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負荷心筋血流SPECTにおける腹臥位撮像時に,負荷方法の違いが及ぼす影響に関する研究

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Academic year: 2018

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学 位 論 文 審 査 の 概 要

博士の専攻分野の名称 博士(医 学) 氏 名 前 田 佑 介

主査 教授 森本 裕二

審査担当者 副査 教授 久下 裕司

副査 教授 廣瀬 哲郎

副査 教授 清水 伸一

学 位 論 文 題 名

負荷心筋血流SPECTにおける腹臥位撮像時に,負荷方法の違いが及ぼす影響に関する研究

(Studies on differences in perfusion between pharmacological stress and exercise stress on prone myocardial SPECT)

負荷心筋血流 SPECT 検査における,左室下壁部の擬欠損への対応策として,腹臥位による追

加撮像がある.これは,撮像時における体位を腹臥位とすることで,心臓と他の臓器との解剖学的

位置関係を変化させ,γ線の減弱を軽減させる方法である.また,運動や薬剤といった 負荷方法

の違いにより,腹臥位撮像を行った際に下壁部の描出の改善度にも差が生ずるのではないかとの

仮説を立て,検証を行った.

審査にあたり,副査の廣瀬哲郎教授からは,負荷方法における工夫について質問がなさ れた.薬剤負荷を行うと共に,軽度の運動負荷を追加することにより,肝臓における集積 を減少させることが可能であると回答した.副査の清水伸一教授からは,本検証における 新規性について質問がなされた.従来の報告に加え,肝臓における高集積がもたらす影響 も腹臥位とすることにより軽減可能になる点を明らかにしたことであると回答した.副査 の久下裕司教授からは,負荷時と安静時における,放射性医薬品の肝臓への集積の違いに ついての質問がなされた.薬剤負荷を行うことで末梢血管抵抗が下がり,肝臓への集積は 強く認められるようになると回答した.最後に主査の森本裕二教授からは,今後の発展性 についての質問がなされた.仰臥位撮像終了時における心臓と肝臓の集積比を計測するこ とで予測可能であると考えるが,具体的な指標の作成には至っておらず,今後の検討項目 であると回答した.

この論文は,腹臥位撮像時における下壁部の描出能の改善について,運動負荷と比較し て薬剤負荷の方が優れていることを示した。また,その要因として、薬剤負荷による肝臓 の高集積が示唆された.以上の新規性が高く評価され,今後は腹臥位撮像が有効となりう る場合を予測しうる指標の作成が期待される.

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