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3.6 情報通信セキュリティ研究センター研究センター長  高橋幸雄

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3. 6 情報通信セキュリティ研究センター

研究センター長  高橋幸雄

【研究センター概要】

 インターネットに代表される情報通信ネットワークは、我々の重要な生活インフラの 1つとなり、国民の生 活においてその利便性は大いに享受されているが、それと同時に様々なセキュリティ上の問題がクローズアッ プされている。情報通信セキュリティ研究センターは、このような問題に対応していくため、「安心・安全のた めの ICT」研究領域において、情報通信の、そして情報通信による安心・安全な社会を実現し、真に豊かで安 心して利用できるコミュニケーションを実現する研究を進めるべく、平成 18年 4月に設置され研究開発を進め てきた。

 当研究センターでは、ネットワークにおいて大きな脅威となっているサイバー攻撃・不正通信等への対策技 術や、その発信元を追跡するトレースバック技術、そして情報を守るための暗号・認証技術や情報漏えい対策 技術を組み合わせることで、扱いやすいネットワークの実現を目指すとともに、災害時などのいざという時に 利用できる ICTによる防災・減災基盤技術の開発も推進してきた。

 このような活動の下、コミュニケーションの安心・安全をリードする研究開発拠点(COE)として、国民が 常に安心・安全なコミュニケーションを享受できる環境の実現に向け、最先端の情報セキュリティ研究基盤、

人材などを幅広く結集し、総合的な技術基盤を形成する研究センターとして活動してきた。

 さらに、産業界や政府の取り組み、大学・企業・研究機関等の研究活動や人材と積極的に連携しながら、情 報通信セキュリティに関する先端的かつ実践的な研究を行うことにより、社会への迅速な成果還元にも積極的 に取り組んできた。

 当研究センターにおける研究開発課題は以下のとおりである。

(1) ネットワーク上の人為的なイベントと、そこから生起するインシデントの観測、分析、対応に関する研究 開発、発信元のアドレスを特定する空間方向と発信元からのパケットの推移を解明する時間方向の追跡技術 等の研究開発(インシデント対策グループ、トレーサブルネットワークグループ)

(2) 暗号・認証技術、アルゴリズム、暗号プロトコル、及び電磁波セキュリティの研究、暗号評価に関する研 究開発(セキュリティ基盤グループ)

(3) 非常時におけるネットワーク技術、ネットワークを用いた防災・減災のための技術の研究開発(防災・減 災基盤技術グループ)

【主な記事】

(1) ネットワークセキュリティ技術の研究開発にフォーカスし、セキュアなネットワークアーキテクチャを含 めた第 3期中期計画の策定を行った。

(2) 「情報セキュリティ月間」の関連行事として、NICT情報通信セキュリティシンポジウム「情報セキュリ ティの新たな課題と挑戦~大きく変わりゆくネットワーク新時代に向けて~ 」をはじめ、センターとして シンポジウム等の開催(6件)を行った(図 1)。

(3) アジア最大級のネットワークコンピューティングイベントである「Interop Tokyo 2010」をはじめとする 展示会に積極的に出展(5件)し、研究成果について PRを行った(図 2)。

3.6 情報通信セキュリティ研究センター

56 図 1 NICT情報通信セキュリティシンポジウム

(平成 23年 2月 17日 )     

図2 展示会出展の様子

   左上: Interop Tokyo 2010    右下: 危機管理産業展 2010 yoshida Title:p056-3̲6.ec7 Page:56  Date: 2011/09/26 Mon 19:00:05 

参照

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