「流れの化石」 : 掛川層群・大日砂岩層中の貝化 石の産状(地学散歩(23))
著者 野嶋 宏二, 高橋 堅二
雑誌名 静岡地学
巻 43
ページ i‑iii
発行年 1981‑06‑14
出版者 静岡県地学会
URL http://doi.org/10.14945/00025576
静問地学 43号 (1981)
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層 群 @ 大 田 砂 岩野 嶋 宏 ニ * 橋
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「流れの化石Jとは何だろうと奇妙な感じを受けられたかもしれませんO 巡検ではじめてこの露鎮 の半亙)をみたとき、 「あ、貝化石が流れているJと感じ、自然の妙の美しさに感動しましたO
これは、昭和55年8月地学会西部支部夏季地学巡検でのことで、このときは袋井市北方地域の新 生 界 第 三 系 を 袋 井 高 校 の 大 久 保 晃 先 生 の 案 内 に よ れ み て 廻 り ま し たO
この袋井市北方地域では、新第三系の各地層が地関上の南西方向へ行くに従い新から18へと頗次変 化する露頭が続き、同時に火山灰磨、貝化石、不整合…・・・等々基本的な地学事象が次々と観察できま すO このため、ここは各大学の地震学専攻学生
この f流れの化石Jの露頭は地質図の④の
は婁習に訪れる巡検コースとなっていますO
ところを切割にしたところで、すO この化石を
日砂震と呼ばれ、その当時の浅海に堆積した地層です。
の涌れる素掘りのトンネルであった は新生代新第三紀鮮新世の掛川層群の大
まれる貝化石はスウチキサゴなど浅海砂底棲の貝が水の動きの烈しい浅海で流され、掃き寄せ化 石床として堆積したもので、写真のように化石が流れているような産状を呈するようになったのですO
このため、ここの貝化石を採取しますとこ枚揃った完全なものはひとつもなく、ほとんどがどこか破 しています。これらの代表的なものは (iii)ページの写真に示しましたO
この掛JII層群の貝化石の組成は約50係が現生種であり、簿類は現在の遠州、i灘 沿 岸 の 浅 海 砂 底 援 の 貝とよく{以ているとのことですO
ぜひ、一度見学にいらっしゃることをおすすめしますO
新第三紀鮮新世末の日本列島古地理関 Iより)
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西郷藤群の砂・泥岩患遺 ( 中 新 世 )
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の露頭写真、袋 井 市 北 方 の 地 質 図 一(ii) ‑
掛 川 層 群 ・ 大 自 砂 岩 層 中 の 貝 化 石 @ ウ ニ 化 石
① ス ウ チ キ サ ゴ
S uchi um suchien s e (Yoko Y AMA)
② パ イ の 類
Babylonia elata (YokOYAMA)
③ サ ト ウ ガ イ の 類
Amadara satowi castellata (YokOYAMA)
④ ワ ウ グ ウ ボ タ ル の 類
Ancilla okawai YOkOYAMA)
⑤ キ リ ガ イ ダ マ シ の 類
Turnitella perterebra YOkOYAMA)
⑥ ウ ニ の 類
( iii)一