い 、 か う 肝 わ を 妖 腎 ら 鍵 し の ず 概 い 、 念 概 意 そ に. 」. 「. 善 の 研 究. 厳 此 念 無 し 書 西 装 の の 田 置 場 く 立 は を 率 所 直 場 の 持 は ち ち と に 意 に 出 自 し 識 す て 己 の か 批 善 肯 立 の 否 判 定 場 か 的 す で 研 の る 究  に あ 点 評 。 り に の そ 価 、 改 あ し す 心 る る て 理 訂 。 版 ま ま 主 で た 義 の 序 そ に 的 い れ と 文 た に も っ 先 考 版 て 立 へ をあら い つ ら 新た る れ に 。 場 る す そ 所 で る あ にあ う い 論 ら 当た う 文 う つ 。 て 事 然しか 後 大 正 の 十 非 昭 思 五 難 和 索 年 せ 十 の 六 ら 一 経 月 れ 年 て 十 歴 月 を で もい た 致 は ふ し で ま 、 方かた 、 え カ な 、 ン い 今 日 こ ト こ の 同 か に 純 、 ら 問 粋 三 見 題 統 頁 れ ば の 覚 淵 を と 、 、. 」. 」. 源 を 探 る な ら 、 そ れ は ま さ に. 「. 「. 」. 」. 的 知 問 は 純 根 へ 題 、 粋 善 本 の は 結 経 の 経 愛 、 論 験 研 験 の 西 を 究 へ 深 田 先 の の 甚 の 取 に 確 な 哲 り 刹 い 信 る 学 し 那 う が 衝 が て 、 迫 そ い の 実 カ が れ え 在 ン 、 を ば 実 ト い ま 、 在 は 理 た こ 漱 の 、 性 ず と 石 真 批 ら に も 景 我 判 な 性 カ 々 の 急 ン に が 徹 独 に ト 、 ま 底 断 も も だ 、 所 思 性 理 謂 惟 を を 不 、想 真 の 見 強 可 、的 実 細 す い 疑 、な た ご の 在 工 、る が を す の 始 、 現 加 過 だ 点 、も ろ 誤 に 前 へ の し な を う し と 。 ま て て い し 居 直 ね そ 終 て し い 極 る 接 た て 点 や 。 の の 純 と は そ 実 だ 粋 し り れ 在 ろ 経 た 切 は う 験 と 実 に 同 。 説 こ 追 主 、 へ ろ 客 四 の に い の 八 過 あ 求 未 頁 信 る め だ と 。 て 分 で 、 お い れ あ 彼 そ た る ざ 自 ら 事 る 。 身 く 柄 独 そ の は で 立 し 宗 真 あ 自 て 教 の る 。. 」. 「. 「. 」. と 知 情 意 意 味 を 一 が に 鋭 し く た 区 も 別 の さ れ で て あ い っ る て こ 、 と 単 は に 、 存 西 在 田 で の は な 実 く 在 し て 思 意 想 味 の を 核 も 心 つ を た な 者 す 論 点 同 、 と 五 し 〇 て 頁 、. 「. 」. で あ 存 り 在 、. 」. 「  . 全 の 真 実 在. 「.       」. な 真 る 実 在 全 体 は 、 で 主 あ 観 り と 、 客 そ 観 れ 、 ら 主 す 語 べ と て 述 の 語 諸 、 部 主 分 体 を と 潜 作 在 用 的 、. で あ る 。 こ こ で. 」. 「. 実 深 体 く と 記 属 憶 性 に と と い ど っ め た て 論ロゴ お 理ス く 的 べ な き 分 で 節 あ 以 る 前 。 の し 、 か も 含 こ 蓄 の 的 意 味 深 い. 「. 超 越 論 的 観 念 論 と 純 粋 経 験 説 の 立 場. し て い っ た の で あ る 。.

(40) 」 ( ). 「 」. 「. 」 (.        」. ). 「. 「 」 「. 「. に 包 含 す る 具 体 的 充 実 体 で あ る 。 そ し て ま た 、 そ こ に 生 ま れ 出 る 体 系 的 分 化 ・ 発 展 ・ 実 現 の 、. 「. 「. 」. 「. 」. 自 由. 「. 」 (. 「. 」. 「. 「. 」. 同 、 五 八 頁. ). 田 な は こ 意 れ 識 に 活 も 動 と づ 同 き 、 、 五 ま 九 ず 頁 はス 唯ピリ そ 心チュ の 論アリ も 者スト の バ で ー あ ク る リ 。 の 魅 力 有 的 即 と 知 い え ば 、 あ ま り に に 魅 好 惑 意 的 を で 示 危 す う 。 い そ の 実 う 在 え で 思 さ 想 ら で に あ る 直 。 接 西 「. 「 」. 」. 」. 「. 」. 意 識. 「. 「. ). 「. の. ). 」. 」. 」. (. 」. 不 通 俗. 」. 「. 「. 「. 」. し て い る の と は 、 ど こ か で 根 本 的 に ち が う 、. 」 (. 「. 」. 」. 客 観 的 に 世 の 中 に 実 在. 事 の ま す 漱 行 実 石 の 在 と も 立 は 場 受 明 働 言 意 し 識 同 的 て 現 、 の い 象 三 者 頁 で た な 。 だ し け に い か は 魅 、 か 独 し た 彼 慥しか れ 立 て 自 は 、 に い 全 く の そ こ あ の 活 ま る で 動 あ で で で の る あ 踏 だ 。 る み と と 述 同 ど べ 、 四 ま て 五 る い 頁 。 た 。 通 そ は 俗 し ず だ て の と し 只たゞ ぶ 物つ 明 て 我が か 、 も に が 存 っ と 在 普 し 能 通 て 動 的 居ゐ に る な る の げ 儼ん は 然ぜん 意 フ と 識 ィ 存 で ヒ 在 あ テ の り 「. 「. し て い た り 、 そ れ ら が. 」. 」. 「. 「. 」. ). な を 現 い 見 象 せ 。 な と そ い い れ の う と で 事 い あ 態 う る の の 。 不 も 可 吾 思 こ 是れ 々 議 以 の な 上 生 あ は 命 り 証 よ 明 が う す を る 意 、 事 識 黙 は の っ 出 連 て 来 続 じ な っ い だ と と 見 し い つ 、 う め そ な も 事 が そ 実 ら も 、 な は こ ん 、 れ の こ 以 説 れ 上 明 を そ も 端 こ で 的 に き に 哲 ず 学 、 認 的 な め に に る 立 も よ ち 語 り 入 れ 外ほか る な に そ い 道 ぶ か は り. 」. 」. 「. 「. と い う 哲 学 の 根 本 命 題 に 背 く の で 、. を ら 極きは で め あ 様やう る と 。 す ゆ る え と に し 駄だ ま て 目め た 当 み た で 節 り あ 流 、 る 行 。 の シ あ ヨ る 進 ペ い 化 ン は 論 ハ ま 者 ウ た ワ の ー 万ばん 理 法ぱふ 窟 の 一 を に 取 生せい 帰き り よ 欲く す 入 の 、 れ 盲 一 た 動 何いづ り 的 れ 、 意 のと 志 所ころ 西 田 に の の か よ よ 帰き う う す に な と 云 意 変へん ふ 識 梃てこ 様 の な な 連 も 禅 続 の 学 を の 傾 建こん 公こう 向 立りふ 案あん の す 工 大 る 夫 原 に 因 似 た も の を 指 定. 」. (. で は 、. 」. 所. の も 、 た し 残 か 念 に な が ま ら こ や と め に に 重 致いた 宝 な す 文 の 句 で あ だ る が 、 漱 石 意 、 識 十 の 六 連 巻 続 、 以 七 四 外 頁 に 何 。 に も な い こ こ で は. 「. 「 」. 第 二 編 の 中 身 は 、 す で に 明 治. だ と す る の み で 、 あ と は 黙 し て 語 ら な い 。 こ の 禁 欲 的 で 潔 い 態 度 の 取 り 方 自 体 が 、 西 田 の 多 弁 な. か く し て 漱 石 の 思 索 の 方 が 徹 底 的 に 批 判 的 で あ る 。 も は や 余 計 な 形 而 上 学 的 言 辞 を 弄 す べ か ら ざ る. 」. の 講 演 は そ の 一 ヵ. 善 の 研 究. 只 そ れ が 事 実. 「. 文 芸 の 哲 学 的 基 礎. 純 粋 経 験 説 へ の 暗 黙 の 批 判 と な っ て い る 。 次 章 で く わ し く 見 る よ う に 、. 」. 四 十 年 三 月 に 公 表 さ れ て い る 。 こ れ に 漱 石 が 接 し た 可 能 性 は 十 分 に あ り 、. 「. 月 後 の こ と で あ る 。 そ の 点 を 考 慮 し て み れ ば 、 西 田 の 最 初 の 体 系 建 築 は 、 竣 工 の 数 年 前 の 棟 上 げ 式 段 階 で 、 基 礎 の.  .

(41) 「. 「. 」. 」 「. − ). 「. 」. 「. 契 合 一 致 す る. 「. 」. 」. 」. 意 識 現 象. 」. 「. 「 」. 」. は 、 常 識 が 認 め. ). 」. 文 芸 の 哲 学 的 基 礎. 」 (. 「. 「. 「. へ 、 ひ と た び 決 定 的 に 視 座 を 転 換. 「. 」. が. 」. 「. 」. 物 我. 「. (. 「. の 視 座 か ら 、. な 視 致 差 命 根 の 的 本 論 な 義 理 危 の う の 浮 さ 上 を 議 見 論 同 透 年 か に 五 さ は 月 れ 、 の て 束 漱 い の 石 た 間 は の 立 、 で ち あ し 寄 真ん る る に 。 だ あ け る で も あ の る は 。 、た 漱 只ゞ 石 意 の 識 詩 ば 学 か テ り ク で ス あ ト る は 、 同 こ 、 こ 七 に 一 不 頁 可 知 と 不 い 可 う 言 の 不 場 通 所 俗 を. 」. 」. 物 我 対 立. 根 本 的 に 自 覚 す る 。 そ し て そ こ か ら ま た 、 物 我 の 相 対 す る 世 界 に 戻 り ゆ く 。. 「. る 経 験 的 な 「. 「. く. ら し た 不 の 通 ち 俗 に 、 に た 転 だ じ ち 、 に ふ 分 た 化 た 差 び 別 の 通 経 俗 験 判 に 断 向 の け 生 て 成 潔 の く 現 反 場 転 に す 還 る っ 。 て こ ゆ の く 視 。 座 つ 往 ま 還 り の こ 論 こ 述 で は は 、 、 徹 考 底 察 的 の に 視 自 座 覚 が 的 で 通 あ 俗 る 。 か. 」. 」. 」. る 物 。 我 全 ら る 間 た 対 く な と と 。 そ 立 矛 い 申 云 貴あな こ の 盾 事 し ふ 所た で 経 し に ま 分 方 一ちよ 験 て な し ら もた 寸つと の 仕しま り た ぬ 慥しか 留と 現 舞ひ ま 。 も に ま 場 ま し 所 の 御おい つ へ し た が ゝ 出で て の た 。 不ふ の に 、 、 。 天 通 流 な 此この 帰 地す 俗 れ る 講 還 漱 な の 石 即は に にさ と 話 転 、 ち 考 棹を 申 の 十 自 へ さ し 冒ば 換 う と 六 己 た し ま 頭う 点 巻 と 結 て し を と か 、 云 果 、 た 顧へ な り 七 ふ る 二 え に 因 。 み よ 果 さ る 第 四 三 ら る の う と 回 頁 い と 法 し 少 事 丸 則 て 々 に で と 、 妙めう 意 な 反 云 御おた で 識 が り 対 ふ 互ひ あ の ま に 恐 に り 連 し な ろ 空 ま 続 た つ し 間 す 的 。 て い と 。 傾 い 仕し も 云 最 向 ま つ 舞ひ の ふ 初 の ま に 怪 に で 間 し 束 し はわ 、 に た 縛 い 私たく 漱 か 。 せ も とし 石 ま う 物ぶつ ら の 云い 少 全つた は へ 豹う 我が れ ゝ ふ 々 く そ へ め な な 変 ん 抔ど て 中か も 妙う 矛 れ し と 、 に の 盾 ま た 云 ぐ 這は が で で の ふ う 入い あ あ す の か り る る る 関 議 分 門 込 と 。 二 論 ら は 云 ん 申 漱 つ を な 石 の 最 つ で し 総 い が 視 初 て 、 ま 括 が か 居 時 し そ 座 す 、 ま つ た. 」. 」. 漱 石 が 分 節 し い た つ の 通 間 俗 に と か 不 豹へう 通 へ 変ん 俗 し た の 見 の 方 で は あ 、 る た 。 が そ い の に 刹 那 丸 の で 視 反 座 対 転 換 で は あ 、 る じ 。 つ こ に の. 「. が 、 し か し. 「. 」 「. 「  . の よ う に 言 う の は 、 こ の 視 差 の 光 学 論 理 を 、 か な り の 自 信 と 覚 悟 で 提 起 し て い る こ と の 、 裏 返 し の 表 現 で あ る に ち. 「. 実 が わ 在 たい 私 く し 論 と な 云い い ふ 。 も の が あ る 、 が 、 貴あな 漱 所た 石 方 の もた 思 慥しか 索 に の 御おい 起 出で 点 に で な あ る る 。 。 こ こ の れ 物 に 我 た 相 い 対 し 、 物 自 我 他 一 分 如 離 、 、 主 主 客 客 未 対 分 立 の の 通 不 常 通 一 俗 般 の の 見 経 地 験 は 的 、.        . . 」. 超 越 論 的 観 念 論 と 純 粋 経 験 説 の 立 場.

(42) 相 関 項. 「. 超 越 論 的 統 覚. 」. が. 「. 超 越 論 的 客 観. 差 視 と カ 別 座 云 ン の 反 ふ ト 転 え で 無 光 ら い の 学 い え 場 の 事 ば 所 類 比 と 超 へ 的 は 越 の 符 、 論 、 合 超 的 自 を 越 観 覚 、 論 念 的 再 的 論 反 度 統 省 カ 覚 的 ン の な ト う 遡 に ち 源 引 な で き る あ 戻 る し 意 。 て 識 カ い 現 ン う 象 の ト な 自 ら の 視 身 ば 、 座 は 、 世 に 、 理 界 、 こ 性 大 類 れ 批 の 比 を 判 広 的 主 の が に 題 超 り 相 化 越 を 当 し 論 言 す て 的 い る い 観 表 。 な 念 わ そ い 論 し し 。 は て て 多 、 い く ま る 天 の さ 。 地す カ に こ 即なは ン 物 う ち ト 我 し 自 研 無 た 己        . . 

(43) 」. と し て 位 置 づ け ら れ て 、 認 識 客 観 た る 事 物 が 認 識 主 観 た る 自 我 に. 究 も 、 だ か ら そ う い う 読 み 方 を し て こ な か っ た 。 た だ 少 な く と も カ ン ト の テ ク ス ト で も 、 我 と 物 と は 、 感 性 的 直 観. 「. の. の 場 所 で 直 接 的 に 出 会 っ て い る 。 そ し て 経 験 的 認 識 判 断 の 主 客 対 立 の 図 式 は 、. 」. の 根 源 的 総 合 的 統 一. 」. 対 置 さ れ た と き に 初 め て 、 真 に 哲 学 的 に 基 礎 づ け ら れ て い る の で あ る 。. 「. (. 」. そ れ は た し か に 認 識 の 客 観 性 の 基 礎 づ け で あ る 。 し か し 、 カ ン ト は こ の 主 客 対 立 を 絶 対 化 し た の で は な い 。 事 情. 」. 「. は む し ろ そ の 逆 で あ る 。 超 越 論 的 実 在 論 の 伝 統 が 、 主 客 対 立 を 実 体 化 し 絶 対 化 し て き た の に た い し 、 カ ン ト の 超 越. 「. 」. 論 的 観 念 論 は 、 こ れ を 根 本 か ら 相 対 化 す る た め の 論 理 を 打 ち 出 し て い る の で あ る 。 す な わ ち カ ン ト の 理 性 批 判 は 、.    .   

(44) 」. 「. ア リ ス ト テ レ ス 以 来 の 主 語 ・ 基 体 ・ 実 体 の 論 理 が 、 デ カ ル ト 的 二 元 論 を へ て 精 神 と 物 質 や 、 自 我 と 自 然 と い っ た 主. 「. ). 」. 」. 客 対 立 図 式 に 固 定 さ れ た 、 西 洋 近 代 の 哲 学 的 言 説 状 況 の も と で 、 そ の 論 理 構 造 そ の も の を 分 析 す る 。 そ し て こ れ を. 」. 」. (. 「. 「. 経 験 総 の 合 可 的 能 統 性 一 の 論 条 弁 は 件 的 、 悟 空 と 性 間 し 認 ・ て 識 時 の 間 み の ・ 客 、 カ 観 ア テ 的 プ ゴ 実 リ リ 在 オ ー 性 リ の な 参 妥 条 与 当 件 を 性 で 活 あ 動 を る の も 。 前 つ つ 提 。 ま と 逆 り す に こ る そ れ 。 れ ら と 以 の こ 外 形 ろ の 式 で 場 原 こ 所 理 れ で ら は 普 は 、 遍 、 客 的 わ. 実 体 的 な 主 客 対 立 以 前 の 、 超 越 論 的 観 念 論 の 根 本 視 座 か ら 返 照 し て 、 徹 底 的 に 相 対 化 し た の で あ る 。 そ も そ も 超 越. 「. 論 的 な 純 粋 統 覚 の. 「. 」. と 自 覚 し て 語 る こ と は で き て も 、 こ. は 、. れ わ れ の 言 語 分 節 的 な 分 別 知. ). 「. あ る. な 原 言 語. 」. 」. 観 的 実 在 的 な 意 味 を な し え な い 。 だ か ら 純 粋 統 覚 に つ い て も 、 そ れ が. (. 「. 文 芸 の 哲 学 実 的 在 基 礎 や は 真 展 実 開 在 し て の い 語 る を 。 用 わ い れ る わ の れ を の 避 け 意 て 識 い 現 る 象 。 そ は た し し て 慥か こ の に 端 的 あ で る 純 。 粋 漱 な 石. れ に 実 体 や 因 果 の カ テ ゴ リ ー を 有 意 味 に 適 用 す る こ と は で き な い の で あ る 。. 「. そ れ と 同 様 の 論 理 を. ). は そ う 言 い な が ら 、 西 田 の よ う に.  .

(45) 離 、 主 客 対 立 の 「. あ る 、 す な わ ち. 」. 」. 」. 」. (. ). 」. 「. ). 「 」. 「. 「. 」. 「. 」. 」. 」. 「. 「. 「. 「. 」. 「. 」. 」. 「. 」. 」. 「. 」. 通 俗 此 私 の の 経 験 と 的 も 実 誰 在 の 論 と の も 視 言 座 え へ ぬ と 、 帰 無 還 差 す 別 る の 。 そ 無 う の し 場 て 所 、 人 た 間 る の 丸 論 裸 弁 の 的 悟 あ 性 る の 言 の 語 開 分 け 節 か 的 ら な 、 経 自 験 他 的 分 「. (. 「. ). 美 ・ 壮 の 諸 理 想 の 対 等 を 確 認 し て お い て か ら 、 科 学 的 で 実 証 的 な. 実 在 把 握 の 階 梯 を 、 と ひ し た て す 厳 ら し た く ど 批 り 判 返 す し る て ゆ 連 く 載 。 第 十 と 七 く 回 に か 講 ら 演 第 主 二 題 十 で 回 。 真 あ そ の る の み 文 う を 芸 え で 偏 に 最 重 関 後 し に す て 、 る い 還 近 え 元 代 ば 的 自 、 感 然 漱 化 主 石 義 は と の 真 い 写 ・ う 実 善 究 文 ・. 「. 」. −. 二 頁. ). 漱 石 、 十 六 巻 、 一 三 一. 学 を 、 病 的 現 象. 「. 「. (. 」. 不 通 意 俗 識 現 へ 象 の 反 の 転 見 と 地 と を も こ に 此の 、 講 こ 演 の の. る の み で あ り ま す 。. 極 我 の 々 無 出 普 致 一 理 意 立 通 せ 致 の 想 識 地 の ぬ と 意 を に で 人 前 云いふ 識 語 あ 間 に と の り 反 つ の 言 我われ 連 だ 省 て 状 ふ の 続 す 的 、 態 べ 意 と で ま を き 識 の 連 載 な た 離 事 と く あ れ で 彼かれ 一 第 と ら て 、 の 致 二 十 云 ゆ 、 既すで 意 の 五 ふ る 物ぶつ に 識 極 、 意 思 我が 一 が 度 二 な 索 の 致 あ に 十 り の 上 し つ 於お 六 い 、 根 に た て 享 拠 超 以 、 て 二 楽 本 越 上 此 始 十 七 をほ 源 し は 二 め 回 て し 擅い に て 一 つ ま な 居を も の 起 。 ゝ り り な も る す に ま ま く の 、 な す す す 二 が 深 わ る 。 。と も 合 く ち 間 従 所ころ な し 濃 は つ が い て 密 理 、 て 此この 訳 一 な 想 時 文 物ぶつ で と 共 的 間 芸 我が あ な 通 文 も の のさ り る 感 芸 な 作さく 境かひ ま と 覚 家 く 物ぶつ を す 云 の 空 に 超 か ふ 理 の 間 対 越 ら 意 念 も し す し 味 で あ な て る て で あ ら く 、 と 、 あ る は 、 我われ 云 此この り 。 し た 只たゞ を ふ 境 ま 意 意 忘 事 界 す 識 識 れ は に が の の 彼かれ 、 入い 、 連 連 を 此この れ そ 続 続 忘 講 ば れ が れ 演 既 は と あ 、 の に 一 し ゅ つ た つ ち. (. 」. 出しゅ 漱 立つた 石 地つち は 、 と 導 呼 入 び 部 、 で あ 述 ら べ ゆ た る 事 思 柄 索 を の 反 根 芻 拠 し 本 な 源 が ら と 、 も そ 述 こ べ に て 提 い 示 る し 。 た た し 根 か 本 に 義 あ の の. 「. 物 攻 我 究 の の 関 出 係 立 点 の 確 に 認 引 を き 端 ず 緒 ら と れ し た て 面 い が た あ 。 る そ の の か 意 も 味 し で れ 右 な の い 自 。 己 そ 解 う 釈 い は う 不 余 正 計 確 な で 邪 あ 推 る を 。 う こ. 論 考 が 本 格 始 動 し た の だ と 見 る こ と も で き る だ ろ う 。 し か し 、 彼 の 実 際 の 議 論 は 、 す で に く り か え し 確 認 し た よ う. 」. に 、 普 通 の 経 験 に は び こ る 「. 完 全 に 共 鳴 し 合 っ. と に よ る と 、 西 田 の 力 説 す る. 」. 」  . そ の 芸 術 論 的 な 例 示 も 含 め て. ). 「 意 識 現 象. の 局 面 に お い て (. に 徹 頭 徹 尾 直 接 す る 西 田 の 知 的 直 観 的 な. 根 本 義. 」. 」. 真 実 在. な が す ほ ど に 、 漱 石 と 西 田 の 語 り は 「. 「. し か し な が ら そ れ を 、. て い る 。. 「. 超 越 論 的 観 念 論 と 純 粋 経 験 説 の 立 場. 実 在 性 の 零 度 か ら の 充 実.

(46) 「 」. 「. 意 識 現 意 象 識 現 は 象 冒はじ な 頭め い し の 「. 」. 」. 「. 出しゅ 立つた 地つち. 」 (. 意 識 の 連 続. 「. 「. 同 、 の 六 場 七 合 頁. 」. 」. ). 「. 」. 」. 「 」. の 実 在 性 の 充 実 度 の 位. と な ら べ 較 べ て み れ ば 、 漱 石 の. 」. 「. あ る. こ の 点 を 考 慮 に 入 れ て み る と 、 漱 石 の. 「. 」. か な 位 相 差 が あ る の に 気 づ か さ れ る 。 そ し て こ の 点 が 肝 腎 な の だ が 、 そ れ は ま さ に. 「. 」. 」. は 、 い わ ば そ の 実 在 性. 「. 「. 」 (. 同 、 一 三. 意 識 現 象. す え が 相 で て つ 差 に ね な 還 に の 意 元 そ だ 識 的 の と の つ い 連 と ど っ 続 い た て う ち よ の 形 還 い 容 る 。 存 を べ 漱 在 か き 石 ぶ 、 の は せ 詩 、 た 根 学 そ の 拠 講 れ で 本 演 ま あ 源 は で る 結 の 。 の 論 議 そ 場 部 論 し 所 で の て と 、 全 こ あ 当 体 の ら 初 を 文 た の 引 学 め き 理 て 根 受 念 認 本 け が 定 義 て い し 、 よ た の 実 い 。 在 よ だ 意 性 最 か 識 の 後 ら 現 度 に こ 象 合 打 そ い ち 芸 を を 出 術 、 格 さ 的 文 段 れ な 芸 の に て 高 き 感 理 め た 化 想 的 て と い き に な に 、 営 る の は あ 為 、. 」. ). 」 「. 実 現 す る. よ う な 文 学 の 可 能 性 を 求 め て い る 。 そ し. で あ る 。 す な わ ち 当 初 、 極 度 の 抽 象 性 の う ち に 登 場 し た 物 我 一 如 、 自 他 未 分 の. 「. 「. な る 技 巧 に よ り て. 七 頁. ). 」 (. 」. 、 を 一 二 完 九 全 頁. 同 、 一 三 六. −. 「. と 人 生 尤 に も 触 広 れ き る 理 想 同. 完 う し た る も の で あ り ま す 。. (. 「. 」. 尤 も 深 い 理 想. が 創 作 家 と し て 現 に 世 に 立 つ 人 の 、 最 初 の 講 演 の 結 語 で あ る 。 漱 石 は 、 日 本 自 然 主 義 の 党 派 が 喧 伝 す る の と は. の 零 形 の 意 り 一 度 の 生 識 外 般 か 伝 活 の に の ら 染 上 連 路 世 に に 続 が が 出 よ 消 に な 自 立 り え 於おい い 分 、 難 て の が し 社 き 一 で 実 て 会 痕 致 あ 世 、 の 跡 す り 界 最 大 を る ま に 後 意 残 な す 於 に 識 す ら 。 け は に な ば さ る 文 影 ら 、 う 発 学 響 ば 一 し 展 者 す 、 歩 て をさ の る 猶なほ 進 百 妨また 実 が 進 ん 人 げ 存 故 ん で に る 的 に で 全 一ひと 時 決 、 還 然 人り 、 意 永 元 其その で 自 の 久 的 作 も 分 具 の 感 物 、 の 体 生 化 の 千 理 性 命 のめ 奥 人 想 を を 妙うき よ に は 濃 人 境やう り 一 技 密 類 に 閃ひら 人 巧 に 内 達 め で を 帯 面 し き も 通 び の 得う 出いづ 、 じ る 歴 る る 此この て に 史 な 真 作 文 い 中 ら と 物 芸 た に ば 善 に の っ 得 、 と 対 作さく て て 文 美 し 物ぶつ い 、 芸 と て と る 茲こゝ 家 壮 、 し 。 に の に あ て 自 精 合 る あ 己 神 し 程 ら の 気きは て 度 は 使 魄く 、 以 る 命 は 未 上 ゝ を 無 来 に よ 」. と. た く 異 な る 意 味 で 、 真 実 に 真 面 目 に. ま つ た. 「. 尤 も 新 し い 理 想. 「. 」. を め ぐ る 起 点 と 終 極 点 の 実 在 性 の 位 相 差 で あ り 、. よ う な 、 新 た な リ ア リ ズ ム の 文 学 の 道 を 、 み ず か ら 粘 り 強 く 切 り 拓 い て ゆ く 。. 」. 「 意 識 の 連 続. 〇 て ま こ 頁 っ れ. 「. こ こ で 何 よ り も 注 目 し た い の は 、 く り か え す が. ). こ れ を ま な ざ す テ ク ス ト の 語 り の 、 批 判 哲 学 的 な 視 差 の 光 学 で あ る 。 漱 石 の 論 述 は 、 明 ら か に 抽 象 と 具 体 の 差 異 を. に は 、 議 論 の 起 点 と 終 点 で 、 明 ら. の あ り 方 を 、 根 本 的 に 異 に す る 。  .

(47) 「. 」. 」. 」. 存 在 と の 存 在 論 的 差 異. 「. 「. 」 (. 「. 」. 「. 」. 」. 」. ). 「. 「. 「. 」. 」 (. 「. 」. 」. 「. 「. ). 」. 」. 「. 「. 」. 」. 」. 「. 「. 「. 「. 」. 「. 」. 「. 」. 」. 」. と い う よ う な 、 二 十 数 年 後 の あ る 哲 学 者 の 言 葉 を も 彷 彿 と さ せ る 局 面 で 、 漱 石 は こ の 不 可. な 読 ふ 能よ 者 ま く も 聴 え の 考 衆 て が へ さ に 組 る 掃うた 蕩 うは み と 立 何なん し て に て ぼ ら う も も れ な 掃 つ て い 蕩 と い し し き て る 同 れ 何 。 、 ぬ と 出しゅ 七 ほな 立つた 三 程ど 頁 雑 くけ 地つ ち 然 稀 。 と 有う た し のお の だ て 思もひ 意 宇 識 天 宙 現 地す に 同 、 即なは 充じゆ 六 象 う ち じ 七 自 ん 頁 は し 雲 己 て と を を ゐ 云 居 い つ ふ る だ か え か む ら の せ よ い に た う 事 、 は な 不 ず し 通 で 何 か 俗 あ だ な る かわ い の 。 訳け の の だ 根 通 分 と 本 俗 ら い 義 で な は い う し 。 の 森んら 事 羅ば 存 場 万んし で 在 所 象やう あ 者 で 色 り と は 々 、 「. 」. 」. 「. 在 し思 し 森んら 議 羅 ば て んな 万 し を 居 や根 る 象う 本 色 も 義 の 々 の な 事 と も 態 表 の に 現 、 し の あ じ 還 た ゆ 元 。 充うじ る 的 こ ん な 感 の 化 用 は い 語 、 し の 法 物 具 は の 存 体 明 存 在 的 ら 在 の 充 か 実 に と 語 は 自 か を か 、 覚 ろ し 的 儼げ ん 森ん う ら で 然ぜ ん 羅ば じ んあ と 万し て やる 存 象う 。 在 当 し て の て は 経 居ゐ め 験 る た 的 。 実 も こ 在 の れ 性 と に の か た 場 、 い 所 し か 客 て ら 観 、 的 宇 に 宙 根 世 本 の に 義 中 お に け の 実 る 抽 講 演 全 体 を 締 め く く る. 「. 「. 「. の 概 念 装 置 は. 」. 」. 知 的 直 観. 「. 「. の 出 来 事 と は 認 め て も 、. 」. 無 意 識. 「. な 分 別 知 な ら ざ る. 間 だ た 象 的 ろ の う 刹 な 事 。 那 意 柄 漱 と 石 、 識 し は あ 現 た そ る 象 。 れ い は の 善 を こ 無 の の の 研 文 視 場 究 芸 座 所 の さの の 作くぶ 往 へ 、 物つ 還 一 に 純 を 粋 対 不 度 経 し 断 決 験 て に 定 的 、 わ反 お 我れ 復 に よ を し 遡 び 忘 て 源 し れ か熟 た 彼 れ 知 練 の を 的 習 直 忘 熟 ち 観 れ し に 、 、 つ の 無 く そ 例 意 し こ 示 識 た か と に と ら 、 ⋮ こ ま じ ⋮ ろ た こ つ で の に 中 略 、 経 き 初 れ ⋮ め 験 い ⋮ て 的 な に 享 重 楽 閃ひら 生 な を め の る 擅ほし き 現 事 まい 出い 場 態 ゝ るづ に 戻 で に あ す も っ る る の て 来 。 「. 反 省 的. 」. の 具. と い う カ. 漱 石 は し か し 、 こ れ を. 「. 」. 還 元 的 感 化.     .  . 

(48)    .

(49)   .   . 

(50) . 」. と 、 そ の 後 の 全 思 索 は 終 始 一 貫 、 漱 石 が 終 極 点 に 置 い た. 持 ち 出 さ な い 。 こ う い う 抑 制 の 効 い た 思 索 の 姿 勢 に 、. 」. 善 の 研 究. ン ト の 視 座 に つ な が る 機 縁 が あ る 。 漱 石 の 詩 学 は 、 そ う い う 批 判 的 な 哲 学 の 道 を 着 実 に 歩 み 始 め て い る 。. 」. こ れ に た い し て 西 田 の. 「. す 的き 体 べ 境ょう 的 て 界がい 充 の を 実 思 、 の 索 議 局 を 論 面 始 の で め 当 動 て 初 い い か て る ら い の 事 た で 例 よ あ に う る あ に 。 げ 見 純 て 受 粋 い け 経 る ら 験 。 れ を そ る 唯 し 。 一 て 主 の 起 客 実 点 未 在 と 分 と 終 の し 点 純 て の 粋 す 差 経 べ 別 験 て も 説 を 許 は 説 さ 、 明 ぬ 漱 し 極 石 て 度 が み に 最 た 集 後 い 中 の し 最 。 た 後 そ 絶 に う 対 語 い の る う 視 稀 企 点 有 図 か の に ら 芸 基 、 術. 「.  . づ く 、 西 田 の 第 一 主 著 は 、 相 当 の 気 合 い と 覚 悟 で 生 ま れ て き た の に ち が い な い 。 し か し 西 田 は こ の と き 、 人 間 の 言. 「. 超 越 論 的 観 念 論 と 純 粋 経 験 説 の 立 場.

参照

関連したドキュメント

 

(評議員) 東邦協会 東京大学 石川県 評論家 国粋主義の立場を主張する『日

[r]

[r]

[r]

[r]

層の積年の思いがここに表出しているようにも思われる︒日本の東アジア大国コンサート構想は︑

Sie hat zum ersten Male die Denk- und Erfahrungshaltung als solche einer transzendentalen Kritik unterworfen.“ (Die Philosophie der Gesetzidee, S. 1) Wie Dooyeweerd herausgestellt